払い戻し

  • 2009年11月25日(水)

イングランド・プレミアリーグのウィガンは、1―9の記録的大敗を喫したトットナム戦(ロンドン)の応援で敵地まで駆け付けたサポーターに対し、選手が個人的に購入チケット代を返金すると発表しました。

ぶざまな試合には『入場料返せ!』のヤジが飛びますが、それが現実のものとなりました。

クラブの公式サイトでメルキオット主将は『プロ集団としてファンにとても恥ずかしい思いをさせてしまった。ファンの忠誠心に対し、我々はお金を返さなければならない』とコメントしました。

勝ったトットナムの1試合9ゴールは、同リーグでは1995年にマンチェスター・ユナイテッドがイプスウィッチ戦でマークして以来2度目。同チームのデフォーが挙げた1試合5得点は、1999年9月に当時ニューカッスルのシアラーが達成して以来リーグ3人目の最多タイ記録となりました。

しかし、大敗したチームの選手がチケット代をサポーターに返金するとは…
誰しも失点しようとしてしたわけではないでしょうが…
ゲームを観ていないのでなんとも言えませんが、返金までするところをみると相当内容が悪かったのかも…
選手の責任感が強いのか弱いのかよく分かりません(苦笑)

       Coachしみず

『普通』より少し早く

  • 2009年11月25日(水)

21・22日は3・4年生の大阪遠征でした。

他のチームの多くは4年生だけで構成されており、4年生6人・3年生5人・2年生3人で臨んだペルナは勝つことはできませんでしたが、6人しかいない4年生は十分やれていたし、2・3年生も4年生に負けずめっちゃがんばっていました。
この年代は、相変わらずドリブルだけで『だんご』になるので、攻められているときより攻めているときのほうが『ピンチ』になります。
攻め切れればいいのですが(攻め切るとはゴールすることです)相手コートでボールを失うと緊急事態発令です。
キーパーを含めた全員がだんごになっているので、『ドーン』と蹴られたら相手選手は無人のゴールに一直線!
失点です。
まぁこの失点は、我々指導者には『想定内』で問題ないんですけどね(笑)
試合には負けてしまいましたが通用している部分もたくさんあったので、この先じっくりやっていきたいと思います。

夜の部ではいろいろ勉強させてもらいました。
熱い指導者との熱い話は、昼間グランドで起きていることと同じように重要で、すぐに取り入れられることも多く、より良い指導のためになることばかりでした。

今回、3人の2年生が2学年上の遠征を経験しました。初めてのことも多く緊張もあったことと思います。ここで経験したことは必ずプラスになるはず。
ペルナでは『普通何年生位で宿泊の遠征に行くやろ』の『普通』より少し早くその経験をさせてあげたいと考えています。
早く、多くの経験が子どもたちを成長させると思っています。
今回も、問題がなかっただけでなく、逆に子どもたちに教えてもらうこともありました。
我々指導者も一緒に成長していきます!

       Coachしみず

32チーム決定!

  • 2009年11月20日(金)

10年W杯南ア大会に出場する32チームが出揃いました。

初出場は欧州のスロバキアだけで、初出場が1ヵ国だけは50年第4回ブラジル大会のイングランド以来の最少タイです。
逆に出場回数の多いのは、第1回ウルグアイ大会から19大会全てに出場しているブラジル。ドイツとイタリアが17回で2位。4位はアルゼンチンの15回です。

今回は優勝経験国が全て出場します。
ブラジル5回、イタリア4回、ドイツ3回、アルゼンチン2回、ウルグアイ2回、イングランド1回、フランス1回の7ヵ国全ての出場が決まりました。

優勝経験はありませんが、スペインとオランダは全勝で予選を突破しました。
過去に予選を全勝で突破したのは、70年第9回メキシコ大会のブラジルと、82年第12回スペイン大会の西ドイツの2ヵ国で、ブラジルは優勝、西ドイツは準優勝でした。
02年第17回日韓大会で優勝したブラジルは、プレーオフで最後の最後にW杯出場を決めましたが・・・

