「満足な一日」

  • 2008年04月22日(火)

20日はU-11・12対象の練習ゲームでした。

U-11・12共に春先のこの時期には、毎年取り組む課題をやっているので、ゲームでは特にその部分を観ていました。
U-12の選手は、去年もやっていたことなのでさすがに多くの選手が“こだわって”いました。
U-11の選手は、今までの「いけーっ」のサッカーから少々頭を使った部分を要求しているので、なかなか上手くいきません。

ゲーム前に「こだわっていこう」という話をしても、選手達はどうしても夢中になって忘れてしまいます。
そう言えば今の6年生も去年はそうでした。それが1年たつと5年生の手本になれたりもしています。そう思うと「子どもってすごいな」って思ってしまいます。

いつも子ども達に教えられることばかりで我々大人も、その子ども達の成長についていかなければ置いていかれてしまうような・・・

家に帰って一日を思い返しては「今日もあのへんは失敗やったな」って考えることも多く、なかなか「満足な一日」は難しいなぁ・・・

これからも勉強しながら、子ども達と一緒に成長していきたいと思います。

       Coachしみず

北京五輪

  • 2008年04月18日(金)

北京五輪はどうなるんでしょうね?

世界各地ですでに始まっている北京五輪の「聖火リレー」。様々な国をつないで行きますが、いろいろと問題が起きているようです。

昔には1980年モスクワ五輪で日本選手団不参加という、スポーツの祭典とは程遠い悲しい歴史もありました。当時の出場予定選手が、無念の涙を流している場面をテレビを通して幼いながらに(?)観ていた記憶があります。

以前、中国には人が何人いるのか把握できない、生年月日もはっきりしない。そのため「何歳以下」というような競技にも年上の選手が出場している、なんて噂もチラホラ・・
今回の北京五輪のメイン会場「鳥の巣」も、複雑な形状のため建設中に作業員が多数墜落死したとか・・

何かと「ダーク」なイメージがつきまとう中国ですが、この北京五輪をすばらしい大会にして、新しい中国をアピールしてほしいと思います。

         Coachしみず

はじめの一歩

  • 2008年04月13日(日)

今日は新チームになって初めての試合でした。

うちのチームは4年生までと5年生からでは、だいぶゲーム中選手に求めることが変わってくるので、新5年生はとまどいもあるようでした。
4年生までは本能のままサッカーをしてきましたが、5年生からは少々頭を使ったプレーを求めていきます。
とは言ってもまだ5年生になったばかりなので、本当にほんの少し“かじった”だけの状態でのゲームだったのでさみしい結果になりましたが・・
6年生としては去年もやっているので、できてないといけないはずでしたが・・
5年生はまずはやり始めないといけないはずが・・

少年の指導の「継続」すること「我慢」することの難しさを感じました。
でも今日は「はじめの一歩」だったので、できること・できないこと、やろうとしていること・やろうとしていないことが、ある程度見えてきただけでも収穫でした。

今から一年かけて少しでも“できること”が増えるように、“やろうとすること”から始めていこうと思います。

         Coachしみず

指導者養成

  • 2008年04月11日(金)

JFA(日本サッカー協会)は指導者養成に関して様々なアクションを起こしています。

古くは1969年デットマール・クラマー氏(東京五輪から日本代表チームのコーチ・メキシコ五輪で銅メダル獲得に多大な影響を及ぼし、日本サッカー界の父と呼ばれた人)を迎えて、FIFAコーチングスクールを開催したときから始まります。

そのクラマー氏が日本サッカーへの提言として残された言葉に

@ 日本でサッカーのリーグ戦を実施すること
A 子どもの指導に力を注ぐこと
B 指導者の養成が大切であること

の3つがあります。

全く我々少年・少女の指導者にあてはまることばかりです。

JFAが発信している指導者向けの雑誌で4ページ半にわたって、指導者養成の現状・公認コーチ(A級・B級などJFAが定めるコーチの資格)の増加やリフレッシュ研修についてなどJFAの考えをまとめていました。
そこで、級を決めて講習と試験でランクアップを狙ったり、資格を取りっぱなしにしないように4年間で40ポイントのリフレッシュ講習を義務付けたり、いろいろ考えてJFAがおこなっていることが説明されていましたが、最後の部分に子ども達の「未来」に触れている指導者の「こころ」の部分について書いてありました。

《「夢を持つことが、子ども達の強い心をはぐくむ。夢があるから子ども達はあきらめずに努力できる」
これはJFAこころのプロジェクトの「ユメセンテキスト」に掲載されている言葉です。子ども達自らたくましく育っていくように、私たちは子ども達に何ができるかを考え、具体的に関わっていく必要があります。指導者は子ども達の興味・関心・能力に合わせた環境を提供することが大切です。もちろん「サッカーを教える」ことは大事です。そして「サッカーで」心豊かな人間性を育むことも指導者の重要な役割ではないでしょうか。子ども達が安心して何事にもトライでき、リスクを冒してチャレンジできる環境を指導者が提供することと、指導者が子どもの“無限”の可能性を信じて優しく見守る姿勢が大事であると思います。》

