ラストスパート

  • 2008年01月21日(月)

20日はU-11と12で愛知へ試合に行ってきました。

U-12はペルナのジュニアとしての最終段階を迎えて「チームでボールを失わないようにしよう」を目標にプレーしましたが、内容的にはまあまあだったと思います。
ただ、攻撃の部分で「崩す」ことがなかなかできなかったり、パスのイージーなミスであったり、少しのズレがあったりとまだまだな部分もたくさんあったので、今後の課題となりました。

6年生はペルナのジュニアとして後何試合できるか分かりませんが、個人として少しでも「技術」を付けて上のカテゴリーに進めるよう選手と一緒に努力していきたいと思います。

        Coachしみず

北京五輪に向けて

  • 2008年01月18日(金)

中国が北京五輪に向けて「意識」の部分の改革に着手しました。

昨年8月から五輪のテスト大会となる「グッドラック北京」シリーズ大会が続々と開催され、その大会は本大会の競技場を使用し、試合の進行、ボランティアや報道の対応などすべてが「五輪仕様」でおこなわれています。
大会運営をスタッフが競技場ごとにチームを結成し、北京五輪ではそのチームが実際に運営することになっているようです。
いろいろなプレ五輪大会の中で、もっとも応援が整っていて、観戦マナーが良かった「競技場チーム」を表彰しようという動きもあり、北京五輪に向けて市民のマナーアップをテーマに掲げる中国ならではの取り組みといえるでしょう。

しかし、当局の思いとは裏腹に観戦マナーの悪さを指摘されているようです。テニスの大会では、ゲーム中に立ち歩いたり、トスを上げる瞬間や試合のポイントとなる場面で携帯の着信音が鳴ったり、話し声が止まらないなど多くの問題点が指摘されました。

中国としては、単にスポーツの観戦マナーを向上させるだけでなく、市民の生活マナーそのものを向上させたい狙いがあるようです。
電車・バスの列に並ばない、信号を守らない、道路にツバを吐くなど中国でのマナーの悪さを耳にすることがありますが、中国・北京の人たちは「北京五輪」をきっかけに変わることができるでしょうか?
競技場・交通網などのハード面とともにマナーなどのソフト面の向上にも期待したいものです。

       Coachしみず

PS 同じような問題が2014年のブラジルW杯でも出てくると思います。まず中国が良い手本になってビッグなスポーツの祭典を成功させてもらいたいものです。

いい選手・指導者とは?

  • 2008年01月17日(木)

2008年になって早くも2週に渡って大阪遠征をおこないましたが、その全てのゲームが大変勉強になり、ペルナが成長していくために大切な何かを考えるいい機会となりました。

その2週の間に多くの指導者といろいろな話をしました。
その全ての指導者が選手の将来を第一に考え、熱い情熱を持って指導に当っている人たちばかりでした。
どのチームもペルナより大きな組織・大きな規模のチームで、チームの特色を出しながらプロ選手を輩出したり、大学生になってそのチームに指導者として戻ってくる選手の育成をしたり、「サッカー指導者」という仕事を確立しようと努力をしていたりといろいろですが、その全てにその人なりの太い幹・サッカー理論があって楽しく話を聞かせてもらいました。

よく「いい選手とは?」「いい指導者とは?」という話によくなりますが、議論していくと結局は「いい人」っていうことになると思います。
サッカーだけでなく会社でもそうでしょ?
ペルナの保護者の皆さんも、そろそろ会社では中間管理職など重要なポストになっていく年齢になられていると思います。新採で入ってきた新入社員のなかで「いい社員」って「いいヤツ」でしょ?

我々指導者はサッカーを通じて「いい人」の育成を目指し、将来社会に出ても上の人にかわいがられ、しっかり仕事のできる人の基盤を作っていきたい、実はそうすることが「いいサッカー選手」を作る一番の近道であるといろいろな人との話から再認識しました。

これからも「いい人作り」を目指して、他の大阪の指導者に負けないようにがんばっていきたいと思います。

         Coachしみず

3・4年の経験

  • 2008年01月16日(水)

14日はU-11で大阪に遠征してきました。

本当はU-12で12チームが集まる大会だったのですが、12日の四日市少年サッカー大会が雨で14日に順延となったため、U-12は四日市少年サッカー大会に行きその代わりにU-11での参加となりました。