英公認ブックメーカーのウィリアムヒル社は、W杯出場32ヵ国が出揃ったことを受け、最新のW杯優勝オッズを発表しました。
08年欧州選手権優勝のスペインと、6月のコンフェデ杯に優勝したブラジルが、ともに5,5倍で優勝候補筆頭に挙げられました。3位はイングランドの7倍、4位はアルゼンチンの9倍、アジアではオーストラリアが19位で101倍、日本が26位で201倍、韓国が27位で251倍、北朝鮮は501倍で最下位となっています。
ある意味FIFAが発表するランキングより、ブックメーカーが出すオッズのほうがお金がかかっている分、正確かもしれません(笑)
過去2大会の日本のオッズは、02年67倍、06年126倍と年々上がってきており、『ベスト4』を目指すどころか世界の評価は下降線をたどっているようです(苦笑)

プレーオフを含めて世界の強豪チームは概ね出場が決まりました。
後心配なのは南アの治安を含めた『運営面』です。
アフリカ大陸初となる10年W杯南ア大会が無事成功に終わり、盛り上がることを願います!

        Coachしみず

PK戦

  • 2009年11月19日(木)

今日はW杯のPK戦についてのお話を。

W杯初のPK戦は、ルールが初めて導入された82年大会の準決勝でした。
闘将ルンメニゲ率いる西ドイツと将軍プラティニのフランスが激突した名勝負。延長1―3から奇跡的に追い付いた西ドイツがPK戦も4―2で制し、勢いに乗って決勝ではイタリアを破って優勝しました。

過去W杯でのPK戦は20回。
94年大会(ブラジル―イタリア)と06年大会(イタリア―フランス)は決勝で行われています。

国によって得意不得意があるようで、ドイツ(西ドイツ含)は4戦全勝。逆にイングランドは3戦全敗。よくいわれる、最後まであきらめないドイツの『ゲルマン魂』と無関係とは思えません。

私も現役時代忘れられないPK戦があります。
高校3年の選手権の1回戦、雨中のPK戦の先行一番目のキッカーで登場。その当時、それまでに受けたことのないプレッシャーのなか、右スミに決めたことを覚えています。ちなみにその試合4―2でPK戦に勝利し、決勝で四中工に1―2で敗れ、惜しくも全国大会出場を逃しました。
最近、『その雨中のPK戦、ぼくが最後に外して負けが決まりました』っていう人が交流のあるチームの指導者をしていることが判明して、楽しく昔話に花を咲かせました(笑)

PK戦は運が大きく影響しているようですが、ドイツの例でもわかるように『精神面』が大きく関係しているともいえます。
誰しも重要な試合でのPK戦にプレッシャーを感じない人はいません。あのピクシー(現グランパス監督ストイコビッチ)でさえ現役時代、重要な試合でのPK戦で監督(イビツァ・オシムでした)がメンバーを決める前にスパイクを脱いで『私は蹴れません』をアピールしました。結局オシムは、ピクシーを指名して再度スパイクのヒモを結び直すことになるんですけどね(笑)

プレッシャーはある程度『良い準備』をすることによって軽減できると思います。
PK戦も事前に『良い準備』をして『ポジティブなメンタル』を持って臨めば勝率は上がります。
ちなみに過去ペルナがPK戦で勝った記憶はありません(苦笑)

      Coachしみず

ペルナトップチーム

  • 2009年11月16日(月)

15日はペルナの『トップチーム』の初戦でした。

今年立ち上げたペルナのトップチームは、来年からの四日市リーグ参入を目指し、今年を『お試し期間』として活動し、15日に練習試合をおこないました。

もともと『ペルナのOBで高校卒業後にサッカーを楽しみたい選手』『高校でサッカー部に入らない選手』を中心に活動する予定でしたが、まだ今のところは選手数が少ないので、我々指導者やサッカー経験者の保護者も助っ人に入って試合に参加しました。
結果は3―0の完勝!
内容も良く満足のいくゲームでした。
『DFラインからしっかりパスをつないでゴールを狙う』
まさにペルナのサッカーをトップチームでもやれていいゲームでした。

また、多くのペルナの選手・保護者の人が応援にきてくれました。その数ざっと30人!選手よりはるかに多い応援団は心強いもので、Jリーグの理念『地域密着』が少し分かったような気がしました。

