ありがとう!

  • 2009年09月15日(火)

八風中の熱く長い夏が終わりました。

13日の最後の公式戦「高円宮杯県大会」の1回戦で敗れ、今年の3年生の熱く長かった夏が終わりました。

一時は、昨年のディフェンディングチャンピオン相手に2-1とリードしましたが、最後に逆転を許してしまい2-3で敗れました。

私は、ペルナの大阪遠征と重なっていたため観に行くことはできませんでしたが、「熱い」いいゲームだったようです。
スタメンは全員ペルナのジュニア出身の選手で、そのままメンバーチェンジすることなく最後まで戦ったそうです。
その中で3年生は9人出場していましたが、この9人はペルナに入ったときから長い選手で9年間ずーっと見続けてきました。
チーム内でのサッカーの競争はもちろん火花バチバチでしたが、それ以外にも運動会やマラソン大会、ときには勉強(!)も競争してお互いを高めていました。

長く一緒にやってきた仲間は、ときには信じられないようなコンビネーションを魅せることもありました。
ペルナの目標「魅せるサッカー」を実際にピッチ上で表現して、指導者を含めた見る人たちを魅了してきました。

とりあえず中学のサッカーには区切りを付けることになりますが、選手たちのサッカーはまだ始まったばかりです。高校年代になると、今までのように同じユニフォームを着て戦うことはできなくなりますが、今度は違うユニフォームを着て同じピッチ上でしのぎを削ることになると思います。

いろいろな舞台で「ペルナ出身」の選手が活躍することを楽しみにしています。

選手たちは多くのことを経験しました。
我々指導者も同じように多くのことを経験しました。
本当に楽しかった。
ありがとう!
これからも「ペルナのこだわり」を忘れずに努力していってください。
成長を影ながら応援しています。

Coachしみず

自力で

  • 2009年09月14日(月)

12・13日は少し趣向を変えた大阪遠征でした。

12日の19時からナイトゲームでJリーグ「ガンバ大阪VSヴィッセル神戸」を観戦しましたが、少しおもしろい方法で会場に入りました。
その方法は、「18時に万博競技場の正面玄関集合」というものです。
大阪の選手と協力して「自力」で自分たちがゲームしていた会場から、万博競技場まで行くことに挑戦しました。
当日は、あいにくの雨天でしたが、多くの選手はモノレールを乗り継いで時間通り競技場に集合できました。

ペルナの選手は地域がら公共交通機関を利用することがあまりありません。そんな選手たちになんとか「自分で切符を買って、時刻表を見て、行き先を確認しながら電車(バス)に乗る」経験をさせたくて大阪のチームの協力を得て実現しました。

また、競技場では、ちょっとした手違いで夕食の弁当が注文されておらず、ここでも「自分たちで」夕食を調達することになりました。
試合開始の時間を気にしながら、たこ焼きや焼きそば、カレーなどを買って食べて観戦を楽しみました。

これからもチャンスがあれば、どんどん「自分たちで」行動する行事を計画したいと考えています。
次は、「公共交通機関を利用して○○時に試合会場に集合」というのをやってみたいと思っています。

        Coachしみず

ゲイ

  • 2009年09月10日(木)

イアリアのサッカー界ではこんな話しが・・・

イタリア代表のマルチェロ・リッピ監督が「代表チームに同性愛者はいない。ゲイがお互いの感情を表現するのは不可能だ」などと発言。それが、「同性愛者は代表でプレーさせない」と曲解され、反差別の声が上がっているなか「火に油を注ぐ」ことになってしまいました。

ゲイ協会(!)は「このような発言は偏見を助長するだけ。リッピ監督のような若者から尊敬を集めるような人物の発言では影響が大きい」と声明を出し、イタリアサッカー協会のグリッリーニ会長は「サッカー選手にも多くのゲイがいる。ゲイを隠すため、奥さん、恋人を作っている」と発言しました。
代表キャプテンのDFカンナバロは「ゲイは除外できない。でも、大きな声じゃ言えない」と発言し、敬けんなキリスト教徒のMFガットゥオーゾは「オレの中で愛とは、男と女の間だけのものだ」と言い切りました。

82年W杯優勝時のFWロッシとDFカブリーニに「疑惑」がかけられるなど、イタリア代表にはゲイにまつわるうわさが絶えないようです。

こんなところにも「文化の違い」が出ています。
自分的には考えられませんが・・・(苦笑)

   Coachしみず

運営方法

  • 2009年09月02日(水)

スペインリーグのレアル・マドリードは今期、カカー・Cロナウドなどのビッグネームを獲得し、世界中で騒がれている不況なんかは「どこ吹く風」って感じですが、他のお金のない(失礼!)クラブはどうしているんでしょう。

Rマドリードやバルセロナのようなビッグクラブは、スポンサーもたくさん付いてるし、テレビの放映権料や入場料、グッズの売り上げなどで豊富な資金を獲得しています。
では、それ以外のチームはどうやって経営を成り立たせているのでしょうか。

