やる気

  • 2011年03月02日(水)

『やる気』には2種類あります。

1つは『一瞬のやる気』もう1つは『持続性のあるやる気』です。

『一瞬のやる気』は、ちょっとした気持ちの変化や、人からの助言などで比較的簡単に持つことができます。
それに対して、『持続性のあるやる気』は難しいものがあります。
何かに一生懸命がんばっている人が、別人のように無気力になっていることはよくあります。
それに対し、何年かに渡ってやる気がみなぎっている人はなかなかいません。
どちらも最初は同じ『やる気』だったのに、どうしてそんなに違ってくるのでしょう。

『やる気』を持続するにはコツのようなものがあるのかもしれません。
例えば、サッカー選手としての目標がある場合、大切なことの一つに、
『基本を大事にやり続ける』
というのがあると思いますが、『基本』というのは結構地味な作業で、『続ける』ことが難しい作業です。
そんな作業を『やる気』を持って続けるということは、『言うは易し、行うは難し』です。
どうすれば続けれるでしょう。
やり方に変化を付ける、小さな結果が出る・・・
工夫と成功体験です。
では、どうすれば『工夫』ができて、『成功』が経験できるのでしょう。

指導者がそこを考えていけば、『やる気の持続』は十分可能なものになりそうです。
なにかいい意見があったら教えてください!(笑)

       つたえびと しみず

26・27日

  • 2011年02月28日(月)

26・27日もたくさん楽しい経験をしました。

少年のチームなので、毎年選手が変わっていきます。
そのため、同じチームなら同じサッカーを毎年するということはありませんが、大体大筋はそのチームのカラーが出ます。

2日間集まった濃いチームには、濃い指導者がたくさんいます。
試合の合間での指導者同士の会話に、
『いい選手を育成する』
ヒントがたくさん隠されています。
人それぞれいろいろな考え方があったり、チーム事情や置かれている立場の違いなどがあって、全てをひとくくりにすることはできませんが、多くの経験をしている指導者・勉強をしている指導者の考え方を聞くことは、いつも刺激になるし、勉強になります。

そんな話の中から、最近私が思うことは・・・
以前の私は、
『ドリブルがどうのこうの』
『パスがどうのこうの』
といった技術的なことを考えることに、多くの時間を費やしていましたが、ある程度の技術を持った選手には、それ以外のことをどう伝えるかということを考えるようになりました。
ゲーム中はもちろん、サッカーをプレーしているとき以外の過ごし方や考え方、実はここにヒントが隠れているんじゃないかと・・・
頭が柔らかい子どものうちに(最近の子どもは固くなったような気がしますが(苦笑))、考え方を伝えられたら・・・
やっぱり頭でサッカーをすることが大切なんじゃないかと、最近特に思っています。

子どもに伝えるためには、まず我々指導者・大人が勉強しなければ!
いろいろな “引き出し” を持つために、たくさんの経験をする必要が、私たちにはあるようです!

      つたえびと しみず

『理由』

  • 2011年02月24日(木)

「この仕事、出来ますか」と問われれば、
「はい、出来ます」と迷いなく答える。
それから、必死にその方法を考える。
出来る理由を、懸命に探してみることも良し。

私のメントレの先生のブログに載っていた言葉です。

人はなにか頼まれごとをされたときに、
『できない理由』
を探してしまうことがよくあります。

誰だったか忘れましたが講演会で、
『頼まれごとは、ためされごと』
というのを聞いたことがあります。

サッカーにも通じる部分もあるような気がします。

『リフティング1000回できる?』

『はい、できます』

と答えてから、練習の仕方を考える、必死に練習して1000回できるようになる。

『できない理由』を考えるんじゃなくて、
『できる理由』を考える。

後者の方が圧倒的にポジティブです。

       つたえびと しみず

サムライ少年

  • 2011年02月23日(水)

ある雑誌を読んでいたら、
『スペインでプレーする「サムライ少年」たち』
という記事があったので紹介します。

内容は、スペインのバルセロナで10〜13歳の8人の少年が、日本を離れ大半が単身で寮生活をしながらサッカーをしているというものです。

8人が所属するクラブは『UEコルネヤ』。
日本であまり馴染みがないのは、トップチームはスペイン4部の所属のためですが、カンテラ(下部組織)は、バルセロナ・エスパニョールにつぐ3番手の存在としてスペイン国内では高い評価を受けているチームです。

