全員ゲーム

  • 2007年12月06日(木)

ペルナの練習は最後に「全員ゲーム」というのを入れることが多くあります。
多いときは40人以上が、全員コートの中に入って2チームに分かれてゲームをおこないます。ボールは人数に合わせて5〜7個入れます。
当然、「全員」なので弟と一緒に来たお兄ちゃんや、その逆で来た弟、遊びに来ていた中学生も混じります。もちろんコーチも入ります。
選手を迎えにこられた保護者のかたや、たまたま練習を見に来た他の指導者には、誰がどっちに攻めて、誰と誰が同じチームなのかさっぱり分からないと思います。

このゲームの中で、大きい選手は小さい選手を“いなす”練習をして足技を磨きます。
しかし、モタモタしているとたくさんのちびっ子に囲まれてボールを失ってしまいます。
小さい選手は大きい選手を“やっつけよう”とがんばります。
大きい選手も油断して小さい選手に抜かれてしまうこともあります。
果敢にコーチに挑んでくる選手もいっぱいいます。コーチもやっつけられないようにがんばっているんですが・・・

この“遊び”のようなゲームから自然と何かを得てくれれば・・・
指導者側は明確な狙いを持ってこの「全員ゲーム」をやってるんですけどね(笑)
       Coachしみず

ホーム&アウェー

  • 2007年12月05日(水)

サッカーの世界で非常に重要な要素の1つに『ホーム&アウェー』というのがあります。
リーグ戦でよく使われるもので、同じ相手と2回試合し1回はホーム(自チームのホームグランド)、もう1回はアウェー(相手チームのホームグランド)で試合するというものです。

ヨーロッパや南米などでは「ホーム」で負けることは許されず、逆に「アウェー」では引き分けでもよいというような戦いかたをするのが一般的です。あのバルセロナでさえもアウェーではディフェンシブに戦うといいます。

では日本ではどうでしょう?
諸外国に比べるとまだまだ「ホーム」「アウェー」の感覚は薄いように思いますが・・・

こんな話を聞いたことがあります。
Jリーグではボールボーイ(コート外にボールが出た時そのボールを拾って渡す、もしくはチェンジボールを渡す人)がプレーヤーとして試合に参加しているチームがあるというのです。
例えば、ホームチームが攻め込まれアウェーチームのスローインになったとき、ボールボーイはホームチームのDFラインが整うまでボールを渡さない。あくまでも露骨にならないように、さりげなく。逆の場合はアウェーチームのDFラインが整う前に素早く渡す。
ちなみにこのスタジアムのボールボーイは、ホームチームのユース(高校生)の選手達。当然、試合の“流れ”も理解できます。
得点はA選手、アシストはB選手、そして“起点”はボールボーイとなることもあり、まさしくボールボーイが試合に“参加”していることになります。

また、他のスタジアムでは、ボールボーイを公募し抽選に当たった中学・高校生でおこなっているところもあります。
どちらが良いかは一概には言えませんが、後者はホームのアドバンテージをひとつ放棄していることになるでしょう。

生でゲームを観ることで、決してテレビには映らないこんな楽しみ方ができます。まだスタジアムでゲーム観戦したことのない人は一度足を運んでみたらどうでしょう。
       Coachしみず
PS 最大のホームでのアドバンテージは“ファン”の応援です。ペルナの選手の保護者・関係者の皆様、是非ペルナのホームゲームのときは会場に足を運んで応援してください。選手に“勇気”を与えることになります!

ゴールデンエイジ

  • 2007年12月04日(火)

子どもを指導する上で重要なポイントの1つに“ゴールデンエイジ”というのがあります。
あらゆることを短時間で覚えることのできる「即座の習得」を備えた、10歳前後の年代のことで一生に一度だけ訪れます。
この時期は神経系の発達がほぼ完成に近づき、形成的にもやや安定した時期なので、動きの巧みさすなわち「技術」を身に付けるのに最も適した年代だといわれています。
一度習得した技術は大人になってからもずーっと身に付いています。この時期にたくさんのテクニックを身に付けることが将来大きく伸びるポイントになるのです。

昨日のU-8・9の練習でそのことを痛感しました。
ミニゲームをしているとき選手達に少し「こんな時こんなフェイントもおもしろいんじゃない?」みたいな“ヒント”を与えました。
すると自分の順番を待っている間にその練習をしています。
自分の順番が回ってくると一番に今練習していたフェイントをやってみます。うまくはいかず失敗してボールを奪われました。
当然「ナイスプレー」ですよね。
まず一番に“トライしたこと、チャレンジしたこと”を褒めます。そうすると子ども達は何回でもチャレンジし、失敗します。
そこで再び指導者の登場です。なぜ失敗しているのかを分析し、選手にヒントを与えます。そして成功するまで続けさせます。

