なでしこジャパンがW杯決勝で、ランキング1位のアメリカを破り、FIFA主催の大会で男女通して初の世界一に輝きました。
沢選手が大会MVPと得点王を獲得。
名実ともに世界ナンバーワンの選手になりました。
決勝は早朝でしたが、早起きして観戦しました。
過去24試合一度も勝ててないアメリカに対し、なでしこジャパンは2度リードを許しましたが、最後まで諦めることなく追いつき、PK戦での勝利は日本中を元気にしました。
明らかにアメリカのほうが身体能力が上。単純に走るのが速いし、身体はでかいし、日本は本当に良くがんばりましたねぇ。
ショートパスをつないで接触プレーを少なくし、支配率を高めることで身体的なハンデを克服したなでしこジャパンのサッカーこそ、この先日本サッカーが進むべき道かもしれません。
今テレビは『なでしこフィーバー』になっていますが、女子サッカーを取り巻く環境は決して恵まれているとはいえません。
多くの選手は仕事をしながらサッカーをやっています。
いい選手がプロ契約をしてくれる海外に活躍の場を移すのは当然のことです。
あの沢選手でさえ、7ヶ月前には当時の所属チーム日テレが財政難に陥ったため、『プロ選手とは今後契約できない』と告げられ移籍しています。
東京電力は無期限の休部を発表していますし、今は優勝して騒がれていますがこの先どうなるか分かりません。
30年前、女子日本代表が結成されたころは、女子サッカーが物珍しく、取材されても写真は下半身ばかりといった扱いを受けていました。
そのころに比べるとだいぶ改善されてきましたが、この優勝を一過性のものにしてはいけません。
北京五輪で金メダルを取った女子ソフトボールチームは今どうしているんでしょう。
同じ道を歩んではいけません。
日本のサッカー界の未来のためにも引き続き女子サッカーを応援していきましょう。
女子サッカーの繁栄が必ず日本のサッカー界に大きな影響を与えることになるし、昔の『父親とキャッチボール』が、『母親とパス交換』になれば日本のサッカー文化も変わります。
サッカー文化を変えなければ『男子の世界一』はありえません。
おめでとう!なでしこジャパン!
ありがとう!なでしこジャパン!!
つたえびと しみず
この3連休はU−8〜12までたくさん試合をすることができました。
U−11・12は16・17日静岡遠征、18日は四日市で試合。
U−9・10は3日間とも四日市で試合。
U−8は17・18日四日市で試合。
16・17日は暑く、18日は台風の影響で時折小雨の降る中、選手たちは元気いっぱいボールを追いかけていました。
16・17日の静岡遠征はいつも仲良くしているチームから3人の選手が来てくれて合同チームでの遠征でした。
同じ考え方で普段から指導しているチームの選手なので、即席チームでも全然問題なくゲームを楽しむことができました。
内容的にはやっぱりゴール前かな・・・
必死に守ってくるゴール前で、相手守備陣の想像を超えるプレーをしてゴールにつなげる。
そのためには、もっと『個の力』が必要と感じました。
ペナルティーエリア付近までは、チームでボールを大切にしながら運ぶことができるようになってきました。
そこからは個人の発想だったり、瞬間のひらめきだったり、個の力がゴールにつながるんじゃないかな・・・
ゴールが取れるまで何回もチャレンジです!
なによりこの3日間、多くの選手が元気に楽しくプレーできたことが一番でした。
さぁもうすぐ夏休み。
しっかり成長できるよう、選手・指導者ともにがんばりたいと思います。
つたえびと しみず
アルゼンチンで大変なことが起こりました。
リーグ最多33回の優勝を誇るアルゼンチン1部のリバープレートが、110年のクラブ史上初めて2部降格となりました。
入れ替え戦の1戦目をアウェーで0−2と落とし、後がなくなったリバープレートはホーム・モヌメンタルスタジアムでの第2戦を1−1で引き分けてしまい、2戦合計1−3で敗れ2部降格が決まりました。
これだけで終わらないのが南米サッカー(苦笑)
怒り狂ったサポーターがスタジアム内外で暴動を起こし、投石などで少なくとも25人が負傷。
1人が車にひかれて重体、商店も破壊されました。
南米選手権決勝の舞台となる同スタジアムは、警察の捜査のため一時閉鎖されました。
おまけに、約4万人収容のスタジアムに、偽造チケットなどで6万人が詰め込まれていた可能性もあり、セキュリティーに問題がありそうです。
アルゼンチンでは、ボカ・ジュニアーズと並んで超名門のリバープレート。
名門の上にあぐらをかいていた訳ではないでしょうが、降格には何か理由があるはず。
日本でもJリーグ発足前から日本のサッカー界を引っ張ってきた名門ヴェルディーが、2部に降格してから何年も経ちます。
当然理由があります。
リバープレートも1シーズンでも早く1部に昇格し、アルゼンチンサッカーを盛り上げてもらいたいものです!