UEコルネヤは、バルセロナやエスパニョールのようにトップチームに選手を送り込むような『少数精鋭』のエリート養成機関ではなく、スクール式に間口を広げて多くのチームを抱えながら内部で選手を競わせるピラミッド型の育成システムを用いています。
そのため、日本人選手8人が所属する、『U−10・11』『U−12・13』のカテゴリーではそれぞれ11チーム・8チームが存在します。

すべての日本人選手は、セレクションに合格してチームに入り、当然公式戦にも出場しています。
中にはそのカテゴリーの1軍でプレーしている選手もいます。

寮には、日本人の寮母さんがいて、食事・洗濯の面などでサポートしているようですが、その他にも多くの人がサポートをしているようです。

10歳前後の子どもが、親元を離れて海外に単身渡ることの是非はわかりませんが、私は可能性・チャンスがあるならどんどん挑戦するべきだと思います。
うまくいけば突き進めばいいし、うまくいかなければ帰国して違うことにチャレンジすればいい。
うまくいかなくたって、全てが否定されたわけではないし、たまたま合わなかっただけ。
チャレンジすることで、『失う』ものより『得る』もののほうが多いはずです。
ガンガン挑戦しましょう。
ただし、それは本人の意思でのみに限りますけど(苦笑)

       つたえびと しみず

新喜劇!

  • 2011年02月21日(月)

先週も熱い週末でした!

土曜日はU−10で大阪遠征、日曜日はU−11・10で愛知遠征。

日曜日はいつもの、『愉快な仲間たち』の集まりで、試合中・試合前後に多くのいろいろな話をしました。
サッカーの話、選手の進路の話、家庭の話、恋愛の話(笑)・・・
毎度毎度、このグループの集まりはいろんな意味で勉強になるし、刺激になります。

土曜日は、某大学の人工芝ピッチを借りての盛大な大会でした。
すごいのは、この大学のピッチに少年用のラインが、最初から引かれているということ!
最初の設計の段階から、大学のピッチで少年の試合が行われることが、前提になっているということです。
『ありえへん!』
普通大学のピッチに少年用のラインは引きませんよね。
『地域の少年サッカー活動に協力した』ということで、近々市長から『感謝状』が大学側に贈られるそうです。
すばらしいことだと思いますし、他の大学も参考にしてもらえると、我々少年側はありがたいですけどね(笑)

夜、懇親会がありました。
大会も盛大なら、懇親会も盛大でした!
大阪の開催された地域の指導者が30人ほど集まっていました。
Jリーグの下部組織の指導者から町クラブの指導者、地域の発展に貢献している重鎮も多数。
そこで咲いたサッカー談議は、たいへん素晴らしいもので勉強になりました。

そこでの話。
主催者の “大ボス” が、
『私は、 “かんぺいちゃん” のような選手を作りたい』
と私に話ました。
『??・・・どういうことですか?』
『かんぺいちゃんはいつもアホなことしてるでしょ。でも、世界一周アースマラソンをやり遂げる “芯の強さ” を持っている。そんな選手ですわ』
なるほど・・・
私なりの解釈はこうです。
『普段は “ふら〜” っとしてるんやけど、 “ここいち” のときは “バチーン” と行く』
なんか、よう分かるような分からんような話ですけど、なんとなく分かります?(苦笑)
さすが大阪人!
表現の仕方がおもしろいし、パンチが効いてます!(笑)
まったく私も同じ意見です。
なにをするか分からん、つかみどころがないんやけど、何か強いものを持っている。
理想ですよね・・・

そんな選手を作るためには(作ろうと思ってできるものではないでしょうけど)どうしたらいいか・・・
う〜ん・・・
吉本新喜劇でも観に行きますか!!(笑)

2日間、『素敵なサッカーバカ』と楽しく過ごせ、幸せでした!

