蹴球人

  • 2010年03月18日(木)

枯れた芝生 まばらな観客
強くしたい 世界と戦いたい・・・
サッカーを愛する人々の情熱と
1日1日の積み重ねが『J』を生み
W杯出場が当然の出来事になった
忘れていないか 感謝の心を
なくしていないか ギラギラした目を
2010年6月 南アフリカ
受け継がれてきた蹴球人たちの魂を胸に
闘え そして熱くなれ

元日本代表・ガンバ大阪の永島さん(現ニュースキャスター)が、日本サッカー界への思いを語ったものです。

197〜80年代に日本サッカーリーグ(JSL)でプレーした選手は、枯れた芝生にところどころ土が顔をのぞかせているピッチ・1000人にも満たない観客の前で必死にプレーしていました。
今のJリーグの2・3万人の観客など夢のまた夢で、応援に来てくれた家族や友人をスタンドで見つけることは簡単だったようです(苦笑)

日本で『フットボール』がまだメジャーになっていなかったころから、日本サッカー界のために多くの人たちが努力してくれたおかげで、今の日本代表やJリーグがあります。
当時は、午前中に仕事をして午後練習するのが当たり前で、生活はギリギリでしたが目はギラギラして強烈な個性派の集団でした。
そのころから比べると今は恵まれているぶん、熱い気持ちが薄れてきているんじゃないかなって思ったりもしますが・・・

G大阪の遠藤選手が故郷の鹿児島に里帰りし、母校鹿児島実高を訪問、全校生徒の前で挨拶しました。
その直前に恩師であるサッカー部総監督の松沢さんに『ネクタイを上までしっかりしめろ!』と叱られました。
遠藤選手は『(服装を)ちゃんとしていても直せって言われる。相変わらず厳しい』と苦笑い。
前夜に松沢総監督らと食事をし、地元名産の黒豚を振る舞われました。しかし、体脂肪が増えることを気にして野菜しか食べなかったそうです。ビールもコップに半分だけ。
総監督は『アイツも本当のプロになったんだな』と喜んだそうです。

そういえば、Jリーグが開幕して1・2年目のころに、永島さんと当時の日本代表の主将と一緒に食事をする機会がありましたが、永島さんも酒は口にしませんでした。その時『やっぱりプロやなぁ』って感じたんを思い出しました。(ちなみに主将さんはたばこも酒もやってましたが・・・苦笑)

昔の蹴球人たちは日本にフットボールというスポーツを『普及』させることに必死でしたが、今の蹴球人たちはその普及とともに『レベルアップ』に必死になっています。

岡田ジャパンの目標『W杯ベスト4』に少しでも近づけるよう、微力ながら我々も協力していきたいと思います。

       Coachしみず

残り2週間

  • 2010年03月16日(火)

13・14日は6年生の最後の遠征でした。

風邪が流行っていて8人が欠席、12人の参加というギリギリの状態でしたが、特に6年生は最後までがんばっていました。

中学校のグランドだったので大ゴール・大コート。
それに、やっぱり大阪の選手は身体能力が高い!
相変わらずペルナは狭いスペースで細かいサッカーをやって対抗しましたが、結局1点も取れず全て負けてしまいました(苦笑)
それでも、外から見ていて『ペルナらしさ』は十分出ていたし、細かいパスワークで相手を置き去りにする場面も何回かありました。
中学生になったら『蹴れる』距離が伸びるので、今狭いスペースでやっているパスワークを拡げることができれば・・・ ボールを支配する時間も増えるだろうし、後はゴール前の崩しの部分が上手くいけばいけるんじゃないかな・・・ ただ、もっとパスの精度であったり、コントロールの質やアイディアなど、やらなければならないこともたくさんあるので、この先もゆっくりやり続ける必要があると思います。

さぁ、6年は残り2週間になりました。
最後の最後にどんな『ペルナらしさ』を選手たちは見せてくれるでしょうか。
今から楽しみであるとともに、残り少ないことを寂しく思う今日この頃です。

      Coachしみず

卒業

  • 2010年03月12日(金)

3月9日、中学校の卒業式がおこなわれました。

サッカー部の選手も“晴れて”卒業していきました。
サッカー部の選手の多くはペルナ出身なので、長い人で9年間一緒にサッカーをやってきた仲間との別れは、少々寂しい気持ちになったことと思います。

