嫌な季節がやってきました。
人間が生活する上で「雨(水)」は必要な物ってことは分かっているのですが試合は中止になるし・・・先週は土・日曜連続で中止になりました。
・・・つまらん・・・
性格的に「今日はどこそこ」「明日はどこそこ」って感じで動き回っているのが好きみたいです。選手達も楽しみにしていた試合が無くなると本当に悔しがっています。やっぱり子どもは試合が好きだなあ。
できるだけたくさん試合ができるように努力しますからね!
Coachしみず
今回も、県審判部として鈴鹿スポーツガーデン・サッカー場へ行ってきました。予選を勝ち上がった4チーム、FCプエルタ(松坂)、四日市JFC(四日市)、セントロ津南(津)、名張JFC(名張)。
例年通り、大ゴール、大ピッチと大人の競技サイズ。
結果から言うと、優勝したのは、四日市JFCでした。大人サイズのピッチであるため、パスが使えて、キック力が有り、足が速い等の身体能力の高い選手が多くいるチームが有利な状況です。当日の朝は、どしゃ降りの雨で芝のピッチも柔らかく、選手の足に掛かる負荷も相当なものだと思います。試合の前には、雨も止みましたが、ピッチ上は、湿度が高く大変辛い状況と見えました。
この4チームの中で、唯一FCプエルタ(旧:松尾サッカー少年団)は、ドリブルのチームで大きくボールを蹴ることをしなかった。ドリブルで大人サイズピッチを移動するのは大変だと思いました。でも、最後まで、コダワリのサッカーを見せてくれました。お疲れさまでした。
FCプエルタとは、今年、フジパンカップの1日目に、対戦しますので、三井さん、その時は、宜しくお願いします。そして、一成さん、審判お疲れさまでした。
試合結果
FCプエルタ 0−5 四日市JFC、 セントロ津南 3−1 名張JFC 、
3位決定戦 FCプエルタ 2−6 名張JFC
決勝戦 四日市JFC 2−0 セントロ津南
coach ながき
以前からずーっと気になっていることがあります。
今日見学に行った場所で行われていたゲームでも同じことが気になりました。
ゲーム中よく聞かれる言葉の一つに「シュートで終わっとけ」というのがあります。この「シュートで終わっとけ」ってどういう意味なんですかね?日常的に攻撃の最後はシュートで終わればとりあえずOKみたいな感じになってますよね?それって合ってます?
私は違うと思うんですよね。
当然得点のためにはシュートは打たなければいけないとは思いますが、そこばっかり強調しすぎてゴールが決まる可能性が低いのにとりあえずシュートで終わってないですか?そんな“クセ”がついてないですか?
シュートで終わりじゃないでしょう?「ゴール」で終わりでしょう?そのゴールを目指すためにシュートを選ぶのか、シュートとみせかけてのキックフェイントで抜きにいったりスルーパスを出したりするのかの、一番おもしろいかけひきを「シュートで終わっとけ」で失ってないですか?
遠い目からシュートを打つ。決して悪いことではありませんが全てそれが「良し」になっていてはゴール前で決定的に崩すことはできないんじゃないかなって思います。
きれいなロングシュート・ミドルシュート、ゴール前での混戦からの泥くさいシュート、完全にくずしてのシュート、いろんな得点があると思います。いろんな点の取り方の練習をしないと、いつでも「シュートで終わっとけ」じゃ流れのなかでの得点はありえませんよ。
最後は「ゴール」で終われるように選手に要求してその実現のための失敗に我慢していく。それが我々指導者の仕事ではないでしょうか?
何才まで“育成”ですか?
Coachしみず
先日、うちのOBのお母さんがこんな話をしてくれました。
「うちの子(高校1年)が高校の部活でサッカーをしていたら、指導者の先生が『君ペルナ出身か?』って聞いてきたわ」
また他の選手のお母さんからは、こんな話が・・
「市のトレセンに行ったら知らない指導者から『君ペルナの子か?』と聞かれました」と。
指導者をしていて、他の人から言われてうれしいことが2つあります。1つは「ペルナの子って本当に楽しそうにサッカーやってるよね」です。
この部分はうちのチームのポリシーでこれがなくては何も始まらない!それ位重要なものだと考えています。
もう一つがさっきのです。「プレースタイルがペルナっぽいね」
セレソンのユニフォームを着ていなくても、普通のTシャツで練習・ゲームをしていても「あの子ペルナの子(出身の子)じゃない?」って言われるほど特徴のある選手になって欲しい、ちょっと普通じゃないな!って感じになって欲しい!
だから今回、うちのOBの選手と現役の選手から“そんな匂い”がしたのがめちゃめちゃうれしくて・・・
いつまでもおしゃれで素敵なペルナ色を追求していきたいと改めて思った日でした!
Coachしみず
サッカーをやめたくなったこと・・・
試合に負けたとき
ミスしたとき
数えたらきりがないくらいある。
でもサッカーを
嫌いになることは
なかったんだ。
RONALDINHO
サッカーって何やろ?
試合に勝つこと・・
点を取ること・・
ボールポゼッションすること・・
ドリブルすること・・
全部正解なんやろな。
結局「楽しむ」ことなんやろな。
「成功」のイメージなんやろな・・・
「サッカー」って何やろ?
