改名

  • 2011年02月09日(水)

景気の悪い世の中ですが、その中で繁盛している店とはどんな店でしょう?

いきなり、このコラムに似合わない話から入りましたが・・・(笑)
100円寿司・ユ○ク○など、『薄利多売』タイプの店と、『専門性』の高い店の、いわいる『両極端』な店ではないでしょうか。

成功への階段を登る一番確実な方法は、やりたい仕事・好きな仕事を選ぶ事だと言われます。
仕事が好きで、一生懸命働けば結果は自然についてきます。
好きな仕事を極めることで、専門性が高まり他人から競って求められる様になります。
なぜなら、自分自身が既に『非常に希少な商品』となっているからです。

『仕事』を『サッカー』に変えてみたらどうでしょう。
『サッカーが好きで、一生懸命練習すれば結果は自然についてきます』
なんだか、しっくりくるような気がしません?(笑)
好きなサッカーの、好きなプレースタイルを極めて、高校・その上のカテゴリーに進む。
チ−ム・高校などから欲しがられる、『専門性』の高い選手になる。
どうでしょう、繁盛しそうな気がしませんか(笑)

『一点モノ』になるために大切なことは、
『やりたいプレー・好きなプレー』
を選び、極めることではないでしょうか。
そのプレースタイルを築くお手伝いをしたい。
そのためにプラスになることを、選手とともに考え、実践していきたい。
そのための知識を、指導者自身が勉強し続け、選手に伝えることで、ともに成長したい。
まさに、『学ぶことをやめたら、指導者をやめなければならない』です。

『子どもの成長につながることを伝えたい』という思いから、
『Coach しみず』から、
『つたえびと しみず』に改名します!
これからもお付き合いお願いします(笑)

      つたえびと しみず

情熱の花!!

  • 2011年02月07日(月)

5・6日の2日間、多くの個性的なチームとたくさんゲームを楽しみました。

抜けるような青空のもと、3面の整備されたコートで約60試合おこなわれましたが、その多くのゲームはボールが空を飛びません。
“ロングキック” が全くと言っていいほどありませんでした。
ショートパスとドリブルで崩しにかかるチームがほとんどで、だからといって微妙にスタイルが違い、同じようで同じでない、本当に勉強になった2日間でした。

すべての指導者が、『選手の将来』のために指導しています。
やり方に正解はないと思いますが、地道に、失敗と成功を繰り返しながら、選手を見続けている指導者ばかりです。

2日間一緒に楽しんだ指導者の何人かは私より年上。
50前後といったところです。
当然指導歴も私より長く、たくさんの経験をしています。
そんな『先輩指導者』とのサッカー談義は、昼夜問わず有意義なものとなりました。
若いころ『指導者をやっていこう!』と思い、この世界に足を踏み入れたわけですが、その多くは30歳前後に一つの『ヤマ場』をむかえます。
私生活に追われる年齢になるからです。
その年齢を超えてもまだなお、サッカーの指導に『情熱』を燃やしている指導者は本物です。
50を超えた情熱は本物です。
50の情熱は、急に湧き上がるものではなく、それまでの人生を踏まえたものです。
言うならば、その人の『人生そのもの』であると言ってもいいでしょう。

そんな『本物の情熱』を持った指導者が、たくさん2日間のグランドに立っていました。
一挙手一投足、全てが勉強になります。
情熱は伝染します。
指導者の情熱は、選手にきっと伝染することでしょう。
この先、このグランドでサッカーを楽しんだ子どもたちが、いろんなところで活躍することは間違いないでしょう。
そう言い切れるほど、『熱い』2日間でした。

私も負けてはいられません。
がんばってペルナ色の情熱の花を咲かせます!