ひとつひとつこんな感じの連続で「即座の習得」である「ゴールデンエイジ」の年代に技術を身に付けさせていきたい、これこそが指導者本来の姿だなって再確認できた昨日の練習でした。
       Coachしみず

指導者講習会

  • 2007年12月03日(月)

2日の日曜日は練習を永木コーチにお願いして指導者講習会に行ってきました。

日本サッカー協会の指導者の資格は、4年間で40ポイントを取得する制度で資格の更新をしていきます。
私は、今年が最後の4年目にあたっているのですが、ポイントが足りないのでこの2日の講習会と来年にもう一度講習会に参加しなければなりません。

今回の講習会は午前がU-16の三重選抜のトレーニングを日本サッカー協会の人が、午後は暁高校のトレーニングを数名の受講者が行う方法でした。
いずれもトレーニングそのものは、大人のサッカーの入口に立っている年代のものなので、我々少年の指導者にはすぐに利用できるものではありませんでしたが、局面での細部は少年にも活用できるものもあり勉強になりました。

今回の講習会に参加して思ったことは、常に逆算してトレーニングを構築していかなければならないということ。
小さい単位では、ゲームでいいプレーをするために今こんなトレーニングをしておかなければならない、とか、大きい単位では、選手の将来のために今やっておかなければならないことは?など。
そのためには、日本の現在の各カテゴリー(小学生・中学生・高校生)の現状を把握し、そして世界のサッカーのトレンドを知らなければならない。
そこから自分の指導しているチーム・選手達に今何をやらなければならないのか?を考えトレーニングをしていく。そのためにはなにより指導者自身が勉強をしなければならない。そう強く今回の講習会で感じました。

選手達と同じように、指導者も日々成長していけるようがんばります!!
       Coachしみず

会話

  • 2007年12月01日(土)

ペルナでは試合が終わって解散場所に集まったとき、必ずその日来ているコーチが一言ずつ選手に話をします。
その中で必ず言うことがあります。それは「今日の自分はどうだったか?ゲームは楽しかったか?」など、その日の感想を家で話すようにと言っています。

ゲームを観にこられた方は、自分が観た感じと合わせながら選手の話を聞くことができるでしょうし、観れなかった方は、その話を聞くことによって、当日の状況を想像することができるでしょう。

そこで一つ、おうちの方にお願いがあります。
選手が帰ってきてすぐ

「今日は勝った?」

と聞くのはやめてください。
最初に勝敗の部分から話が始まると、その部分がどうしてもクローズアップされてしまいます。

「今日は勝った?」

「負けた。ぼくはがんばったんやけど」

「でも負けたんやろ」

「・・・・・」

極端な例ですが、これでは次第に選手はおうちでゲームの話をしなくなるでしょう。
それに、ペルナでは「今の勝敗」にはまったくこだわっておらず「選手の将来」を視野に入れながら指導を行っています。
過去の県大会の準決勝ですら選手に「点数での勝ち負けはまったく関係ないよ」と言ってきています。
選手達もその部分はしっかりこだわって内容で勝負してくれています。
ですからおうちの方も

「今日はどうだった?」

「練習していることが出せた?」

と聞いてあげてください。
そして、時間があれば観にきてあげてください。
選手達はいつも全力でプレーしていますよ(笑)
       Coachしみず

中学年代

  • 2007年11月30日(金)

「ジュニアユースって本当に難しいな」っていうのが正直な感想です。

この年代は体格的にも精神的にも大きな個人差があります。中学2年生になってもまだ小学生の体型の選手もいますし、高校生と見間違える程の選手もいます。

精神的にも不安定な時期で、小学生のときとは友達も変わってきますし、親ともあまり話しをしたがらなくなるのもこの時期です。異性も意識し始めます。成長期なので身体もアンバランスです。負荷をかけすぎるとケガをしやすくなります。

