火が点いた!

  • 2007年02月07日(水)

今日U−10に火が点きました。なんのことかと言うとU−10の選手の「サッカー魂」に火が点きました。
今日の練習は最初にリフティングの時間を取りました。4年生のU君が自身の最高記録となる1200回を記録しました。それまでは、4〜500回位で2・3人が競っていたのですが、いきなりぶっちぎりです。それに対して周りのU−10の選手の「サッカー魂」に火が点きました。「絶対おれも1000回やったる」「おれも最高記録出すんや」みるみる選手の集中力が上がっていきます。親や指導者が何回言ってもできなかった(やらなかった)リフティングをこんなにも簡単に集中してやるようになる。そういえば数年前にも同じ状況が・・
そのときも同じように1人が100回できたという噂(本当にできてたんですが)が流れたとたん同じ年代の選手が目の色を変えてリフティングに取り組んでいました。その結果続々と100回超えの選手が出てきました。結局そういうことなんでしょうね。周りがどれだけ騒いでも最後は本人の“やる気”なんでしょうね。そう考えるとおこられ、けなされていては“やる気”なんか起きる訳ないですよね。あらためて「褒めて伸ばす」ことの大切さを痛感しました。
U−10年代がこの先「グッ」と伸びる予感がしてきました(笑)
          Coachしみず

原点

  • 2007年02月05日(月)

2月の3・4日と松阪の「松尾招待」にお世話になりました。私は仕事で1日目は参加できなかったのですが、たいへん有意義な大会でした。夜の懇親会も非常に興味深くサッカーに対する考え方、選手の育成に対する考え方等々、大変参考になったことが多かった二日間でした。
「うちの基本はストリートです」と言い切るあるチームの指導者はミステリアスな部分が多く非常に興味深い人でした。今回参加した全ての指導者がそれぞれに「こだわり」があり“クセ”のある人ばかりです。そんな中で「ペルナらしさ」を出すことは出来たでしょうか?指導者が口で言うことは簡単です。しかし、その指導者の「作品」がグランドのキャンパスにどんな「絵」が描けたでしょうか?
「何でそんなことが出来ないの?」「何でそんなプレーになるの?」等々試合中の指導者から聞かれる言葉です。答えは「指導者が教えてないから」「出来るまで指導者が我慢しないから」・・・
指導を始めて7年目を終えようとしています。「もう一度原点に戻って指導をやり直そう」「勝つのはいつ?どこで?」解っているようでごまかしている部分がたくさんあります。それに気付かせてもらった2日間でした。
松尾の皆さんを始め今回お世話になった人達、本当にありがとうございました。これを機にもっともっとペルナを良いチームにします(笑)
        Coachしみず

「めざせベストサポーター!!」

  • 2007年01月31日(水)

ペルナのHPのトップページの右の下に「めざせベストサポーター!!」っていうコーナーがあるのを皆さんは知っているでしょうか?
「朝食の摂り方」や「水分の摂り方」などサッカー選手にとって大切なことを“生活面”からサポートするコラムです。
私も学生時代から30歳位までは現役のサッカー選手でした。その後指導の道に入って、自分の子どもも育ててみて、選手を(自分の子どもを)サポートすることの難しさを痛感しました。自分が子どものころの考え方ではいけません。それはサッカーだけではなく、生活面でもそうだと思います。
同じ年頃の子どもを持つ親として、サッカー選手を目指す子を持つ親として少しでも役に立てばという思いのコラムです。是非参考にしてください。そして、このコラムの内容について子どもと話す時間を持ってください。大切な親子の時間を持つことができますよ(笑)
       Coachしみず

チャンピオンズ

  • 2007年01月30日(火)