私は、親子二代でペルナのユニフォームを着てゲームすることができました。
今まで遊びでミニゲームをやったり、ペルナの練習で一緒にゲームしたりはありましたが、今回のように『真剣勝負』でゲームしたのは初めてでした。
昔からの私のサッカー仲間は、『私』『息子』と二代に渡って一緒にサッカーを楽しんだことになります。
10年前は私のアシストでゴールを決めていた高校時代からの友人は、15日のゲームで息子からのアシストでゴールを決めました。時代の流れを感じるとともに感無量でした。
今回、参加してくれた保護者の人たちも何年後かには、自分の息子と一緒にゲームできる日も夢ではありません。

自分も、息子も本当に『サッカーをやっていて良かった』と思えた一日でした。

まさに『PERNA FAMILY』です。
これからも一人でも多くの人に15日の感動を味わってもらえるよう、『トップチーム』の活動もがんばっていきたいと思います。

       Coachしみず

ゴン中山

  • 2009年11月12日(木)

元日本代表FW中山雅史選手(42)が、所属するジュビロ磐田から『戦力外通告』を受けました。

『現役』にこだわったゴン(中山選手)は、筑波大学卒業後、前身のヤマハ発動機を含めて20年間在籍したジュビロからの『アドバイザー』の肩書での残留要請を断り、他クラブでの来期現役続行を目指して、移籍先を探すことになりました。

今年8月に最初の『戦力外』を告げられてから、数回にわたってクラブ側と話し合いを持ちましたが、結局最終決定は『来期戦力として構想に入っていない』ということになりました。

「現役に強い意欲がある。まだまだ、うまくなりたいと思っているし、そういう場を与えてもらえば、サッカー選手としてやっていきたい。まだいけるだろうと思っている」と語るゴンは移籍を決意し、トライアウト参加も視野に入れて受け入れチームを探しています。
すでに、静岡県リーグ1部の藤枝MYFC、J2の熊本などが興味を示しているようです。

超人気者のゴンの活躍はマルチです。
本業のサッカーでは『4試合連続ハットトリック』、試合開始3分15秒という『最速ハットトリック』の2つのギネス記録を持ち、W杯での日本人初ゴールを98年のジャマイカ戦で決めたり、93年のドーハの悲劇の日本の1点はゴンでした。
タレントとしても活躍し、CM『タンスにゴン』はあまりにも有名です。
10月の参議院の静岡県補欠選挙では、自民党から出馬要請を受けましたが断りました!

日本のサッカー界を引っ張ってきたのは、間違いなくこのゴンと『キング・カズ』です。
ゴンは1学年上の『カズが辞めるまでは辞めない』と言っており現役続行を目指しています。
ただ、42歳という年齢を考えると現役続行は簡単なことではないでしょう。それでも、

『不安がないことはない。厳しい戦いになる。苦しいことのほうが大きいと思う。それをサッカーへの情熱が上回れば、一つの勉強になる。失敗でもいい。大きな挑戦。経験として、僕の中に蓄えれればいい』

と前向きに取り組んでいます。

私と同じ年のゴンのがんばりを応援するとともに、『負けられへんなぁ』っていう思いも湧いてきます。

がんばれゴン!
がんばれペルナのみんな!
がんばれ自分!

        Coachしみず

最少人口出場国

  • 2009年11月10日(火)

W杯史上、最も人口が少ない出場国(地域)へアジアの『バーレーン』が後『1勝』となっています。

バーレーン代表は、14日におこなわれる大陸間プレーオフ『ニュージーランド』戦に勝利すると、W杯史上最も人口が少ない出場国の権利を得ます。
ホームでは0―0で引き分けたため、ゴールを奪っての引き分けでも、アウェーゴール差での出場権獲得と非常に有利な状態です。

今までで最も人数の少ない出場国は『トリニダード・トバコ』で130万人。2位のスロベニアで190万人。もし、バーレーンが出場権を獲得すれば、1位となりその人数はなんと75万人!日本の人口が1億3000万人であることを考えると、バーレーンの75万人でのW杯出場は驚異的としか言いようがありません。
日本で言えば島根県の人口がほぼ75万人、三重県が186万人、大阪府だと883万人です。
現在1位のトリニダード・トバコの130万人は滋賀県とほぼ同じ人口です。
バーレーンの国土の広さは日本の奄美大島とほぼ同じ。
こんな小国がW杯出場まで後一歩とは・・・