本当にいろいろなことがあった学年でした。
幼稚園のころお兄ちゃんの練習や試合にひっついてきてボールを蹴っているちびっ子は、お父さんの後ろに隠れて照れ笑いを浮かべていました。
ペルナに入ってからは、あきらかに『でかい』ユニフォームを着て少し自慢げにグランドに出て行きました。
低・中学年のころは高学年の試合に出て、押されてこけて泣いて戻ってくることも一回や二回ではありませんでした。

『大きなったなぁ』

少年時代も中学になってからも、その選手らしく個性的にいつもがんばる選手たちばかりでした。
こちら側もいろいろ学ばせてもらったこともありました。選手・指導者ともに成長してきたと思います。

今まで一緒にやってきましたが、これからは別々の道に進んでいきます。
多くの選手は高校サッカーの道に進み、真剣勝負に挑みます。寮に入る選手もいます。それぞれの道で、その人なりのアプローチの仕方で、高校生活も精一杯がんばってもらいたいと思います。
そして、酒が呑める年齢になったころ、またみんなで集まってボールが蹴れたら・・・幸せなことと思います。

今年度からペルナのトップチームが正式に活動を始めます。
みんながペルナに戻ってこれる場所ができました。
9年間一緒にボールを追いかけてきました。
それぞれの場所で何年かサッカーをやって、いろいろな経験をしてきてください。
結婚するころか、子どもが生まれるころ、また一緒にボール蹴ろう!
楽しみにしています。
その時に『コーチも年取ったなぁ』って言われないように、トレーニングはかかさないつもりです(笑)
いつの日か、また一緒に・・・
Boa sorte!

       Coachしみず

6・7日

  • 2010年03月09日(火)

6・7日はU−12で滋賀遠征でした。

二日間ともあいにくの雨でしたが、6年生が少ない中選手たちはめっちゃがんばっていました。

この時期の雨は非常に寒いので、午前と午後でユニフォームを変えるなどの工夫をして対応しましたが、試合と試合の合間は『寒っ』って言いながら過ごしました。

幸い良いグランドだったので、相当雨は降りましたがグチャグチャにならず、各チームは個々の持ち味を存分に発揮できた楽しい二日間になりました。

我々指導者は、選手ががんばって自分たちの持っている技術を出し合ってやるゲームという名の『発表会』を観ることは楽しみの一つですが、もう一ついろいろな指導者と話をすることも大きな楽しみです。

今回はそこで『高校選び』についての話が出ました。
自分のチームでジュニアユースを持っているチームの指導者は、『高校に選手が入るまで』が自分たちの役割だと考えています。
もちろん高校に入ってからも見守ってはいきますが・・・

今まで見てきた選手が多いほど指導者も経験しています。
この日集まった指導者のチームからは毎年多くの『良い選手』が様々な高校へと進学していきます。
高校選びにはいろいろなポイントがありますが大きくは二つ。一つはサッカーの質で、もう一つは学力。

選手は一人一人顔が違うように違うプレースタイルを持っています。それと同じようにそれぞれの高校の指導者たちも自分の好きなサッカースタイルがあります。どんなに良い選手でもスタイルの合わないチームを選んでしまうと出場機会に恵まれないことがあります。やっぱり選手は試合に出て経験して成長していくので、「試合に出られない」ということは避けたいものです。そうすると高校選びの一つの大きなポイントとして『チームのスタイルが自分に合っているか』が大切になってきます。
いくつかの高校が候補として上がったら次は『学力』です。希望する高校に入ることのできる学力を、その選手が持っているかどうか・・・
どんなにその高校を望んでもあまりにもかけ離れた学力では、『どうしようもない』というのが現実です。少しの離れは努力でなんとかなりますが、大きな離れは・・・
やっぱり勉強は大切です。
学力が足りないために希望する高校に進学できないなんて寂しいことです。

スポーツが得意な子がいれば苦手な子もいます。それと同じように、勉強が得意な子もいれば苦手な子もいます。
自分の将来のために勉強で一番になれとは言いませんが、なんとか真ん中あたりでいられるように勉強する『クセ』みたいなものを付けさせるのも、我々少年の指導者の仕事ではないでしょうか。
例えばきらいなピーマンを食べるのは、サッカーでがんばるための強い身体を作るため、見たいテレビを見ないで早く寝るのは、サッカーで試合中ずーっと走り続けることのできる体力をつけるため、勉強するのは希望する高校・大学に入ってサッカーを続けるため・・・
そんな風に考えていろいろなことを努力できる選手になれるよう導いてあげられればって思います。

