23日

  • 2011年01月24日(月)

23日はU−11・10で大阪遠征でした。

6チームの大会でしたが、ペルナ以外の5チーム中4チームは、普段からお世話になっているチームで指導者も顔見知りの人たちばかりでした。

私より年上の指導者・年下の指導者、多くの指導者と話をすることができましたが、全ての指導者との話は大変勉強になることばかりでした。
年下の指導者たちは、『年下』でもしっかり自分の意見を持っており、でも貪欲に勉強する姿勢を持ちながら指導にあたっていました。
『えらいなぁ』
見習わなければならないことがたくさんありました。
年上の指導者は本物です(笑)
多くの選手を見てきて、多くの経験をしてきて、それを指導の現場に活かし、情熱を持って指導をされていました。
『すごいなぁ』
私も参考にさせてもらわなければならないことがたくさんありました。

試合は5年生チームと4年生チームに分けて楽しみました。
4年生チームは1学年上の選手に、一生懸命挑みましたがその多くが撃沈!(笑)まだまだボールタッチが甘く、なかなか相手を抜き去ることはできませんでした。ただ、こうやってやっつけられることも貴重な経験になるはず。この先のがんばりに期待します!
5年生チームは結構良かったです!最後のゴール前の精度が低く、なかなかゴールにはつながりませんでしたが、何回か崩せていたし、しっかりボールもつなげていたので先が楽しみです。

今回も、選手・指導者ともに多くのことを学びました。多くの経験をして、成長し続ける『ペルナサッカークラブ』でありたいと思います!

       Coachしみず

OB

  • 2011年01月21日(金)

昨日、我が家にペルナのOBがたくさん集まりました。
たくさんって言っても6人ですけど(笑)

内訳は、大学生1人・高校生4人・中学生1人。
全員が “夢” に向かって突き進んでいる選手たちばかりです。

最初は近況報告を主に話していましたが、最後は戦術の話に。
『ボランチのボールの受け方』の話で大盛り上がり!
少し前までは、他の選手たちと一緒に“チョコン”と座って、コーチの話を聞いていた選手が、今では一つの話題について自分の意見を自信を持って言えるようになっている。
『成長したなぁ』
所属チームが違うので、戦術の考え方に微妙な違いはありますが、それは当然のこと。逆に違うからこそ、その選手が所属チームでがんばっているのがよく分かります。

集まった全ての選手は、本気で夢を追いかけています。
夢に向かって、想像を絶するような努力を日々重ねています。
小さいときから10年以上共に成長を続けてきたこの選手たちのために、何かできることはないかな・・・

毎日忙しいと思うけど、いつでも遊びに来てほしい!

がんばっている選手と接すると、こちらが元気をもらいます!

Co0achしみず

やり残したこと

  • 2011年01月19日(水)

先日指導者同士で話をしているときに、『サッカーは健全な麻薬やな』って話題になりました。

指導者として選手が伸びていく姿を観て、そのお手伝いをすることは確かにおもしろい作業です。
しかし、選手として自分でボールを追うことは、やっぱり楽しいんですねぇ(笑)
40歳を過ぎてから再チャレンジして選手復帰。がんばりすぎてケガも多くなってきますが(苦笑)、『やっぱりサッカーはやめられない』というのが大方の意見です。

小学生でサッカーをやっていた選手は、その多くが中学生になってもサッカーを続けます。その先の高校が続けるかどうかの分岐点になりますが、例え高校でサッカー部に入らなくても『サッカーを辞めた』ことにはなりません。『高校のサッカー部に入らなかった』だけです。高校でサッカーをやっていても大学ではやらない人も当然出てきます。そんな選手たちが『草サッカー』や『社会人サッカー』を楽しむことが多くあります。
結局『健全な麻薬』で『辞める』ことができません。

その反面『完全に足を洗う』人も出てきます。
その違いは何でしょう?
どうも『やり残したことがある』人は再チャレンジするようです。その時は思わなくても、後から『もうちょっとがんばっとけば良かったな』って思う人は『やり残したことがある』人です。
やり残したことがある人で、『楽しさの貯金』が残っている人は『サッカーの魅力』に再度魅せられることになります。
前にもこのコラムに書きましたが、『楽しさの貯金』は小学生のころにしておかなければなりません。
その上で、『やり切る』のではなく、『やり残す』ことも悪いことではないのかもしれません(笑)

      Coachしみず

自国選手

  • 2011年01月18日(火)