結果は12チーム中12位でしたが内容的にはまずまず満足して帰ってきました。
非常に身体能力が高い相手に対し(しかし大阪の選手はなぜにこんなに身体能力が高いんでしょう)5年生主体に4年生・3年生までが入っていたペルナは、点数こそたくさん取られましたが局面では戦えていたと思います。
日頃から『一学年上とは普通にやれなあかん』と言っているので5年生は意地とプライドでがんばります。
3・4年生は足元にボールが入ればかなり高い確率で一人目を抜きます。ただし3・4年生には「パス」という感覚がまだないので二人目・三人目にはボールを奪われてしまいますが・・・

ペルナではこの「3・4年生のときに6年生と戦う」ことが非常にその選手にとっていい経験になると考えているので、今回急遽試合に呼ばれた選手たちはラッキーだったと思います。

いろいろな経験をたくさんして将来いい選手になってもらいたいと改めて思いました。

          Coachしみず

『全国高校サッカー選手権 決勝』

  • 2008年01月15日(火)

こんばんは。ヒデコーチです。
1/14に行われた決勝戦、流通大柏vs藤枝東の試合をテレビで観ました。流通大柏のコーチには清水コーチの友人である滋賀県Aチームの元コーチが在籍しているという事で、どの様なサッカーをしてくるのだろうと興味深く観ていました。結果は4−0と流通大柏の一方的な試合となりましたが、流通大柏の印象は@非常に組織のバランスがとれている(ポジション毎の役割を選手たちがきちんと理解している)A個々人のディフェンスの意識が非常に高い、B余裕を持ってプレーしている(個々人の技術が非常に高い、背番号8番の選手なんかラボーナしてましたよ!)でした。FWの大前選手、すごかったです。決勝の大舞台で決めるところをきちんと決めてましたから。高校生の試合でしたが正直、プロ顔負けの内容と感じました。これで全日本高校ユース選手権(間違っていたらごめんなさい)
との2冠に輝いたわけですが、Jリーグの下部組織が参加する全日本高校ユース選手権で高校のチームが優勝する事は非常に難しいとの事。(逆を返せば全国高校サッカー選手権で
優勝するべく優勝した)『すげーチームおるんやな〜』と感心、感動した一日でした。

13日の大阪遠征

  • 2008年01月15日(火)

13日はU-10で大阪遠征に行ってきました。

人工芝のきれいなグランドで6チームが集まっての交流試合でしたが、楽しい1日を過ごすことができました。

一応優勝とかってのもあったので決勝戦もありましたが、非常に身体能力が高く驚きました。
うちのチームは全6チーム中3チームとゲームをしたのですが、その3チームともドリブル勝負のチームだったのでおもしろかったです。
なかなかドリブルで相手を抜いてゴールまではいけませんでしたが、所々は「ペルナらしさ」も発揮できて見所もありました。

まだまだボール扱いが甘く、ボールを失う場面も多く見られましたが選手によって「今やれていること」「今やれていないこと」がある程度見えてきて大変勉強になりました。

もっともっと練習して「ペルナらしいサッカー」をやりながら「点数でも勝てる」ようになりたいと思います。

         Coachしみず

スポーツ本来の姿

  • 2008年01月12日(土)

ハンドボール協会がまたもやゴタゴタしています。

男女の北京五輪アジア予選のやり直しを東京でおこなうことを、国際ハンドボール連盟(IHF)が決定しましたがすきっとしません。
男子は五ヶ国に出場を打診しましたが、クウェート・カタール・アラブ首長国連邦(UAE)は参加しない方針だと聞いています。もし三ヶ国が不参加になると日本と韓国の戦いになりますが「なんなんや!(怒)」って感じです。

テレビでも怪しい「中東の笛」についてやってますが、あの笛が本当なら(そのへんがマスコミの怖いところで、一方的な報道はどこまで信用できるか全て信用できませんが・・)ハンドボールのルールが分からない私でも「おかしいやろ!」ってテレビにつっこみいれてしまいます。中立国のドイツ人審判の予定が急遽、中東の審判に変わったりするらしいのでめちゃくちゃですよね。

こんな話がたくさんでてくると「五輪」はやっぱり金儲けの道具にすぎないんだなって思ってしまいます。スポーツ本来の美しい姿が消えてしまいそうで寂しいですね。
恐るべしオイルマネー!