        Coachしみず

サッカーとメディア

  • 2010年03月05日(金)

今日は『サッカーとメディアの関係』について考えたいと思います。

スペインで4年メディアとして仕事をしている人が興味深い記事を書いていたので紹介します。

その人が『プラチナ世代』と呼ばれたU−17日本代表がビジャレアル国際大会に参加した際のインタビューでのことです。
大会2日目のレアル・マドリード対U−17日本代表の試合後、両チームの注目選手と監督に短くインタビューする機会がありました。

最初に話を聞いたのがレアル・マドリード。
事前に取材したい3選手をリクエストしていたため、監督がわざわざ連れてきてくれたそうです。
記者が顔と名前が一致しないのに気づくと、選手の名前・背番号・ポジションを教えてくれ、1人ずつ引き渡してくれる親切さ。
選手にマイクを向ける前には、監督が笑顔で「よろしく頼むよ」と声をかけてくれ、横で選手がどういう話しをするのか観察し、まだ取材慣れしていない選手が言葉に詰まったときには、リラックスさせるような冗談を横やりとして入れるなど気を遣ってくれたようです。

続いてU−17日本代表の取材に向かったこの記者は、取材を仕切るチームスタッフに「監督への質疑応答は3分以内でお願い」と少々高圧的な態度での先制パンチを食らいました。
次に話を聞きたい選手をリクエスト。
依頼した通りの選手をスタッフは連れて来てくれましたが、試合内容(2点を先制しながらも後半に2点入れられて引き分け)に不満だったのか、選手は終始ふて腐れた様子。
この記者にして「いままでスペインで多くの選手にインタビューしてきたが、これほど露骨に不機嫌な態度を見せられたのは初めて」と言わしめるような態度だったらしい。
まあ彼らはまだ17才。仕方ないか・・・と自分に言い聞かせながら「スペインでプレーしたい気持ちは?」という質問をしたら隣にいたスタッフに「すいません。その質問はなしで」とNGを出される始末。
インタビュー後、そのスタッフから「代表は、選手を借りている立場なのでああいう質問はまずいんです」と説明されたらしい・・・

この記者(日本人です)はスペインでの4年間、その場で質問を遮られたのはこの時が初めてで、ガードの固いメッシでさえインタビューが始まれば関係者や父親は「ご自由にどうぞ」の態度で質問にNGを出すことなどなかったそうです。

クラブと代表、違う立場でなかなか難しい問題もあると思いますが、確かに日本でサッカーがメディアに露出する機会は年々減っているのではないでしょうか。

選手側から聞く話によると、自分の伝えたいことが間違って報道されることが多いといいます。少々の違いならまだしも時には『正反対』なことも珍しくないようです。しかし、間違った報道をして損をするのはメディア側。メディアは選手の情報を欲してるし、選手もメディアに露出することで人気につながったりします。お互いが共存共栄していくことが大切で、両者が協力してサッカー界を盛り上げていかなければ、どんどん日本のサッカーは下降線をたどっていく一方です。

ゴルフの石川瞭君ではないですが、サッカー界にも救世主が現れて、毎日のようにメディアに露出し、サッカーに興味のない人にも興味を持ってもらえるようにならないと、プロを目指す子どもたちの夢を消してしまうことになりかねない状態です。

なんとかしなければならない今、先頭に立ってやるべき日本サッカー協会がこんなことでは・・・
がんばってほしいものです!

       Coachしみず

27・28日

  • 2010年03月01日(月)

27・28日は3・4・5年生と2年生の一部で大阪遠征に行ってきました。

今回もいろいろなことがありました。

行きのバスでは気分の悪くなった選手がいました。
多くの選手が
『大丈夫か?』
『もうえーか?』
などと声をかけています。

『みんな優しいなぁ』
バスを運転しながら幸せな気分になりました。

28日はあいにくの朝の雨でグランド(芝生)が使用できず、予定されていた試合は行われませんでした。
しかし、主催者のご配慮でグランドを手配していただき、1日まるまる楽しむことができました。