つたえびと しみず
9月21日から始まる『ロンドン五輪アジア最終予選』の組み合わせが決まりました。
日本はバーレーン・シリア・マレーシアらと共にC組に入り、9月21日〜来年3月14日までの長丁場を戦うことになりました。
実力的にもロンドン五輪出場が決まる1位通過が、十分期待できる組み合わせですが、なにが起こるか分からないのがサッカーの怖いところ。
油断することなく万全の準備で五輪出場を決めてもらいたいものです。
A組に入った韓国は、カタール・サウジアラビア・オマーンといった『オール酷暑の中東』という厳しい状況。
オーストラリア・イラク・ウズベキスタン・UAEの入ったB組は『死のグループ』
それらに比べれば日本の入ったC組は『比較的楽』というだけで、実際は『死の恐怖グループ』といったところでしょうか。
というのは、それぞれの国は『国内部の情勢が不安定』という問題を抱えています。
バーレーンでは、民主化要求を掲げるデモ活動で死傷者が発生。一時的に沈静化も、従前まで回復とはいえず、外務省からは『渡航の是非を検討してください』のお達しが出ています。
シリアでは、デモ隊と治安当局が衝突。今年3月以降、南部ダラアなどで多数の死傷者。首都ダマスカスなども治安改善の見通しなしということで、『退避を勧告します。渡航は延期してください』とのお達しが出ており、6月のロンドン五輪二次予選では、ホーム戦をあきらめ、中立国ヨルダンで試合を開催したほどです。
マレーシアでさえ、一部で密輸、密入国や海賊事件、観光客の誘拐などが発生しており、外務省から『渡航の是非を検討してください。十分注意してください』とのお達しが出ています。
中東の政治情勢が半年後どうなっているか分かりませんが、十分な情報収集とセキュリティーでロンドン五輪の切符を手に入れてもらいたいものです。
つたえびと しみず
9・10・11日の3日間、ペルナの活動をひでコーチに任せて、『修行の旅』(『勉強の旅』かな)に関東へ出掛けてきました。
中でも今回の目玉は、ある人に会うこと。
私の指導方法に大きな影響を与えてくれた人に会ってきました。
・・・勉強になったなぁ・・・
今までなんとなく『モヤモヤ』していた部分も晴れたし、結構共感できる部分も多く、参考になることもたくさんありました。
チームの事情や環境面など、まったくマネすることはできませんし、してはいけないと思いますが、いろいろな指導者から良い部分を吸収し、自分なりの“形”を作っていくことが大切だと思います。
また、久しぶりに昔の『愉快な指導者仲間』とも会って、多くの話をすることができました。
サッカーの指導以外のことも、いろいろと考えているこの指導者との出会いも、私にとって多くのものをもたらしてくれました。
どの指導者も、話をすることによって私に、大きな希望とやる気を起こさせてくれます。
人と人との出会いに感謝です!
これからもいろんな人と出会い、より良い育成・指導を選手や保護者の人たちに提供できるようにがんばります!
つたえびと しみず
人気低迷に悩むロシア女子サッカー一部のロシヤンカFCは、観客動員の手段として、次節10日のズベズタ戦をユニフォームではなく、ビキニの水着でプレーすることを決めました。
すでにプロモーション用の映像をマスコミ公開撮影済みで、緑のピッチに並ぶビキニの選手たちはまぶしく輝いているようです。
同チームは、過去3度のリーグ優勝を誇るチームですが、試合をスタジアムまで見に来るファンは非常に少ないといいます。
コーチの1人は『素晴らしいアイディアだと思う。我々の選手は美しいし、アスリートとしても闘争心にあふれ、優れている』と話し、チケット販売の伸びに期待を寄せています。
確かにアスリートとして鍛え抜かれた身体は、美しいと思いますし、筋肉の動きや躍動感は、ユニフォーム着用時に比べはるかに見ごたえのあるものになるでしょう。
しかし、女子とはいえサッカーは格闘技です。
激しい接触プレーとなったときにビキニはどうなるのか・・・
なんて余計な心配をしてしまいます(笑)
チケットの売り上げを伸ばすことが目的なので、多くの観客がスタジアムに足を運んでくれることを願っていると思いますが、普段の何倍もの観客が押し掛けたら、それはそれでなんか複雑な気持ちになるのは私だけでしょうか(苦笑)
でもちょっと興味があります(笑)
つたえびと しみず
『プレー面で言えば、ベースとなるテクニックを伸ばすために強調しなければならない点が6つある。最も重要なのがパスとシュート、そしてボールコントロールだ。この3つができればサッカーはプレーできる。しかし、パーフェクトな選手を目指すのであれば、さらに3つのベースが必要だと考えている。それはヘディング、ドリブル、フェイントという技術だ。この3つの技術を使わなくても試合はできるが、できたほうがプレーの範囲は確実に広がる』
