コーチング

  • 2007年12月10日(月)

9日はU-12が「中日旗」という大会に参加しました。
この大会は四日市市の4チームと三重郡の4チームが、トーナメントで優勝を競うもので毎年この時期におこなわれる大会です。

結果は8チーム中8位でしたが特に1試合目は大変良い内容でした。
相手は四日市市の1位のチームで明らかにうちより身体能力の高いチームでした。
試合開始前には「良くて6〜7点、へたすると10点位入れられるかな」って思っていたのですがフタを開けてみると・・・
0-3で負けましたが選手達は本当にいいゲームを展開してくれました。
選手全員の守備の意識が高く、前線から激しくプレスをかけて自由にプレーさせません。何回かいい形も作りましたがゴールは遠く得点には至りませんでした。最終的には力負けって感じでしたが魂に入ったいいゲームでした。
1試合目でパワーを使い果たしたのか2・3試合目は内容もいまひとつでしたが・・・(苦笑)

試合を観ながら他のチームの指導者と話をしていて、試合中の指導者のコーチングの話になりました。サッカーをやるのは選手なので自由にやらせるべきですが、指導者が試合中だまって座っているのはどうかなって話で、私は「今練習でやっている課題をやってみるのが試合の場で、恐らく最初は失敗するだろう。失敗するからその原因を究明するのが我々指導者の仕事で、それをそのプレーが選手の頭に残っているうちに選手に伝える。すなわち失敗してすぐに教える。そして選手に理解させて再度チャレンジさせることが大切だ」と言いました。もう一人の指導者も「そうですね、子どもってすぐ忘れちゃいますからね」って言ってました。そうするとおのずと試合中に指導者がコーチングするのは当たり前ってことにならないですかねぇ。

選手が成功するまでいいアドバイスを送り続けることができる、そんな指導者になりたいものです。
      Coachしみず
PS 選手の判断を失くす、又は先に答えを言ってしまうようなコーチングは避けなければなりません。指導者も人間ですからゲーム内容によってはエキサイトすることがあります。自分を含めそんな時は要注意ですね。

FIFAクラブワールドカップ

  • 2007年12月07日(金)

いよいよ「FIFAクラブワールドカップ」が始まります。
優勝は南米代表アルゼンチンの「ボカ・ジュニアーズ」か?それとも、欧州代表イタリアの「ACミラン」か?(それ以外のチームには興味がありません。すんません。)

アルゼンチンのブエノスアイレスに本拠地を置くボカは100年以上の歴史を持つ名門チームです。日本代表の高原も在籍したことがあり、FIFAクラブワールドカップと名前が変更される前のトヨタカップでは3回の優勝を経験しています。

一方、ミランは今回17年ぶりの優勝を目指して、欧州のチームとしては異例の試合の1週間前に来日しました。通常は数日前に来日することが当たり前になっているなかの早めの来日は、ミランのこの大会に賭ける気合いの表れではないかと思います。

2003年のトヨタカップもこの2チームの戦いでしたが、ボカがPK戦の末ミランを破り優勝しています。
リベンジに燃えるミランか?
南米のプライドボカか?
個人的には・・・   ボカには行ったことがあるしなぁ・・・

どちらにしても観る人を「ワクワク」させるような試合を展開してもらいたいものです。
      Coachしみず
PS 決勝観に行きたいなぁ(笑)

禁止薬物

  • 2007年12月07日(金)

先日このコラムで紹介した川崎フロンターレの我那覇選手のドーピング問題で、我那覇選手は処分を不服として第三者機関に仲裁を申し立てる決断をしました。

この事件の概要は、今年5月発熱と下痢の症状を訴えた我那覇選手が、ビタミン入り生理食塩水の点滴を受けたことがドーピング違反と判断され、同選手に公式戦の6試合出場停止、川崎に1000万円の制裁金を科したというものでした。
スポーツはルールを“守る”ことと同時に“知る”ことも大切だとこのコラムに書かせてもらった事件です。

日本の反対側のブラジルでも似たような事件が・・・
元ブラジル代表で、現在ブラジルリーグの名門「バスコ・ダ・ガマ」に所属するホマーリオ(ロマーリオ)選手(41)が、試合後の薬物検査で陽性反応が出て問題になっています。
ホマーリオは「最近、頭が薄くなってきたので育毛剤をしばらく服用している」と述べ、その育毛剤の中に禁止薬物が入っていたことを明らかにしました。
育毛剤の使用が禁止されていることは知らなかったというホマーリオは、記者会見の席で「頭がはげた人達があの薬は良く効くと言っていた。見てのとおり本当に良く効く」と陽気に答えていたそうです。