      Coachしみず

アジアカップ優勝

  • 2011年02月01日(火)

カタールでおこなわれていた “アジアカップ” でザックジャパンが、オーストラリアを決勝で破り2大会ぶり4回目の優勝を飾りました。

決勝戦は、両チームともゴールを奪えないまま延長戦に突入。
その延長後半4分、左サイドを駆け上がった長友からのクロスを、途中交代で入ったFW李が左足でボレー。豪快に決めて決勝点。日本はその1点を守り抜き優勝を決めました。

この試合のポイントになったのは後半の選手交代。
後半開始早々にMF藤本に変えてDF岩政の投入を決断。
センターバックに岩政を入れて中盤の底にあたるアンカーに今野をポジションチェンジすることをザックは選択しました。
それに対し今野の答えは『NO』
両腕でバツ印を作って拒否しました。
理由は
『脚が痛い』
『今の脚の状態で運動量が求められるアンカーは無理』
というふうに本人は判断したんですが、実のところ
『長く中盤でプレーしてないことに不安があった』
のも原因の一つだったようです。
結局、ザックは左サイドバックに今野を入れ、長友を左サイドハーフに上げ、結果長友が決勝点のアシストをしたので、『ナイスザック!』ってことになってますが・・・
見事な結果オーライでした(苦笑)

決勝戦の李もそうですが、今回のアジア杯での日本代表は交代で入った選手が活躍することが多く、選手自身より監督の評価が上がった大会でもありました。

日本代表は今回の優勝で13年コンフェデレーションズ杯ブラジル大会の出場権を獲得しました。
この大会は “14年W杯ブラジル大会” のプレ大会の位置付けで、開催国ブラジル・10年W杯優勝国スペイン・各大陸王者の合計8カ国が参加するFIFA主催の大会です。
日本にとって格上のチームばかりとなりますが、親善試合ではやれないチームとの対戦は、今から楽しみです。

しかし、代表の試合は盛り上がりますねぇ!
普段はサッカーの話をしないおじさんも
『昨日は遅くまでテレビ観て寝不足やわ!』
『すごいシュートやったなぁ!』
など、サッカーの話題を口にします。
それはそれでうれしいことですが、こういう会話が普段の会話にならなければ、日本のサッカーの未来は “?” になってしまいます。
普段から会話の中にサッカーの話が出てくるようにするためには “Jリーグ” の発展が必要不可欠です。
Jリーグ・・・
大丈夫かなぁ・・・

今回の代表も、その多くが海外でプレーする選手たちです。
川島・長友・内田・吉田・香川・長谷部・本田・細貝・・・
ケガ等の理由で選ばれてない松井・森本・・・
岡崎もドイツ・シュツットガルトが決まりました。
しかも問題はその多くが、
『契約満了に伴った “移籍金ゼロ円” 』
での移籍であるということ。
言い方は悪いですが、
『ただなら来てもいいよ』
っていうことです。
海外に挑戦することは、いいことだと思うし、どんどんチャレンジするべきだと思います。
ただ、
『たくさんの移籍金を払ってでも獲得したい選手になってない』
のも事実。
あまりにも高額のお金が動くのも “?” ですが、是非今チャレンジしている選手にはがんばってもらって、
『お金を払ってでも獲得したい日本人』
という評価を勝ち取ってもらいたいものです。

スター選手が海外へ出ていくなか、日本に残っているJリーガーはがんばらなくてはいけません。
先ほども書きましたが、日本のサッカーの未来のために、Jリーグの発展は外せません。
スター選手の海外流出を、『チャンス』と捉えて、
『次のスターはオレだ!』
って感じでやってもらいたい。
今の小学生・これからの日本を背負う世代のためにも、がんばってもらいたいものです。

真っ暗な日本経済。
スポーツにはパワーがあります。
サッカーで経済を活性化させ、次の世代に “魅力ある日本” を残したいものです!

      Coachしみず

ちびっ子

  • 2011年01月31日(月)

30日は津市でU−9以下の練習試合でした。

U−9の選手は時々試合がありますが、U−8・7・6の選手は試合数が少なく、初めて試合という選手も数名いました。
主催者のご厚意でA・B・Cの3チームでたくさん試合をさせてもらい、楽しい1日を過ごすことができました。
年長児も3人参加し、上の学年に混ざりながらがんばっていました。
小さい選手は、どうしても1試合集中してやることはできないこともありますが、それでも何回もこけながらボールを追い掛けていました。
コートも小さめでしたし、普段のペルナの練習にはない “ゴール” が設置してあったため、サッカーのだいご味である『ゴールネットを揺らす』回数が多くなり大盛り上がりでした。
ゴールを奪おうと必死にがんばるちびっ子を見て、『サッカーの本質』を再確認しましたし、選手個人の『本能』の部分を大事に指導していきたいと思いました。

今回はバスで行ったので、バス移動が初めての選手が何人かいて多少の不安もありましたが(苦笑)、全然問題なしで、バスの中も盛り上がっていました(笑)
さすがに帰りはよだれをたらしながら寝ている選手もいましたが(笑)、みんな仲良く・楽しく過ごせました。

今回、試合・車内を見て、ちびっ子たちの数年後が楽しみになってきました!

