「組織プレー」と「個人プレー」のバランス。
魅力的なサッカーを展開する上で、もっとも大切な要素の1つではないでしょうか。
2タッチアンダーぐらいでシンプルにパスを回す。細かくパスを回すことにより、自チームのリズムを作りチャンスをうかがう。
相手DFのちょっとしたズレを見つけたらスイッチオン!
攻撃のスイッチが入り一気にゴールを狙いに行く。
前半部分が「組織プレー」後半部分が「個人プレー」といったところですかね。
ゴールを狙いに行くところが「ドリブル」であったり「意外性・アイディア溢れるプレー」であったりすると思います。
ペルナでは中学年代で「グループ」高校年代で「チーム」と発展させて「組織プレー」をやっていくのが理想であると考え、小学年代では「個人プレー」を重視してやっています。
そして将来、全てが身に付いたときスペクタルで魅力的なサッカーができれば最高だなって思います。
そんな選手の将来像を夢見ながら今日も指導にはげんでます。
Coachしみず
気の早い話ですが、2014年W杯開催国がブラジルに決定しました。
2010年の次回W杯は南アフリカに決まっていますが、各大陸の持ち回り開催の原則に基づき(早くも少々ルールが変わってしまいましたが・・・)2014年は南米と決まっていました。しかし、ブラジル以外どこも立候補しなかったため、1950年以来64年ぶりの開催が決定しました。
聖地「マラカナンスタジアム」は、この50年大会に作られたもので、改装を重ねてきましたが老朽化は激しくなっています。
実は私、このマラカナンに実際に行ったことがありまして・・・
観客動員20万人とも30万人とも言われるこのスタジアムは、50年W杯の最終戦が行われ、地元ブラジルはウルグアイを迎えて、引き分け以上で優勝が決まるという圧倒的有利な状況にもかかわらず、1-2で破れ優勝を逃した場所でもあります。
この結果を「マラカナンの悲劇」といい、信じられない結末にその場で自殺する者2名、ショック死2名、失神20名以上というブラジルサッカー史上最大の事件となりました。
このスタジアムの観客動員数はピッチの周りにコンクリートのトラックのようなものがあり、そこが立見席となっているため何人入るか把握できないので20万人とも30万人とも言われます(現在は安全上このコンクリートのトラックは立入禁止になっている)
実際現地に行ってみて確かに「古い」と感じました。
FIFAの会長が現地を視察した際も不満気味だったようです。
ブラジル一の都市「サンパウロ」でさえW杯を開催するようなインフラは整っていないようです。
しかし、ブラジルには他の国にはない「サッカーを愛する」心があります。
決して裕福な国ではありませんが、国民のサッカーに対する気持ちだけは間違いなく世界トップクラスです。
その気持ちを集結させ、ブラジル独自のすばらしいW杯を成功させてもらいたいものです。
Coachしみず
PS ブラジルW杯観戦貯金でも始めますか(笑)
11日はU-12のリーグ戦とU-11の練習試合がありました。
U-12のほうは、パスをやり始めて約半年がたってやっと形になってきたかなって所です。
パス・コントロールの精度、動きながらのプレーの質など、まだまだ課題はたくさんありますが、何本かパスがつながり始めて攻撃の形になってきました。
後は、このショートパスにドリブルを加えた「ペルナらしいサッカー」をどこまで今の6年生が表現できるかですね。楽しみです。
U-11のほうはU-12に比べてまだまだですが、慌てずもう一度1対1の部分がしっかりできるように指導していきたいと思います。
6年生のペルナJr.でのサッカーは残り半年をきりました。来年3月にどんなサッカーを展開し、私達を感動させてくれるのか非常に楽しみです。
Coachしみず
週末の天気が心配です。
この時期、雨が降ると気温も下がり、雨に濡れると震えるほど寒くなります。
サッカーは雨でも行われるスポーツなので基本的には雨天決行ですが、雨に濡れて選手が風邪をひいてもよくないし少年サッカーでは中止になることもめずらしくありません。
今週末も週間天気予報では「傘」のマークが付いていました。せっかくゲームの予定が入っているのに・・・
平日は雨が降ってもかまいませんが、週末だけは晴れて欲しいと思うのは勝手すぎますかね(笑)
Coachしみず
ちびっ子は観ていて楽しくなります。
昨日の練習のWアップとしてやった練習(遊び?)での1コマ。
縦に並んで前の人の肩に手を置いて、4〜5人むかでのように繋がってやる練習だったので、身長を合わすために「大体でえーから背の順に並んで」と言いました。
45人程が縦一列に並んでいくのですが、どーも子どもには「大体」を理解するのが難しいようです(笑)
そこらじゅうで「オレの方が高い」「○○(名前)の方が高い」などと変な“こだわり”を持って並んでいきます。
その列の一番後ろで年長児が最後尾の争いをしています。二人並んで「背比べ」をしています。それも背中合わせじゃなく二人が向き合って・・・
(おいおい、それ以上ひっついたら“ちゅう”してまうぞ!)