我々少年の指導者は、選手を低学年や早い選手だと幼稚園・保育園のころから見ています。
ジュニアユースの指導者はこの難しい時期の選手を、中学1年生のできるだけ早い時期に、プレースタイル・性格等を見抜かなければなりません。なかなか難しいことだと思います。
そんな時選手を小さい頃から見てきている我々ジュニアの指導者の助言って結構重要なんじゃないかなって思います。そこでジュニアとジュニアユースの指導者のコミュニケーションが取れてることがまさに「一貫指導」なんじゃないかなって思います。
もちろんサッカーのプレーに関して一貫して指導することも重要な「一貫指導」ですが、選手個々の内面的な部分の引継ぎもこの「一貫指導」に含まれていると思います。プレーの部分の一貫指導はよく言われますが、内面的な一貫指導はあまり言われないように思われます。

今の「ペルナサッカークラブ」と「八風中学校サッカー部」の関係はこの部分では結構コミュニケーションは取れていると思います。しかし、中学校の先生はいつまでも同じ中学にはいられないので、今の先生がいなくなった後に同じような関係が、後任の先生と取れるかどうかというと・・・
難しい問題もありますが、いろいろと考えなければならない時期に来ていることは確かだと思っています。
      Coachしみず

監督

  • 2007年11月28日(水)

オシム監督の次の日本代表監督に、98年フランスW杯で指揮を執った「おかちゃん」こと岡田監督に日本サッカー協会はオファーを出しているようです。
ほぼ内定しているようで後は条件面で合意次第決定、発表となりそうです。

日本代表はW杯予選を来年の早い時期に控えているためオシム監督の後釜を探していましたが、経験・求心力・リーダーシップ、そして何より時間がないことから第一に「コミュニケーションの取れる人材」ということで岡田監督が候補にあがりました。

オシム監督は「人もボールも動き、リスクを冒してでも攻撃する」サッカーを展開してきましたが、岡田監督は自身がDF出身者であることからも「守備重視で、相手の長所を消しながら戦う」サッカーを好みます。この時期に新たな代表選手の人選は難しいことから、現代表選手を中心にチーム作りをしていくことになると思いますが、2人のサッカースタイルの違いがどうでるか楽しみです。

もう一つ監督といえば、グランパスの監督にストイコビッチ氏が内定しました。
すでに仮契約もすませており、ストイコビッチ氏が来年の1月以降でJリーグの監督をするうえで必要な「指導者のS級相当のライセンス」を取得後正式契約となる見込みです。
一時期はこのライセンスがネックとなりもめていましたが、取得の見込みが付いたため「ピクシーグランパス」の誕生の運びとなりました。

ストイコビッチ氏は94年から8年間グランパスに在籍し「ピクシー(妖精)」の愛称でファンに親しまれていたので監督として古巣に復帰となります。
彼のプレーは本当に妖精のように華麗で芸術的なものでした。
ただ良い監督かどうかとなると??です。
「良い選手良い監督にあらず」といいますが、良い選手というのは他の選手にない“独特の感覚”を持っています。その感覚を他の選手に伝えることは・・・

J発足当初のガンバの練習を観に行ったとき、当時の監督である釜本さんに「どうしたら点が取れますか?」と雑誌社の人がインタビューしている場所に一緒にいたことがあります。
その答えが「点の取り方?そんなもの“キュッ”と止めて“ドン”だよ」って言ってました(苦笑)
練習終了後、選手が居残りでフリーキックの練習をしていればそこに行って「こうだよ」って言って蹴って見せていました(これがまた巧いんだ)
自分で出来る分、人に伝えるのはあまり上手くないようです(笑)
ピクシーもこうならなければいいですけどね・・・

岡田監督もストイコビッチ氏も魅力的で日本中を感動させるようなサッカーを展開してもらいたいものですね。
      Coachしみず
PS 実は岡田監督と一緒に食事をしたことがあります。
02年日韓W杯決勝戦のすぐ後の打ち上げのような場所で、他にも加茂さん・長谷川健太さん・宮澤ミッシェルさん等ビックなメンバー達の中で緊張している私に、優しく言葉を掛けてくれたのが岡田監督でした。細かい気配りのできる素敵な人でした。
個人的に応援します!!

「選手」より「戦士」になれ!