来日して20年が過ぎたドイツ人の『ゲルト・エンゲルス』氏が、おもしろいことを言っていたので紹介します。

アセノスポーツクラブ(水戸ホーリーホックの前身)でプレーしたエンゲルス氏は、引退後一度ドイツに戻り、指導者として90年に日本に戻ってきました。
その後、アセノスポーツクラブ・滝川第二高校のコーチを経て、横浜フリューゲルスのコーチに就任。横浜フリューゲルス・ジェフ市原・京都サンガ・浦和レッズの監督を歴任しました。

そのエンゲルス氏がある雑誌のインタビューの最後に、
『日本のサッカーレベルを上げるのに大事なのは、Jリーグのレベルを低下させないこと』と語りました。
長谷部・本田・香川・長友・森本・内田など、日本を代表する選手が活躍の場をヨーロッパに移すなか、Jリーグで活躍していたフッキやレナチーニョ・ワシントンなども海外に渡りました。
優れた選手が日本を脱出(?)することは、マイナス面だけではないはず。若い選手にチャンスが与えられる可能性が大きくなります。そうすることでJリーグのレベルを低下させないことができるはずでした。

インタビューには掲載されませんでしたが、エンゲルス氏はこの話の続きに、『最近のJリーグは多くの韓国人選手がプレーし、大成している。かつてのパク・チソンもそうだ。最大のライバルである国の選手を自分たちで育てているなんて、気を付けたほうがいい』と冗談とも本気とも取れないことを言って笑いました。
まったくその通りです(苦笑)
近年、リーグで好成績を上げている某チームは、外国人枠3・アジア枠1・帰化した選手2の合計“6”人の外国人を揃えて戦っています。このチームは若手日本人の育成についてどう考えているんでしょうね(苦笑)まぁ強ければいいんでしょうが・・・(苦笑)

世界最高のリーグと言われるプレミアリーグを持つサッカーの母国イングランドでさえ、代表チームがW杯で好成績を残せない理由の一つに、プレミアリーグで活躍する母国選手の少なさを上げています。
あのイングランドでさえ結局、自国選手の育成に力を入れることに躍起になっています。
スペインにはアスレチック・ビルバオのように、自分たちの地域“バスク”地方出身の選手だけで、長年戦っているチームもあります。
日本も選手をしっかり『育成すること』、そしてその選手に『多くのチャンスを与える』ことをして、日本のレベルをワールドクラスに持っていけるよう努力するべきです。

      Coachしみず

大阪遠征

  • 2011年01月17日(月)

15・16日はU−10・9で大阪遠征でした。

この年代では初めての宿泊の遠征でしたが、U−10の選手はその多くが、上の学年の選手と一緒に宿泊の遠征を経験しているので、全くの初めてという選手は3名だけでした。

今回の遠征は、宿泊場所が旅館ではなく施設だったので、夕食・朝食ともに普通にお店で食べました。
夕食は選手のテンションが上がりすぎて、少々元気すぎましたが(苦笑)、別に部屋が取ってあったのでとりあえず問題ありませんでした(苦笑)
さすがに朝食は、テンションも低めでおとなしく食べていましたが、全員完食!いい感じでした(笑)
お風呂は全員が一緒に入れるほどの大きさで、指導者も含めてみんなで元気に(笑)入りました。
寝る部屋も大部屋で全員一緒。みんなで仲良く寝てました(笑)

朝起きたら一面真っ白!
『菰野は雪がやばい!』という情報は入っていましたが、まさか大阪が白くなるとは・・・
予定出発時間を少し遅らせて出発しましたが、15分ほど走れば全然OK!絶好のサッカー日和でした。

菰野からの『雪情報』を気にしながらゲームを楽しんでいましたが、さすがに『まずいぞ』ということになり、主催者の配慮で午前中ずーっと連続でゲームをさせてもらい弁当を食べて帰ることに。快調に帰ってきましたが鈴鹿付近にきてびっくり!『ここどこ?』って感じの雪に驚きました。
解散場所の駐車場も雪がひどくて、お迎えの車も大変!しかし、子どもはお構いなし!付いた途端に雪遊び。底知れぬ子どものパワーにまたまたびっくりです(笑)

ゲームもみんながんばっていました。6年生のチームとも試合をしましたが、積極的に向かっていってたし、ゴールをするために一生懸命ボールを運んでいました。
ただ、全体的にもう少しボールを自由に『扱える』ようにならないと次のステップに進めないな・・・
まだボールから『自由』をもらえてないな・・・
勢いもあるしがんばれる選手たちなので、練習を重ねて技術レベルを上げ、『ペルナらしい』サッカーができるようにがんばっていきたいと思います。