        Coachしみず

ちょっと怖いおっさん

  • 2008年01月11日(金)

ペルナの保護者の皆さんが子どものころ近所に「ちょっと怖いおじさん」みたいな人っていませんでした?
ボール遊びをしていて畑に飛んでいってしまったボールを拾いに畑に入ると「コラーッ!」って叱られるみたいな(苦笑)
最近そんな「おじさん」減りましたよね。
昔は今より近所・地域で子どもを育てていたというか見守っていたような気がします。
悪いことは悪いと叱ってくれ、逆にいいことは自分のことのように喜んでくれる。そんな存在に「ペルナサッカークラブ」がなれたらなって思っています。
親でなく学校の先生でもない大人の存在、子どもが大人に変わっていく不安定な時期の話し相手みたいな存在、実は非常に重要なんじゃないかって考えています。
我々ジュニアの指導者はごまかしようのない少年時代、小学校の低学年からその選手を見守ってきています。その選手の性格もけっこう分かっているつもりです。だからジュニア年代で切れるんじゃなくその先も長い目で選手を見続けて、ときにはアドバイスもできるような存在になれたらなって思っています。
そのためにも今よりもっと選手をよく観ていきたいと思います。

目指せ近所の「ファンキーなおいちゃん!」

        Coachしみず

マリーシア

  • 2008年01月10日(木)

南米・ヨーロッパには「マリーシア(イタリア語ではマリッツィアという)」という言葉があります。日本では「ずる賢さ」と訳されることが多いのですが、なかなか日本人には理解できない言葉です。
日本では、勝っているチームが終了間際によく行う「時間かせぎ」など相手を焦らせたり、イライラさせたりすることのように理解させていますが、カカー(ブラジル代表・ACミラン)に言わせると「相手をイライラさせるのはやりすぎじゃないかな。そうじゃないマリーシアもあるよ」と言います。
例えば、サッカー以外では「オフィスで女性が男性をじっと見つめる。自分から誘わないで、相手から誘われるように持っていく」とか「車で進路変更したいときに、先に方向指示器を点滅させるのではなく、自分が行きたいほうにゆっくり幅寄せしていく。そして相手に気付かせ自分の入るスペースを作ってもらう」なども「マリーシア」に入るらしい。
日本人の感覚「マリーシア=精神的なもの」ではなく、「自分がそうしたいと思うことを実行するためのテクニック」というふうに、日本以外の世界では理解されているようです。
ホナウジーニョがよくやる「ノールックパス(パスするほうを見ないで出すパス)」も「マリーシア」の1つになるということですね。

ペルナでもこの「マリーシア」を理解して身に付ければ、また一味違ったサッカーが展開できておもしろいんじゃないかなって思います。
        Coachしみず

「真のドリブラー」

  • 2008年01月09日(水)

こんばんは。ヒデコーチです。
先日テレビを観ていたら、とあるサッカー番組で「世界のサッカーゴールシーン、ベスト10」というテーマが取り上げられていました。(全世界の有名なサッカー記者が投票により
決定した価値あるものです)インテル時代のジョルカエフ(元フランス代表)、ユベントスのデルピエロ、レアル時代のジダン、ACミラン時代のマルコファンバステン(元オランダ代表)と名選手の素晴らしいゴールシーンが目に飛び込んできました。1位に輝いたのは1986年メキシコワールドカップ、準々決勝アルゼンチンvsイングランド戦でマラドーナが見せた「5人抜き」からのゴールシーンでした。(ヒデコーチの予定通り)このゴールシーンを良く見てみるとマラドーナがあまりボールに触っていないことに気付きます。
要はタイミング・ボディバランス・絶妙なコース取りで次々と相手を抜き去っているのです。そういえばクラブ世界選手権のACミランvs浦和レッズとの試合でセードルフにアシストしたカカも坪井を相手に絶妙なタイミングで抜き去っています。彼らは「究極のドリブラー」なんでしょうね。彼らは刀に例えると研ぎすまされた真剣です。少年時代の早い時期にあらゆるボールを運ぶテクニックを身に付け、年を重ねる毎に経験を積み、世界で通用する為に余分なものを削ぎ落とし、ドリブルの完成系に辿り着いたのでしょう。ペルナの選手(〜U−11)には、いずれは削ぎ落とされるであろう「ボールを運ぶテクニック」を色々身に付けることが必要です。私の可能な限り選手たちにアドバイスをしたいと思いました。(偉っそうでスイマセン)