文化

  • 2008年11月13日(木)

日本サッカー協会のアドバイザーを務めるオシム氏が、日本代表にゲキを飛ばしました。

W杯アジア最終予選を戦う日本代表に対し「W杯予選を突破するのは最低限のこと。もしできなかったら何が起きるか(代表選手が)自分たちで感じてほしい。地位が上がれば責任も増す」と発言しました。

同時に日本サッカーの現状について「進む方向は間違っていない」とした上で「どういうサッカーをしたいのか、どこに目標を置くのかということについて共通理解を持つべきだ」と述べました。

まさにその通りでしょう。「どういうサッカーをしたいのか」というか、「10年後世界のトップと対等に戦うために、今何をするべきか?その10年後ピッチに立っているであろう今の少年は、今どんなサッカーをしていなければならないのか?」ということを我々育成年代の指導者は真剣に考えなければいけません。

正解はないだろうし、答えは誰にもわからないと思います。
しかし、一つ確実に言えることは、指導者は目先の勝利にこだわらないこと。「選手(子ども)の将来を第一」に考えること。
そのためには日本の文化を少し変える必要があると思います。
「今日試合があった」と聞けば必ず最初に「勝った?」と聞く文化を変えなければ、いつになっても育成年代の勝利至上主義は変わりません。

      Coachしみず

異色のサッカー選手

  • 2008年11月10日(月)

新聞を見ていておもしろい記事を見付けました。

その記事はアジア各国を渡り歩く異色のサッカー選手を取材したものでした。
その選手は10月から香港リーグでプレーしている選手で、そのエピソードは少し変わっていました。
ベトナムの夜道で拳銃強盗に襲われたり、バリ島でテロにニアミスしたり・・
サッカーの話で印象深かったのは、積極的なセルフプロデュースの姿勢。例えば数週間のトライアルでは、外国人枠を争う南米やアフリカのライバル選手に差をつけるため、
@きれいなシャツを着る
A練習前に監督と話す
B真っ先にグランドに出て地元選手にテクニックを見せる 
この3つを心掛けているそうです。
短い時間でアピールするための彼自身の経験から得たものでしょう。確かにそれだけでも最初の時点で差がつき、プラスになるでしょう。

小学生・中学生でも、県トレ・地区トレなどのセレクションがあります。
これも、慣れている選手とそうでない選手とでは大きな差があります。緊張して持っている力を出し切れない選手をたくさん見てきました。まぁ一つは経験による「慣れ」なんですけどね(笑)

しかし、いろいろなサッカーへの関わり方があるものです!
細かい記事が中日スポーツのホームページ「蹴球探訪」コーナーに掲載中だそうです。ちょっと興味があります(笑)

      Coachしみず

Jリーグのブラジル人選手

  • 2008年11月06日(木)

Jリーグにはたくさんのブラジル人「助っ人」がいます。

10月の時点でJ1とJ2に登録されている外国籍選手の総数は94人。
出身国別に見ていくと、ブラジルが68人でダントツの1位。2位が韓国の16人。3位がオーストラリアの3人で、以下クロアチアやノルウェーなど7ヵ国から1人ずつの選手がJリーグで戦っています。

ブラジル人選手の過去の顔触れもすごくて、「サッカーの神様」ジーコを始め、ドゥンガ・カレカ・ジョルジーニョ・レオナルド・ベベットなどW杯優勝メンバーやセレソン(ブラジル代表)経験者がいっぱいです。

これらのブラジル人選手は、ストライカーならゴールで貢献し、サイドアタッカーであれば攻撃参加のお手本を示す。そしてジーコ・ドゥンガのようにメンタル面やサッカー全般において多大な影響を及ぼした選手もいます。
今のJリーグ・日本サッカーの成長はこれらのブラジル人選手の果たした役割・貢献によるものが大きいでしょう。
彼らがJリーグに来てくれたからこそ興行は成立したし、質の高いプレーでファンを魅了し、日本人選手のレベルアップにもつながりました。
残念ながら日本になじめず移籍してしまった選手もたくさんいましたが・・

もう一つ残念なのは、まだまだサッカー王国ブラジルと日本とでは雲泥の差があること。
少しでもブラジルに近付くために我々指導者は、環境を整えるお手伝いを地道に続けていかなければいけません。

       Coachしみず

PS ちなみにガンバ大阪の3人の外国人、ミネイロ・ルーカス・ロニーは全員ブラジル人です。

山梨遠征

  • 2008年11月03日(月)

1・2日と初めて山梨県に遠征に出掛けました。

出掛けるまでは「いったい何時間かかるんやろ?」と不安でしたが、行きは2回の休憩を入れて4時間半!帰りは少々の渋滞につかまって5時間。思いのほか近かったんで驚きました。