       Coachしみず

アジアカップ準決勝

  • 2011年01月26日(水)

アジアカップを戦う日本代表は、準決勝の韓国戦にPK勝ちし決勝進出を決めました。

怪しいPKで先制された日本代表は、ヤットからのスルーパスで長友が裏を取りクロスを中へ。前田がタイミングを合わせて入ってきてゴール!きれいなゴールでした!
延長に入ってこちらも怪しいPKをもらって、これまた怪しいPKでしたがなんとかゴール!2―1で勝利かと思われた終了間際、フリーキックをゴール前に入れられ混戦から “ズドーン” と決められPK合戦に。
先ほど怪しいPKを蹴った本田が1番に蹴って今度はファインゴール!韓国の最初のキックをGK川島が止めて勝負あり。日本は4人中3人が決めたのに対し、韓国は3人連続で外し、日本はオーストラリアとの決勝戦に駒を進めました。
前半から後半の途中までは日本の時間、その後延長も含めて韓国の時間ってとこですかね。
日本代表は後半、完全に足が止まって苦しい時間が続きました。前の選手は、守備に追われる時間が長く、攻撃の起点とならなければならないときにボールをキープできず、チーム全体が守備する時間が長かったため、疲労はドンドン蓄積されていました。同じ時間・距離を走り続けても、ボールを持って攻撃している時間は疲労を感じませんが、逆に守備してボールを追い掛けている時間は大きく疲労します。
ザッケローニ監督は、延長戦を想定してか選手交代を後ろへ持っていきました。
その選手交代も、イタリアの “カテナチオ(ゴールに鍵をかける)” を意識したかのようなものでしたが、果たして日本の選手にそれは理解できていたのでしょうか?
テレビの画面でしか観てないので分かりませんが、DFラインに人がたくさんいるだけでボールにプレッシャーがかけられていなかったし、DFラインが低すぎるため『放り込まれた』ボールのセカンドボールはいつもペナルティーエリア付近での奪い合いに。失点も当然と言えば当然かも・・・
日本の課題である『逃げ切るのがヘタ』がはっきりでましたが、それはこれからイタリア人監督のもと、これから学んでいけばいいことかなと思います。
良かったと感じたのは、ヤットと本田が合ってきたかな(笑)逆に、ヤットと香川はまだまだというか、香川自体が代表に合っていなかったなと感じました。
長谷部は地味にいい仕事してたと思うし、岡崎・前田は献身的にがんばっていたと思いました。
個人的には、ヤットのなにげないパスの1本1本の出し方・こだわり方が大好きです。 
“ゆらー” っとやっていて、 “スパーン” と入れた縦パスが『はいっ!攻撃』の合図。観ていて『どこへ入れるか』楽しみです。
1回目怪しいPKを蹴った本田も、『予定通り』2回目も蹴りました。ミスしたからといってへこむような選手では絶対ないので、必ず蹴ると思いましたが1人目で出てくるとは・・・
ゲーム中のPKを蹴るようになったり、PK戦の1番大事な最初のキッカーを務めているのは、どんな経緯からなんやろ・・・
ヤット→本田に何か物語があるようで・・・
興味あるわぁ!(笑)

この勢いでオーストラリアをやっつけ、日本を盛り上げてもらいたいものです!