日本・ブラジル2件のこのドーピング事件は両方「無知」が招いた同じような事件ですが、なんとなくブラジルのほうは笑っちゃいますよね(笑)
       Coachしみず

全員ゲーム

  • 2007年12月06日(木)

ペルナの練習は最後に「全員ゲーム」というのを入れることが多くあります。
多いときは40人以上が、全員コートの中に入って2チームに分かれてゲームをおこないます。ボールは人数に合わせて5〜7個入れます。
当然、「全員」なので弟と一緒に来たお兄ちゃんや、その逆で来た弟、遊びに来ていた中学生も混じります。もちろんコーチも入ります。
選手を迎えにこられた保護者のかたや、たまたま練習を見に来た他の指導者には、誰がどっちに攻めて、誰と誰が同じチームなのかさっぱり分からないと思います。

このゲームの中で、大きい選手は小さい選手を“いなす”練習をして足技を磨きます。
しかし、モタモタしているとたくさんのちびっ子に囲まれてボールを失ってしまいます。
小さい選手は大きい選手を“やっつけよう”とがんばります。
大きい選手も油断して小さい選手に抜かれてしまうこともあります。
果敢にコーチに挑んでくる選手もいっぱいいます。コーチもやっつけられないようにがんばっているんですが・・・

この“遊び”のようなゲームから自然と何かを得てくれれば・・・
指導者側は明確な狙いを持ってこの「全員ゲーム」をやってるんですけどね(笑)
       Coachしみず

ホーム&アウェー

  • 2007年12月05日(水)

サッカーの世界で非常に重要な要素の1つに『ホーム&アウェー』というのがあります。
リーグ戦でよく使われるもので、同じ相手と2回試合し1回はホーム(自チームのホームグランド)、もう1回はアウェー(相手チームのホームグランド)で試合するというものです。

ヨーロッパや南米などでは「ホーム」で負けることは許されず、逆に「アウェー」では引き分けでもよいというような戦いかたをするのが一般的です。あのバルセロナでさえもアウェーではディフェンシブに戦うといいます。

では日本ではどうでしょう?
諸外国に比べるとまだまだ「ホーム」「アウェー」の感覚は薄いように思いますが・・・

こんな話を聞いたことがあります。
Jリーグではボールボーイ(コート外にボールが出た時そのボールを拾って渡す、もしくはチェンジボールを渡す人)がプレーヤーとして試合に参加しているチームがあるというのです。
例えば、ホームチームが攻め込まれアウェーチームのスローインになったとき、ボールボーイはホームチームのDFラインが整うまでボールを渡さない。あくまでも露骨にならないように、さりげなく。逆の場合はアウェーチームのDFラインが整う前に素早く渡す。
ちなみにこのスタジアムのボールボーイは、ホームチームのユース(高校生)の選手達。当然、試合の“流れ”も理解できます。
得点はA選手、アシストはB選手、そして“起点”はボールボーイとなることもあり、まさしくボールボーイが試合に“参加”していることになります。

また、他のスタジアムでは、ボールボーイを公募し抽選に当たった中学・高校生でおこなっているところもあります。
どちらが良いかは一概には言えませんが、後者はホームのアドバンテージをひとつ放棄していることになるでしょう。

生でゲームを観ることで、決してテレビには映らないこんな楽しみ方ができます。まだスタジアムでゲーム観戦したことのない人は一度足を運んでみたらどうでしょう。
       Coachしみず
PS 最大のホームでのアドバンテージは“ファン”の応援です。ペルナの選手の保護者・関係者の皆様、是非ペルナのホームゲームのときは会場に足を運んで応援してください。選手に“勇気”を与えることになります!

