毎年この時期になると、気温と共に“あつく”なってくるものがあります。中学生の「中体連」です。3年生はこの大会で負けると、中学の部活を引退します。1日でも長く1試合でも多く「楽しい仲間達」とサッカーをするためには1つでも多く試合に勝たなければなりません。
今の中3にはペルナ出身者が4人います。この時期は目の色が違います。「簡単に負けて終わりたくない」という気持ちが目や態度に表れています。中学生はメンタルやサッカー以外の部分に左右されることも多く、勝敗は本当にやってみなければ分かりません。ただ、試合を終えて後悔することのないよう、体調だけは万全にして、自分の力を最悪でも90%位は出せるように今から準備しておいてほしいですね。
体調面・精神面共にみんなが充実して今週の中体連の日を迎えることができればきっと楽しい結果が待っていることでしょう。
今から試合は始まっていますよ、良いゲーム結果は良い準備からきっと生まれますよ。
がんばれ!そして楽しめ八風!!
Coachしみず
少年時代のコーチって子どもの成長にどんな影響を与えるんでしょうね?
自分が小学生のころを思い出してみると、1年生のときの先生は四中工の城監督の奥さんで、2年生は女の先生、3年生は新採の泣き虫女の先生、4年生は再び城監督の奥さんで、5年生はクセのある名物男の先生、6年生は自分の人生を180度変えた年寄りの女の先生。
ま・でも学校の先生よりサッカーのコーチ、5年生のときに指導にきてくれたサッカーのコーチのほうが、いろいろと影響を与えてもらったと思います。
“緑のいすずの117クーペ”に乗って、リアガラスのところにサッカーボールを置く。靴のひもは普段は結ばない。大人になってからめっちゃまねしました。
自分にとって、少年時代のコーチに憧れまねをしたように、今の私もうちのチームの選手の憧れになってるのかな?「コーチみたいになりたいな」って思われてるのかな?・・・不安です(汗)
まずは見た目から・・・ダイエットしよ!明日から・・・(笑)
Coachしみず
今日はU-8の練習でした。本来、U-8は月曜日が練習日で、今回はコーチの都合がつかず、急遽木曜日の今日に変更になったものでした。
欠席者は“0(ゼロ)”でした。 「すごいなー!」。誰一人休まず練習に来てくれるのは、指導者として本当にうれしいことです。特に、小さい子ども達はごまかしがきかないので、練習に来てくれることが答えかなって思ってます。
近々ゲームも企画しています。1・2年生は本当にゲームが少ないですからチャンスです。サッカーはゲームが全てといっても過言でないほどゲームは楽しいものです。練習でやっていることの「発表会」がゲームです。是非、お子さんが対象になったら観に行ってあげてください。お子さんは必死でがんばってますよ、決して普段見ることのできない顔をして!
うちのU-8はいろいろな意味で期待できそうです。
Coach しみず
2006 FIFA WORLD CUPがイタリアの優勝で幕を閉じました。
決勝のゲームを眠い目をこすりながらTV観戦をしていましたが・・・ジダンの退場が全てでしょうね。フランスは前後半・延長とジダンを中心に多くの時間ボールをキープし、攻撃的にゲームを進めていました。しかし、イタリアの“カテナチオ(ゴールに鍵をかけるという意味)を崩すことができず、結局PK戦に・・・結果は皆さん知っている通りです。
ジダンは前半早々にPKを決めています。準決勝でもPKを決めました。イタリアのGKはそれを知っていて、準決勝にジダンが蹴ったほうに跳びました。ジダンはそれをあざ笑うかのように逆をついてループ。バーに当たってきわどい判定になったのは、さすがのジダンも緊張して少しずれたのでしょう。ゲーム中に1回PKを蹴っているだけにジダンにはPK合戦で蹴ってほしかった。GKとどんなかけひきをするのかが見たかった。そんな思いも全てが台無しになりました。
今このコラムを書いている時点では、あの“頭突き”の真相は明らかになっていません。ただ、あのすばらしい選手が、顔を見て性格がでているであろうあの選手が、自分の最後の引退を飾る花道にしては最高の舞台WCの決勝で、誰が審判していても解る、一発退場に当たる「報復行為」をするでしょうか?いや「した」のが事実です。彼をそこまで追い詰めたほどの言葉の暴力とは・・・