       Coachしみず

イチローと父

  • 2011年01月25日(火)

偉大なメジャーリーガーのイチロー選手にとってお父さんは大きな存在で、お父さんがいたからこそ今のイチロー選手があると言っても過言ではないようです。

そのお父さんがこんなことを言っています。

『一郎とともに過ごした21年を振り返ると私は、いつも一郎の後を歩いて来たような気がする。けっして前にでることなく、うしろからくっついていくのが、私の最大の楽しみだった。親がうしろからついていけば、見守っていけば、子どもは安心して迷わずにまっすぐ歩けるものだと確信している』

イチロー選手は1年365日のうち363日、バッティングセンターに通っていました。彼が使っていたバッティングマシーンは、『イチロー少年専用バッティングマシーン』と呼ばれていたそうです。ちなみに残りの2日は、元旦と2日でそのバッティングセンターが休みでした。
お父さんは毎日付き合ったそうです。普通のサラリーマンのお父さんには到底毎日は無理な話でしょうが、1週間に1日、1時間でもいいので子どものサッカーに付き合ってあげることは可能ではないでしょうか。なにも専門的な知識を与え、コーチ役をしろと言うのではありません。逆にそれはいろんな意味で『危ない』方向に進んでしまう可能性があります。『見守って』『励まして』『応援して』あげれば十分です。そうすることで、イチロー選手のお父さんの言う、『子どもは安心して前に進める』と思います。スポーツをする『親』と『子』の関係として、理想的な考え方だと思います。見習いたいものです!
毎日、バッティングセンターに通っていましたが、お父さんのほうから『一郎、バッティングセンターに行くぞ』とは1回も言ったことがなく、いつもイチロー選手のほうから、『お父さん、バッティングセンターに行こうよ』と言ってきたそうです。

『自主性のある、自分から継続できる』ことは、『才能』を越えていきます。

       Coachしみず

23日

  • 2011年01月24日(月)

23日はU−11・10で大阪遠征でした。

6チームの大会でしたが、ペルナ以外の5チーム中4チームは、普段からお世話になっているチームで指導者も顔見知りの人たちばかりでした。

私より年上の指導者・年下の指導者、多くの指導者と話をすることができましたが、全ての指導者との話は大変勉強になることばかりでした。
年下の指導者たちは、『年下』でもしっかり自分の意見を持っており、でも貪欲に勉強する姿勢を持ちながら指導にあたっていました。
『えらいなぁ』
見習わなければならないことがたくさんありました。
年上の指導者は本物です(笑)
多くの選手を見てきて、多くの経験をしてきて、それを指導の現場に活かし、情熱を持って指導をされていました。
『すごいなぁ』
私も参考にさせてもらわなければならないことがたくさんありました。

試合は5年生チームと4年生チームに分けて楽しみました。
4年生チームは1学年上の選手に、一生懸命挑みましたがその多くが撃沈!(笑)まだまだボールタッチが甘く、なかなか相手を抜き去ることはできませんでした。ただ、こうやってやっつけられることも貴重な経験になるはず。この先のがんばりに期待します!
5年生チームは結構良かったです!最後のゴール前の精度が低く、なかなかゴールにはつながりませんでしたが、何回か崩せていたし、しっかりボールもつなげていたので先が楽しみです。

今回も、選手・指導者ともに多くのことを学びました。多くの経験をして、成長し続ける『ペルナサッカークラブ』でありたいと思います!

       Coachしみず

OB

  • 2011年01月21日(金)

昨日、我が家にペルナのOBがたくさん集まりました。
たくさんって言っても6人ですけど(笑)

内訳は、大学生1人・高校生4人・中学生1人。
全員が “夢” に向かって突き進んでいる選手たちばかりです。

最初は近況報告を主に話していましたが、最後は戦術の話に。
『ボランチのボールの受け方』の話で大盛り上がり!
少し前までは、他の選手たちと一緒に“チョコン”と座って、コーチの話を聞いていた選手が、今では一つの話題について自分の意見を自信を持って言えるようになっている。
『成長したなぁ』
所属チームが違うので、戦術の考え方に微妙な違いはありますが、それは当然のこと。逆に違うからこそ、その選手が所属チームでがんばっているのがよく分かります。

集まった全ての選手は、本気で夢を追いかけています。
夢に向かって、想像を絶するような努力を日々重ねています。
小さいときから10年以上共に成長を続けてきたこの選手たちのために、何かできることはないかな・・・

毎日忙しいと思うけど、いつでも遊びに来てほしい!

がんばっている選手と接すると、こちらが元気をもらいます!