     つたえびと しみず

失敗

  • 2011年02月17日(木)

『失敗』
悪い言葉の響きがありますが、本当に悪いことでしょうか。

シリコンバレーでは、
『失敗経験の無い奴は、信用できない』
と言われるそうです。

また、組織のリーダーについて
『真剣勝負で負けた経験のある人を、トップに任命せよ』
という話を聞いたことがあります。

失敗した経験のない人はいないでしょう。
どんな人でも1度や2度は失敗した経験があるはず。
それではなぜ、
『失敗経験のない・・・』や『真剣勝負で・・・』と言われることがあるんでしょうか。

大切なことは、『失敗したあと』です。
失敗しても、がんばり続けていることに意味があります。
がんばり続けれる人は、失敗を『経験』に変えることができるからです。
例えば、
『同じ失敗は繰り返さない』
『次はやり方を変える』
などです。

昔から、『失敗は成功の元』と言いますが、まさにその通りです。

『失敗は、失敗のまま終わらすから、失敗になる。成功するまでやり続ければ、経験になる』

こう考えると、『失敗』もそんなに悪いことではないのかもしれません。

      つたえびと しみず

大相撲

  • 2011年02月16日(水)

日本の国技『相撲』が揺れに揺れています。

数年前から、『力士暴行死事件』『野球賭博事件』など、多くの問題点が指摘されていましたが、今回は『八百長』が発覚し2011年春場所が開催中止になりました。
本場所の中止は、65年ぶり。
ただこの時は、戦災による国技館の修復が遅れたためで、不祥事による中止は初めてのことです。

この『八百長問題』は、週刊誌では80年代から報じられており、何年か前には相撲協会に訴えられた週刊誌側が敗訴し、数千万円の慰謝料を支払った経緯もあり、今後もめることは必至です。

十両以上か幕下かで、給料が100万以上違うということが大きくクローズアップされていますが、人間同士の勝負である以上、八百長が全くないということはありえないと、国民全員が分かっていたんちゃうかな・・・
大体、大相撲自体に無理があるでしょ(苦笑)
『国技』とはいえ、幕内力士の多くは外国人。
『ごっつあん体質』に代表される相撲の内側は不透明。
今回の事件に関連して報道されましたが、 “?” な部分が多く、とても国民を納得させられるものではありませんでした。
ここらへんで大きく『仕分け作業』が必要なんじゃないですか(苦笑)
蓮舫議員にお願いして(笑)
いっそこの際、完全に分けてしまったらどうでしょう。
『国技である相撲道を研究し、技術を練磨し、保存に努める』ほうを国が保護し、
『ショーとしての相撲を楽しむ “プロスモウ” 』を公営ギャンブルとして運営していく。
そのほうがはっきいりして楽しめるような気がしますが・・・(笑)

相撲は、日本固有の文化として、後世に残していくべきだと思うし、習慣などもおもしろいものがあると思います。
それに、『プロスモウ』として興行を始めたら、『覆面関取』や『スキンヘッド関取』などが出てきて、暗い日本が盛り上がるかもしれませんよ!(笑)

      つたえびと しみず

元気なちびっ子

  • 2011年02月14日(月)

12・13日は四日市で大規模な招待試合でした。

時折雪が舞う寒い日になりましたが、2日間を通して選手たちは元気にボールを追い掛けていました。

12日はU−12・11・10が対象。
13日はU−12・11・9・8・7・6が対象で、2日間で全ての選手が対象となりました。
特に13日は、うっすら雪が積もるほどの寒さでしたが、多くのちびっ子選手は元気いっぱい!
かぜ・インフルエンザが流行っているなか、下の学年の選手ほど元気に参加してくれたので、観ているこちら側も大変楽しい日になりました。

会場には、『探検』できるような山が近くにあり、ちびっ子選手は試合時間になってもどこにいるのか分からない始末!
がさがさって動くほうにはペルナのTシャツ姿の人影が・・・
『おーい、試合やぞ!集まれ!』
ごそごそ・・・
1人・2人・3人4人・・・
『何人出てくんねん!!』
思わずつっこみを入れてしまうほどでした(笑)

ちびっ子選手は、ペルナの練習にはない『ゴール』があると、全員ゴールを目指します。
なかなかゴールを奪うことはできませんでしたが、必死にがんばる子どもの顔は、いつ観ても幸せな気持ちになります。

U−12のほうは・・・
なかなか難しいなぁ・・・
みんながんばってプレーしていて、うれしいことなんですが時々『がんばりすぎる』ことがあります。
日本のサッカーの課題の部分でもあると思うのですが、がんばりすぎるとアイデアがなぁ・・・

6年生は残り少なくなってきましたが、この辺のところをもう少しなんとかして、上のカテゴリーに送り出したいです。

そろそろ暖かくなってくることでしょう。
『熱い』ペルナ目指してがんばっていきます!

