歴史的大敗

  • 2011年10月25日(火)

今季無敗だったイングランド・プレミアリーグ2位のマンチェスター・ユナイテッド(マンU)が、ホームで首位マンチェスター・シティー(マンC)とのダービーマッチに1−6と完敗しました。

ホーム・オールドトラフォードでのリーグ戦で81年ぶりの6失点という歴史的大敗を喫し、ファーガソン監督は『常識的な判断が必要だった。自分の監督史上最悪の結果だった』と、0−1で迎えた後半2分にDFエバンスがバロテリを倒して一発退場になった後も、攻撃的態勢をとったことを悔みました。

マンCもバロテリ、シルバ、アグエロ、ジエゴなどを揃えるスター軍団。
例えマンUといえども守備の歯車が狂えばこんなこともあるでしょう。
去年はレアルがバルサにボコボコにされたこともありましたしね。

名将ファーガソンでさえ、悪くなった流れを修正することはできなかったようで、我々が『流れが悪いな』と感じても修正できないのはある意味当然のことかもしれません(苦笑)

マンUのFWルーニーは歴史的大敗の試合後、自らの誕生日を祝ってロンドン市内の中華レストランを貸し切りにし、カラオケなどを楽しんだようです。
この誕生会には、イングランド代表での同僚でマンCに所属するGKハート、MFバリーも参加したそうで、試合が終われば敵味方は関係ないというスポーツマンらしい一面も見せました。

今後もこの2強にチェルシー、アーセナル、リバプールなどがどう絡んで行くか、プレミアリーグから目が離せません。

      つたえびと しみず

ボール保有率

  • 2011年10月24日(月)

8−0で大勝した先日のタジキスタン戦で、おもしろいデータがあったので紹介します。

この試合での日本のボール保有率はなんと71.7%!
圧倒的にボールを保持していたことになりますが、個人でみると1位は香川の5分08秒(出場95分)
2位は遠藤の5分02秒(出場95分)でした。
逆に短かったのはGKの川島かと思いきや、意外やFWのハーフナーで、なんと23秒!(出場50分)
2位は李の36秒(出場44分)で、川島は3位の44秒(出場95分)でした。

ハーフナーは出場50分中たった23秒しかボールに触っていませんでしたが2得点!
ほとんどがワンタッチ・ツータッチのプレーであったことを証明しており、足元の技術が少し怪しいことを物語っています(苦笑)

またクロスの本数は集計史上最多の63本!
今までの記録は06年アジア杯予選のイエメン戦での48本だったことからすると、大幅に増えていることが分かりますが、その割には精度が低かったと思うのは私だけでしょうか(苦笑)

これも194cmのハーフナー効果と言えますが、この先もっと強いチームとの対戦のときに日本のオプションとして通用するか、少し時間をかけて試していく必要がありそうです。

まぁもう少し足元の技術を上げて、前線でボールキープができるようになれば一つの武器になりそうですが、そうでなければ負けている試合のラスト10分『ボール放り込み作戦要員』になりそうです。
まだまだ経験が必要ですね!

      つたえびと しみず

デルピエロ

  • 2011年10月22日(土)

元イタリア代表FWデルピエロが日本に移籍する可能性があると、21日付のイタリア紙が報じました。

所属するユベントスのアニエリ・オーナーは同選手が今季限りで退団すると明言していますが、レプブリカ紙(電子版)は「(古巣の)2部パドバ、米国、日本が獲得を狙っている」と報道。

デルピエロは親日家で知られていて、東日本大震災の復興支援にチャリティーTシャツの販売などで約2300万円を寄付しています。

もし実現してJのピッチでデルピエロがプレーすることになったら・・・

一昔前はバッジョが日本に来るという話もありましたが、かなわず・・・

是非、デルピエロを生で観てみたいものです!

       つたえびと しみず

テベスに罰金!

  • 2011年10月18日(火)

マンチェスター・シティーのアルゼンチン代表FWカルロス・テベスにチームから重いペナルティーが課せられそうです。

テベス選手は9月27日の欧州CLのBミュンヘン戦で監督の途中出場指示を拒否。
試合終了後さっさと帰ってしまった問題で、当初テベス選手は『試合に出る準備はできていた』と誤解を主張していましたが、チームは2週間の練習参加禁止と罰金50万ポンド(約6100万円)を決めていました。

それが試合後のテレビインタビューで『気分が悪くてプレーできなかった』と出場拒否が故意だったことが発覚。
チームは6週間の練習参加禁止と罰金150万ポンド(約1億8400万円)を言い渡しました。

なんとなくテベス選手と監督の不仲説が流れてきそうですが、しかし罰金1億8400万円って給料いくらもろとんねん!ってつっこみたくなるような金額ですよね(笑)
もらうお金が大きければ、払うお金も大きいってことですかね(苦笑)