Coachしみず
やっぱり子ども達はゲーム(試合)が大好きです。
この週末もうちのチームはたくさんの試合(24試合!)をやりましたが、練習でミニゲームをやっているときより、どんな練習よりも子ども達は楽しそうでした。それは「笑いながら」プレーして楽しそうなのではなく、真剣な顔で必死にプレーをして、ゲーム終了後はやり切った満足感からの笑顔でした。
どんなにすばらしい練習メニューよりも、「試合」っていうシチュエーションに勝てるトレーニングはないなと改めて思い知らされた2日間でした。
26日には「ペルナA対ペルナB」の試合もあり、ベンチのお母さんのほうが“異常な”盛り上がりを見せて子ども達のほうが“引き気味”だったような面もありました(笑)
この2日間、選手達は様々なチームとたくさんのゲームをしていろいろ勉強をさせてもらいました(コーチも) うちのチームも、そんな経験をプラスにしてもっともっと良いチームにしたいと思いました。
Coachしみず
観ましたぁ?「GOAL」!今日テレビでやってましたよね。メキシコからの移民の若者がアメリカの草サッカーからイングランドのトップリーグにデビューするまでの苦労の物語です。数々の困難を乗り越えてトップデビューする姿・必死にトレーニングに打ち込む姿は観る者を感動させました。
今日もうちのチームは試合でしたが、うちの選手も必死にがんばっています。私も一人の親として必死にがんばる子どもを見ることは何よりも幸せなことです。
サッカーをやっている子を持つ親御さん、自分の子どものゲームを観てあげてください。そして応援し、褒めてあげてください。コーチの私が保証します。みんなめっちゃがんばっていますよ!
Coachしみず
今年の私の指導のテーマはズバリ「さじ加減」です。何をするのも全て「さじ加減」一つで良くもなり悪くもなると思っています。
最近読んだサッカーの指導書に、今どきの指導者の「言いすぎ」と「言わなすぎ」、「指導しすぎ」と「指導しなさすぎ」が問題だと書いてありました。まさに「さじ加減」だと思います。もちろん「言う」「言わない」は、その選手の「性格」や「タイミング」「年齢」なんかが大きく影響してくると思います。「いつ」「どのタイミング」で「何を」言うのか、また言わないのかが個人によって違い非常に難しいところです。
今のペルナはその辺の「さじ加減」をいろいろとためしているところです。今のところ、4年生位まではあんま言わなくてもいいかなと・・
環境を与えて自分自身で考えさせたほうが伸びるのかなって考えています。
リフティング一つとっても、「やらされてる」うちは決して上手くならず、自分で「やる」ようになると我々大人がびっくりするほど短期間で伸びます。
少年の指導者は「サッカーの指導」をすることより「子どものやる気」を引き出す言葉掛けやお手伝いをすることが、実は一番なのかもしれません。
Coachしみず
今年度も1ヶ月が過ぎました。
ありがたいことに、ほとんどの選手が昨年度から継続してチームに所属してくれてます。それに多くの選手が新規にペルナSCに入ってくれました。
全ての選手がJリーガーになれると良いのですが、そんなわけにはいきません。
今の少年時代に「サッカー大好き人間」になって、生涯サッカーに携わって生きていってもらうのが一番の目標です。それは、「選手」かもしれないし「審判」かもしれない。「コーチ」かもしれないし「ファン」かもしれない。なんらかの形で「サッカー」に携わっていってもらいたい。「サッカーファン」になってもらうのが大きな目標の一つです。
それともう一つ最近思うことがあります。人生を生きていく上でサッカーを通じて、「良い習慣」を身に付けてもらいたい。例えば良いサッカー選手になるために規則正しい生活を送る努力をすること。例えば自分の立てた目標のために日々努力を惜しまないこと。困難にくじけず立ち向かう強い精神力を持つこと。など常にポジティブ(前向き)な考え方を持てる、持つ習慣が付けば将来社会に出ても役に立ち、強い人になれるんじゃないかなって考えてます。
日本サッカー協会の名誉会長のNさんが、サッカーが上手になるために大切なことが2つあると言いました。1つは「あいさつ」もう1つは「整理整頓」です。この話を聞いていた人がNさんに質問しました。
「あいさつや整理整頓ができなくてもサッカーが上手になる人はいませんか?」
「いません」
「あいさつや整理整頓ができる人でもサッカーが上手にならない人はいませんか?」
「いません。絶対にいません。何千人という選手を育ててきましたが、サッカーが上手になる人は必ずあいさつや整理整頓がきちんとできる人なのです。なぜかは分かりません」
私も指導者8年目で120人位の選手、子ども達を見てきましたが非常に興味深い話です。あいさつや整理整頓、簡単なようで難しい、出来そうで出来ない部分じゃないかと思います。そんなことが当たり前のように出来ること「習慣」にできれば、実は良い選手を出す近道になるんじゃないかって最近考えてます。
Nさんの言う「なぜかは分かりません」っていう部分にいろいろな理由を付けて考えてみるのも、非常におもしろいことです。
しかし、少年サッカーの指導って難しいなぁ(苦笑)
Coachしみず