     つたえびと しみず

改名

  • 2011年02月09日(水)

景気の悪い世の中ですが、その中で繁盛している店とはどんな店でしょう?

いきなり、このコラムに似合わない話から入りましたが・・・(笑)
100円寿司・ユ○ク○など、『薄利多売』タイプの店と、『専門性』の高い店の、いわいる『両極端』な店ではないでしょうか。

成功への階段を登る一番確実な方法は、やりたい仕事・好きな仕事を選ぶ事だと言われます。
仕事が好きで、一生懸命働けば結果は自然についてきます。
好きな仕事を極めることで、専門性が高まり他人から競って求められる様になります。
なぜなら、自分自身が既に『非常に希少な商品』となっているからです。

『仕事』を『サッカー』に変えてみたらどうでしょう。
『サッカーが好きで、一生懸命練習すれば結果は自然についてきます』
なんだか、しっくりくるような気がしません?(笑)
好きなサッカーの、好きなプレースタイルを極めて、高校・その上のカテゴリーに進む。
チ−ム・高校などから欲しがられる、『専門性』の高い選手になる。
どうでしょう、繁盛しそうな気がしませんか(笑)

『一点モノ』になるために大切なことは、
『やりたいプレー・好きなプレー』
を選び、極めることではないでしょうか。
そのプレースタイルを築くお手伝いをしたい。
そのためにプラスになることを、選手とともに考え、実践していきたい。
そのための知識を、指導者自身が勉強し続け、選手に伝えることで、ともに成長したい。
まさに、『学ぶことをやめたら、指導者をやめなければならない』です。

『子どもの成長につながることを伝えたい』という思いから、
『Coach しみず』から、
『つたえびと しみず』に改名します!
これからもお付き合いお願いします(笑)

      つたえびと しみず

情熱の花!!

  • 2011年02月07日(月)

5・6日の2日間、多くの個性的なチームとたくさんゲームを楽しみました。

抜けるような青空のもと、3面の整備されたコートで約60試合おこなわれましたが、その多くのゲームはボールが空を飛びません。
“ロングキック” が全くと言っていいほどありませんでした。
ショートパスとドリブルで崩しにかかるチームがほとんどで、だからといって微妙にスタイルが違い、同じようで同じでない、本当に勉強になった2日間でした。

すべての指導者が、『選手の将来』のために指導しています。
やり方に正解はないと思いますが、地道に、失敗と成功を繰り返しながら、選手を見続けている指導者ばかりです。

2日間一緒に楽しんだ指導者の何人かは私より年上。
50前後といったところです。
当然指導歴も私より長く、たくさんの経験をしています。
そんな『先輩指導者』とのサッカー談義は、昼夜問わず有意義なものとなりました。
若いころ『指導者をやっていこう!』と思い、この世界に足を踏み入れたわけですが、その多くは30歳前後に一つの『ヤマ場』をむかえます。
私生活に追われる年齢になるからです。
その年齢を超えてもまだなお、サッカーの指導に『情熱』を燃やしている指導者は本物です。
50を超えた情熱は本物です。
50の情熱は、急に湧き上がるものではなく、それまでの人生を踏まえたものです。
言うならば、その人の『人生そのもの』であると言ってもいいでしょう。

そんな『本物の情熱』を持った指導者が、たくさん2日間のグランドに立っていました。
一挙手一投足、全てが勉強になります。
情熱は伝染します。
指導者の情熱は、選手にきっと伝染することでしょう。
この先、このグランドでサッカーを楽しんだ子どもたちが、いろんなところで活躍することは間違いないでしょう。
そう言い切れるほど、『熱い』2日間でした。

私も負けてはいられません。
がんばってペルナ色の情熱の花を咲かせます!

      Coachしみず