2日はペルナのジュニアユースと八風中3年の合同チームで、大阪遠征に出掛けました。
午前中は大阪で仲良くしてもらっているチームと25分を3本。
夕方から堺の『J−GREEN』でセレッソ大阪のジュニアユースと25分2本のゲームを楽しみました。
3年生は22日に中体連で負けてから約10日たっており、『中体連負け→引退→気持ち落ちる』となりそうなところを、この2日の試合が実質の最後となるため、コンディションを落とさないように各自調整をしていました。
午前中の試合を通じて、守備の部分を再確認し、夕方のJ−GREENに臨みました。
結果から言うと7点ぐらい取られ(確かそれぐらいでした・・・)1点も取れず惨敗でしたが、内容は非常にいいものでした。
途中バケツをひっくり返したようなスコールに襲われ、トップチームのユニフォームで臨んだ選手たちは、大きめのパンツが足にひっついて動きにくそうでしたが、最後まで何点取られようと、1点取るために全力を尽くして戦いました。
技術・体力ともに上回る相手に自分たちの持てる力を最大に出して、『そうは言っても同じ中学生』という気持ちで、決して萎縮することなく最後までボールを追いかける選手たちの姿は、平日にもかかわらず休みを取って駆け付けた多くの保護者や、大阪の仲良し指導者たちの気持ちを熱くさせました。
私も長い選手で9年間、一緒にサッカーを楽しんできた仲間たちのラストゲームを観て、『本当に成長したな』と感動しました。
この先、高校サッカーでがんばる選手、高校ではサッカー部に入らず楽しくサッカーを続ける選手、いろいろな方向に進んで行くことと思いますが、2日の試合のことを忘れずに苦しくなってもがんばってほしいと思います。
クラブの公式戦があったにもかかわらず午前中試合をしてくれた大阪のチーム、どこの馬の骨かわからないチームと試合をしてくれたセレッソ大阪さん、本当にお世話になりました。
選手・指導者ともに有意義で勉強になった1日でした。
特に選手のみんなは、この1日が何かのターニングポイントになってくれたんじゃないかな。
1・2年は新しいチームでの活動に、3年は次のステップに積極的にポジティブに進んでください。
ペルナはいつもみんなを応援しています!
つたえびと しみず
31日は全員で嬉野へ試合に行きました。
いつも仲良くしているチームが30・31日と合宿していたので、そこに31日だけ参加してゲームを楽しんできました。
私とひでコーチは一足先に30日PMに会場に入りました。
会場は廃校になった小学校と幼稚園。
小学校を改造して支所として利用し、幼稚園で宿泊し、グランドを利用、雨が降れば体育館も使用できるという環境でした。
PMの練習に参加して、夕方からメントレをしました。
1時間ほどしかなかったので簡単なことしかできませんでしたが・・・
食事は地域のシルバー人材の人が、学校の調理室を使って作ってくれました。
お風呂は近くのゴルフ場に入りに行き、子どもたちは豪華なお風呂に大騒ぎ。
仲良しチームのコーチからだいぶ注意されていました(笑)
ゲームは3か所で、6・5年チーム、4・3年チーム、2・1年チームに分かれて1日中楽しみました。
非常に暑い中、子どもたちは元気いっぱい!
途中すいかもいただいて、まさに『夏の日の1日』って感じで満喫できました。
選手たちは暑くてもガンガンに走り続けます。
そして成長し続けます。
我々指導者も立ち止まることのないよう、成長し続けないと置いて行かれます!
がんばらねば!!
つたえびと しみず
なでしこジャパンはW杯で優勝しましたが、男子はいつになったら世界に肩を並べることができるでしょうか。
FIFAランキング(これ自体怪しいですが・・・)は16位ですが、本当にその実力はあるのでしょうか。
日本代表が参加することができなかった南米選手権は、ウルグアイの優勝に終わりましたが、そのウルグアイはランキング5位。
準優勝のパラグアイは26位です。
W杯で日本に勝ったにもかかわらずです(苦笑)
決勝に進めなかったブラジルが4位、アルゼンチンは10位です。
ランキング1位のスペインをはじめとした欧州勢やこれらの南米勢と日本の違いは・・・
このコラムで再三お話ししている『サッカー文化』はどれほどのものでしょう。
ブラジルの指導者は、選手の『気持ち』の部分をこう言っています。
『ブラジルだったら選手のモチベーションを上げるプロセスは必要ない。なぜならブラジルにおいてのサッカーは、生きるか死ぬかの《戦争》ですから。日本では『お腹が空いて死にそうだ』という状況に置かれることは基本的にないでしょうし、簡単に仕事を失うこともまずない。でもブラジルには『サッカーをしていなかったらメシが食えない』という選手がいっぱいいる。大きな差はそこにあります』
住みやすい『日本』という国が、選手育成の足を引っ張っているとは言いませんが、そんな環境のブラジルや他の南米の国々に追いつくためにはどうしたらいいでしょうか。
やっぱり日本のサッカー文化を築き上げるしかないでしょうね。
おじいさんがピンチのときに『ツーアウト・ランナーなしや』って言っているようじゃダメです。
『後半ロスタイム0−1で負けてる』っていうふうにサッカーに例えないと・・・(笑)
そうなるには多分、我々がおじいさんになってからやな・・・
後30年かかりますね(苦笑)
それでも今すぐやり始めないと、その30年後は31年後、32年後・・・ついには50年後になってしまいます。
私たちの手で変えていきましょう。
小さい一歩かもしれませんが、踏み出さないことにはゴールに近づきません!!