人種差別か家族の侮辱でしょうね。日本人には理解しにくいでしょうが、全世界的にはありえることなのかも・・・FIFAが打ち出してる「フェアープレイ」に最も外れてるんじゃないかと思いました。どっかの新聞に書いてあって「その通り!」と思った記事に「WCの決勝という最高の舞台で将来ある少年達にあのジダンの退場をどう説明したらいいのか?」というのがありました。試合前のセレモニーで「人種差別はしません」っていう声明文を打ち出したんちゃうん?!ヨーロッパの上流もしくは中流家庭に生まれ育ったことってそんなにえらいんかい!めっちゃハラ立ちます。
選手のコンディションも最高で非常に楽しいパフォーマンスを魅せてくれた今回のWC。最後の最後でケチを付けられ、後味の悪いものになりました。
Coachしみず
7月8・9日と“Jogo com PERNA 2006”を開催しました。なんとか天気もゲーム運営に影響するほどのこともなく、大きなけが・事故もなく無事終わりました。
2日間こだわりの8チームを招いて、子ども達は「へろへろ」になるまでボールを追いかけていました。8チーム全てがアクの強い個性的なチームで、どのゲームを見ても見応えのあるゲームばかりでした。久しぶりに会う指導者も相変わらず元気で、皆さん熱く情熱的で勉強になった2日間でした。
いくつになってもサッカーに携わっている人ってどの年代かで「サッカーて楽しいな!」って思った経験のある人かなって思います。その年代がジュニア年代(小学生)になるように、いろいろなイベントを兼ねてペルナサッカークラブを企画運営しています。ペルナのOBが大人になって「自分がサッカー好きなのは少年の時の経験のおかげや!」って言うてもらえるように明日からもがんばろーと!!
PS 今回の大会に参加いただいた各チーム関係者を始め、弁当の手配・宿泊の手配等運営のお手伝いをしていただいたアレグロの皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。
Coachしみず
絶対的な優勝候補のブラジルは今回優勝できませんでした。多くの人が「なんだかんだ言っても優勝はブラジルやろ」と思っていたのに(私も思っていた)ベスト8で破れました。
ブラジルの多くの選手が、早過ぎるワールドカップを終えサンパウロ空港に降り立ったとき、ブラジル国民は一斉に批判をしました。ほとんどの選手は裏口から逃げるように空港を後にしました。DFのカフーは表玄関から空港を出て、サポーターに「引退しろ!」と罵られたそうです。
常に勝ち続けることを義務付けられたカナリア軍団は、“負けた”ことに対し日本のサポーターが言うように「良くやった」とは言われません。かと言って勝てばいいのかというとそうではなく、勝ち方が悪くても批判されます。
ブラジルって本とおもろい国です。人生の全てが「サッカー」と「カルナバル(カーニバル)」のような国です。自分の人生の半分を占めているサッカーがワールドカップで負ける、さしずめ日本人に当てはめると人生の半分は仕事ですかね(苦笑)大きな商談に失敗する、そんな感じじゃないでしょうか?そう考えればブラジル人の精神状態も少し解るような気がします。
今のペルナの選手はもしかするとブラジル人のように、生活の半分がサッカーの人もいるんじゃないかな?(笑)そんな気持ちを長く持ち続けて大人になっていったら日本のサッカーも変わるんじゃないかなって考えたりもします(笑)
中田選手の言う「サッカーすることが純粋に大好きだった子どものころの気持ち」っていうのが今の日本には必要なのかもしれない・・・
Coachしみず
日本代表として3度のワールドカップを経験した中田が引退を表明しました。29歳という若さです。
前々回のワールドカップのときから彼の「自分プロデュース」の上手さは認めていました。今回もこの引き際のプロデュースの仕方は本ま“巧いな”って思いました。
前々回のワールドカップ後イタリアのセリエAに活躍の場を移し、そうなることを予知していたかのごとくイタリア語を習得しておき、いち早くチームに溶け込む。頭の毛を金髪に染め、一人目立っていましたよね。
あのころの代表は彼ほどはっきり年下でも意見を言う選手は皆無で(日本独特の“年功序列”かな)、彼に近い年の選手はひっぱられていきました。世界のリーグを経験している選手も少なかった前回のワールドカップでは、まだ彼のカリスマ性は健在でチームの中心でした。
今回、彼のカリスマ性が前回ほど絶対的でなかったのは、この4年の間に他の選手のレベルが上がったこと、自分のポリシーを持った選手が増えたことが原因ではないかと考えます。
世界中のスカウトの目が光るワールドカップ、チームの、自国の勝利が大切なのは解りますが、自分が目立つ、自分が良いプレーをする。ひいてはそれがチームの勝利につながるというような考え方を持った選手がもっと出てこなくては世界を相手に戦えない!ような気がします。