そこでも感心することがありました。
試合と試合の空き時間の過ごし方が非常に良く、少しびっくりしまいた(笑)
まず弁当関係。
1日目2日目ともに宅配の弁当を食べたのですが、選手たちがその後片づけを自分たちで全て完璧にできたこと。きっちり分別できてコンパクトにまとめられたごみは、ごみに見えないくらい(笑)きれいなものでした。

試合と試合の間は遊びます。
もう一つびっくりしたのは、その遊びがサッカーになっていたことでした。
『コーチ見て見て!できるようになったで!』
『新しい技考えた!』
そんなことを言いながらずーっとリフティングしています。
この日集まった他のチームは、どのチームの選手もリフティングが上手い選手ばかり!おまけにスペシャルゲストにホストチームのOBが遊びに来ていたのですが、この人がリフティングがめちゃめちゃ上手い!今まで見た中でベスト3に入る上手さでした。
そこらへんも良い刺激になったのでしょう。
一生懸命に練習しているペルナの選手を見て
『こいつら絶対上手なる!』
と確信しました。

帰ってきてから
『遠征楽しかった人?』
と聞いたら全員が
『はーい!』
手を挙げる子どもたちの顔を見て、
『良かったなぁ』
と思いました。

今回も選手・指導者ともにいい経験ができて、楽しく大成功に終わった遠征でした。

     Coachしみず

みんなで育てる

  • 2010年02月23日(火)

20・21日の二日間、たくさんのこだわりのチームと試合しました。

6年生が対象の試合でしたが、県外のチームは事情により5年生以下のチームでの参加や、人数の関係で6年生に下の学年が入っていることもありました。
5年生が入っていることはもちろん、4年生はめずらしくありません。
3年生・2年生も入っています。
4・5年生は6年生のなかに入っていても体の大きさはそう変わりなく、指導者との会話の中で
『○番何年生?』
『4年生』
『4年か!やるなぁ』
って感じでびっくりします。

しかし、3年生や2年生はさすがに一目見ただけでわかります。明らかに『ちっさい』ですからね(笑)
それが『キレとる』チビがおるんですわ(笑)
でかい6年生相手に臆することなく、今自分の持っているものを全て出そうとしています。ぶつかればこけるし、パワーでは負けてしまいますが、時々でかい相手をやっつけていました。
本まに『やるなぁ!!』です。

チーム事情で6年生の試合に小さい選手を出さなければならないんですが、小さい選手にとっては早くから多くの経験が積めますし、プラスになってもマイナスになることはありません。
例えば3年生の選手は、6年生の試合に参加できるし5年生の試合にも参加できる。4年生の試合にも参加できるし、当然同じ学年の3年生の試合にも参加できます。
他の選手よりも多くのチャンスが巡ってくるし、多くのことに挑戦する権利を与えられます。

チームは当然、小さい学年の選手が出場しているので試合には負けてしまいますが、小さい学年の選手は絶対伸びるし、大きい学年の選手も必ず伸びます。
大きい学年の選手は小さい学年の選手の分までがんばらなくてはいけないからです。

この二日間試合をしたチームの指導者は、チームの勝利よりも選手個人を伸ばすことに重点を置いている人たちばかりなので、どんなに小さい選手が出てきても文句を言わないし逆に『ええなぁ〜』って言うぐらいです。

選手は当然、所属チームで育てますが、こんなふうに志を同じにしている仲間のチーム全部で育てることもできると思います。

一緒に切磋琢磨しているチームから一人でも多くの『良い選手』が現れることを、20・21日に集まった全ての指導者が望んでいます!

        Coachしみず

13・14日

  • 2010年02月16日(火)

13・14日はU−10・9・8で奈良遠征と大阪遠征でした。

U−8は13日の奈良遠征だけでしたが、いつも点数では負けるペルナがグループリーグ1位通過の決勝進出!決勝は負けてしまいましたが内容的には全然OK!みんな上手くなってます。
まだ思うようにボールを運ぶことができない選手もいますが、みんな『やろう』としています。

ペルナではいつも言っていますが『できるかどうかじゃなく、やろうとするか』が大切です。やろうとしなければできるようにはなりません。やってみて失敗してまたやってみる。少しずつ確実に成長していけばOKです。
U−8のいつもの『ダンゴサッカー』での準優勝は、選手たちのがんばりによるもので大変評価できるものだと思います。