28日日曜日は6年生にとっては小学生最後の県大会となる「チャンピオンズカップ(マインドハウス杯)」でした。各地区予選を勝ち抜いた12チームが3チームずつの4ブロックに分かれ、14日に予選リーグを戦い、上位2チーム計8チームが28日の決勝トーナメントに進みました。ペルナは予選リーグを1位で通過して決勝トーナメントに進んだのですが・・
6年生の大きな大会は、春から夏にかけての「全日本少年サッカー大会」夏の終わりから秋にかけての「フジパンカップ」そしてこの「チャンピオンズ」の3つがあります。ペルナとしては先の2つの大会はまだまだ全然形になっておらず、当然「勝つ」ことはできない大会と位置しています。チャンピオンズは1年生から6年生までの小学年代の集大成の大会で「勝つ」ことは目標ではありませんが、良いゲームができれば自然と結果も付いてくると考えていました。当然、子ども達には勝ちたい気持ちがいっぱいです。我々指導者も勝たせてあげたい気持ちもあります。しかし、それ以上に6年生の今の段階で、中学生につなげていかなければならない段階で、何ができて何ができていないのか?どれ位のプレッシャーがかかるとミスがでるのか?ミスを出さないためにはどうしたらいいのか?勝利以上に考えなければならないことがたくさんあります。
最後はPK戦になり負けてしまいましたが、外してしまった選手はベンチに帰ってきても涙が止まりません。「泣いてる場合じゃないよ、これで終わりじゃないし、どうしてPK戦になったか?PK戦になる前の30分のなかでやらなければならないことがあったんじゃないの?」話しているうちに涙は止まります。もっともっとトレーニングをしてプレーの精度を上げていかないと中学校になったら通用しません。
長くサッカーを続けるために小学生の今やらなければならないことをもっとやろう、話しているうちに選手達に今やらなければならないことが見えてきます。
今「勝利」という結果は付いてきませんが将来必ず良い選手になると信じています。6年生は残り少なくなってきましたが、少しでも良い状態で中学校に上げたいと考え時間を有効に使っていきたいと思います。
        Coachしみず
PS 決勝戦を観ずに隣のコートでブラジル人とゲームをして遊んでいたペルナの選手達。その立直りの早さが素敵です!(笑)

ちびっこ!

  • 2007年01月27日(土)

今日は3年生以下の桑員地区との交流試合でした。2・3年生で2チーム作って参加したのですが、この学年(特に2年生)は試合が少ないので今回のゲームは良い経験になりました。普段の練習ではありえないプレーも自チーム・相手チーム共にたくさん出てました。
でもみんなたくましくなったよなぁ〜。うちはこの年代はドリブルしかしないので、いい所で相手の足がひっかかってこけてしまうことがあります。それでも泣かずにボールを追っかけます。必死にがんばる姿に涙が出ます。
点数はボコボコに入れられましたが、局面ではやっつけられたので満足のいくゲームでした。私は今日他に用事があったので最後のミーティングができませんでしたが、もしその場所にいたらこう聞いたと思います。「今日楽しかった人?」
       Coachしみず

チビリンピックin東海大会

  • 2007年01月22日(月)

1月20日・21日の両日、審判部として4年生以下の大会(愛知、静岡、岐阜、三重)に、いって来ました。今回も、審判員がスムーズに業務が遂行できるよう、業務の運営を担当してきました。選手証のチェックや、記録を付けたり、エントリー票の確認等の仕事で、本部席から離れることは出来ず、あまり試合を見ることはできなかったです。本当は、審判員(レフェリー)がやりたかったです。 
 自分の事は、それくらいにしておいて、今回の、大会は、4年生以下ということで、ドリブルを多く用い、子供らしい面白いサッカーが見られると思っていたのですが、パスが多く一対一の駆引きが少なく、県の6年生大会を、4年生バージョンにした感じです。少し前までは、4年生以下と言うと、団子サッカーが、主流じゃなかったのかなあ?
 今では、勝つためのサッカーに変わってしまって面白みがありません。  確かに、東海大会で優勝すると、次は、全国大会に出られるということは、うれしいことですが、何か、忘れているのではないかと思います。4年生は、6年生のミニチュアサイズではないはず。4年生までに、身に着けるべきことがあるはず。
 今回の参加チームの中に「J」のジュニアチームもいましたが、周りに人がいうほど、すごいとは、思いませんでした。先日の大阪遠征で見た、新春カップのほうが、よっぽど凄いと思いました。目先の勝敗にこだわって、子供の将来を忘れているように感じられた二日間でした。
 来週は、いよいよチャンピオンズの決勝です。ペルナのサッカーを見せて、本当のサッカーの面白さを見せたやって欲しい。
                                 Coachながき

なんだかな・・・

  • 2007年01月21日(日)

