敗戦の理由

  • 2011年11月11日(金)

『敗戦の理由』について、先日ペルナに来てくれた池上さんは著書の中で、次のように話しています。

@ミスを指摘する・・・指導者は一生懸命負けた理由を考えます。その多くはミスを指摘することになります。

『どうしてこんなミスしたの?』
『こんな簡単なミスしてたら勝てないよ』

ミスを見つけて指摘することは実はそう難しいことではありません。
ただし、指摘する指導者も指摘される選手も非常にネガティブな精神状態になり、次につながりません。

A走り負けている・・・これは本当に相手のほうが足が速ければ仕方がないことです。
サッカーはフライングできるスポーツなので、そこを利用して対応する方法を選手と一緒に考えるべきです。
決して『走り負けている』で片付けてはいけません。

B精神論・・・『勝ちたいという気持ちが足りない』『相手のほうが勝ちたい気持ちが強かった』『気合いが足りない』など、修正の方法がわからないときに言うごまかしです。
『いつもはできていることができない』と言って怒っても仕方ありません。
サッカーは相手のあるスポーツですから、6年生ばかりのチームに4・5年生で挑んでいけば『いつもはできていることができない』のが当然です。
思うようにプレーできなければ『気合いが足りない』ように見えるかもしれません。

指導者は『できない本当の理由』を見極める目を持たなければいけません。
その目がないと試合中怒ってばかりになりますよ(笑)

      つたえびと しみず

アルガルベ杯

  • 2011年11月08日(火)

サッカー女子の強豪国が多く参加する招待大会『アルガルベ杯』(来年2月29日〜3月7日・ポルトガル)に、女子W杯を制した日本が主催者側から出場の打診を受けていることが分かりました。

ポルトガル南部のアルガルベで行われるこの大会は、世界でも強豪国と認められた国だけが招かれる大会で、日本サッカー協会の出場希望に主催者側が応じた形になり出場を打診されました。

今回W杯を制したからといって、実力的に安定して『世界一』とはちょっと言いにくいですが、世界の強豪国であることは確か。
当然参加の権利はあるでしょう。
若手中心でも構いませんから、どんどんこういう大会に参加して経験を積むのは、日本のサッカー界にとって必ずプラスになります。

前回の南米選手権のようなことにならないように、協会側は最大限の努力をしてもらいたいと思います。

      つたえびと しみず

5・6日

  • 2011年11月07日(月)

この週末の5・6日の2日間、たくさん試合を楽しむことができました。

5日は愛知県でU−12・11・10の試合がありました。
U−12が5試合、U−10が4試合、人数も丁度だったので全員が4試合半以上出場することができ、1日腹一杯楽しむことができました。

流石に4試合以上出場した後は『疲れた』って言うかと思えば、『コーチもっと出して!』『6年の試合出たい!』『誰か変わって!』といつまでも元気!
帰りのバスの中もずーっとしゃべりっぱなしで、考えられない子どもパワーにびっくりでした!

6日はU−11で8チームの大会でした。
順位を決める大会には、年間数回しか出場しないのですが、ペルナでは普段の練習試合となにも変わりません。
順番で出場しますし、勝利は当然目指しますが、勝つために何か特別なことをすることはありません。
相手チームは違うようですが(苦笑)

普段練習試合でやらないチームとのゲームは、非常に貴重な体験になります。
タイプの違うチームにペルナのスタイルがどれだけ通用するか・・・ベンチで楽しく観ることができました。
いつもと違うタイプのチームに対してどうプレーすればいいか?どういう対応をすればいいか?
ハーフタイムに『いつもと何が違う?』『じゃあどうすればいい?』と聞けば、選手たちは良く分かっていて対応策を話します。
『じゃ後半はそれでいこう。がんばって!』で終わりです。
選手たちの成長を感じました。
最後の試合はこの学年の今までのベストゲームだったんじゃないかな。
ベンチを含めてみんなで助け合うことができたし、コート内では『らしさ』が出せていたし、結果、勝利することができたし、いいゲームでした!

この先、無限の可能性を秘めている選手たちが、どうなっていくかめっちゃ楽しみです!

       つたえびと しみず

北朝鮮戦

  • 2011年11月05日(土)

今月15日にW杯ブラジル大会アジア3次予選のアウェー北朝鮮戦(平壌・金日成競技場)を戦う日本代表に、未知の国『北朝鮮』のアウェー戦はどんな感じになるんでしょうか。