「サッカーを教える」こと以上に、我々少年・少女の指導者にとって、一番大切なことではないでしょうか・・

          Coachしみず

できること

  • 2008年04月07日(月)

最近読んだ2冊の本に気になる同じようなことが書いてありました。

1冊はサッカー関係者が書いた「サッカーで子どもを伸ばす」本。もう1冊はサッカーに関係のない「子育て」の本。
まったく同じではありませんでしたが、我々指導者にとって「ハッ」とする内容のものでした。

「子どものできないことを探すより、できることを見つけてほめてあげよう」

我々指導者は、ゲームを観ているとき「あの選手はここができへんなあ」とか「この選手は全然できへんなあ」ひどいときは「何でできへんのや!」とおこったりもします。
まったく「子どものできないことを探す」作業をしてしまいます。
そうするとゲームを観ているとき、いつもマイナス側に気持ちが働いてしまいます。
当然我々指導者は、ゲームでできないことを見付け、それに対して練習しなければなりません。そういう目で観なければなりませんが、それは指導者の心のなかに置いておき、口には出さないようにする。その代わり「できていることを見つけて褒める」ことを積極的にやることが大切であり、できることを認めてあげてからできないことをトレーニングするほうが、絶対子どもたちは前向き(ポジティブ)に取り組めると思います。そうすれば選手は気持ちよく取り組め、それが結局は上達を早めると思います。

ペルナもこれからは、そんなスタンスでやっていきたいと思います。

          Coachしみず

選手の安全

  • 2008年04月04日(金)

クロアチアで、サッカー界全体がよく考えなければならない衝撃的な事故が起こりました。

クロアチア1部リーグのザダルに所属していたフルボイェ・チュスティッチ(25)は、先週土曜日に行われたツィバリヤとの試合で壁に頭をぶつけ、その際に受けた強い衝撃が原因で命を落としました。
チュスティッチは事故の直後から重体に陥り、医師は彼を助けるため手術を行いましたが、3日間の昏睡のあと脳死が確認されました。

Jリーグもピッチのすぐ隣にスポンサーの広告看板が置いてあります。
プロサッカーリーグ・チームを運営していくのに、スポンサーの存在は非常に重要で、なくてはならない存在です。
スポンサーは宣伝効果と引き換えにお金を出していて、それがチームの収入になり選手・関係者がサッカーに携わっています。
Jリーグのピッチ脇に置いてある看板がどのような素材でできているか知りませんが、安全面は確保されているんでしょうかね?
スポンサーへの配慮が第一で、選手の安全が第二になっては決していけないと思うので、Jリーグ側も早急に調査してクロアチアで起きた悲しい事故が、日本で起こらないようにしてもらいたいものです。

そして、我々少年・少女の指導者も「サッカーの指導」が一番ではなく、「子どもの安全」が一番であることを、今一度確認したいと思います。

          Coachしみず

親の役割

  • 2008年04月02日(水)

先日紹介した「JFAこころのプロジェクト」で「夢の教室」を実施した「夢先生」に、参加した児童の保護者から送られた手紙のなかで、考えさせられるものがあったので紹介します。

『祐樹はワールドカップに魅了されて、小3の秋からサッカーを始めました。チームの他のメンバーは、みんな小学校入学当時からサッカーを続けてきた子どもばかりで、レギュラーメンバーをほぼ確定しており、本人はスタート時期が遅かったことに気後れを感じていたようでした。
プロサッカー選手になりたいという夢も自分の中にはあったものの「でもムリ、なれないだろうな」というあきらめもあって、人前でその夢を公言することはあまりありませんでした。
それがユメセンの授業の最後ではずかしそうに小声ではありましたが、「プロサッカー選手になって、テレビに出て有名になりたい!」という夢を先生や友達、ましてや元プロサッカー選手だったやっくんとひらっちの前で発表したので、とても驚きました。
おそらく、安永先生の話を聞いて(先生が小4からサッカーを始めたことや目標をもってあきらめずがんばったこと)自分も努力し続ければ夢がかなうかもしれない!と感じたのだと思います。
今までも、各界で成功した方々の話を聞く機会はありましたが、今回は祐樹の夢のゴールであるプロサッカー選手のお話を直接聞けたことが、祐樹の心に強く響いたようでした。
私は、「プロサッカー選手になりたい」等という大きすぎる夢を語る息子に「現実的に考えてムリじゃない?」と心の中で思っていたこともあり、「プロじゃなくて、学校の先生になって部活のコーチになったら」などという超現実的なアドバイスをしてしまったことがありました。
しかし、昨日のお話を聞いてとても反省しました。
子どもの夢を親がつぶしてしまっては、いけませんね。これからは、できる限り応援し、励まして、彼の夢がいつまでも続くように、一番のサポーターになってやりたいと思います。
子どもと私にたくさんのことを気付かせて下さったことに心より感謝致します。ありがとうございました。』

