サッカーに『バランス』って大事ですよね。
一つは『身体のバランス』
サッカーではボールを蹴る瞬間は必ず片足立ちになります。
当然相手選手は邪魔をしに来るわけですから、片足で立っている状態の時はバランスを崩しやすくなっています。
そんな状態でもブレないプレーをするためには、体幹を鍛えることとバランス感覚が大切になってきます。
もう一つは『戦術面でのバランス』
ゲーム中のポジションのバランスだったり、攻める・守るのバランス、緩急のバランスなど、『チームのバランス』と言ったところでしょうか。
さらにもう一つは『人間としてのバランス』
最初の2つのバランスは、日々改良を加え、グランド上でトーレーニングされている部分だと思いますが、『人間としてのバランス』の部分はどうでしょう?
あまり指導の現場で語られることがない部分だと思いますが、最近の私は先の2つより重要な点であると感じています。
物の見方や考え方が悪いと、人間の力って発揮しきれないんじゃないかな・・・
予想外に伸びない選手や、びっくりするほど伸びる選手の両方に共通するのは『人間力』
このバランスが良くなければ伸びないし、バランスが崩れれば落ちて行くのは簡単です。
我々指導者は、このことをしっかり理解して指導していく必要があると思います。
サッカーだけでなく、社会で活躍できる『人』を育てるために・・・
つたえびと しみず
31・1日は新チームになって初めての試合でした。
この2日間重要なのは内容ではなく、取り組み方や試合の準備などの『OFF』の部分、サッカーをしていないときの過ごし方を自分たちでコントロールすることが、新年度最初のゲームで大切な課題でした。
日程表を見ながらゲームの時間に遅れないように準備することや、メンバー・ポジションを自分たちで決めることなど、プレー以外でやることがたくさんあります。
それを自分だけでなく、チームで協力しながら行動する。
これが結構簡単なようで難しい!
去年の6年生はそういうことがしっかりできていました。
今年の6年生は・・・
31日はダメでしたねぇ(苦笑)
試合時間になってもまだ遊んでいたり、寒い雨の中身体が冷えたままゲームに臨んで全然動けなかったり・・・
私はOFFの部分がプレーに現れると思っています。
ゲーム前の準備ができない選手は、プレー中も準備ができません。
いい準備をすることが自信につながると考えています。
この先、今年の6年生にはいっぱい失敗をしてもらいましょう(笑)
今まで1個上の学年の陰に隠れて目立たなかった部分がはっきり見えてきます。
多くの失敗から多くのことを学んでもらいましょう。
できるようになるまで気長に待ちますよ(笑)
つたえびと しみず
しばしばその発言から『ビッグマウス』と呼ばれることのある本田選手ですが、ケガの影響で長期離脱からやっと戦線復帰できた現在の気持ちはどんな感じでしょう?
今回の膝のケガも『このケガをしたから、もうワンランク上の選手になれた』と語ったり、復帰後すぐに太ももを負傷したときも『このケガがすぐに治ってもそうじゃなくても、どっちにしろポジティブにとらえている』と常に『前向き』というか、取りようによっては『逆ギレ』にも聞こえるコメントを発表したりと、確かにビッグマウスかな・・・
ただ、本田選手は非常にメンタルの強い選手です。
『レアル・マドリッドに移籍する』と言ったりするのも、『プレッシャーをかける』状態を自ら演出していて、もし叶わなければ『口ばっかりなやつ』と批判されるのを覚悟の上での言動です。
普通の選手は、余計なプレッシャーを感じないためにマスコミ関係をシャットアウトしたり、『結果は分かりませんが、全力を尽くしてがんばります』などと『うまくいかなかったときの保険』のような発言をします。
中には『ノーコメント』をつらぬく選手もいたりします。
日本人の文化には昔から『不言実行』が良しとされる傾向にあるようですが、私は本当にできる人は『有言実行』できる人だと思います。
先にやることをみんなに公表して、その通り実行する。
先に口にすることで自分を後戻りできない状態に追い込む。
まさに本田選手のような選手のことですが、口にすることで自分の『本気スイッチ』が入りますし、勇気がもらえます。
皆さんもなにか『有言実行』してみませんか(笑)
『毎日日記をつける』
『夏までにマイナス5kg』
『毎日リフティング』
『週末のジョギング』などなど・・・
宣言します!
夏までにマイナス3kg!!
少し自分に優しくしました(笑)
つたえびと しみず
ハットトリックより難しい記録を、ドルトムントMF香川がドイツで達成しました。
23歳の誕生日だった17日のブレーメン戦でゴールを決め、JリーグC大阪時代に決めることができなかった『バースデーゴール』を記録しました。
J1でのバースデーゴールは過去に42人。
185人が達成しているハットトリックよりも珍しい記録となっています。
まず、J1は3月から12月上旬に開催されるため、その間に生まれた選手しか達成のチャンスがありません。
しかも試合は週に1〜2回で、誕生日にリーグ戦が開催されること自体が珍しく、さらにそこでゴールを決めるとなるとハットトリックより達成確立が下がるのは当然のこと。
その『合わせ技』を達成した選手は過去に一人もおらず、バースデー2ゴールも01年に磐田のMF福西が25歳の誕生日に達成した1回のみとなっています。
今年のJリーグでバースデーゴールの可能性があるのは、4/7生まれの鹿島MF遠藤、5/3生まれの広島MF山岸、5/6生まれの柏FW工藤、5/12生まれの東京MF石川らがいますが、史上初の『バースデーハットトリック』を達成する選手は出てくるでしょうか。
Jリーグには『TOTO当たるかな?』以外にも、こんな楽しみ方もあります(笑)
みんなでJリーグを応援しましょう!!
