11・12日はU−11・12で毎年恒例の浜松遠征でした。
ペルナ発足当時からの交歓会で、高校の人工芝グランドと宿泊寮を借りて、2日間7チームでの総当たりの大会でした。
宿泊はペルナの選手全員が1部屋で楽しく過ごせ、我々大人は基本的に手を貸すことなく全て子どもたちでやりました。
ホストチームにユニフォームを洗濯していただき、それを自分たちで部屋に干したり、水筒を洗ったり、チームの荷物の管理、布団の準備・片付け、部屋の掃除など全て完璧!
私が特に何も言わないでも当たり前のように自分たちで行動できる姿に『うん!うん!』とうなずきながら観て大満足!
食堂での朝食・夕食も一番乗りし自分たちで配膳。
楽しく食べて片付けと、全く大人の手を必要とせず、私もそこに混ざって一緒に食べるだけでした(笑)
他のチームの指導者に『指導者1人で選手を連れて遠征に来て「大丈夫かな?」と思っていたけど、子どもたちの行動を見て「なるほど、これなら1人で連れてきても大丈夫だな」って思いました』とお褒めの言葉もいただきました(笑)
今回も生活面は満点です!
ゲーム内容は・・・
良かったです!!
2日間7試合で15〜16点取ったかな。
得点数に表れているように攻撃の最後は『ゴール』で終わるところまで、崩せていけたので良かったと思います。
DFラインから中盤までパスをつなぎながら最終ゴールを目指す。
当然ミスも出ますが、それを恐れず、あえてゆっくり確実にボールをつなごうとする姿勢は、他のチームの指導者からも高評価をいただきました。
後は、プレーの正確性とゴール前での更なるアイデア。
もっともっと高いレベルのプレーを目指して、練習を続けていこうと思いました。
今回も本当にいい遠征でした。
お世話になったホストチームの皆様をはじめ関係者の方々、元気に選手を送り出してくれたペルナの保護者の皆様に感謝感謝です。
ありがとうございました。
つたえびと しみず
4日はU−11・9・8で大阪遠征でした。
暑かった!
その中で選手たちはよくがんばっていました。
特にU−9・8の選手は、対戦相手の関係で最近試合が多いので、目に見えて成長していきます。
今後が楽しみです!
U−11は『自爆』
うまくパスがつながったときも何回かありました。
アンダー・ツータッチで中盤で回すパスは、見ていて楽しいものでしたし、非常に良かったと思います。
パスがつながらないときは『自爆』です。
相手のプレッシャーがきつくてミスになるとかじゃなくて、明らかにパスミス。
それもイージーなパスミス。
コントロールもそう。
勝手に慌ててしまい全く観ていないところにボールを止めて相手に取られてしまいます。
結局、技術的にレベルを上げる必要があるということなんでしょうが、相変わらず『もうちょいなんやけどなぁ』って感じです(苦笑)
練習するしかないようです。
5日はU−12・9・8で大阪遠征でした。
U−9・8はたくやコーチで別会場での試合だったので観てはいませんが、2チームでずーっと試合をやり続けて最後にはバテバテだったようです(苦笑)
それでもU−12の会場で会ったちびっ子たちは、『コーチ点入れた!』とか『ハットトリックしたで!』と元気に言いに来てくれたので、楽しくやっていたようです(笑)
U−12は8チームでの大会に参加しました。
Jリーグの下部チームも参加したこの大会は、Jチームはもちろんですが他のチームも強くて結果は残念でした(苦笑)
内容は・・・
こちらも4日のU−11と同じで『自爆』でした。
ボールをつなぎますが、最後はやっぱり自爆。
イージーなパスミスを繰り返し、ボールを奪われて失点する。
パスの精度、コントロール→パスのリズム、ボールの置き場所など、もっとこだわらなければならない部分があるとは思いますが、強い相手に『かなわない』ことは全然なかったと思います。
『追及していけばペルナのパスサッカーは絶対通用する』
『中盤を支配する』
この部分はそう遠くない未来に可能になると思いました。
まずは『止める』『蹴る』
そこをしっかり練習して、強く、速い相手でも慌てることなくプレーできるようにしたいと思います。
『まだまだできる!』
そう感じた2日間でした。
つたえびと しみず
スポーツ選手の将来は大丈夫でしょうか。
Jリーグではプロになった選手の引退後の人生について多少のフォローをしているようですが、現実問題としてサッカー以外のスポーツも含めて日本の社会はどのように考えているのでしょうか?