今回は1泊2日だったので、主催者側の配慮で1日目は午後のゲーム、2日目はほぼ午前のゲームにしてもらいました。両日共4試合あったので、連続や1試合おきとなり今回は多めの選手で参加しました。

今回の大きな目的は、普段めったにやることのできない「関東」のチームとゲームをすること。「速い」「強い」イメージの関東のサッカーに、うちの選手たちはどれだけやれるのか?がテーマでした。

結果的には、「やれた部分」もあるし「やれなかった部分」もありました。
うちの選手がボールを持ったときの、相手選手の「速く」「激しい」プレッシャーにボールがコントロールしきれなかったり、焦っていっぱいいっぱいになったりしてボールを失うことが多く、失点を重ねてしまいました。
ただショートパス等通用したところもあったので、今以上に足元の技術を付けて「速く」「強く」「激しい」相手でも「平気」でボールを扱えるようにトレーニングしていきたいと思いました。

ゲーム内容以外では、長時間のバス移動にもかかわらず、選手たちは元気いっぱいでいいコンディションで過ごせたと思います。
宿舎での行動も非常に良く、コーチが次の日の買い出しに出掛けている間に、自主的にユニフォームの洗濯の準備をしたり、関係者(グランド内外)への挨拶もフレンドリーで非常に良かったと思います。

初めての遠征先・長時間のバス移動等いつもと違った環境を経験して選手たちは、また一回り成長したんじゃないかって思いました。

       Coachしみず

アルゼンチン代表監督

  • 2008年10月30日(木)

アルゼンチン代表の次期監督に、同国代表の元スーパースター、ディエゴ・マラドーナが就任することが内定しました。

以前から代表監督就任を熱望していたマラドーナが、この要請を受けることは確実で、11月初めの理事会で新監督が正式に誕生する予定です。

マラドーナは1960年ブエノスアイレスで生まれ、15歳でアルゼンチンのクラブ「アルヘンティノス」でプロデビュー。
78年の母国開催のW杯は「若すぎる」という理由で代表に選ばれませんでしたが、翌79年日本開催のワールドユース選手権で優勝。世界中にその名をとどろかせました。
その後ヨーロッパに渡りチームを数々のタイトル獲得に導きました。
86年W杯では準準決勝のイングランド戦で「神の手ゴール」「5人抜きゴール」を決め優勝に貢献しました。

しかし、輝かしい「光」の部分だけでなく「陰」の部分も多く、コカイン所持で2度逮捕されたり、報道陣に向けて空気銃を乱射し禁固2年(執行猶予付き)の判決を受けたり、体重が121キロまで増え、胃袋を縮小する手術を受けたりと波瀾万丈な人生を送っています。

ある時、指導者仲間で一杯呑みながら「20世紀最高の選手は誰や?」という話になりました。その時の全員の一致した意見は「マラドーナ」でした。
確かに私が中学から高校ぐらいの頃のマラドーナはキレキレでした。

そのマラドーナが監督になったらどんなサッカーをするのでしょう?
私はマラドーナが現代の「戦術優位」のサッカーをするとは思えず(笑)「テクニック重視」のサッカーをやってくれるんじゃないかなって期待しちゃっています!

ブラジル代表監督のドゥンガは今苦戦中ですが、マラドーナには観客がワクワクするようなサッカーを展開してもらいたいものです。

      Coachしみず

PS アルゼンチン国内では70%以上の国民が「マラドーナでは無理」と言っています(苦笑)

ひかえ目な6年生

  • 2008年10月27日(月)

25・26日と愛知遠征に出掛けました。

両日共、A・B両方試合があったのですが、25日は6年生が竹永小は修学旅行、朝上小からは八風中の試合に帯同する選手がいて5人しか参加できませんでした。
その6年生に4年生4人、5年生4人を入れて合計13人。
そのメンバーでAは25分6本、Bは15分4本をこなしてきました。

相変わらず4年生はアグレッシブでデンジャラス!大きい6年生相手にひるむことなく「突進」していきます。吹っ飛ばされてこける場面も多くありましたが、それでもなおすぐに立ち上がりボールを追い掛けます。思わずベンチで「すごいなぁ」「痛ないんかなぁ」とつぶやいてしまいます。(笑)

そしてその4年生よりコーチ陣をうならせたのは6年生でした。多くの6年生が不在のなか、4・5年生の面倒をグランドの内外で見ながら、きっちりペルナのサッカーをやってくれました。
確かに点はたくさん取られましたが、細かい所や局面では決して負けていなかったと思いました。