アンダルシアのセビリアは、下部組織出身者やブラジル人選手を育成し、ビッグクラブに売ることで、資金を増やし経営しています。

ビジャレアルは「青田買い」。南米の有望株を、移籍金高騰前に青田買いし、トップチームでプレーできるレベルになるまで、他クラブへの期限付き移籍を繰り返し、主力級への成長を我慢強く待つのがビジャレアル流です。

ビッグクラブの選手に目をつけるやりかたは二つ。
一つはラシン。ビッグクラブで戦力外になったベテラン選手を移籍金ゼロで獲得する方法で結果を残しています。
もう一つはヘタフェ。こちらはビッグクラブで出場機会に恵まれない若手に目をつけます。常勝クラブのプレッシャーから開放された若手選手は、伸び伸びプレーし結果を出しています。

チームによって様々な方法がありますが、全て生き残るための戦略。それがチームのカラーになっておもしろいところです。
まだ日本のJリーグには、そこまで各チームでの特徴は出せていませんが、この先日本のチームでもそれぞれが特徴を出して運営していけば、Jリーグももっと盛り上がるんじゃないかって思います。
そして、それが「サッカー文化」となって日本に根付いていけばって思います。

       Coachしみず

残り7ヶ月

  • 2009年08月31日(月)

29・30日は5年生の試合でした。

いろいろな県からさまざまなチームが集まりましたが、どのチームも来年に向けて試行錯誤の段階でがんばっていました。

ペルナの選手たちも5年生が4年生を引っ張って楽しくサッカーしていました。
残暑が厳しく体力的にもしんどかったと思いますが、最後のゲームになっても、「コーチ出たい」と元気元気でした。

いろんな意味で「熱く」長かった夏休みが終わってしまいましたが、今年の夏もたくさんのゲームをいろんな場所でおこないました。
選手たちはサッカーだけでなく、他の面でも大きく成長したと思います。
サッカーはサッカーをすることでしか上達しないので、この夏休みに多くゲームを経験した選手は間違いなく上達しています。それプラス暑い日中に3〜4試合もする訳ですから、しんどいときに「がんばれる」力も付いてきましたし、遠征に行けば自分のことを自分でするのはもちろん、小さい選手のめんどうを見ることもできるようになりました。

6年生はペルナのジュニアでサッカーができる期間が残り7ヶ月になりました。残り少ない時間を有効に、いろいろなことをもっと経験して選手として、人間としてレベルアップして中学生になることを望みます。
我々指導者も微力ながらお手伝いしたいと考えています。

Coachしみず

『濃い』チーム

  • 2009年08月25日(火)

23日は大阪に『濃い』チームが集まりました。

いつもお世話になっている大阪のチームが主催の大会で、会場では多くのチームが顔見知り。
自分のチームの試合が終われば、次は他のチームのベンチに入ってそのチームの試合を一緒に見ます。
一つのプレーについてあーだこーだと話します。
最低考え方は二つ以上あるので、あーだこーだと言うてるだけで答えは出ません。
そこがおもしろいんですよね(笑)
一つのことを右から見たり左から見たり、前から見たり後ろから見たり、時には上から見たりもします。

指導者の考え方が、そのままそのチームのプレースタイルになっていて、話していて勉強になります。

自分自身も明らかに数年前とは考え方が変わってきているし、でも指導者を始めたころから全く変わってない部分もあるし、最後は『サッカーって難しいなぁ』『訳分からんなぁ』ってことに落ち着きます。
その『訳分からん』部分をみんながチームに持ち帰って、次の課題にしてトレーニングします。
次に会ったときには自分なりの、そのチームなりの答えを持ち合ってまた試合します。

どの指導者も正解のない暗闇に飛び込んで悩んでいます。右のドアから光が漏れているのを見つけて右に進んでみますが、その光はまがい物だったりします。
良い指導者はその暗闇のなかで、もがきながらも少しずつ着実に前進していきます。

大阪に集まった『濃い』チームの指導者たちの目指すゴールは一つです。ただ、ゴールへ進む道は一つではありません。どの道を選ぶのか、またどんな道を作っていくのかは、チームのカラーで指導者のカラーです。
いろんな色を集めてゴールに進むのに一番大切なことは、『指導者の情熱』ではないでしょうか。
私にとっての宝物はそんな指導者たちとの出会いです。
またやりましょ!
みんなで切磋琢磨してゴールを目指しましょ!
負けませんよ!!