つたえびと しみず
みなさんの周りに、『地味に伸びてきている選手』っていませんか?
チームの中に例えば、『大きくて速い選手』や『小さくてすばしっこい選手』『ボケ担当でおもしろい選手』など、目立つ選手は他のチームの指導者からもよく覚えられていて、『あいつ伸びたなぁ』とか『あいつ伸び悩んでる?』とか興味を持たれることが多くありますが、そういった意味であまり目立たない選手で、最近伸びてきた選手っていませんか?
そんな選手の多くは、あまり『器用』な選手ではないことが多いようです。
例えば、リフティングの新しい技でも比較的早く身につけることができる選手と、なかなか上手くできない『不器用』な選手とがいますが、後者を『センスがない』とか、『才能がない』とかで片付けていないでしょうか。
ペルナにも何人か『地味に伸びてきている』選手がいます。
そんな選手に共通して言えることは、『練習を休まない』『楽しそうにサッカーしている』ということです。
ペルナでは『スイッチが入っている状態』と呼んでいますが、結局は『サッカーがおもしろい』からだと思います。
おもしろいから練習を休まないし、努力もします。
うまくなって当然ですよね(笑)
前々から言っている、『楽しさの貯金』を少年時代にいっぱいしておかなければいけない、ということに繋がると思いますが、少年の指導で一番大切な部分です。
そんな、『地味に伸びてきている』選手を見つけたときは本当にうれしいし、見落とさずに『発見』できたことに幸せを感じます。
これからも、『派手に伸びてきている選手』と『地味に伸びてきている選手』の両方を多く輩出できるように、がんばっていこうと思います!
つたえびと しみず
八風中の夏が終わりました。
ペルナの選手がほとんど進学する八風中の3年生最後の中体連が、22日の南中に1−4で敗れ終わってしまいました。
トーナメントでおこなわれるこの大会は、地区大会→県大会→東海大会→全国大会と続き、負けた時点で3年生は引退ということになります。
3年連続県大会出場中だった八風中は、4年連続を狙いましたが残念ながら敗れ、3年生は引退ということになってしまいました。
22日の試合には保護者・OB・OBの保護者などが応援に駆けつけました。
出場選手は全てペルナのOBで、小さいときから一緒にサッカーを楽しんだ仲間たちばかりです。
最後まで諦めずにボールを追いかける姿に、『成長したな』と感動しながら見ていましたが、時間は刻一刻と過ぎていき、ついに試合終了の笛が・・・
選手たちの目に涙が溢れ、見ていたこちら側も涙が出てきます。
残念な結果に終わりましたが、選手たちはこれで『サッカー』が終わってしまうわけでなく、次への準備をしていかなければなりません。
ここでの悔しい思いを次へのステップとして、これからをどう過ごしていくかが大切になってきます。
個人個人が『自分に足りなかったもの』を考え、苦手を克服する努力をしながら、自分のストロングポイントを伸ばすことをしなければなりません。
3年生は高校受験を控えていますが、4月からの高校サッカーを良いコンディションで迎えられるように、残りの中学生活を過ごすことを考える必要があります。
高校サッカーに向けて、勉強と部活がなくなった後のコンディション調整という非常に難しい環境に置かれますが、意識を高く持ち1日1日を大切に過ごしてもらいたいと思います。
輝かしい自分の未来のために・・・
がんばれ!八風中3年!!
つたえびと しみず
24日は『親子サッカー大会』をおこないました。
ジュニアの選手・ジュニアユースの選手・トップの選手にその保護者たちが参加して、基本的には『小学生vs中学生以上』で試合を楽しみました。
当日は多くのお父さん・お母さんが参加してくれて、非常に楽しい1日になりました。
試合の順番・対戦相手の決め方は全て子どもが決めます。
自分たちで対戦相手を連れてこなければ試合をすることができません。
大人のところにトコトコ歩いて行き、『試合しよ!』と誘います。
コーチの笛の合図で大人を連れてコートに入ったら試合が始まります。
最初は遠慮がちだった大人もだんだん熱くなってボールを追いかけていました(笑)
大人も子どもも楽しそうにサッカーをしていました。
こういう機会をきっかけに、親と子どもがサッカーについて語り合うことができるようになったら、そしてサッカーってこんなに難しいんだってことが分かってもらえたら、子どもへの応援の仕方も少し変るんじゃないかなって思いました。
これからも『親子サッカー大会』を続けていきたいと思います。
つたえびと しみず