プロ野球の選手やプロサッカー選手の引退後の仕事で最初に思いつくのは『指導者』
ただこれは一部だけで、『解説者』となるともっと一握りの人に限られてきます。
あと結構聞くのは『飲食店経営』
これは、最初は『元プロ選手の店』ということで繁盛しますが、長い目で見るとやっぱり『プロの飲食店』に勝てず、店は閑古鳥ということも・・・
プロになるような人ですから、子どもの頃からそのスポーツに多くの時間を費やしていますし、極端に言うとそれしかやってきていないということもあります。
まだ『やり切って』引退できればいいですが、志途中での引退通告・・・
結局はクビということになりますが、そうなった選手の末路は厳しい道が待っています。
あるスポーツ選手は、高校・大学と日本トップのアスリートで、企業チームに就職。
その後引退してその企業のサラリーマンとして働きだしました。
現役時代はキャプテンシーもありチームの中心選手でしたので、会社でもがんばって仕事をしました。
選手時代と同様に努力を重ね、一つずつ壁を乗り越え、昇進試験にも合格して管理職に就きました。
その反面、自分では同年代の人と比べ仕事に就くことが遅かったことと、能力の低さに悩んでおりその差を埋めるために残業を続けていました。
その結果、身体を壊してしまい入院。
残念な結末となってしまいました。
当然、スポーツ選手も様々な努力をすることはもちろん大切ですが、日本では『スポーツで生活していく』ことが難しい社会ではないかなと・・・
また、野球やサッカーなど一部の競技を除いては、社会人になってもその競技を続けて行くことが、金銭的な面を含めて難しい環境にあり、オリンピックに出る選手でさえ大学生だったり大学院生だったりする場合が多くあります。
なんというか、スポーツ選手の地位が低いというか・・・
スポーツの文化が根付いていないというか・・・
まぁぼやいていても仕方がないので、我々大人が日本を変えていかなければいけない。
そんなことを強く思い、サッカーを通じて少しでも発信していければと思います。
つたえびと しみず
28・29日はU−12・11・9・8で奈良遠征でした。
28日はU−11・9・8の半分。
29日はU−12・9・8の半分で2日間多くのゲームを楽しみました。
しかし、この2日間暑かった!
29日は途中雷雨で中断もあったりして、2日間ゲームの内容も大切でしたが、それ以上に体調管理に気を使いました。
U−11・12は中盤でボールがつなげるようになってきました。
非常に暑かったので『どこでパワーを使って、どこでパワーを使わないか』を選手に伝えました。
うまくボールをつなぎながら最終ゴール前までボールを運びましたが、最後のプレー精度が落ちてなかなかゴールにはつながりませんでした。
『もうちょいなんやけどな・・・』
『おしいんやけどな・・・』って感じでした(苦笑)
ただ、この日のようなプレーを続けていけば良くなると思うので、練習で1本のパス、1回のコントロールにこだわってやっていきたいと思います。
U−9・8も暑い中よくがんばっていました。
特に最後のゲームでは、攻めていきますがゴールが取れませんでした。
選手みんなの顔から『点取りたい!』オーラが出ています。
みんなで守って、みんなで攻める。
終了間際にみんなでつないだボールをTがシュート。
ゴール!!