普段は他の6年生の影で目立たない「ひかえ目(?)」な6年生も、しっかり成長していってくれてるんだなってうれしくなりました。
たまにはこんなゲームもありかな(笑)

      Coachしみず

ACL準決勝

  • 2008年10月23日(木)

アジアチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦は22日埼玉スタジアムでおこなわれ、ガンバ大阪が浦和レッズに3ー1で逆転勝ちし、第1戦との合計スコアを4ー2として、初の決勝進出を果たしました。

ホーム万博競技場で1ー1と引き分けたガンバは、前日の記者会見で西野監督が語ったように2点取りたい状況でしたが、浦和・高原に先制点を奪われ苦しいスタートになりました。
しかし、後半ガンバブルーのスパイクに履き変えた遠藤の全得点にからむ活躍で逆転勝ちし、決勝進出を決めました。

決勝は、オーストラリアチャンピオンのアデレードで、ぜひそこも突破して、年末におこなわれるクラブ世界一を決める大会でマンチェスター・ユナイテッドと戦ってもらいたいものです。

がんばれガンバ!!

        Coachしみず

当たり前のこと

  • 2008年10月22日(水)

19日の日曜日に中学生の三重の県トレとガンバの中学生の試合を観てきました。

このガンバの中学生は全国で準優勝したチームで、結果的には三重の県トレがチンチンにやられてしまったのですが・・

Jチームのイメージはボールはうまく回せるけどゴールに直結していないというか、恐くないイメージがありましたが、今回のガンバは全然そんなことありませんでした。

象徴的なシーンは何気に横パスを出した選手に
「前が空いているのに横パスを出したら、それはミスパスだぞ」
と監督が言っていたことです。
まさにその通りだと思います。
前を観てダメなら横・後ろへ行く。当たり前のことだと思いますが、その当たり前のことがなかなかできない選手が多く、特に三重の県トレの選手はそんなふうに感じられました。

我々指導者は「当たり前のことが当たり前にできる」習慣になるまで、気長に我慢強く選手に伝えていくことをしなければいけないと改めて思いました。

       Coachしみず

お母さんコーチ

  • 2008年10月20日(月)

18日土曜日はUー9・10で大阪遠征に行ってきました。

午前中は高槻市で自分達のゲーム、午後は万博競技場に移動してガンバのゲームを観戦しました。

午前中におもしろいチームがありました。
私たちが会場に到着したとき低学年が練習をしていましたが、なんと指導者は二人とも女性でした。
今までにも女性の指導者に会ったことはありましたが、その全てはサッカー経験者でした。
このチームの代表者に話を聞いたところ、この二名の女性の指導者はお母さんコーチで「サッカー未経験者」ということでした。
少年の指導者でサッカー未経験者の「お父さんコーチ」はたくさん知っていますが、サッカー未経験者のお母さんコーチは初めてです。
代表者の方は「女性ならではの指導をしてくれるし、一所懸命勉強もしてくれるし助かってます」と話してくれました。
「一つの学年を任せたら口出しはしないし、信頼しています」とも言ってました。

おもしろいやり方だと思ったと共に、こういう人が日本のサッカーの底辺を支えているんだなって思いました。

       Coachしみず

W杯予選

  • 2008年10月17日(金)

15日の木曜日に2010年南アフリカW杯アジア最終予選のウズベキスタン戦が、ホームの日本埼玉スタジアムでおこなわれました。

結果は1ー1の引き分けでホームで勝ち点3を奪いたかった日本にとっては痛い結果となりました。

当日は練習日だったのでリアルタイムで試合を観ることはできませんでしたが、失点はミスからだったようです。
得点は流れからのゴールで、勝ち越し点を狙って後半攻め続けましたが、ウズベキスタンの守備を再度崩すことはできませんでした。

マスコミの報道は
「勝たなければいけない試合を勝ちきれなかった」とか
「岡田監督解任はない」とか
「W杯出場は大丈夫か?」みたいに悲観的なものが多く、日本は3大会連続W杯出場を果たしているので「当然出場」という国内の風潮がありますが、予選を突破してのW杯出場は簡単ではありません。
2002年の日韓W杯で優勝したブラジルでさえ、その時の南米予選では最後の最後で本戦出場を決めたほどでした。

日本も最終予選の2戦目で引き分けたくらいで、ガタガタ言わずに最後まで見守りましょう。
きっとサッカーファンを南アフリカW杯に連れて行ってくれますよ。

それより我々指導者は、毎回指摘される「得点力不足」「センターフォワード不在」の解消に真剣に取り組まなければなりません。

      Coachしみず