今日はひでコーチに練習をお願いして「チビリンピック」のお手伝いに行ってきました。4年生以下の東海大会で、東海4県の上位4チームが鈴鹿ガーデンに集まり、昨日今日の2日間グループリーグと決勝トーナメントを戦う大会でした。
いろいろなチームがエントリーしていました。1学年に40人以上いるチーム、小さな少年団クラブ、Jの下部チームも出場していました。(我がペルナが以前にゲームしたチームも何チームかいました)
その会場で1日ゲームを観せてもらいましたが・・・
Jの下部はかわいそうですね。どんな時でも「J」っていう名前が付いて回ります。4コートあるなかでもJクラブがゲームしているときは明らかに観客が多かったです。勝って当たり前みたいな雰囲気が流れています。結局、決勝で0-1で敗れ準優勝に終わりましたが・・・
Jリーグの下部組織・ジュニアチームって日本のトップレベルの指導をしているんじゃないでしょうか?日本のジュニアのトップじゃないんでしょうか?負けを知らせるホイッスルと同時に芝生にうずくまる選手達。負けて悔しいのは分かります。4年生の最後の公式戦で、この大会を今までやってきたことの発表の場に位置していたのでしょう。でも4年生ですよ。4年生としてやってきたことを発表してくださいよ。4年生の集大成の場所で「勝ちたい」ですか?勝たなければならない、勝って当たり前のプレッシャーのなかでやってることは本ま大変だと思います。でもそこを前面に押し出してくるのなら「普通のチーム」と一緒ですよね?日本のトップレベルじゃないですよね?当然、相手チームは「J」をやっつけたい、「J」に勝ちたいっていう気持ちで普段以上のモチベーションで文字通り“倒しに”くると思います。「J」の下部組織って“倒す”“倒される”のサッカーを指導してるんですか?4年生に“倒されるな!”って教えてるんですか?「Jを倒したい」っていうチームと同じ考え方で指導したらあかんでしょ。
必死に倒しにくるチーム・選手相手に今練習しているスキル(技術)の部分がどれだけ通用して、どの部分は通用しなかったか?だから明日からどんな練習をするかを考えてやらないと、ユニフォームが泣きますよ。身体能力の高い選手が集まってくるんですから、周りの観る目が特別きびしいでしょうけどあれでは「J」の下部組織、日本のトップのチームとしては私は認められません。もっともっと選手の将来を考えて指導してはどうでしょう?「なんだかな・・・」って考えさせられた1日でした。
      Coachしみず

クラムジー

  • 2007年01月19日(金)

小学生から中学生に進学する頃、ちょうど身体が大きく変化する頃“クラムジー”という現象が起こります。代表的な身体の変化に「オスグッド」というのがあり、ひざの下の骨が出てきて痛く正座もできません。身体の成長に骨格が付いていけず起きる現象である程度仕方のないことではあります。
そういう身体の変化によって小学生のときに出来ていたことが出来なくなる(時間がたてばまた出来るのですが)現象を“クラムジー”といいます。
小学生のときは出来ていたのに中学生で出来なくなる、これって「身体が原因のクラムジー」と「精神が原因のクラムジー」と二つあるんじゃないかと最近思います。中学生って大人の入り口で精神的に急激な変化がある年代だと思います。自分が子どもの時もそうでしたし、自分の子どもの時もやっぱりそうでした。
心と身体は切り離せるはずがなく、間違いなくどちらかのバランスが崩れると「クラムジー」になるんじゃないかなって思います。そんな身体的にも精神的にも不安定な年代を見守っていくのもCoachの仕事かなって思います。
     Coachしみず

寂しさ・・

  • 2007年01月17日(水)

毎年この時期になると“寂しさ”がやってきます。「あと○ヶ月で卒業やな」みたいな言葉が保護者から聞こえてきたり、選手から聞こえてきたりします。育成の現場にいる以上、毎年年度変わりを経験するのが当たり前で、3月には別れがあり4月には出会いがあります。毎年経験することなのに全然慣れることができません。
私は指導するなら小学生が一番です。なぜなら選手が最初に出会う指導者であることと、一番長く接することができる指導者だからです。中学・高校は3年間で小学生は6年間、一番変化も大きく1年生(幼稚園の場合も有)のときは泣き虫だったのが6年生では見違えるように成長します。サッカーバカになるのもサッカー嫌いになるのも、この年代の指導者の影響が非常に大きいのではないかと思います。責任は大きいけどやりがいも大きいのが少年の指導者だと思います。
小学校を卒業して、ペルナSCのジュニアを卒部して“お別れ”する訳じゃないのですが(ペルナSCのジュニアユースに入る選手もいる)ひとつのくぎりみたいで寂しい気持ちになります。残り少ない6年生を後で後悔しないよう最大の努力をして中学に送り出したいと思います。
     Coachしみず

つながりと伝統

  • 2007年01月14日(日)

今日は審判講習会でした。うちのチームの指導者全員とスケジュールの合ったOBとで講習会に参加しました。
「今のペルナはこんな感じだ」「ぼくらの時はこんな感じだった」「××は○○高校でサッカーを続けている」講習の後食事に行って出た話の一部です。そんな話をしながらOBのいろいろな“今”の情報を聞くのが非常に楽しみです。
数年前までは小学生だったのに少し大人の仲間入りをした、背伸びしてる話を聞けるのがおもしろかったです。
ある一人が「小学校のときのサッカーが一番おもろかったな、またあんなサッカーがやりたいな」って言ってました。指導者として一番うれしいことです。少年時代が楽しかったから、一生サッカー好きになれる、サッカーバカになれると思っているので、OBが小学生時代のサッカーがおもしろかったって言ってくれるのが一番うれしいです。そんなサッカーがうちのベースでうちのチームカラーになれば大成功だと思います。
    Coachしみず