子どもたちのうれしそうな顔が全てを物語っていました。
本当に欲しかった1点。
みんなの想いがつまった1点は、2日間の総決算となる1点でした。
2日間たくさんの保護者の方が応援に駆けつけてくれました。
子どもたちにとって安心と勇気を与えたことでしょう。
ただ、少し気になったことが・・・
少し子どもの世話を焼き過ぎじゃないかな・・・(苦笑)
子どもたちの失敗を先回りして回避しているような気がします。
暑いので心配な気持ちは分かります。
その対処を会場で保護者の方がやるんじゃなくて、お家で子どもと一緒に対処方法を考えてください。
水分をたくさん持たせるとか、保冷剤のようなものをうまく利用するとか。
ペルナでは全然構いませんから忘れ物をしてきてください(笑)
子ども自身が準備をして忘れ物をして学ぶように導いてください。
『ユニフォーム忘れてきたから試合に出さない』とか、『水分が足りないから試合に出さない』というようなことは絶対ありませんから(笑)
ペルナでは会場で忘れものに気が付いても子どもたち自身で解決させています。
例えば『ストッキングを忘れた』と言えば誰かが『おれ2本持っとるで貸したろ?』とか、『水分が無くなった』と言えば『おれのやろ!』とか、ある時は弁当を忘れた子どもに、みんなが少しずつおかずやおにぎりを出し合って1人前作ったり(笑)
子どもたちは子どもたちなりの対応を考えますし、子どもたちの『世界』というものもあります。
どうしても困ったときには我々指導者もいますしね(笑)
失敗から学ぶ、それも自分で学ぶ。
普通の子どもが6年生位でできることは、ペルナでは3・4年生位でできるようになるのが目標です。
子どもが『自立』できるよう我々大人は少し我慢して見守りましょう。
もしかすると、親のほうが子どもから『自立』する必要があるかもしれません(笑)
つたえびと しみず
ロンドン五輪・サッカー競技が始まりました。
女子の初戦はFIFAランキング7位のカナダ。
川澄・宮間の2ゴールで2−1の勝利!
メダル獲得に好スタートを切りました。
五輪前は体調面で不安のあった澤選手ですが、この試合は90分間フル出場し、特にDF面でチームに貢献していました。
みんなよくがんばっていましたが、私的には大儀見選手と鮫島選手に目がいきました。
鮫島選手は確かにミスもありますが、ボールに多くかかわってるし、積極的に攻撃参加するし、女の子走りするし(笑)、観ていて楽しめました。
大儀見選手は身体能力の高さがあり、DFを背負ってのプレーにもストレスが無さそうだし、『ワントップ』って感じでした。
彼女の旧姓は『永里』
結婚して『大儀見』に変わりましたが、結婚相手の大儀見さんはスポーツ・メンタルトレーナーで、私も著書を参考にしています。
彼女の好調の原因はだんなさんから受ける毎日の『メンタルトレーニング』かもしれませんね(笑)
男子の初戦は王者スペイン。
大津のゴールで1−0の勝利!
この年代のスペインに興味があってライブで観ていましたが、スペインは自滅したような感じがしました。
確かに日本はうまく戦いました。
この試合にコンディションを合わせていたかのように、選手たちは最後までピッチを縦横無尽に走りまわり、圧倒的にポゼッションされながらも守備にがんばっていました。
OA(オーバーエイジ)の吉田・徳永を中心としたDFは安定していましたし、清武は非凡なものを見せていましたし、なにより永井のスピードはDFに役立っていました。
スペインのDF陣もあんなスピードでボールを奪いに来られたらイヤでしょうね(苦笑)
スペインの選手たちは『若さ』が悪い方にでました。
思い通りにいかないゲームプランに明らかに苛立っていました。
それが前半終了間際の退場に現れてしまい、リードを許した後半を1人少ない状態で戦わなくてはならなくなってしまいました。
それでもポゼッションはしていましたが、日本は1人多い分だけ選手の疲労度が違ったので、あんなハードワークが最後までできたんじゃないかって思いました。
1人少なくなったスペインは日本選手を挑発していました。
特に永井・清武・斉藤は審判に見えないところで挑発されてましたねぇ(苦笑)
それに乗ってしまうと日本側にも退場者が出てしまい、同人数になってしまうところでしたが、日本の選手はなんとか冷静に乗り切りました。
スペインはボール回しはうまいけど、その先がなぁ・・・
前にアクセントが付けられる選手がいないので守備しやすいんちゃうかな・・・
日本戦の最後は前線にでかい選手を置いて『放り込み』をやっていたし・・・
大会が進むにつれて調子を上げていくスペインに期待します!!