今回、大陸間プレーオフに向けて、国内合宿など半月・2億円を費やし万全の準備をしています。
もちろん、勝利した後の『ボーナス』も準備されています。
前回のW杯予選の大陸間プレーオフで、トリニダード・トバコに敗れたときでさえ、選手には『残念料』として『豪邸』1軒ずつが国から贈られています。
今回、バーレーンサッカー協会は「W杯出場ボーナスはあまりに高価すぎるので、逆に選手へのプレッシャーになりかねない。だから勝つまで秘密」とさらに豪華なボーナスの存在をほのめかしています。

すでに国内では、W杯応援ツアーも発売されています。
長期離脱中の選手も、本大会を見据えて、国の負担でドイツで治療しています。

三重県の4割程の人口にすぎない小国が、W杯出場を決めようとしている。
日本より人口が少ない国もたくさんW杯に出場します。
日本もそこらへんの現状を分析する必要がありそうです。

      Coachしみず

「おぉー!」

  • 2009年11月09日(月)

10年W杯南ア大会の出場国が続々と決まってくるなか、出場を決めた国では代表生き残りをかけた選手たちの選考レースも熾烈になってきています。

サッカー選手に限らずどんなスポーツ選手でも、いつか必ず「引退」する日がやってきます。
「華」があるうちに引退を決める者、「ギリギリまで」肉体を鍛えて長く現役を続ける者、選手それぞれですが「代表選手」については監督による「選考」がからんでくるのでなかなか難しいものがあります。

各国のスーパースターたちの中にも長く「代表漏れ」している選手がいます。
オランダ代表・Rマドリード所属のFWファンニステルローイ、イングランド代表・マンチェスターU所属のFWオーウェン、イタリア代表・ローマ所属のFWトッティ、スペイン代表・Rマドリード所属のFWラウル、ブラジル代表・ACミラン所属のFWホナウジーニョなどがそうです。

この各選手の代表漏れの期間は、トッティの約1200日を最高に、ラウル約1100日、オーウェン約600日、ファンニステルローイ約500日、ホナウジーニョ約200日。
この期間、各スーパースターの見慣れた代表ユニフォーム姿を見ていないことになります。

特にホナウジーニョは、「最も旬の短かったスーパースター」という不名誉な呼ばれ方をしています(苦笑)
つい最近もイタリア紙に夜遊び癖が報じられ、「ウイスキーのとりこになっている」と書かれましたが、最近のホナウジーニョはコンディションも上がってきており調子は上向きのようです。
「多くのトレーニングを積んだことで、とてもいい状態になった。フィジカル・ボールコントロール・そして精神状態も良好だ。この状態を維持していきたいし、すべてのファンに満足してもらえるよう努力したい」
「まずはミランで結果を出すこと。そうすることで代表への道は開けてくると思う」
と語っており、代表復帰を意識しているようです。

今のセレソンはブラジルらしくない(?)手堅いチームですが、国内には「曲芸師」の復活を願う声も上がっているようです。
世界のなかでも「おぉー!」っと思わず声を出してしまうプレーのできる選手は一握りです。
W杯のピッチでホナウジーニョの「おぉー!」を見たいと思う人はたくさんいるはず。
ドゥンガ監督はどう考えているんでしょうね(笑)

       Coachしみず

少し「怖かった」!?

  • 2009年11月03日(火)

