八風中の夏が終わりました。
ペルナの選手がほとんど進学する八風中の3年生最後の中体連が、22日の南中に1−4で敗れ終わってしまいました。
トーナメントでおこなわれるこの大会は、地区大会→県大会→東海大会→全国大会と続き、負けた時点で3年生は引退ということになります。
3年連続県大会出場中だった八風中は、4年連続を狙いましたが残念ながら敗れ、3年生は引退ということになってしまいました。
22日の試合には保護者・OB・OBの保護者などが応援に駆けつけました。
出場選手は全てペルナのOBで、小さいときから一緒にサッカーを楽しんだ仲間たちばかりです。
最後まで諦めずにボールを追いかける姿に、『成長したな』と感動しながら見ていましたが、時間は刻一刻と過ぎていき、ついに試合終了の笛が・・・
選手たちの目に涙が溢れ、見ていたこちら側も涙が出てきます。
残念な結果に終わりましたが、選手たちはこれで『サッカー』が終わってしまうわけでなく、次への準備をしていかなければなりません。
ここでの悔しい思いを次へのステップとして、これからをどう過ごしていくかが大切になってきます。
個人個人が『自分に足りなかったもの』を考え、苦手を克服する努力をしながら、自分のストロングポイントを伸ばすことをしなければなりません。
3年生は高校受験を控えていますが、4月からの高校サッカーを良いコンディションで迎えられるように、残りの中学生活を過ごすことを考える必要があります。
高校サッカーに向けて、勉強と部活がなくなった後のコンディション調整という非常に難しい環境に置かれますが、意識を高く持ち1日1日を大切に過ごしてもらいたいと思います。
輝かしい自分の未来のために・・・
がんばれ!八風中3年!!
つたえびと しみず
24日は『親子サッカー大会』をおこないました。
ジュニアの選手・ジュニアユースの選手・トップの選手にその保護者たちが参加して、基本的には『小学生vs中学生以上』で試合を楽しみました。
当日は多くのお父さん・お母さんが参加してくれて、非常に楽しい1日になりました。
試合の順番・対戦相手の決め方は全て子どもが決めます。
自分たちで対戦相手を連れてこなければ試合をすることができません。
大人のところにトコトコ歩いて行き、『試合しよ!』と誘います。
コーチの笛の合図で大人を連れてコートに入ったら試合が始まります。
最初は遠慮がちだった大人もだんだん熱くなってボールを追いかけていました(笑)
大人も子どもも楽しそうにサッカーをしていました。
こういう機会をきっかけに、親と子どもがサッカーについて語り合うことができるようになったら、そしてサッカーってこんなに難しいんだってことが分かってもらえたら、子どもへの応援の仕方も少し変るんじゃないかなって思いました。
これからも『親子サッカー大会』を続けていきたいと思います。
つたえびと しみず
なでしこジャパンがW杯決勝で、ランキング1位のアメリカを破り、FIFA主催の大会で男女通して初の世界一に輝きました。
沢選手が大会MVPと得点王を獲得。
名実ともに世界ナンバーワンの選手になりました。
決勝は早朝でしたが、早起きして観戦しました。
過去24試合一度も勝ててないアメリカに対し、なでしこジャパンは2度リードを許しましたが、最後まで諦めることなく追いつき、PK戦での勝利は日本中を元気にしました。
明らかにアメリカのほうが身体能力が上。単純に走るのが速いし、身体はでかいし、日本は本当に良くがんばりましたねぇ。
ショートパスをつないで接触プレーを少なくし、支配率を高めることで身体的なハンデを克服したなでしこジャパンのサッカーこそ、この先日本サッカーが進むべき道かもしれません。
今テレビは『なでしこフィーバー』になっていますが、女子サッカーを取り巻く環境は決して恵まれているとはいえません。
多くの選手は仕事をしながらサッカーをやっています。
いい選手がプロ契約をしてくれる海外に活躍の場を移すのは当然のことです。
あの沢選手でさえ、7ヶ月前には当時の所属チーム日テレが財政難に陥ったため、『プロ選手とは今後契約できない』と告げられ移籍しています。
東京電力は無期限の休部を発表していますし、今は優勝して騒がれていますがこの先どうなるか分かりません。
30年前、女子日本代表が結成されたころは、女子サッカーが物珍しく、取材されても写真は下半身ばかりといった扱いを受けていました。
そのころに比べるとだいぶ改善されてきましたが、この優勝を一過性のものにしてはいけません。
北京五輪で金メダルを取った女子ソフトボールチームは今どうしているんでしょう。
同じ道を歩んではいけません。
日本のサッカー界の未来のためにも引き続き女子サッカーを応援していきましょう。
女子サッカーの繁栄が必ず日本のサッカー界に大きな影響を与えることになるし、昔の『父親とキャッチボール』が、『母親とパス交換』になれば日本のサッカー文化も変わります。
サッカー文化を変えなければ『男子の世界一』はありえません。
おめでとう!なでしこジャパン!