ゴールデンエイジ

  • 2007年12月04日(火)

子どもを指導する上で重要なポイントの1つに“ゴールデンエイジ”というのがあります。
あらゆることを短時間で覚えることのできる「即座の習得」を備えた、10歳前後の年代のことで一生に一度だけ訪れます。
この時期は神経系の発達がほぼ完成に近づき、形成的にもやや安定した時期なので、動きの巧みさすなわち「技術」を身に付けるのに最も適した年代だといわれています。
一度習得した技術は大人になってからもずーっと身に付いています。この時期にたくさんのテクニックを身に付けることが将来大きく伸びるポイントになるのです。

昨日のU-8・9の練習でそのことを痛感しました。
ミニゲームをしているとき選手達に少し「こんな時こんなフェイントもおもしろいんじゃない?」みたいな“ヒント”を与えました。
すると自分の順番を待っている間にその練習をしています。
自分の順番が回ってくると一番に今練習していたフェイントをやってみます。うまくはいかず失敗してボールを奪われました。
当然「ナイスプレー」ですよね。
まず一番に“トライしたこと、チャレンジしたこと”を褒めます。そうすると子ども達は何回でもチャレンジし、失敗します。
そこで再び指導者の登場です。なぜ失敗しているのかを分析し、選手にヒントを与えます。そして成功するまで続けさせます。

ひとつひとつこんな感じの連続で「即座の習得」である「ゴールデンエイジ」の年代に技術を身に付けさせていきたい、これこそが指導者本来の姿だなって再確認できた昨日の練習でした。
       Coachしみず

指導者講習会

  • 2007年12月03日(月)

2日の日曜日は練習を永木コーチにお願いして指導者講習会に行ってきました。

日本サッカー協会の指導者の資格は、4年間で40ポイントを取得する制度で資格の更新をしていきます。
私は、今年が最後の4年目にあたっているのですが、ポイントが足りないのでこの2日の講習会と来年にもう一度講習会に参加しなければなりません。

今回の講習会は午前がU-16の三重選抜のトレーニングを日本サッカー協会の人が、午後は暁高校のトレーニングを数名の受講者が行う方法でした。
いずれもトレーニングそのものは、大人のサッカーの入口に立っている年代のものなので、我々少年の指導者にはすぐに利用できるものではありませんでしたが、局面での細部は少年にも活用できるものもあり勉強になりました。

今回の講習会に参加して思ったことは、常に逆算してトレーニングを構築していかなければならないということ。
小さい単位では、ゲームでいいプレーをするために今こんなトレーニングをしておかなければならない、とか、大きい単位では、選手の将来のために今やっておかなければならないことは?など。
そのためには、日本の現在の各カテゴリー(小学生・中学生・高校生)の現状を把握し、そして世界のサッカーのトレンドを知らなければならない。
そこから自分の指導しているチーム・選手達に今何をやらなければならないのか?を考えトレーニングをしていく。そのためにはなにより指導者自身が勉強をしなければならない。そう強く今回の講習会で感じました。

選手達と同じように、指導者も日々成長していけるようがんばります!!
       Coachしみず

会話

  • 2007年12月01日(土)

ペルナでは試合が終わって解散場所に集まったとき、必ずその日来ているコーチが一言ずつ選手に話をします。
その中で必ず言うことがあります。それは「今日の自分はどうだったか?ゲームは楽しかったか?」など、その日の感想を家で話すようにと言っています。

ゲームを観にこられた方は、自分が観た感じと合わせながら選手の話を聞くことができるでしょうし、観れなかった方は、その話を聞くことによって、当日の状況を想像することができるでしょう。

そこで一つ、おうちの方にお願いがあります。
選手が帰ってきてすぐ

「今日は勝った?」

と聞くのはやめてください。
最初に勝敗の部分から話が始まると、その部分がどうしてもクローズアップされてしまいます。

「今日は勝った?」

「負けた。ぼくはがんばったんやけど」

「でも負けたんやろ」

「・・・・・」

極端な例ですが、これでは次第に選手はおうちでゲームの話をしなくなるでしょう。
それに、ペルナでは「今の勝敗」にはまったくこだわっておらず「選手の将来」を視野に入れながら指導を行っています。
過去の県大会の準決勝ですら選手に「点数での勝ち負けはまったく関係ないよ」と言ってきています。
選手達もその部分はしっかりこだわって内容で勝負してくれています。
ですからおうちの方も

「今日はどうだった?」

「練習していることが出せた?」

と聞いてあげてください。
そして、時間があれば観にきてあげてください。
選手達はいつも全力でプレーしていますよ(笑)
       Coachしみず

中学年代

  • 2007年11月30日(金)

「ジュニアユースって本当に難しいな」っていうのが正直な感想です。

この年代は体格的にも精神的にも大きな個人差があります。中学2年生になってもまだ小学生の体型の選手もいますし、高校生と見間違える程の選手もいます。

精神的にも不安定な時期で、小学生のときとは友達も変わってきますし、親ともあまり話しをしたがらなくなるのもこの時期です。異性も意識し始めます。成長期なので身体もアンバランスです。負荷をかけすぎるとケガをしやすくなります。