全文そのままです。
どうでしょう?
考えさせられますね。

         Coachしみず

卒部式

  • 2008年03月31日(月)

3/30は13回目の卒部式でした。

毎年いろいろな選手がペルナのジュニアを卒部していきます。毎年涙、涙の式になりますがその年によって微妙に感じることも違います。

卒部式で少し話しましたが、今年の6年生にはこちらが(指導者が)いろいろと勉強させてもらいました。

今年の6年生と日々接触することによって、ここ数年の悪い指導の仕方がはっきり分かり、それを直すために大きく路線を変更したこともありました。このことはペルナの、そして私自信の大きな財産となることでしょう。

他の学年に比べサッカーを始めた学年も遅く、最初は「どうなるかなぁ」なんて思っていましたが、結局はこちらが教えてもらうほど大きく成長した今年の6年生。「サッカーを楽しむ」ことと「夢をあきらめない」ことの大切さで我々指導者の目を覚ましてくれたことは絶対忘れません。

これからも「孫にボールリフティングを教えれるおじいちゃん・おばあちゃん」目指してサッカーを続けてください。

30日の最後のペルナの試合は楽しかったですか?

今日も少しサッカーが上手くなったようですね。

          Coachしみず

選手の融合

  • 2008年03月29日(土)

29日(土)はU-12で大阪遠征でした。

4チーム対戦しましたがそのうち3チームが中学生だったので、うちも当日空いている中学生が一緒に参加しました。

会場に着くと関東の強豪「M」チームが来ていて「なんかおもろそうやな」って思っていたら、案の定めっちゃおもろいことになりました。
現中1の選手は小学生と一緒に大阪の中1・新中1のチーム、それに現小6のチームとたくさんゲームしました。
現中1の選手は相手が同じ中学生なので、自分のプレーも精一杯やってましたが、先輩らしく小学生を上手くリードして後輩達を引っ張っていってくれました。

現中2の選手は2人だけだったので大阪の2つのチームと一緒に合同チームを組んで関東の強豪チームに挑みました。
これが観ていておもろかった!最初はぎこちなかった選手達も次第に初めて一緒にプレーするとは思えない程コンビがばっちり合ってきて観ていてワクワクしてきました。
サッカーってこれがおもろいんですよね。まったく知らない者同士がボールを通じて会話し分かり合える。サッカーの醍醐味です。いいもの見せてもらいました。

今日参加した選手の多くは、今日の感想を「ほんまにおもしろかった」とコメントしました。

そう思えた選手は今日、間違いなく少しサッカーが上手くなりました。

         Coachしみず

JFAこころのプロジェクト

  • 2008年03月28日(金)

昨年4月にスタートした「JFAこころのプロジェクト」

現・元プロサッカー選手が中心となって、小学校へ出向き「夢の教室」と名付けられた「体を動かす」授業と「トーク」の授業約90分を行うJFAのプロジェクトの話は、以前からこのコラムで何度か紹介させてもらいました。
この1年間に行われた「夢の教室」は240回を超えたそうです。

その中で象徴的なエピソードが雑誌に載っていたので紹介させてもらいます。

この「夢の教室」が終わると夢先生(授業を行った現・元選手)に子どもたちから「ひとことシート」という手紙が届きます。
自分の夢や授業の感想・エールなどが書かれたもので子どもたちと夢先生しか内容は知りません。

ある時その中の一枚に文章の一部に紙が貼られ冒頭に「夢先生だけに読んでほしい」と書かれたものが届きました。
そこには《自殺を考えたこともあるが夢先生の話を聞いて死のうなんて思わなくなった》という内容の切実な気持ちが綴られていたそうです。
この夢先生が伝えたメッセージは、一人の児童に希望を与え、その子が絶望の淵から救われる手助けとなるものでした。

またこんなエピソードも。

夢先生が小学高学年から中学にかけて自らが苦しんだいじめの話を打ち明けました。
この夢先生は、小1で始めたサッカーが最初はなかなかうまくならず悩んだが、小5のころから少しずつ頭角を現すようになった。しかしそれによってクラスで浮いてしまいみんなから無視されるようになってしまう。
ところがある日、一人の少年がサッカーの練習中に声をかけてくれ、そこから夢先生の暗かった毎日が変わり始める。夢先生は助けてくれた友達に感謝し、人を助けることができるような大人になろうと決心したという。
夢先生がこの話を始めると一人の少年がすすり泣きをしだした。後で担任の先生に聞いたところによると、その少年は野球がうまく所属する野球チームで、夢先生が体験したような状況に置かれていたそうです。
泣きながらも一所懸命夢先生の話を聞いていたこの少年の心に、夢先生の話は深く沁みこんでいったことでしょう。

一人でも多く「JFAこころのプロジェクト」を通じて夢先生の話で勇気を持ってくれたとしたら、このプロジェクトを始めた価値はあるでしょう。

ペルナでも「サッカーの上達」以上に大切なこういうことを、少しでも子ども達に伝えられたらなって考えています。
          
             ペルナSCしみず