テベス選手もこんな記事で話題になるより、プレーのほうで話題になってもらいたいものです!
私は結構好きな選手なんですけどね(笑)

      つたえびと しみず

15・16日

  • 2011年10月17日(月)
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15・16日の2日間、元JEF千葉の育成コーチの池上さんに来ていただき、2回のトレーニングと保護者向けの講演会を開いていただきました。

15日朝7時に千葉を出発して12時に菰野に到着。
昼食後すぐにトレーニングをおこなってもらいました。
2回のトレーニングは全てのメニューが『周り・仲間を意識したもの』となっており、1〜6年生同時に行うトレーニングは普段自分たちがやっているのとは大きく違い非常に興味深いものでした。

キーワードは
『助け合うこと』
『みんなで楽しむこと』

トレーニングの内容はポイントさえ押さえていれば後はどうアレンジするかだけで、根本的なところを間違えなければ大丈夫。
サッカーに必要な要素をいかにトレーニングの中で子どもたちに自然と入れれるかが指導者の腕の見せ所です。

少年サッカーの指導の『根本』を学ばせてもらった気がしました。

15日のトレーニング終了後、場所をグランド隣のコミュニティーセンターに移しての『保護者向けの講演会』
私を含め保護者の人には耳の痛い話も多かったと思いますが、非常に勉強になったし、参考になりました。
多くの保護者のかたが参加してくれ、なかには熱心にメモを取りながら話に耳を傾ける保護者も多く、有意義なものとなりました。

今回はチームの合宿も兼ねていたので、1日目終了後希望者は宿泊場所に出掛けました。
1〜6年生で約40人の宿泊。
1〜3年生には初めて泊まる選手も多く楽しみな宿泊でしたが、5・6年生が下級生の面倒をよくみてくれ、『さすが高学年!』と思わせる場面が数多くありました。
食事の準備も全て自分たちでできましたし、風呂の後片付け・退所するときの部屋の確認・食堂の後片付けも『誰が隊長する?』と聞けば『はーい』『はーい』『おれおれ』と多くの選手が立候補してくれて誰に隊長を任命するか迷うほどでした(笑)

4年生以下には、テンションが上がり過ぎて夜あまり眠れず、2日目のトレーニングはリタイヤする選手も何人かいましたが、それも経験。
多くの失敗を経験して子どもたちは成長していきます。
そんなことを改めて思わせてもらった貴重な2日間でした。

今回も、このイベントを開催するに当たり多くの人に協力してもらいました。
池上さん・アシスタントの坂崎くん・ペルナ保護者・ペルナサポーターズクラブのアレグロ・一緒に楽しんだ他のチームのみんななど、多くの人の支えでまた一つ子どもたちは貴重な経験をし、ポケモンのように『経験値』を上げました。
本当に感謝します。
ありがとうございました。

       つたえびと しみず

災害復興派遣B

  • 2011年10月14日(金)

4泊5日の災害復旧支援から帰ってきました。

1ヶ月ほど過ぎた後の5日間だけだったので、本当のことは分かりませんが庁舎での会話、
『誰か知り合い亡くなった?』
『同じ町内の○○さんのところが家族全員流されて4人亡くなった』
を聞けば凄まじさが分かります。

初めての体験でなんて言ったらいいか・・・

確実に言えることは『いつなにが起きてもおかしくない世の中である』ということ。
そして『今を大切に生きる』ことが大切であるということ。
これからも時間を大切にしよっと!

つたえびと しみず

災害復興派遣A

  • 2011年10月12日(水)

災害復興派遣で熊野市に来てから3日が過ぎました。

普段は熊野市庁舎(三重県庁の支店のようなもの)に詰めているのですが、そこでの人々の挨拶が少し気になりました。

庁舎で知り合いに偶然・久しぶりに会うと
『まぁ、久しぶり!家どうやった?』
と最初に聞きます。
聞かれたほうは
『おじいちゃんの家が床上、うちも床上』
と返したりします。

やっぱり後片付けが大変らしく、
『昨日やっと畳を上げて落ち着いたわ』
と話していました。
特に大変なのが、
『泥』『消毒』『臭い』
だそうで、スーパーの駐車場なんかにも泥水の跡が残っています。

もっとひどいところは、家が流れてきていたり、一つの集落全部が水没していたり・・・

東北といい今回の紀伊半島といい、自然には勝てませんが国民全員で力を合わせて乗り越えて行きましょう!