思わずつっこんでしまいそうになります(大笑)
この子たちは高学年になったらどんな選手になるのでしょう?
今から非常に楽しみです。
Coachしみず
ブラジル人はサッカーを見るとき、そこに美学を求めるといいます。
94年のW杯で22年ぶりに優勝したセレソン(ブラジル代表)を帰国した空港で待っていたのは、「歓声」ではなく「罵声」だったそうです。
理由は守備的で「勝つ」ことだけにこだわったサッカーを展開したからです。
ブラジル人はただ単に「勝つ」ことだけを求めていません。
技を極め「美しく勝つ」ことを求めています。
そこにブラジル人の「こだわり」があり、それこそが「美学」なのでしょう。
ブラジル人は1人1人が「サッカー哲学」を持っています。
お気に入りのチームの試合があった夜は「バール(日本でいうバーのような所)」で夜遅くまで語り合います。ときにはけんかや暴動に発展することもあるようですが・・(苦笑)
この辺が日本と違うところで「歴史」「文化」の違いなのでしょう。
まだまだ日本は「野球」文化じゃないかなって思います。
年配の人はサッカーのルールは分かりませんが、野球のルールは分かります。
30歳台の人はどうでしょう?
だいぶサッカーが分かるようになってきたんじゃないでしょうか?
うちのチームでもサッカー経験者の保護者が増えてきたような気がします。
今の子どもたちが大人になるころ、日本代表やJリーグの試合の後には、町中のいたるところでサッカー談義に花を咲かせる。そんな光景が当たり前になれば日本のサッカーも世界に近づくかもしれません。
Coachしみず
3日はU-11の地区の新人大会でした。
最近、U-12とU-11が同じ日に別の会場でゲームだったりして、なかなか5年生のゲームを観れなかったのですが、久しぶりに純正の5年生だけのチームのゲームを観ました。
感想は「まあまあかな」ってとこです(笑)
例年のこの時期のU-11より「できている」ところもあったし「できていない」ところもありました。
この学年は結構個性的なので、来年の今頃にはおもしろいチームができているんじゃないかなって思ってます。
毎年そうですが、6年生になると最上級生になり、自分のことだけでなく下の選手の面倒をみたり、チームを引っ張っていかなければなりません。
そういった意味でU−11の試合は、選手達の自覚を促すためにも重要な意味を持っています。
後半年もすれば、5年生の選手達は「ペルナのトップチーム」としていろいろな場所にゲーム・遠征に出掛けることになります。そこで今までの選手以上に、良いパフォーマンスが発揮できるように、いろいろなトレーニングを行っていきたいと思います。
Coachしみず
指導者を始めて8年目になりました。
私の指導者としての大きな目標は2つ。
1つは一生サッカーにかかわっていくことのできる人「サッカーファン」の育成。
もう1つは「日本代表・プロ選手」の育成。
今日は後者のお話を・・・
指導者も8年目にもなるといろいろな選手に接してきました。中にはプロになった選手もいます。Jリーグの下部組織(ジュニアユース・ユース)に進んだ選手もいます。
そんな選手たちの少年時代はどうだったでしょう?
