高校バスケットで優勝が取り消されるという事件が起こりました。
2004年の全国高校総合体育大会・男子バスケットボール競技で優勝した福岡第一高校の当時の中心選手だったセネガル人留学生選手が年齢を詐称していたことが発覚し、優勝を取り消すとともに同選手が在籍していた2005年総体の3位も取り消されました。
このセネガル人選手は、2003年に1年生として同校に入学し優勝に貢献。
優勝後、体格などに不審を抱いた他校から質問状が提出されましたが、パスポートを根拠にいったんは疑いが否定されていました。
しかし、同選手が虚偽の出生証明でパスポートを取得したことをセネガル当局が確認し、高体連が調査し今回の優勝取り消しに至りました。
しかし、高校側もパスポートを偽装されていたんでは調べようがないですよね(苦笑)
ただ、入学当時1年生なら15・6歳ですが、同選手は21歳だったそうです。
あんまり・・・ですよね(苦笑)
私の知っている高校のチームにもアフリカ系の黒人選手がいますが、得意の科目は国語で日本語しか話せません(笑)
つたえびと しみず
台風が接近していた3日土曜日、いつも仲良くしてもらっているアズー滋賀FC代表の原哲也さんのお別れ会が、滋賀県水口市で行われました。
原さんは7月29日に脳から出血し倒れられ、緊急入院するもそのまま意識が戻らず、ついに8月3日に戻らぬ人になってしまいました。
最初連絡をもらったときは信じられませんでした。
7月3日にグランドでお会いして、7月27日には電話で話をさせてもらっていたのに・・・
50歳という若さでした。
3日のお別れ会には多くの人が集まりました。
ざっと数えても1000人は超えていたと思います。
当日は滋賀県のサッカー協会の人はみんな来ていたんじゃないかっていうぐらいです。
柔らかく、優しいお別れ会は、故人の人柄がよく分かる素敵なお別れ会でした。
原さんの人生のほとんどだったサッカー。
代表を務めたアズー滋賀FCを今以上にいいチームに育てることが、一番の供養かと思います。
原さんの笑顔に会えないことは非常に残念ですが、原さんの残したアズー滋賀FCはいつまでも残ります。
これからもアズー滋賀FCと試合をするたびに原さんのことを思い出すことでしょう。
この先、アズー滋賀FCの発展のために微力ながら協力させてもらいます。
原さん、今までお世話になりました。
ありがとうございました。
安らかに眠ってください・・・
つたえびと しみず
日本代表がW杯アジア3次予選初戦で、北朝鮮と対戦し1-0で勝利しました。
前半、北朝鮮のシュートは “0” と数字の上でも圧倒的に攻め続けましたが無得点。
後半に入っても、北朝鮮の粘り強い守備になかなか得点できず、このまま引き分けかと思われた後半ロスタイムに、DF吉田のヘディングシュートが決まり、W杯アジア3次予選初戦を1-0と勝利しました。
私はなんとなく、ずーっと攻めてましたからいつか必ず入るだろうって根拠の無い安心感を持って観ていました。
最後は、『これ入るで!』って言ってたぐらいですからね(笑)
まぁ、あれが入らなくても、ただ1戦を引き分けただけって思ってましたから(笑)
あのブラジルでさえ、W杯予選の最後の最後に出場を決めたって年もありますからね。
予選は簡単なものではありませんし、最後に出場権を獲得できればいいことで、1試合勝った負けたと騒ぐことはないと思います。
北朝鮮戦も『たまたま入らなかった』だけで、本当に最後は『時間の問題』って感じでしたからね(笑)
まぁでも勝ち点3取れたことは良かったと思います。
『W杯16強』
『アジアカップ優勝』
『なでしこW杯優勝』
と日本サッカー界のいい流れをそのまま持続できるように、是非がんばってもらいたいものです!