  • 2007年11月27日(火)

No1.「選手」より「戦士」になれ
こんばんは。ひでコーチです。
はじめて掲載します。
個々人の技術があるのに試合結果が伴わないのは何故???年が上に行けばいくほど
当然、内容より結果が求められる傾向が強くなってきます。
私の経験上、結果を出す(勝つ)には「絶対止めたる!!」「絶対入れてやる!!」等のいわゆる
『気持ち=ハート』があるか無いかにかかってくると思います。私も清水コーチも選手として決してレベルの低くないところでサッカーをしてくる中でこの気持ちを持ってサッカーをしてきました。だからこんな年になっても大人の試合なんかでは正直、私はサッカーする時、性格が変わります。普段のおちゃらけモードから目つきの鋭いサッカーモードへ。
試合中、時には相手に罵声を、時には反則をしたりする事もありました。決して許されることではないかも知れませんがそれだけ「負けたくない」という気持ち表現していたのでしょう。性格は十人十色、個々人で異なりますが「こいつサッカーやってる時とやってない時とぜんぜん違うな〜」と言われる選手が出てくればと私は思っています。

ドーピング

  • 2007年11月27日(火)

J1川崎フロンターレの我那覇選手のドーピング問題で、文部省がJリーグから事情を聞くことになりました。

Jリーグは5月、発熱と下痢の症状を訴えた我那覇選手がビタミン入り生理食塩水の点滴を受けた処置をドーピング違反とし、我那覇選手に公式戦6試合出場禁止、川崎フロンターレに1000万円の制裁金を科しました。
同クラブの前チームドクターは、我那覇選手の処分取り消しを日本スポーツ仲裁機構(JSAA)に求めましたが、Jリーグがこの仲裁申し立てに合意しなかった問題について文部省がJリーグから事情を聞くことになりました。

ドーピングとは競技能力を高めるために薬物などを使用することで、ルールで禁止されています。実際には、リストで表示された禁止薬物などを使用することがドーピ ングに当たり、尿検査で禁止薬物が検出されると処罰されます。
ドーピングの意図がなく、治療目的で禁止薬物を使用しても処罰されるので注意が 必要で、まさに我那覇選手はこの後半部分に当たった訳です。しかし、我那覇選手は「自分がドーピング違反を犯したとは思えない」と発言しています。

ドーピングが禁止される理由としては
1.選手の健康を害する:ドーピングが問題となったのは、興奮剤の使用により数々の死亡事故が発生したからです。薬の副作用からも、選手の健康上問題です。
2.スポーツのフェアプレーの精神に反する: 薬物を使用することは公正な競争を損ね、フェアプレーの精神に反します。また、スポーツが薬物に汚染されることは、スポーツの社会的価値を損ねることになります。
3.社会に悪影響を与える: 欧米ではドーピンクが青少年や一般の人にも広がり、社会問題になっています。また、薬物の入手過程で違法行為がからむ場合が多く、ドーピンクが犯罪につながることもあります。

以前Jリーグの選手に「市販の風邪薬ダメ、市販の栄養ドリンクの類もダメ、ドーピング検査は突然来るし大変だ」という話を実際聞いたことがあります。
「知らなかった」ことが大きな問題に発展する可能性もあります。
ただし、サッカーもスポーツである以上ルールは知っていなければならないし、ルールは守らなければならないものです。その中で技を出し合い、勝敗を争う姿に観る者は感動します。
どっちにしろ、この問題を解決することがJリーグ・クラブ・ファンそして我那覇選手本人のためになると思うので、1日も早い解決を望むところです。
       Coachしみず

11月23・24・25日

  • 2007年11月26日(月)

この3連休、腹一杯サッカーを楽しむことができました。

こだわりの塊のようなチームがたくさん集まり、“濃い”指導者とサッカーの話他(!?)をしながらすごせた3日間は、選手・指導者共にいい勉強になりました。

他のチームの指導者と話をしていて「全日の大会をなんとかできませんかねぇ」みたいな話になりました。
「あんな勝ち負けにこだわった大会をやるから、今のジュニアのサッカーがJの下部組織を含めて、シンプルでシステマチックなサッカーになっているんじゃないですか。点数での勝ち負けにこだわらない『裏全日』っていうのをやりませんか?」
「裏全日?」
「はい、点数で勝ち負けを付けず、内容で勝負する大会です」
おもしろいかもしれません。
両チームのベンチの間に数名の審査員を入れて「アイデア」「技のキレ・美しさ」「技の難易度」「年齢と技術」など様々な項目をチェックしていく。総合優勝・努力賞・ちびっ子賞・・・そんな話をしながら笑っていました。

3日間の中で試合をさせてもらった全てのチーム・指導者は、選手の将来を見据えた指導をおこなっており大変刺激になりました。
ペルナももっともっと努力して「巧く」なりたい、そしてもっともっとサッカーを「楽しみたい」と強く思った3日間でした。
       Coachしみず