『下部年代の指導者において最も必要なことは何ですか?』というインタビューに対するジーコの答えです。
以前ブラジル・リオのジーコセンターでジーコに講義を受けたとき、一番印象に残っているのがサイドキックの話でした。
『ボールの横に蹴りたい方向を向けて軸足を置いて、蹴り足を90°の角度にしてキックすることが大切だ(通訳)』
と真剣な顔をして話していました。
私も、『リオ』『ジーコ』というシチュエーションに酔って、一生懸命メモを取っていましたが、後で考えると『そんなん知っとるっちゅうねん!』と突っ込んでしまいます(笑)
ただ、10年ほど前の話ですが、ジーコがそんな話をしなければならないほど、日本の選手は『基本』ができていなかったのかもしれません(苦笑)
常々、『基本が大事』と言っていたジーコですから、シュートも『ゴールへパスしろ!』と言っていたぐらいですし、我々指導者は、もう一度『基本の重要さ』を見直す必要があるのかもしれません。
つたえびと しみず
日本代表とU−22日本代表が、8月30日に対戦することが決まりました。
A代表と五輪代表が対戦するのは史上初めてで、ザッケローニ監督の強い要望で実現しました。
欧州ではA代表に重点を置くため、五輪代表や下の年代の強化として自国のA代表と対戦することはまずありません。
今までは、A代表と五輪代表を同時に招集することは、チームの主力選手が一度に抜けることになり、Jクラブが難色を示すため実現しませんでした。
今回は、大震災の影響でスケジュールが大幅変更されたため、偶然ですが両代表合同合宿と対抗戦が可能となりました。
五輪代表の選手たちには、大きな刺激となるし、なにより活躍が認められれば飛び級での『A代表入り』もあるため、自然とモチベーションは上がります。
合宿中にA代表の選手から学ぶことが五輪代表には多くなるでしょう。
興行的にも盛り上がると思うので、観客を入れてテレビ中継をしたらいいと思います。
A代表はみっともないゲームはできませんしね(笑)
今から楽しみです!
つたえびと しみず
2・3日もたくさんゲームを楽しむことができました。
2日はU−11・12で普段やることのない四日市のチームとゲームができました。
近くのチームですが、なかなかゲームすることがないのでいい経験ができました。
3日はU−8・9とU−11・12の2ヶ所でゲームを楽しみました。
U−8・9はひでコーチだったのですが、聞いたところによるとみんながんばっていて、観ていて非常におもしろかったようです。
U−11・12はめちゃくちゃおもしろかった!
何がと言うと・・・
今回のゲームはペルナ発足以来初めて『電車』で会場に向かいました。
菰野駅に集合し、自分で切符を買って、乗り継ぎながら目的地の駅まで行き、歩いて会場の小学校を目指しました。
引率は私一人。
子どもたちに危険が及ばない限り、口を出しませんし手も貸しません。
当然ハプニングが発生します。
まず、朝一で財布を車に忘れたS、
切符を買い間違えたH、
終始不安げなK・R・S、
四日市駅のコンコースで乗り換えのホームが分からず出て行ってしまいそうになったHとR。
結局、乗り換えのホームを探しているうちに電車1本乗り遅れてしまい・・・
降りる駅に着いて歩き始めてからは、道がはっきり分かりません。
分かれ道に来ると、『右や!』と言うグループと、『左や!』と言うグループに真っ二つ。
『どう折り合いを付けるのかなぁ』と観ていると、何と!折り合いを付けずに分かれて進んで行きました(笑)
結局は両方のグループが無事到着しましたが(笑)
流石に帰りは問題なく帰ってきました(笑)
子どもたちは口々に『また電車で行こ!』と言ってました。
試合もいつも仲良しの3チームでぐるぐる回し。
量的にもたくさんできたし、質的にもいいゲームができました。
なかなかうまくいかないので、何回も繰り返しの連続ですが、階段を登っては降り、登っては降りを続けながら、でも少しずつ上がっていけるようにがんばっていきたいと思います。
これからも機会があれば今回のようなサッカー以外の経験もたくさんできるように工夫していきたいと思うし、例えそれが失敗したとしても大人である我々が、『待つ』ことができれば必ず次の成功につながると思うし、失敗の経験が子どもたちを『成長』させることになると思います。
今回も充実した2日間を過ごせました!
つたえびと しみず