確かに「上手いな」「やるな」っていう選手もいましたが、中には「そこそこ上手かったけどあの子が!?」っていう選手もいます(失礼!)
今思っているのは「サッカーをやっている少年の多くはプロになれる可能性がある」っていうことです。
じゃあその中でプロになれる人は、ほんの一握りなのはなぜでしょう。
プロになった人はみんな少年時代を良い環境で過ごしたかというと決してそうではありません。
じゃあなぜ?
変な言い方ですけどやっぱり「気持ち」ですかね。
「サッカーが好き」「うまくなりたい」という気持ちを強く持って、何事もサッカーのことを思って行動できる。練習を一所懸命やることは当然ですが例えば、サッカーがうまくなりたいから丈夫な体を作りたい。そのためには好き嫌いなく何でも食べるとか、早く寝るとか。将来どこでサッカーをするか分らないから、どんな高校でも入れるように勉強もしっかりしておくとか・・・
いつもサッカーをやってろっていう訳じゃなくて、遊ぶときは遊んでもいいんです。っていうかいっぱい遊びましょう。でも気持ちはプロになるための準備をする。
おもしろいTVがあってもサッカーのためなら早く寝れる。そんな気持ちを「持ち続けれる」人にビックチャンスが訪れるのでしょう。そしてうまくそのチャンスをつかむ「運」があればプロになるのも夢じゃないかも・・・
Coachしみず
ある雑誌に長く少年サッカーに携わっている指導者の興味深いコメントが載ってました。
「子どもの身体能力は年々著しく低下してきている。15年前は年少児に逆上がりをやらせると、70%の子どもができたが、今は20%もできない。それは、もしかすると子ども自身の身体能力が落ちているのではなく、親の子育ての能力が低下しているのではないか?」という内容のものでした。
私自身、子育ての真っ最中ですが本当に「子育てって難しい」と思っています。
ペルナサッカークラブでは、サッカーで子どもを育てよう、ペルナを通じて子育てのお手伝いをしようと考えています。グランドや体育館での指導を含めた子育てはもちもん、このHP上で保護者の方への子育てのヒントや支援ができればいいなって思っています。
「コラム」「BBS」そしてペルナのサポーターズクラブalegro(アレグロ)の「めざせベストサポーター」などが少しでも保護者の方の参考になれば幸いです。
Coachしみず
先日、ペルナのジュニアユースとOBの選手が所属する中学の試合を観に行きました。
前日から降り出した雨は、試合当日になってもやむことはなく、グランド状態は最悪でした。
ペルナ出身らしく中学でも「ショートパス」と「ドリブル」がやりたい選手たちは、悪いグランド状態に悪戦苦闘していましたが、徐々に工夫が見えてきます。
アップのときから中学の先生は、ドリブルにしろパスにしろボールを「浮かす」ことを意識させていました。
ショートパスを浮かせて1回2回とパス交換していきます。
浮き玉のパスで中盤を突破にかかります。
他のチームには見られないパス回しに「やっぱりこのサッカーはおもしろいなぁ」って改めて思い、またそれを実現させる選手たちに感心させられました。
この日も2試合して2勝。先日の新人戦ブロック優勝に続き、今回のリーグ戦でもブロック優勝!
選手たちを見て「巧く・強く」なったなぁって思いました。
今の中学1・2年の選手たちも小さい時は結構バカにされてたんですよ。
ビトル(ペルナではマルセイユ式ルーレットのことをこう呼ぶ)をやれば「クルクル回らせとけ!」とか、ドリブルすれば「(ボールを)いいから持たせとけ!」とか、3・4年生がドリブルで仕掛けていくと、相手の6年生に笑いながらボールを奪われたりとか・・・
くやしい思いをしながらも我慢してやり続けたことと、本人たちが努力し続けた結果が、やっと今になって花が咲いてきたんだなってうれしく思います。
これからもペルナのこだわりを持ち続けながら、試合にも勝てるようにがんばれ!!
中学生の試合を観て、ペルナのジュニアも引き続き我慢・我慢で将来、きれいな花が咲くように努力していきたいと、さらに強く思いました。
Coachしみず