今回も選手の笑顔がたくさん見れた、いい遠征でした。

      Coachしみず

『サッカーの勝敗は何で決まるのだろう?』

  • 2011年01月14日(金)

『サッカーの勝敗は何で決まるのだろう?』

日本代表のアスレチックトレーナー・JFAチーフアスレチックトレーナーの早川さんという人が、ある雑誌にコラムを書いていたので、それを自分なりに解釈しながら紹介します。

勝敗の要因として、戦術やフィジカルが話題になることが多いですが、実際の試合では普通では想像できないようなことが起こったりします。
もちろん勝敗の要因として技術・戦術、体力のどちらか一方で決まるものではないことも分かっています。

日本のサッカーはいつの時代も世界との差を『フィジカル』と言います。世界との差は本当にフィジカルなんでしょうか?

コラムにフィジカル(走力)と技術・戦術面(ポゼッション)について、10年W杯南ア大会のデータが掲載されていました。

《グループステージ》
相手チームに走り勝ったチームが勝利した試合 54%(48試合中26試合) 
ポゼッションに優ったチームが勝利した試合 44%(48試合中21試合)

《決勝トーナメント》
相手チームに走り勝ったチームが勝利した試合 38%(16試合中6試合) 
ポゼッションに優ったチームが勝利した試合 69%(16試合中11試合)

この数字をどう見たらいいでしょうか。

大会が進むにつれて、選手は心身ともに疲労してきます。決勝トーナメントに入ると、選手が疲労してフィジカルの強いチームが、その良さを発揮できなくなったと見ることができるでしょうし、データを取るのには試合数が少なすぎる気もしますが、スペインが優勝したのでポゼッション重視のチームが多く試合をこなしたことが、数字に表れているといえるでしょう。

また、フィジカル面、技術・戦術面以外にも重要な要素はあります。
例えば『メンタル面』も重要な要素の一つですし、『運』というのもあると思います。

岡田前代表監督は当時こんなことを言っていたようです。
『よく「おれは運がない」「ついてない」と言う人がいるが、『運』を引き寄せるのは、その人が強くその『運』を引き寄せたいと思えるかどうかにかかっている』と。

『本気でベスト4を目指すなら、『運』を引き寄せられるように、サッカーのために必要と思われることは小さなことでも全力で取り組め』とも言っていたようです。

結局、『サッカーの勝敗は何で決まるのだろう?』という問いには明確な答えはありませんが、フィジカル・技術・戦術・メンタル・運など多くの要素が複雑に絡み合って『勝ち・負け』が決まるようです。

『フィジカル』はトレーニングで、『技術・戦術』もトレーニングで付けます。
ペルナでは『メンタル』もトレーニングしています。
様々な準備によって『運』は必ず勝ちとれます。
普段の過ごし方、1日1日の積み重ねが『勝利』の確率を高めていきます。

      Coach しみず

本質

  • 2011年01月11日(火)

8・9・10日の3連休、U−12〜9のカテゴリーで多くのゲームを楽しみました。

特に9日は、対象選手が多くバスに乗り切れなかったため、保護者の方にはご迷惑をお掛けしましたが、現地集合・現地解散にさせてもらいました。
久しぶりに子どものサッカーしている姿を見た保護者の方も、久しぶりでない方もどうでしたか?
楽しそうにプレーしていたでしょうか?
子どもが真剣な眼差しでボールを追いかけている姿を見ることは、我々大人にとってうれしくなってくるし、自然に応援したくなります。
年齢が低くなればなるほど気持ちにムラがあって、ボールを懸命に追い掛けているときもあれば、少しぼーっとしているときもあります(笑)
選手が必死にボールを追い掛けている顔は、年齢が低くなればなるほど純粋にそのことに『集中』しています。なので、ときには子ども同士がぶつかってしまうことがあります(苦笑)
ぶつかってしまうぐらい集中している顔は真剣そのものですし、そんなときやりたいことが上手くいったときは最高の笑顔を見せます。

高学年でもこんな顔してサッカーしているかな・・・

もしかすると少しいろいろなことを詰め込みすぎて、『難しい』顔をしてサッカーをしているかもしれません。

そういえば、高学年も試合と試合の空き時間を利用した遊びのミニゲームのときは、純粋にサッカーを楽しんでいる顔をしていたな・・・

高学年の子どもに『今日一番楽しかったのはいつ?』と聞いたら『ミニゲームやっとったとき!』と答えるかもしれません・・・

新年最初のゲームで『サッカーの本質』に再度気付かされたような気がしました。

子どもたちの素敵な笑顔に数多く出会えるように、今年もがんばるぞ!