つたえびと しみず
24・25日は『Jogo com PERNA』と卒部式でした。
6年生最後の試合となったこの2日間は、ペルナでの総仕上げを披露する位置付けで、8試合とも9人の6年生はフル出場し『魅せて』くれました。
どの試合もボールポゼッションは相手チームを上回っていましたし、一緒に観ている指導者を唸らせるプレーも随所に見られました。
DFはこだわっていましたし、MFはショートパスとドリブルで中盤を支配し、前線にパスを供給していました。
相変わらず最後の最後でなかなかゴールにはつながりませんでしたが、FWも意地を見せました。
最後の試合では3月中旬までケガで戦列を離れていたセンターフォワードが、意地のハットトリックを決めました。
ペルナ2011年度最後のゴールは、5年生からペルナに入ってサッカーを始めた6年生が決めました。
他の同学年の選手との遅れを取り戻そうと、年間を通じて一番練習・試合を休まなかった選手がゴールを決めて喜ぶ姿に思わず涙が出そうになりました。
この学年の選手たちは、サッカーのトレーニング・ゲームのときはもちろん、それ以外の “オフ” の時間もしっかり過ごすことができる選手たちでした。
下級生の面倒もきちんと見れていましたし、試合の日の時間管理・そうじ・片付けなど、生活面一般も完璧にこなせる学年でした。
サッカーに取り組む姿勢もすばらしく、日に日にテクニックも上がっていき、総決算のこの2日間はその全てをグランド上で魅せてくれ、我々を感動させてくれました。
25日夜の卒部式では、子どもたちの保護者への感謝の言葉にまたまた感動!
保護者の人のサポートがなければサッカーを続けることができなかったことや、応援し勇気付けてくれたことへの感謝の言葉を聞いて『成長したな』と・・・
式の間中鼻水が止まりませんでした(笑)
長い選手で7年間、ペルナで一緒にサッカーを楽しませてもらいましたが、我々指導者は『サッカー楽しさ貯金』を増やしてあげることができたのかな・・・
教えることより教えられることのほうが多かったですが、子どもたちの心の中になにか少しでも残すことができていれば幸いです。
保護者の皆様には大変お世話になりました。
指導者のわがままや思い付きにお付き合いいただきありがとうございました。
この先ジュニアユースで引き続きお世話になります。
これからもよろしくお願いします!
ありがとうございました。
つたえびと しみず
20日は新チームでの初めての試合でした。
特に新しくテーマを決めて試合するようなことはありませんでしたが、6年生と1年間ずーっと一緒に活動していたのでゲーム内容は決して悪いものではありませんでした。
細かいところでミスは出ますが、狙いややろうとしていることはいいし、精度を上げていけば十分いいチームになると思いました。
ONの部分は初めての試合にしては合格でしたが、試合以外のOFFの部分はまだまだでした。
試合前の準備ができてなくて開始5分でそのゲームが台無しになることも数試合・・・
今の6年生はしっかりしていて、全て自分たちでできていたので、5年生はそれにひっついていただけ。
時間の管理、試合のスイッチの入れ方など、サッカー以外の部分がゲームに出ることが、まだ分かっていません。
これから勉強していってもらうところです。
とはいえ、この時期としては十分合格点。
この先いろいろな経験をして、今の6年生に負けないようにがんばってもらいたいものです。
来年度もいいチームになる予感がします!
つたえびと しみず
先日は『日本全国つながりプロジェクト』にご理解・ご協力いただきありがとうございました。
ご協力いただいた募金を、主催者・RESCの関係者に手渡ししてきましたのでご報告します。
これからも引き続きよろしくお願いします。
ありがとうございました。
つたえびと しみず
U−23日本代表がバーレーンを2―0で下し、アジア最終予選C組を1位突破で、5大会連続9度目の五輪出場を決めました。
一時は最終予選C組2位に転落するなど苦しい道のりでしたが、これで最低のノルマ『出場』を果たしました。
関塚監督を日本協会の関係者は『石橋を100回たたいて渡る人。過去にこれほど合宿をした監督はいない』と言い、非常に慎重な性格なようです。
試合や海外遠征のない月にも短期の国内合宿を開き、定期的に戦術を理解させることでチーム作りを進めてきました。
合宿中は必ず選手と個別にミーティングする時間を設けたり、合宿中に誕生日を迎えたり、結婚、子どもが生まれた選手を全員で祝う機会を設けたりと、家族のような結束力を高めてきました。
これで最低ノルマの出場を決めましたが、本戦をどう戦うか興味のあるところです。
五輪は23歳以下と決められていますが、年齢制限のないオーバーエイジ枠『3』を使うのかどうか?
香川をはじめ、宇佐美・酒井・宮市の海外組を招集するのか?
五輪代表はA代表と違い、招集に強制力がないため、所属クラブの了承を得る必要があります。
ケガや体調の問題があるので、クラブ側は主力選手の派遣に難色を示すことになると思いますが・・・(あくまでも“主力”ですが・・・)
まぁ日本人は『五輪好き』なので、結果が求められることになりますが、上につながる大会にしてもらいたい。
サッカーの世界では五輪ではなく、『W杯』がメインですから。
日本協会は7月11日に国立競技場で、先に五輪出場を決めているなでしこジャパンと、『アベック壮行試合』を計画しているといいます。
04年アテネ五輪・08年北京五輪に続き3回目の試みとなりますが、前回までは女子は前座試合の色が強く男子メインでしたが、今回は逆になる可能性も・・・(苦笑)
実力では女子に到底及びませんが、やっぱり男子がしっかり内容と結果を出さなければ、日本のサッカー熱は冷めてしまい文化の定着もありません。
ワンランク上のステージに上がれるよう、協会には間違いのない『かじ取り』をしてもらいたいものです。
つたえびと しみず