31・1日は大阪のジュニアユースのチームが『お疲れ遠征』で菰野に来てくれました。

なぜ『お疲れ遠征』かというと、中学3年生の活動に一旦区切りを付けるという意味で1泊2日の遠征を計画したというわけです。

中学3年が来るということで、こちらも八風中の協力を得て中学生のチームを他に愛知からも来てもらい、2日間ゲームを楽しみました。

特におもしろかったのが、2日目の中3のゲームでした。
大阪のチームの3年生は一応最後のゲーム。
うちも3年生に招集をかけて3年生同士でのゲーム。
うちは3年が8人だったので、OBの高校3年生の選手1人と6年生の選手2人を合体させてチームを作りました。
これが結構“熱い”ゲームになったんです。
非常にハイレベルなゲームで両チームの良さが随所にでていました。ゲームが進んでいくにつれ、“バチバチ”にプライドがぶつかりあっています。
大阪のチームの監督は、
「こんなゲームをリーグ戦でやっていてくれたら、もっといい成績を残せたのになぁ」
と言いながら、選手たちのがんばりに目を細めていました。
うちの選手も小学生という明らかにサイズの違う選手が入っていてもお構いなしにプレーします。
なにより、この選手たちの『プレーのイメージの豊富さ』に改めて驚きました。
少年のときの『感覚的なプレー』をそのまま持ちつつ、少しずつ『サッカーの本質』に近づいているような感じがして、「う〜ん・・うまいなぁ」とある意味感動してしまいました。

小学生・中学生・高校生の3世代が同時にグランドで共演する。それも“遊び感覚”じゃなくて、“真剣勝負”で。もしかすると、うちの小学生の選手は少し“怖かった”かもしれません(笑)
でも、6年生は後半年もすれば、普通に中3と戦うことになります。今回めっちゃいい経験をしたんじゃないかなって思います。
本当におもしろかった!!
また機会があればどんどんこんな企画をしていきたいと思います。

        Coachしみず

やり始めましょ!

  • 2009年10月30日(金)

今、『FIFA U−17 ワールドカップ』がアフリカ・ナイジェリアでおこなわれています。

日本のU−17は『プラチナ世代』と呼ばれて、大きく期待されている年代です。
本大会では、グループリーグをブラジル・スイス・メキシコと戦います。
その初戦のブラジル戦をテレビで観戦したのでその感想を・・・

この年代は過去2回ブラジル代表と戦っています。
結果は2戦2分。
中心選手であるガンバ大阪の宇佐見選手は対戦前に「またブラジルか」と言うほど、この年代にとってブラジルとの対戦は特別なことではないようです。

結果は2−3。
1点先制され、追いつき、勝ち越され、再度追いつき、ロスタイムにGKの不運なオウンゴールでの敗戦。

マスコミは
「善戦日本。プラチナ世代、王者ブラジルとの差なし!」
とべたほめ!
実際、後半は十分“戦えていた”と感じました。日本の持ち味であるパス回しはブラジルに通用していましたし、点も取れました。反面、前半は完全にブラジルの時間。ブラジルの個人技にチンチンにやられていました。
「前半ブラジル、後半日本」
こう書くと2−3という結果は妥当なもので、「善戦日本」も問題のない表現になるかと思います。
しかしつくづくサッカーというスポーツは「力の差」が「点数の差」に表れにくいスポーツだなって思います。
確かに「チームの力」の差は2−3という点差に表されていると思うし妥当だと思いますが、「個人の力」の差は1−4ってとこじゃないかなって思いました。
はっきり言って個人で戦えていたのは宇佐見だけ。
ブラジルの選手は「インテル」「マンチェスターU」など18歳以降の移籍先がすでに決まっている選手が何人もおり、ヨーロッパのトップクラブのスカウトの目にとまるのはブラジルの選手ばかり。
そこを見れば個人の違いははっきりすると思います。(宇佐見には興味を示しているチームがあるとかないとか・・・)

「だから日本の目指すサッカーはこれでいいんだ」
「個人で戦えないからグループ・チームで戦うんだ」
という方向性なら日本の向かっている、歩んでいる道は合っているでしょう。
私には、その道を歩んでも「W杯でブラジルに勝つ」ことは不可能なんじゃないかって思えてなりません。
いつまでたっても「善戦日本」「惜敗日本」の見出しが新聞紙面から消えることはないんやろなぁ・・・

この先、ブラジルもアフリカ諸国もヨーロッパの「システム化」が導入されることは間違いありません。個人でかなわないチームがシステムも入れてきたら・・・到底追いつき、追い越すことは無理でしょう。やっぱり日本も「個」を磨かないと・・・
今すぐその方面に日本中が方向転換しても、ブラジルにW杯で勝てるのは20年後かなぁ・・・
しかしやり始めないと叶いません。
少年の指導者のみんな、がんばりましょう!

    Coachしみず