18日はU-11・12で滋賀県に練習ゲームに行ってきました。
私はJr.Yのほうへ行っていたので他のコーチから聞いた話ですが・・・
いつもよくやる3チームと初めての2チームとやってきたのですが、「ちんちん」にやられてきたようです。
いつもよくやる3チームは「クセ」のあるチームなのですが、その3チームともそれぞれの特徴を、より一層伸ばしていてうちは「やられた」みたいです。
うちも最近はちょこちょこ点も取れるようになってきていたし、ショートパスもつなげるようになってきていたので、「やれるかな?」って思っていたのですが、他のチームのほうが1枚も2枚も上で歯が立たななかったみたいです。
しかし、久々に個性の強いチームとやれて良い勉強になって帰ってきたようです。
そんな「クセのある」「個性の強い」チームに置いていかれないようもっともっと努力しなければと思いました。
Jr.Yのほうは、攻撃はチャンスは作るし決定的な場面も演出できるのですが、フィニッシュの精度が低いことに問題があるように感じました。
守備のほうは、守備の原則の基本的なことを頭では分かっているものの、実際には実行できていない部分があったように思われました。
この辺の課題を中学の先生とコミニュケーションを取りながら改善していきたいと思います。
しかし、局面ではペルナらしさも十分発揮できており、観ていてワクワクする場面もたくさんありました。
良いところはもっと伸ばし、改善するところは徐々に改善していき、もっともっとスペクタルで楽しいゲームを展開してもらいたいものです。
Coachしみず
現日本代表監督のオシムが16日脳梗塞で倒れ入院しました。
日本サッカー協会の川淵会長は「かなり厳しい状態で病状は不安定。日本代表の今後がどうのこうのより、ともかく一命をとりとめてほしい」とのコメントを緊急記者会見で発表しています。
「考えて走るサッカー」
「人もボールも動くサッカー」
「俊敏でアグレッシブな日本らしいサッカー」
このようなサッカーをコンセプトに次回W杯を目指して日本代表の強化をしてきましたが、就任当初から、高齢であること・心臓に持病を持っていることなど健康面での不安が指摘されていました。それがこのような最悪の結果として表れてしまい非常に残念です。
あの野球の長島監督も日本代表監督時代に病に倒れたことからも、いかに日本代表の監督という仕事が重労働で大きなプレッシャーがかかる仕事であるかが分かります。それだけにやりがいもあるでしょうが・・・
W杯予選を来年2月に控えたこの時期に、代表監督不在では大きな不安が残りますし、育成年代の指導にも代表監督であるオシムの「オシムイズム」は大きな影響を与えていますので1日も早い復帰が望まれます。
Coachしみず
ある指導の本にこんなことが書いてありました。
「親が自分の子どもを『今さえよければそれでいい』というような育てかたをしますか?将来のことを考えて育てませんか?」
簡単に言うとこんな内容だったと思います。
まさにサッカーの指導もその通りだと思います。
今がよければ次やその次のステップに行って苦労してもかまわない、苦労してもかまわないは言い過ぎかもしれませんが、先のことは先で考えたらいいみたいな・・・
少年サッカーの指導に携わっているコーチの全ての人は、選手の将来を考えて指導に当たっていると信じています。
ただ、やっかいなのは指導には明確な正解が存在しないということです。
数年前までは主流だったことが、最近ではまったく耳にしなくなったものもあります。
結局、我々指導者は日々勉強を重ねながら、選手以上によく考え、そして何より情熱を持って指導に当たるしかないのでしょう。
選手の「今」ではなく「将来」を楽しみにしながら・・・
Coachしみず
浦和レッズがアジアチャンピオンズリーグ(ACL)を制し、アジアチャンピオンに輝きました。
最終戦、ホームの埼玉スタジアムにセパハン(イラン)を迎え、多くのレッズサポーターの見守る中2-0で破り、先日行われたアウェーでの戦いと合わせ3-1で勝利し、日本勢初のアジアチャンピオンに輝きました。
これにより、12月に日本で行われる「トヨタクラブワールドカップ」にアジアチャンピオンとしての出場が決まりました。
7年前J2降格を味わったレッズは、J発足当時「Jリーグのお荷物」とまで言われ、年間3勝しかできない時代もありました。そのチームが日本屈指のチームに成長するには、関係者の並々ならぬ努力とサポーターの応援があったからでしょう。すばらしいことです。
トヨタクラブワールドカップでは1つ勝つことができれば、ヨーロッパの強豪「ACミラン」と戦うことができます。もし実現すれば関係者・選手達はすばらしい経験をすることになるでしょう。
サッカーファンとして非常に楽しみです。
がんばれ浦和レッズ!!
Coachしみず
PS このレッズ優勝によりガンバ大阪が、来年のACLに出場することが決まりました。個人的には来年の今頃「ガンバACL優勝!」で勝利の美酒に酔いたいものです(笑)
「組織プレー」と「個人プレー」のバランス。
魅力的なサッカーを展開する上で、もっとも大切な要素の1つではないでしょうか。
2タッチアンダーぐらいでシンプルにパスを回す。細かくパスを回すことにより、自チームのリズムを作りチャンスをうかがう。
相手DFのちょっとしたズレを見つけたらスイッチオン!