       Coachしみず

『運』

  • 2009年08月21日(金)

ワールドカップ出場を決めた試合に先発メンバーで出場し、歓喜のタイムアップの瞬間をピッチで迎えたFC東京の長友選手は、三人の子どもを母親一人で育てる母子家庭で育ちました。
高校は県外の強豪私立『東福岡』に一般入学した長友選手は、『母子家庭で三人兄弟なのにお金のかかる県外に送り出してくれて、これで頑張れなかったら東福岡に来た意味がない』と徹底的に自分を追い込む覚悟をしました。
その後、明治大学に進学しましたが、2年の途中まで試合に出ることすらできませんでした。
その長友選手が、Jリーガー→日本代表になれたのを本人は『絶対に負けない』メンタルのおかげだと思っています。
『運』も努力する人にしか味方しません。

       Coachしみず

サッカーの花

  • 2009年08月17日(月)

15・16日は兵庫遠征でした。

今年の夏休みに3回あった最後の遠征でしたが、6年5人・5年5人・4年3人・3年1人とメンバー的にはぎりぎりでした。

3・4年生が入っての大きく早いチームとのゲームはなかなか厳しいものでしたが、少ない6年生を中心にショートパスをつないでなんとか相手ゴールを奪おうとがんばっていました。
3・4年生も必死にボールを追いかけてディフェンスしていたし、相手が蹴ろうとしているところに「勇気」を持って足を出しに行っていました。
ペルナらしいショートパスも随所に出て良いところがありましたが、その精度であるとか、その先のゴールを奪うところであるとか、まだまだ課題はたくさんありますが、見ていて「おもしろいなぁ」って思えるようになってきました。

会場に来ている他のチームに目を移せば、相変わらずキレキレのドリブルのチームは健在だったし、あるチームは1つ上のレベルでサッカーしているし、みんな「うまなってるなぁ」って思いました。
これからも何回もゲームするとは思いますが、「絶対負けられへん!」って思いました。がんばって練習しよっと!

今回の遠征も、洗濯・食事などの生活面も全然問題なく、集合時間や出発時間などの時間の管理もしっかりできていたし、確実にこの夏休みの遠征で選手たちは成長できたと思います。
確かにゲームに勝つことや、サッカーが上手くなることも大切ですが、それ以外の生活面も非常に大切だと思うし、その部分がしっかりできていなければ選手として成長できないと思うし、将来苦労することになると思います。
ペルナではサッカーを通じてそんなところも「トレーニング」していきたいと考えています。

人間的にしっかりした土台の上に、サッカーの花が咲かせられるように、「人間性」「サッカー」の両方のトレーニングをしていきたいと思います。

       Coachしみず

後悔しないために

  • 2009年08月12日(水)

八風中サッカー部が、中体連の東海大会で、愛知2位の富士松中に延長の末破れ、悲願の全国大会出場の夢は叶いませんでした。

前半・後半ともに両チームとも決定的なチャンスを作れず0-0で迎えた延長後半、残り時間2分で2失点してしまいそのままタイムアップの笛となりました。

残念ながら全国大会出場はなりませんでしたが、2年連続の東海大会出場は評価できるものだと思います。

昨年はメンバー18人の内、中学校から始めた選手が2人で後は全員ペルナの選手(女の子も1人入っていました)。今年はメンバー18人の内、中学校から始めた選手が3人で後は全員ペルナの選手。
今年の東海大会のスタメンは、中学校から始めた選手が2人に1年生が1人というメンバー。
選手層の薄さはぶっちぎりの東海一!
限られた人数のなかで選手達は本当によくがんばったと思います。

静岡の2チームは中高一貫の私学。選手は中学のサッカー部に入るためのセレクションを受けて、合格した選手のみ入学を許されます。
東海大会でも静岡の2チームは頭一つも二つも抜けている印象を受けました。
他のチームも明らかに3年生に少しの2年生って感じの顔ぶれでした。
その場に2年連続町立の田舎の中学が参加していることは、本当に評価されることではないでしょうか。

八風の選手達は最後まであきらめずに戦いました。ただ、最後の最後でのスタミナ不足は明らかでした。
選手達は、まだ勝ち残っている「高円宮杯」にスイッチを切り替えました。
暑い中トレーニングしています。
最後の5分まで走りきり、後悔しないために・・・

       Coachしみず

浜松遠征

  • 2009年08月10日(月)

8/8・9は浜松遠征でした。

毎年高校の施設をお借りしての遠征で、グランドは人工芝!最高の環境での遠征でした。

試合は、点数では全部負けてしまいましたが、内容的にはある程度満足のいくものでした。
守備の部分では、いい所もたくさんありましたし、改善しなければならない課題もはっきりして良かったし、攻撃の部分では、やっと「ペルナらしさ」が出てきてベンチからコーチ陣の「おーっ!」っていう声もあがるようになってきました。
後は、一回でも多く「らしさ」のプレーを出せるようになればおもしろくなると思います。

生活面でも全然問題はありませんでした。
ユニフォームの洗濯も自分たちで出来ていたし、夕食では指導者を驚かしてくれました。18時から大食堂で200名ほどが一斉に食事を取るシステムでしたが、指導者が5分前に食堂に着いたときには、すでにテーブルの上に全ての準備が出来ていて全員行儀良く着席。指導者の分まで完ぺきに用意されていました。
「やるなぁ」
指導者が着席してすぐに「いただきま〜す」昼間がんばった選手たちのお腹はぺこぺこ!がっつり食べていました。
朝食の準備も役割分担して全てがスムーズ。

今回も大成功に終わった遠征でした。

      Coachしみず