小さいことでかまいません。

できることから・・・

      つたえびと しみず

タジキスタン戦

  • 2011年10月11日(火)

W杯アジア3次予選タジキスタン戦が大阪・長居で今日おこなわれました。

6人がペナルティー・エリアのライン上に並び、その前に3人が並ぶという『超守備的』な布陣で戦うタジキスタンに対して、日本代表は高さのあるハーフナー・マイクをワントップにして臨みました。

結果は8−0の完勝。

完全に引いて守る相手に、ハーフナーの高さは効いていました。
サイドからクロスが上がってしまうと、頭一つ高いハーフナーを止めることはタジキスタンには不可能で、先制点と後半の1点目の2点を入れて交代しました。

ただ、今回のタジキスタンは『大丈夫?』って感じで、なんかおかしいなって思う位でした。
あんなに簡単にボールを回させて、あんなに簡単にクロスを入れさせていたんじゃハーフナーの頭に合わなくてもこぼれ球を狙われます。
事実、前半の2点目と3点目はそんな感じでしたね。

まあ大量点が取れたことは良かったし、リーグ戦である以上得失点の問題もあるし、次にいい感じでアウェー戦に行けるんじゃないかなって思います。

今回、ハーフナーと中村憲剛は良かったですね(笑)

しかし、ヤット(遠藤)は上手いなぁ〜!!
何気ないショートパスとリターンが・・・
なんて言うのかなぁ・・・
何気ないパスを観ているだけでうれしくなってきます。
あくまでも個人の感想ですが(笑)

      つたえびと しみず

災害復興派遣

  • 2011年10月10日(月)

10〜14日の間、台風12号による災害復興派遣で熊野市に来ています。

紀伊半島では1か月余り前の台風12号による豪雨で、がけ崩れや土石流などの土砂災害が各地で発生し、住宅が破壊されたり、川がせき止められたりする被害が相次ぎました。
国土交通省が人工衛星や航空機から撮影された写真などを基に分析した結果、土砂災害は奈良県と和歌山県を中心に、紀伊半島の合わせて3077か所で発生し、崩壊した地域の面積はおよそ950万平方メートルに上ることが分かりました。
また、崩壊した土砂の量は東京ドーム80杯分に相当する少なくともおよそ1億立方メートルに達しています。
これは、おととし7月、山口県や福岡県などに被害が出た「中国・九州北部豪雨」による土砂災害のおよそ42倍に当たり、戦後の大雨による土砂災害では最大の規模だということです。

今日は朝会社を出発して、昼ころ現地に到着。
午後は地元の町役場へ行っただけでしたが、その途中の海岸線はおそらく夏は海水浴場としてにぎわいをみせるであろう砂浜に、まったく似合わない流木が多数流れ着いていて、とてもじゃないがこのままでは来年に海水浴はできません。

明日からどこへ派遣されて行くかまだわかりませんが、どこへ行っても何か感じることができそうです。

東日本大震災といい、この台風12号の豪雨被害といい、結局は『自然の前に人間は無力』ということを感じてしまいますが、だからこそ我々にはやらなければならないことがあるような気がします。

何かを『感じ』れればいいなと思います。

     つたえびと しみず

タジキスタン

  • 2011年10月08日(土)

W杯アジア3次予選・日本VSタジキスタン戦が、11日大阪でキックオフされます。

ところで、タジキスタンってどんな国か知ってます?
戦いの前に相手を知るということで、少し紹介したいと思います。

91年12月に旧ソ連解体とともに独立した中央アジアのタジキスタンは、北海道の約2倍の面積を持ち、タジク語を話す農業とロシアへの出稼ぎが中心の国です。

国民性は一言で言うと、『の〜〜〜んびり』だそうです。

本人がタジキスタン人のビジネス・パートナーに『大至急ファックスを送ってください』と頼むと、『今、これから送るところだよ』との返答。
実際送られてきたのは1週間後。
その間、音信不通だったといいます。
しかも、その期間何をしていたかというと、『ホリデーでちょっと旅行に出掛けてました』・・・(苦笑)

また、首都ドゥシャンベで同国政府役人と会合を持つため、同国国内大手旅行関係者と事前にスケジュールを綿密に打ち合わせて現地空港に降り立った時に、迎えに来た関係者は開口一番、『ようこそ。あれ?ところで君は、何をしにきたんだっけ?』と言ったといいます(苦笑)

せっかちな日本人では考えられないことですが、中学の世界史の教科書に日本の戦国時代のサムライや、広島への原爆投下の記述があり、太平洋戦争後の復興をリスペクトする親日家が多いということです。

自国の内戦によって苦しい経済状態が続くタジキスタンにとって、戦後急速に発展した日本は目標とするべき国なのかもしれません。

まぁサッカーの試合には全然関係ありませんが、試合でもリスペクトして今回は勝利を譲ってもらえればありがたいですけどね(笑)

      つたえびと しみず