ありがとう!なでしこジャパン!!
つたえびと しみず
この3連休はU−8〜12までたくさん試合をすることができました。
U−11・12は16・17日静岡遠征、18日は四日市で試合。
U−9・10は3日間とも四日市で試合。
U−8は17・18日四日市で試合。
16・17日は暑く、18日は台風の影響で時折小雨の降る中、選手たちは元気いっぱいボールを追いかけていました。
16・17日の静岡遠征はいつも仲良くしているチームから3人の選手が来てくれて合同チームでの遠征でした。
同じ考え方で普段から指導しているチームの選手なので、即席チームでも全然問題なくゲームを楽しむことができました。
内容的にはやっぱりゴール前かな・・・
必死に守ってくるゴール前で、相手守備陣の想像を超えるプレーをしてゴールにつなげる。
そのためには、もっと『個の力』が必要と感じました。
ペナルティーエリア付近までは、チームでボールを大切にしながら運ぶことができるようになってきました。
そこからは個人の発想だったり、瞬間のひらめきだったり、個の力がゴールにつながるんじゃないかな・・・
ゴールが取れるまで何回もチャレンジです!
なによりこの3日間、多くの選手が元気に楽しくプレーできたことが一番でした。
さぁもうすぐ夏休み。
しっかり成長できるよう、選手・指導者ともにがんばりたいと思います。
つたえびと しみず
アルゼンチンで大変なことが起こりました。
リーグ最多33回の優勝を誇るアルゼンチン1部のリバープレートが、110年のクラブ史上初めて2部降格となりました。
入れ替え戦の1戦目をアウェーで0−2と落とし、後がなくなったリバープレートはホーム・モヌメンタルスタジアムでの第2戦を1−1で引き分けてしまい、2戦合計1−3で敗れ2部降格が決まりました。
これだけで終わらないのが南米サッカー(苦笑)
怒り狂ったサポーターがスタジアム内外で暴動を起こし、投石などで少なくとも25人が負傷。
1人が車にひかれて重体、商店も破壊されました。
南米選手権決勝の舞台となる同スタジアムは、警察の捜査のため一時閉鎖されました。
おまけに、約4万人収容のスタジアムに、偽造チケットなどで6万人が詰め込まれていた可能性もあり、セキュリティーに問題がありそうです。
アルゼンチンでは、ボカ・ジュニアーズと並んで超名門のリバープレート。
名門の上にあぐらをかいていた訳ではないでしょうが、降格には何か理由があるはず。
日本でもJリーグ発足前から日本のサッカー界を引っ張ってきた名門ヴェルディーが、2部に降格してから何年も経ちます。
当然理由があります。
リバープレートも1シーズンでも早く1部に昇格し、アルゼンチンサッカーを盛り上げてもらいたいものです!
つたえびと しみず
9月21日から始まる『ロンドン五輪アジア最終予選』の組み合わせが決まりました。
日本はバーレーン・シリア・マレーシアらと共にC組に入り、9月21日〜来年3月14日までの長丁場を戦うことになりました。
実力的にもロンドン五輪出場が決まる1位通過が、十分期待できる組み合わせですが、なにが起こるか分からないのがサッカーの怖いところ。
油断することなく万全の準備で五輪出場を決めてもらいたいものです。
A組に入った韓国は、カタール・サウジアラビア・オマーンといった『オール酷暑の中東』という厳しい状況。
オーストラリア・イラク・ウズベキスタン・UAEの入ったB組は『死のグループ』
それらに比べれば日本の入ったC組は『比較的楽』というだけで、実際は『死の恐怖グループ』といったところでしょうか。
というのは、それぞれの国は『国内部の情勢が不安定』という問題を抱えています。
バーレーンでは、民主化要求を掲げるデモ活動で死傷者が発生。一時的に沈静化も、従前まで回復とはいえず、外務省からは『渡航の是非を検討してください』のお達しが出ています。
シリアでは、デモ隊と治安当局が衝突。今年3月以降、南部ダラアなどで多数の死傷者。首都ダマスカスなども治安改善の見通しなしということで、『退避を勧告します。渡航は延期してください』とのお達しが出ており、6月のロンドン五輪二次予選では、ホーム戦をあきらめ、中立国ヨルダンで試合を開催したほどです。
マレーシアでさえ、一部で密輸、密入国や海賊事件、観光客の誘拐などが発生しており、外務省から『渡航の是非を検討してください。十分注意してください』とのお達しが出ています。
中東の政治情勢が半年後どうなっているか分かりませんが、十分な情報収集とセキュリティーでロンドン五輪の切符を手に入れてもらいたいものです。
つたえびと しみず