今回のワールドカップを観ていて結局南米はベスト4に残れませんでした。南米の、もっと言うとブラジルの選手は実は日本人が思っているほど「ワールドカップ」って大きな大会ではないのかもしれません。注目を浴びる大会として、自分のアピールの場として位置付けしてるんじゃないかなって感じた今回の大会でした。
前回のワールドカップで彗星のように現れたホナウジーニョ、日本人は「今回のワールドカップはホナウジーニョの大会になる」と信じて疑いませんでした。私もその一人です。しかし、前回のような輝き、バルサでの輝きはみせれませんでした。
世界中の期待を背負って答えれなかったホナウジーニョ、現実には前回ワールドカップ終了後の4年間に「カカ」「アドリアーノ」「ホビーニョ」というスーパースターが出てきています。
4年前ブラジル人がインタビューに答えこう言ってました
「ホナウジーニョはいい選手だ。しかしブラジルにはもっといい選手がいる。なぜならブラジルではいい選手は日々地面から生えてくるからね」と。
中田はいい選手でした。確かに世界を肌で感じ、日本にいろいろなものを残してくれました。29歳の若さで引退もいいでしょう。彼の人生です。“中田引退”で騒ぐのは今週限定にしときましょう。彼の後にいい選手はきっとすぐに“生えて”きてますよ(笑)
Coachしみず
今日はペルナのジュニアユース(中学生)とU-12で練習しました。ジュニアユースは3年生が今日まで修学旅行だったので、1・2年生でした。小学生は中学生に遠慮せずにかかっていくし、中学生は小学生に負けるわけにはいかないし・・・結構おもしろい練習になりました。
どうせほとんどは、来年一緒にサッカーすることになると思います。今から慣らして問題なく中学でサッカーする下地を作っておくのもありかな(笑)
デンソーのフットサル場も良いグランドなので月イチぐらいは合同練習をやろうかなと思った今日の練習でした。
Coachしみず
PS WCもいよいよおおづめです!がんばれ南米!!
とうとうワールドカップのベスト8がでそろいました。ここまでくるとどごが優勝するかは本当に分かりません。ドイツ・アルゼンチン・イタリア・ウクライナ・イングランド・ポルトガル・ブラジル・フランス、全てのチームにいろいろな思い入れがあってどこも優勝してほしいです。
しかし、今回は番狂わせのない大会でした。各国の優秀な選手の多くはヨーロッパのリーグで活躍しているため、今回のワールドカップはコンディションの調整がうまくいったのでしょう。
ワールドカップという祭りも終盤にかかってきました。夏休みの終わり頃や線香花火の消えかけのころのように寂しい気持ちが強く出てきました。
残り少ないゲームの中でどんな物語が待っているでしょうか?願わくは選手全てが良いコンディションで、不用意なイエローカード・レッドカードをもらわずに今持っているものの全てを賭けて戦いきって欲しいものです。
そして未来のワールドカップを戦う可能性のある子ども達に夢と希望を与えて線香花火の最後の“玉”を落としてもらいたいですね!
Coachしみず
今日の練習はU-8でした。U-8の練習も他のカテゴリーと同じで1時間半ですが、本来この年代で1時間半も集中してトレーニングをすることは、無理かなと思っています。少しスタート前の時間を長く取って、遊び時間にどんなことをやってるかみています。
最後は恒例の上のカテゴリーとの“全員ゲーム”になります。これが結構おもしろいんですよね。小さい子は遠慮なしに足ごと蹴ってきますし、ちびっ子20人に対し、でかっこ子6人くらいのゲームですから1個のボールに7人くらいの子どもが集まってくるし・・・少し当たっただけでちびっ子はこけて泣くし・・・
でかっ子はいかにちびっ子に触れずに抜き去ることができるか?がテーマになるし、ちびっ子はでかっ子とコミュニケーションを取るチャンスだし・・・気のせいかちびっ子同士のゲームよりみんながいきいきしてるみたいだし・・
南米のストリートサッカーってこんな感じなんだろうな。小さい子は大きい子のボールが取れないから服をひっぱるし、大きい子は服をひっぱられてもボールを取られないようにするし、年齢の違う子どもの特別ルールがあってもいいと思います。
近所の子が集まってやるストリートサッカーは年齢の違いすぎる子ども達でも楽しめる「特別ルール」の存在がいい味出すんですよね。以前にも書いたと思いますが、学年を超えた友達関係が“ペルナサッカークラブ”の付加価値です!
Coachしみず