Co0achしみず

やり残したこと

  • 2011年01月19日(水)

先日指導者同士で話をしているときに、『サッカーは健全な麻薬やな』って話題になりました。

指導者として選手が伸びていく姿を観て、そのお手伝いをすることは確かにおもしろい作業です。
しかし、選手として自分でボールを追うことは、やっぱり楽しいんですねぇ(笑)
40歳を過ぎてから再チャレンジして選手復帰。がんばりすぎてケガも多くなってきますが(苦笑)、『やっぱりサッカーはやめられない』というのが大方の意見です。

小学生でサッカーをやっていた選手は、その多くが中学生になってもサッカーを続けます。その先の高校が続けるかどうかの分岐点になりますが、例え高校でサッカー部に入らなくても『サッカーを辞めた』ことにはなりません。『高校のサッカー部に入らなかった』だけです。高校でサッカーをやっていても大学ではやらない人も当然出てきます。そんな選手たちが『草サッカー』や『社会人サッカー』を楽しむことが多くあります。
結局『健全な麻薬』で『辞める』ことができません。

その反面『完全に足を洗う』人も出てきます。
その違いは何でしょう?
どうも『やり残したことがある』人は再チャレンジするようです。その時は思わなくても、後から『もうちょっとがんばっとけば良かったな』って思う人は『やり残したことがある』人です。
やり残したことがある人で、『楽しさの貯金』が残っている人は『サッカーの魅力』に再度魅せられることになります。
前にもこのコラムに書きましたが、『楽しさの貯金』は小学生のころにしておかなければなりません。
その上で、『やり切る』のではなく、『やり残す』ことも悪いことではないのかもしれません(笑)

      Coachしみず

自国選手

  • 2011年01月18日(火)

来日して20年が過ぎたドイツ人の『ゲルト・エンゲルス』氏が、おもしろいことを言っていたので紹介します。

アセノスポーツクラブ(水戸ホーリーホックの前身)でプレーしたエンゲルス氏は、引退後一度ドイツに戻り、指導者として90年に日本に戻ってきました。
その後、アセノスポーツクラブ・滝川第二高校のコーチを経て、横浜フリューゲルスのコーチに就任。横浜フリューゲルス・ジェフ市原・京都サンガ・浦和レッズの監督を歴任しました。

そのエンゲルス氏がある雑誌のインタビューの最後に、
『日本のサッカーレベルを上げるのに大事なのは、Jリーグのレベルを低下させないこと』と語りました。
長谷部・本田・香川・長友・森本・内田など、日本を代表する選手が活躍の場をヨーロッパに移すなか、Jリーグで活躍していたフッキやレナチーニョ・ワシントンなども海外に渡りました。
優れた選手が日本を脱出(?)することは、マイナス面だけではないはず。若い選手にチャンスが与えられる可能性が大きくなります。そうすることでJリーグのレベルを低下させないことができるはずでした。

インタビューには掲載されませんでしたが、エンゲルス氏はこの話の続きに、『最近のJリーグは多くの韓国人選手がプレーし、大成している。かつてのパク・チソンもそうだ。最大のライバルである国の選手を自分たちで育てているなんて、気を付けたほうがいい』と冗談とも本気とも取れないことを言って笑いました。
まったくその通りです(苦笑)
近年、リーグで好成績を上げている某チームは、外国人枠3・アジア枠1・帰化した選手2の合計“6”人の外国人を揃えて戦っています。このチームは若手日本人の育成についてどう考えているんでしょうね(苦笑)まぁ強ければいいんでしょうが・・・(苦笑)

世界最高のリーグと言われるプレミアリーグを持つサッカーの母国イングランドでさえ、代表チームがW杯で好成績を残せない理由の一つに、プレミアリーグで活躍する母国選手の少なさを上げています。
あのイングランドでさえ結局、自国選手の育成に力を入れることに躍起になっています。
スペインにはアスレチック・ビルバオのように、自分たちの地域“バスク”地方出身の選手だけで、長年戦っているチームもあります。
日本も選手をしっかり『育成すること』、そしてその選手に『多くのチャンスを与える』ことをして、日本のレベルをワールドクラスに持っていけるよう努力するべきです。

      Coachしみず