攻撃のスイッチが入り一気にゴールを狙いに行く。
前半部分が「組織プレー」後半部分が「個人プレー」といったところですかね。
ゴールを狙いに行くところが「ドリブル」であったり「意外性・アイディア溢れるプレー」であったりすると思います。
ペルナでは中学年代で「グループ」高校年代で「チーム」と発展させて「組織プレー」をやっていくのが理想であると考え、小学年代では「個人プレー」を重視してやっています。
そして将来、全てが身に付いたときスペクタルで魅力的なサッカーができれば最高だなって思います。
そんな選手の将来像を夢見ながら今日も指導にはげんでます。
Coachしみず
気の早い話ですが、2014年W杯開催国がブラジルに決定しました。
2010年の次回W杯は南アフリカに決まっていますが、各大陸の持ち回り開催の原則に基づき(早くも少々ルールが変わってしまいましたが・・・)2014年は南米と決まっていました。しかし、ブラジル以外どこも立候補しなかったため、1950年以来64年ぶりの開催が決定しました。
聖地「マラカナンスタジアム」は、この50年大会に作られたもので、改装を重ねてきましたが老朽化は激しくなっています。
実は私、このマラカナンに実際に行ったことがありまして・・・
観客動員20万人とも30万人とも言われるこのスタジアムは、50年W杯の最終戦が行われ、地元ブラジルはウルグアイを迎えて、引き分け以上で優勝が決まるという圧倒的有利な状況にもかかわらず、1-2で破れ優勝を逃した場所でもあります。
この結果を「マラカナンの悲劇」といい、信じられない結末にその場で自殺する者2名、ショック死2名、失神20名以上というブラジルサッカー史上最大の事件となりました。
このスタジアムの観客動員数はピッチの周りにコンクリートのトラックのようなものがあり、そこが立見席となっているため何人入るか把握できないので20万人とも30万人とも言われます(現在は安全上このコンクリートのトラックは立入禁止になっている)
実際現地に行ってみて確かに「古い」と感じました。
FIFAの会長が現地を視察した際も不満気味だったようです。
ブラジル一の都市「サンパウロ」でさえW杯を開催するようなインフラは整っていないようです。
しかし、ブラジルには他の国にはない「サッカーを愛する」心があります。
決して裕福な国ではありませんが、国民のサッカーに対する気持ちだけは間違いなく世界トップクラスです。
その気持ちを集結させ、ブラジル独自のすばらしいW杯を成功させてもらいたいものです。
Coachしみず
PS ブラジルW杯観戦貯金でも始めますか(笑)
11日はU-12のリーグ戦とU-11の練習試合がありました。
U-12のほうは、パスをやり始めて約半年がたってやっと形になってきたかなって所です。
パス・コントロールの精度、動きながらのプレーの質など、まだまだ課題はたくさんありますが、何本かパスがつながり始めて攻撃の形になってきました。
後は、このショートパスにドリブルを加えた「ペルナらしいサッカー」をどこまで今の6年生が表現できるかですね。楽しみです。
U-11のほうはU-12に比べてまだまだですが、慌てずもう一度1対1の部分がしっかりできるように指導していきたいと思います。
6年生のペルナJr.でのサッカーは残り半年をきりました。来年3月にどんなサッカーを展開し、私達を感動させてくれるのか非常に楽しみです。
Coachしみず
週末の天気が心配です。
この時期、雨が降ると気温も下がり、雨に濡れると震えるほど寒くなります。
サッカーは雨でも行われるスポーツなので基本的には雨天決行ですが、雨に濡れて選手が風邪をひいてもよくないし少年サッカーでは中止になることもめずらしくありません。
今週末も週間天気予報では「傘」のマークが付いていました。せっかくゲームの予定が入っているのに・・・
平日は雨が降ってもかまいませんが、週末だけは晴れて欲しいと思うのは勝手すぎますかね(笑)
Coachしみず
ちびっ子は観ていて楽しくなります。
昨日の練習のWアップとしてやった練習(遊び?)での1コマ。
縦に並んで前の人の肩に手を置いて、4〜5人むかでのように繋がってやる練習だったので、身長を合わすために「大体でえーから背の順に並んで」と言いました。
45人程が縦一列に並んでいくのですが、どーも子どもには「大体」を理解するのが難しいようです(笑)
そこらじゅうで「オレの方が高い」「○○(名前)の方が高い」などと変な“こだわり”を持って並んでいきます。
その列の一番後ろで年長児が最後尾の争いをしています。二人並んで「背比べ」をしています。それも背中合わせじゃなく二人が向き合って・・・
(おいおい、それ以上ひっついたら“ちゅう”してまうぞ!)
思わずつっこんでしまいそうになります(大笑)
この子たちは高学年になったらどんな選手になるのでしょう?
今から非常に楽しみです。
Coachしみず
ブラジル人はサッカーを見るとき、そこに美学を求めるといいます。
94年のW杯で22年ぶりに優勝したセレソン(ブラジル代表)を帰国した空港で待っていたのは、「歓声」ではなく「罵声」だったそうです。
理由は守備的で「勝つ」ことだけにこだわったサッカーを展開したからです。
ブラジル人はただ単に「勝つ」ことだけを求めていません。
技を極め「美しく勝つ」ことを求めています。
そこにブラジル人の「こだわり」があり、それこそが「美学」なのでしょう。
ブラジル人は1人1人が「サッカー哲学」を持っています。
お気に入りのチームの試合があった夜は「バール(日本でいうバーのような所)」で夜遅くまで語り合います。ときにはけんかや暴動に発展することもあるようですが・・(苦笑)
この辺が日本と違うところで「歴史」「文化」の違いなのでしょう。
まだまだ日本は「野球」文化じゃないかなって思います。
年配の人はサッカーのルールは分かりませんが、野球のルールは分かります。
30歳台の人はどうでしょう?
だいぶサッカーが分かるようになってきたんじゃないでしょうか?
うちのチームでもサッカー経験者の保護者が増えてきたような気がします。
今の子どもたちが大人になるころ、日本代表やJリーグの試合の後には、町中のいたるところでサッカー談義に花を咲かせる。そんな光景が当たり前になれば日本のサッカーも世界に近づくかもしれません。
Coachしみず