つたえびと しみず
1日、W杯優勝に続き五輪優勝を目指す『なでしこジャパン』が、ロンドン五輪アジア最終予選第1戦を戦い、タイ相手に3−0で勝利しました。
6チームで『2』枠を競う最終予選は、他の5チームに比べこの日戦ったタイは明らかに格下。
得失点差のことも考えると大量点が欲しかったところですが、この後の過密スケジュールを考え多くの主力を温存したのも影響しての3得点という少し物足りない結果になりました。
ただ、明らかに今までとは違う環境になっているのは当然。
どのチームも『世界チャンピオン』を倒そうと必死に戦ってきます。
その相手を予定通り(?・笑)やっつけるのは簡単なことではありません。
この先も難しい戦いになることは間違いないでしょう。
今回は『W杯優勝フィーバー』の最中で準備もあまりできてないようですが、真価を問われるのは今からです。
アメリカやドイツなどの身体能力に優るチームが日本の得意とするパスワークを身に付けたら・・・
もともと『速さ』『高さ』でかなわない相手が、『つなぐ』ことをやってきたら・・・
あまり詳しくはありませんが、昔のバレーボールがそうだったといいますよね。
身体の大きい外国人選手は、レシーブしてトス上げて『ドーン』って打つだけでしたが、それを日本チームがフェイントやクイックなどで翻弄し、試合に勝利するようになると外国チームもその戦術を取り入れるようになり、今の日本のバレーが世界で勝てない時代が続いているようです。
女子サッカーもバレーと同じ道を歩まないようにしなければなりません。
そのためには今の戦術をもっと完成させていく、精度を上げていく必要があると思います。
この先ずば抜けた身体能力を持った少女が生まれてくることはないでしょうし、それならば日本の得意を伸ばすしかないでしょう。
バルサのサッカーにヒントが隠されているような気がします。
今の人気を一過性のものにしてしまわないように、なんとしても五輪の切符を手に入れてもらいたい。
飽きやすい日本人とマスコミに忘れられないように、フィーバーで終わらせないように、今からが本当の正念場です。
女子サッカーもプロとして活動できるかどうかは、全て自分たちにかかっています。
がんばれ!なでしこジャパン!!
つたえびと しみず
元サッカー日本代表の秋田豊さんが、被災者支援のサッカー教室を愛知県内で始めました。
秋田豊さんは、おなじみチョロコーチの大学の後輩。
長く鹿島アントラーズに所属していました。
彼が、アントラーズの元チームメイトの岩手県出身の小笠原満男選手とOBのアルシンド(「友だちなら当たり前!」の声の高いブラジル人)と陸前高田を訪れたのは6月5日。
校庭に仮設住宅が立ち並び、遊び場にも困っている小学生にサッカーを教えました。
最初、集まった子どもたちは笑顔が少なく元気がなかったといいます。
ボールを蹴って近づいて行き一緒にプレーすると、いつの間にか子どもたちは夢中でボールを追いかけていたそうです。
それまで自分の中であった『自分に何ができるのか?何かやりたい』という気持ちが、『自分にはサッカーしかない』という気持ちに変わりました。
秋田さんは愛知県内でチャリティーサッカー教室を始めました。
自身が生まれ育った地元に恩返しをしながら、第二の故郷『茨城』に教室の収益をアントラーズを通じて送ることに決めました。
サッカー教室は3年間は続けたいと言っています。
最後はこう結びました。
『思う存分サッカーができることは幸せなこと。被災地の気持ちや助け合うことの大切さも愛知の子どもに伝えたい』
3・11からもうすぐ半年が過ぎようとしています。
もう一度今回のことを考えてみてはどうでしょう・・・
つたえびと しみず
27・28日は夏休み最後の大阪遠征でした。
今回もいつもお世話になっているチームにいっぱいお世話になりました。
4・5・6年生で28人参加したんですが、その全てをホームステイで受け入れていただき、多い家には一軒で6人もの人数を泊めていただきました。
初めてホームステイでの遠征に参加する選手が5名いましたが、全員楽しんで帰ってきました。
お世話になった親御さんに『こちらが楽しませてもらいました』と逆に喜んでいただいたり、初めてで親子共に不安なホームステイを終えて『一回り成長して帰ってきました』と言ってもらえたり、今回も有意義な遠征になりました。
まあそれでも毎回小さなトラブルは起きますが、我々指導者はできるだけ手を貸さないようにしています。
子ども自身の解決能力を信じて待つようにしています。
大人が指示をして対応すれば多分その問題は早くきれいに解決するでしょう。
でも子どもたちに任せていると効率は悪くても確実に子どもたちの経験値は上がります。
時には、大人が考え付かないような解決法を考え出すこともあります。
当然失敗もありますがそれも経験。
我々大人は『待つ』勇気と『失敗を許す』心が必要です。
今回の遠征も様々なことを子どもたちで解決しました。
時間はかかり、到着予定を30分近く遅れるハプニングもありましたが、それより大切なことを学びました。
今回もいい遠征になりました。
お世話になった皆様ありがとうございました。
つたえびと しみず
競技が違えば、同じ『W杯』でも全然違います。
何が違うかといいますと・・・
9月9日に開幕する『ラグビーW杯ニュージーランド大会』に出場する日本代表のメンバーが、サッカーの場合とは大きく違う点があります。
先日、ラグビー日本協会はW杯登録メンバーを発表しましたが、メンバー30人中に外国出身選手をなんと10人も登録しました。
この10人のうち日本国籍取得者は半分の5人。
後の5人は外国籍のままW杯に出場することになります。
サッカー界では考えられませんが、ラグビーの世界は『国 対 国』以上に、『協会 対 協会』の側面が強く、次の3つの条件のうちどれか1つでも満たしていれば出場可能ということらしいんです。
その条件とは、
@当該国で生まれた者
A父母か祖父母が当該国で生まれた者
B当該国での居住が3年以上の者
の3つです。
今回選ばれた外国人選手はBに該当する選手が多いようです。
元ニュージーランド代表(最新世界ランク1位:愛称はオールブラックス)のジョン・カーワン日本代表ヘッドコーチは、『彼らは日本を誇りに思っている。ラグビーに人種は関係ない。日本のランクを上げるために、今はまだ彼らの力が必要だ』と語っています。
なるほど・・・
制度を最大限に利用した選考だとは思いますが、日本人の育成に少しの不安を感じます(苦笑)
今回このメンバーでしっかり結果を出し、いい経験をして、19年の日本開催W杯では、多くの日本人が活躍することを期待します!