我々少年の指導者は、選手を低学年や早い選手だと幼稚園・保育園のころから見ています。
ジュニアユースの指導者はこの難しい時期の選手を、中学1年生のできるだけ早い時期に、プレースタイル・性格等を見抜かなければなりません。なかなか難しいことだと思います。
そんな時選手を小さい頃から見てきている我々ジュニアの指導者の助言って結構重要なんじゃないかなって思います。そこでジュニアとジュニアユースの指導者のコミュニケーションが取れてることがまさに「一貫指導」なんじゃないかなって思います。
もちろんサッカーのプレーに関して一貫して指導することも重要な「一貫指導」ですが、選手個々の内面的な部分の引継ぎもこの「一貫指導」に含まれていると思います。プレーの部分の一貫指導はよく言われますが、内面的な一貫指導はあまり言われないように思われます。

今の「ペルナサッカークラブ」と「八風中学校サッカー部」の関係はこの部分では結構コミュニケーションは取れていると思います。しかし、中学校の先生はいつまでも同じ中学にはいられないので、今の先生がいなくなった後に同じような関係が、後任の先生と取れるかどうかというと・・・
難しい問題もありますが、いろいろと考えなければならない時期に来ていることは確かだと思っています。
      Coachしみず

監督

  • 2007年11月28日(水)

オシム監督の次の日本代表監督に、98年フランスW杯で指揮を執った「おかちゃん」こと岡田監督に日本サッカー協会はオファーを出しているようです。
ほぼ内定しているようで後は条件面で合意次第決定、発表となりそうです。

日本代表はW杯予選を来年の早い時期に控えているためオシム監督の後釜を探していましたが、経験・求心力・リーダーシップ、そして何より時間がないことから第一に「コミュニケーションの取れる人材」ということで岡田監督が候補にあがりました。

オシム監督は「人もボールも動き、リスクを冒してでも攻撃する」サッカーを展開してきましたが、岡田監督は自身がDF出身者であることからも「守備重視で、相手の長所を消しながら戦う」サッカーを好みます。この時期に新たな代表選手の人選は難しいことから、現代表選手を中心にチーム作りをしていくことになると思いますが、2人のサッカースタイルの違いがどうでるか楽しみです。

もう一つ監督といえば、グランパスの監督にストイコビッチ氏が内定しました。
すでに仮契約もすませており、ストイコビッチ氏が来年の1月以降でJリーグの監督をするうえで必要な「指導者のS級相当のライセンス」を取得後正式契約となる見込みです。
一時期はこのライセンスがネックとなりもめていましたが、取得の見込みが付いたため「ピクシーグランパス」の誕生の運びとなりました。

ストイコビッチ氏は94年から8年間グランパスに在籍し「ピクシー(妖精)」の愛称でファンに親しまれていたので監督として古巣に復帰となります。
彼のプレーは本当に妖精のように華麗で芸術的なものでした。
ただ良い監督かどうかとなると??です。
「良い選手良い監督にあらず」といいますが、良い選手というのは他の選手にない“独特の感覚”を持っています。その感覚を他の選手に伝えることは・・・

J発足当初のガンバの練習を観に行ったとき、当時の監督である釜本さんに「どうしたら点が取れますか?」と雑誌社の人がインタビューしている場所に一緒にいたことがあります。
その答えが「点の取り方?そんなもの“キュッ”と止めて“ドン”だよ」って言ってました(苦笑)
練習終了後、選手が居残りでフリーキックの練習をしていればそこに行って「こうだよ」って言って蹴って見せていました(これがまた巧いんだ)
自分で出来る分、人に伝えるのはあまり上手くないようです(笑)
ピクシーもこうならなければいいですけどね・・・

岡田監督もストイコビッチ氏も魅力的で日本中を感動させるようなサッカーを展開してもらいたいものですね。
      Coachしみず
PS 実は岡田監督と一緒に食事をしたことがあります。
02年日韓W杯決勝戦のすぐ後の打ち上げのような場所で、他にも加茂さん・長谷川健太さん・宮澤ミッシェルさん等ビックなメンバー達の中で緊張している私に、優しく言葉を掛けてくれたのが岡田監督でした。細かい気配りのできる素敵な人でした。
個人的に応援します!!