U−10は2日間、相変わらずその多くの試合に敗れましたが、内容は良かったです。

U−10の選手が、13日は4人、14日は5人と少ない中、『さすがは4年生!』というプレーで十分存在感をアピールしていました。
U−9の選手もめっちゃがんばっていました。
つい最近まで“ふわー”っとしていた3年生もがっつりボールに行ってましたし、時々2人3人の間を“するする”っと割って出てくる場面もあったし『成長したなぁ』って思いました。

『コーチ!今日新しい技考えてきた』と言ってくる選手に『試合でやってみ』と試合前に話していましたが、速く強いプレッシャーの中、何も『させてもらえない』場面もあり、これからの課題もよく見えた2日間となりました。

『確実に上手なってるなぁ』
2日間の率直な感想です。

人によって成長にスピードの違いはありますが、間違いなく上手くなってます。
そして何より、選手みんなが『うれしそうに』ボールを追っかけていたので、それが一番の収穫かな・・・

遠くまでたくさんの保護者の方が応援にみえました。
それに応えるように選手たちはめっちゃがんばっていました。
我々ペルナのスタッフもめっちゃがんばって、保護者・選手たちの『サッカーファミリー』が幸せになれるように努力と工夫をしていきます。

結局、選手たちに元気をもらっているのは我々大人たちです!

      Coachしみず

東アジア選手権

  • 2010年02月15日(月)

韓国・中国・香港と日本の4カ国で戦った『東アジア選手権』は中国の優勝で幕を閉じました。

14日の日曜日に行われた日韓戦をテレビで観戦しましたが・・・

結果は1−3の惨敗。
最終順位は3位でした。

韓国戦は国内組の現時点でのベストメンバーで望みましたが、前半にDF闘莉王が退場になり(韓国もその後1人退場になりましたが)奪ったゴールはPKによる遠藤の1点のみ。
逆に韓国のゴールは同じくPKによる1点と、シュートがDFの背中に当たってコースが変わる不運なゴール、最後の3点目は日本DF陣を完全に崩したゴールでした。

新聞紙面には『岡田監督解任か!?』というような記事が載っていましたが、W杯まで残り4ヶ月となっての監督交代は現実的には難しいでしょう。

今回の東アジア選手権での収穫は『日本のサッカーは今のままではいけない』ということが分かっただけで、W杯に向けて明るい材料は何もないように感じました。

今のままでは世界に通用しない、というかアジアでも通用しないというのが本当の話ではないでしょうか。

何だかよく似た選手ばかりで、海外の選手やメディアには『髪型とスパイクが一緒なら誰が誰だか分からない』と思われているんじゃないでしょうかねぇ(苦笑)

しかし、日本代表に入るような選手はすごい選手ばかりで、もちろん誰でもなれる訳はありません。
それなのにまったく相手にならないのはなぜでしょう?
日本はここ15年位で本当に力を付けたのでしょうか?

指導の現場を『オートメーション化』して『金太郎飴』を作ることには成功したでしょう。
その結果がこれです。
なんとかしなければなりません。
このままでは日本における『サッカー』は終わってしまいます。
今のA代表では遅いんです。
監督は誰がやっても難しいでしょう。
もっと若年層から指導者がしっかりしたポリシーを持ってやらないと・・・

みんなでがんばりましょう!

日本のサッカー界の未来のために、そして日本のサッカー小僧のために!!

       Coachしみず

パートナーシップ協定

  • 2010年02月14日(日)

日本サッカー協会とスペイン協会が『パートナーシップ協定』を結び、東京都内で両国協会会長が出席して調印式がおこなわれました。

協定では『育成年代の指導者養成』をメインに提携しましたが、両国会長は代表同士の対戦についても語りました。
対戦について、スペインのリョナ会長は『私はイエスと言っている。次のシーズン中に』と前向きの発言。
日本の犬飼会長も『W杯前は日程的に無理、新チームの最初の試合で』と発言。
W杯南アフリカ大会後、次期日本代表監督のお披露目試合として開催したい意向のようです。
さらに犬飼会長は『定期戦になるかも』と、年に一度、両国が交互にホーム&アウェーで対戦する定期戦になる可能性も語りました。

スペインは現在FIFAランキング1位でW杯南ア大会の優勝候補の一つ。今日本が最も参考にしたい国といえるでしょう。
『体格の似ている、世界の強豪国の育成ノウハウを参考にしたい』
おもしろい試みですが、それと平行して日本に『サッカー文化』を根付かせなければ『猿まね』に終わってしまうような気がします(苦笑)

      Coachしみず