がんばれラグビー日本代表!
つたえびと しみず
女子W杯ドイツ大会を制した『なでしこジャパン』が17日、W杯優勝後初の代表合宿をスタートさせました。
平日の夕方にもかかわらず集まった観客は879人。
W杯優勝前なら考えられない観客の多さですが、協会側は数千人を見込んで警備員を大幅に増やす力の入れよう。
肩すかしを食ったような感じになりましたが『飽きやすい』日本人なら予想通りの結果です。
18日には国民栄誉賞を授与されますが、石原東京都知事が主将の沢選手に『あんた総理大臣やんなさいよ』と言うほど今もなでしこフィーバーは続いています。
これでロンドンオリンピックの出場権を逃すようなことになったら、せっかくのなでしこフィーバーは泡と消えてしまうでしょう。
やはり一過性のものではない『本物のサッカーファン』の出現を待つしかないでしょうね。
日本は女子のスポーツがテレビで取り上げられることが多く、盛り上がりますがなんとなく長続きしないような気がします。
バレー・テニス・フィギアスケート・ゴルフに今回のサッカー・・・
マスコミは視聴率の取れそうなネタに飛びつくのも分かりますが、スポーツの本当の姿を正しく(何が正しいか分かりませんが、せめて社ごとにこだわりと特徴を持って)報道してもらいたいものです。
オシムさんも言っていましたが、『スポーツは育てるもの』です。
マスコミを含めた我々がスポーツを育てていく必要があります。
つたえびと しみず
先日ある大学のあるスポーツクラブの監督さんと話をする機会がありました。
いろいろな話をさせてもらい勉強になりましたが、その中で特に興味があったのが『クラブの環境』の話でした。
例えば、日本のサッカー界で最も環境が良いのは『Jクラブ』でしょうね。
少人数の選手に対して多くのスタッフが携わっています。
監督・コーチ・GKコーチ・フィジカルコーチ・トレーナー・栄養士・ホペイロ・・・
現場だけでもざっとこれぐらいの人が係わっています。
それに対しアマチュアのチームでは、監督が1人で今挙げた役割を全てこなしていることが普通の世界です。
大学サッカー界ではどうかというと、監督・コーチ・トレーナまで揃っていればいいほうではないでしょうか。
トレーナーは常駐ではなく週1というところも多いかもしれません。
この大学の監督さんの考え方は『なるほど』と思わせるものでした。
どういうことか簡単に言うと『学生を上手く使う』作戦です。
将来『なりたい』と思っている仕事の補助に学生を付けて勉強させる。
例えば、トレーナーは1人雇っているのですが、1人で全ての選手をケアするのは難しいので、将来トレーナー関係の仕事に就きたいと考えている学生をそのトレーナーに付けて学ばせ応用させる。
学生は経験を積めてデータも取れるし、選手は細かくケアしてもらえます。
同じ考え方でコーチや食事のサポートなども学生が行っています。
『なるほど』です!
『みんなが幸せになれる』ということです。
少し考え方を変えたり、学生の話を聞き将来の相談に乗ることによって、みんなにメリットがある方法を考えられるということです。
近くにたくさん大学があるという環境も味方していると思いますが、ペルナでもこの考え方がどこかで取り入れられるんじゃないかって思いました。
みなさんも何かいいアイディアがあったら教えてくださいね!
つたえびと しみず