      Coachしみず

高校選手権

  • 2011年01月07日(金)

いよいよ高校選手権のベスト4が出揃いました。

明日(8日)には準決勝2試合が行われ、最終戦に駒を進める2チームが決まります。

毎年、全国から多くの高校が各都道府県大会を戦います。そして最後に笑うのは1チームだけ。ほとんどのチームはどこかで涙することになります。

多くの『物語』を持った『高校サッカー選手権』は、全国大会という舞台に上がっても、また『物語』が展開されます。

誰しも負けるつもりでゲームに臨む選手はいません。

全国大会に進めた1000人以上の選手の多くは、この大会を最後に『戦う』サッカーから、『楽しむ』サッカーに移行します。
もちろん、楽しむサッカーを否定するつもりはありませんし、サッカーを愛した人は、必ずここにたどり着くとさえ思っています。
ただ、“内情”や選手の“想い”を知れば知るほど何人の選手が、『燃え尽きて』しまうのか・・・
毎日の競争・・・
ケガをおしての出場・・・

全てを賭けて臨んだ高校サッカー。
ピッチでプレイしている選手も、スタンドで応援している選手も、何ものにも変えられない『大切なもの』を手に入れています。選手たちは、まだ『子ども』なので気付いていないかもしれません。きっと将来気付くでしょう。得たものの大きさを・・・

それを知っている我々大人は、純粋にがんばる選手達を応援せずにはいられません。

がんばれ!まだまだ未熟なサッカー人!

       Coachしみず

クラシコ

  • 2011年01月06日(木)

少し古い話になりますが、『クラシコ』観ました?

去年おこなわれた『バルセロナVSレアル・マドリッド』の試合で、5-0でバルサが完勝したやつです。

しかし、『バルサやばいなぁ!』
当時、リーグ1位がレアルで、2位がバルサ。
スペイン国内での下馬評も、その順位通り『レアル優位』が予想されていました。それが、フタを開ければ5-0でバルサが圧倒。調子の良かったレアルをバルサがチンチンに・・・
試合終了時には感動に近い感情さえ沸いてきました。

流れるようなパスワークに針の穴を通すようなスルーパス。全てのプレーの精度とスピードが絶妙。シャビ・イニエスタ・メッシを中心にした攻撃陣にファイター・プジョール!90分間全く目が離せませんでした。

ショートパスとドリブルで中盤を支配し、スルーパスでゴールを狙ったかと思えば、ドリブルで仕掛けてのゴール前でのワン・ツー。

『やりたい!このサッカーをペルナでやりたい!』

試合終了時に思った感想です。
スピード・精度は格段に落ちるでしょうが、バルサのサッカーを目標にします!

しかし、レアルもこのままでは終わらないでしょう。次のクラシコが楽しみです。

      Coachしみず

世界共通語『フットボール』

  • 2011年01月05日(水)

『サッカーは世界で一番競技人口が多いスポーツだし、最高のコミュニケーションの方法なんだ。言葉が喋れなくてもサッカーをやれば仲良くなって、お互いを知ることもできるし、その相手が大人だろうが子どもだろうが関係ないし、おれは、日本語もしゃべるし、イタリア語と英語も少ししゃべるけど、それ以上に豊かなサッカーという言語を持っている。サッカーというスポーツができることが、おれにとって一番の大きな財産だったと思っている』

現役を引退した中田選手は、直後から世界中を旅しました。
目的はありません。
世界中を旅することが目的でした。その先々でサッカーをすることで、その国の人たちとコミュニケーションを取った中田選手は、『どこに行っても、出会う人たちとはサッカーで繋がっているんだと実感できる』とも言っています。
10年以上、戦いの手段としてサッカーをやってきた彼は、そのスポーツが人々の心の扉を開き、言葉が通じなくても強く結びつくことができる力を持っていることを、改めて感じました。

『どんな国に行っても、どんな場所を訪ねても、サッカーはそこにあり人々を夢中にさせている。そんな光景を何度となく目にしたし、気がつくとボールを無心で追いかけている自分に驚いたこともあった。サッカーをする子どものいきいきとした瞳に触れていると、サッカーが持つ可能性を信じることができる』

今年からペルナのトップチームを立ち上げ、老体(!?笑)にムチ打ちながらサッカーをプレーすることを楽しんでいます。
小学生・中学生の子どもたちとサッカーを通じて交わっています。
なにより、世界の共通語“フットボール(サッカー)”に携わっていることを誇りに思いながら、“世界”を感じに海外に行きたくなってきました!!

     Coachしみず