男子・女子ともにメダルを獲得し、日本のサッカー界がより一層盛り上げることを希望します!!
がんばれ!
にっぽん!!
つたえびと しみず
21日カシマスタジアムで『東日本大震災復興支援Jスペシャルマッチ』がおこなわれました。
JリーグTEAM AS ONE(J被災地選抜)とJリーグ選抜でおこなわれたこのゲームは、元イタリア代表FWアレッサンドロ・デルピエロ(37)をTEAM AS ONEに招いておこなわれ、TEAM AS ONEがデルピエロの1点を含む4得点を上げ勝利しました。
しかしデルピエロは年齢的なことや長時間の移動などの体調面、時差ぼけ等を差し引いても『絵になる』なぁ(笑)
本人は『呼ばれれば日本でプレーする』と言っていますが、もし実現すればスタジアムの集客には一役買うことができるでしょう。
この試合で一番印象深かったのは、後半残り4分から出場した『ゴン』こと中山選手。
私と同い年のFWはひざの手術後のリハビリ途中。
まともに走ることさえ難しい状態でしたが、ファン投票FW部門で3位選出だったことと、復興支援のために足を引きずりながら出場しました。
相変わらず熱い男やなぁ!
同い年のゴン選手のがんばりに私自身パワーをもらったし、東日本の被災者の皆さんも元気をもらったことでしょう。
これからも日本のためにJリーグやサッカーができることを考え、社会に貢献できるよう我々も協力してがんばりましょう!!
つたえびと しみず
21・22日は中体連でした。
中体連は中学3年の最後の大会で『負けたら終わり』の大会です。
2日間、ペルナOBが多数在籍している八風中の試合を観に行きました。
1日目は大会の初戦と言うこともあって少しスタートから固さが見えましたが、先制点・追加点と得点を重ね終わってみれば6−0の完勝。
選手たちには笑顔も見られました。
2日目は地域の強豪チーム。
試合前は『難しい試合になるやろな』と思っていましたが、選手たちのがんばりは強豪チームに対して決してポゼッションでも引けを取らず、互角の戦いをすることができました。
特に3年生ががんばっていましたね。
フィールドプレーヤーは全てペルナのOB。
うち4人はペルナのジュニアユースに所属しており、毎週顔を合わせる選手たちですが、3年生の特にディフェンス面でのがんばりは、強豪チームを慌てさせるのに十分すぎるほどでした。
前半真ん中ぐらいにDFとGKとの連携ミスで失点。
その後は一進一退の攻防を繰り返していましたが、どちらとも決定力がなく時間は過ぎそのままタイムアップ。
0−1で敗れ、3年生たちの夏は終わってしまいました。
格上の相手に本当によくがんばりました。
ただ、身体能力も技術も上回る相手に『必死にがんばった』って感じでのプレーは、『ココイチ』のいい所で焦りを呼び、慌ててしまい精度を欠いてしまいました。
まあ、身体能力といってもこのレベルならなんとかならないレベルではなかったと思うので、やはり大切なことは技術やな・・・
技術で上回ることができれば結果は違ったものとなったでしょう。
3年生はいちおうこれで引退かな。
次は受験に向けて勉強をがんばらなければなりません。
しかし、高校で再度チャレンジする選手には、今からの8ヶ月って結構重要だと思います。
なかなか試合できない状態でのコンディションの維持は、難しいと思いますがここからが勝負です。
普通では難しいことをうまくやり切れれば、大きなアドバンテージを持って高校で勝負することができます。
自立と自律でがんばろう!
中学での公式戦が終わっただけで、君たちのサッカー人生が終わった訳ではない。
まだまだ始まったばかりです。
しっかり先を見てやろう!
自分の将来のために・・・
つたえびと しみず