日本は以前に北朝鮮とアウェーで戦った経験があります。
85年4月30日、W杯メキシコ大会アジア1次予選の金日成競技場での戦いは異様な感じだったといいます。
バスが競技場に着くと、入口付近に群衆が待ち構えていましたが、その群集は無言で視線を向けるだけでした。
試合開始2時間前には、当時8万人収容の競技場はすでに満席。
人民服を着た観客は試合中、声援も拍手もしない。
ゴール前でシュートを放ったときだけ、地鳴りのようなどよめきが起きただけでした。
試合は0−0のまま後半へ。
後半12分過ぎにMF木村(現横浜FM監督)が相手選手との競り合いで肘打ちを食らい、そのまま人工芝のピッチに打ち付けられ意識喪失。
白目をむいて泡を吹き倒れ込みました。
当時の人工芝はコンクリートの上に敷いているだけだったのでクッションもなにもなし。
意識が回復したのはなんと40分後でした!
そのまま病院に直行。
国際病院に入院となりました。
現在の競技場の芝の状態は良くなっているようですが、要注意です。

26年前のようなことは、現在はないとは思いますが、代表は細心の注意を払う必要がありそうです。
様々な困難を乗り越えてこそ、W杯出場は価値のあるものとなります。
がんばれ日本!

       つたえびと しみず

ガンバ観戦C

  • 2011年11月05日(土)
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試合開始

ガンバ観戦B

  • 2011年11月05日(土)
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フェアプレー旗入場

ガンバ観戦A

  • 2011年11月05日(土)
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わくわく!(*^。^*)

Jリーグ観戦

  • 2011年11月04日(金)
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3日は久しぶりに大阪・万博競技場にガンバ大阪の試合を観に行きました。

朝一に出発して、いつもお世話になっているチームの園庭に到着したのが9時過ぎ。
すぐに大阪のチームとペルナの混成チームでミニゲーム大会。
8〜9年前から年間数回このミニゲーム大会をやっていますが、毎回子どもたちは時間を忘れてミニゲームを楽しんでいます。
チーム分けも対戦チームの決定もタイムキーパーも、全て子どもたちで行います。
我々指導者は、設置されているベンチに座ってそれを笑いながら観ているだけです。
『誰が仕切るのか』
『どんな方法でチーム分けをするのか』
『大阪と三重の子どもたちがどうコミュニケーションを取っているか』
など、毎年違った個性で選手たちなりにがんばってやるのを観るのは楽しいことです。

11時過ぎまでミニゲームを楽しんで(子どもたちは名残惜しそうでしたが)万博に移動。
いい席をキープするために、14時キックオフのゲームの2時間前にスタンドへ。
席を確保して弁当タイム。
その後、試合までの時間を選手たちは自由に過ごします。
おみやげを買いに行く選手、おやつを食べる選手など、ほとんどの選手がちょろちょろとスタンドの通路を行ったり来たりしています(笑)
14時の試合開始前には超満員となったスタンドに気分も盛り上がってきます。
ちなみに、年間数回万博に観戦に出掛けますがパターンはいつも同じ。
バスでスタジアム前の予約してある駐車場に駐車後、バスを降りてチケットを1人1人に手渡したら後は自由。
試合が終わってまたバスに集合するまで、どこの席で観戦しても誰と観戦しても自由です。
今回は、さっきまでミニゲームを一緒に楽しんだ大阪の選手も一緒に観戦したので、席で隣同士何かを話しながら三重と大阪の子どもがゲームを観る姿を『えーなぁ』と言いながら、こちらも大阪の指導者と一緒にゲームを観戦しました。

やっぱりゲームは生が一番!
子どもたちの中にはすでにゲームの『観かた』を心得ている選手もいるし、まだ『遊び』に行っている選手もいるし、そのどちらもペルナ的には『◎』
とにかく楽しければOKです。
スタジアム内で社会的なことも学べますし、子どもたちにとって何事も『経験』することが大切です。

朝上に着いてからの子どもたちの顔を観たら、今回もいい経験ができたようでした。
また計画します!

      つたえびと しみず

29・30日

  • 2011年10月31日(月)

29・30日の二日間、大阪から仲のいいジュニアユースのチームが3年生の最後の遠征に来てくれました。

毎年恒例のこの遠征は、今回も八風中学校の協力を得て近所の他の中学校と一緒に試合をすることができました。

ペルナは30日に授業参観があったので29日のみの参加となりましたが、普段試合することのない中学生との試合は貴重なものでした。
ゴールもコートも大きく、中学生はキック力があるし、プレッシャーも速い。そんな状態で自分たちのサッカーがどれだけできるか非常に楽しみでしたが、選手たちは相手が中学生ということは全然お構いなしに自由にプレーしていました。
日常的にペルナのジュニアユースの練習に参加している選手もたくさんいるので、あまり『相手が中学生』ということにストレスを感じないようです。
選手たちはいい経験ができたと思います。

二日間中学生の試合を見せてもらいましたが、指導者としてもいろいろ勉強になりました。
八風中の選手はそのほとんどがペルナのOBで、約半数が今でもペルナのジュニアユースに所属している選手たちです。
ただ、うちのジュニアユースは普段は練習だけなので、今回のように試合を観ることは選手の成長を見る上で非常に重要なことでした。
みんなしっかり成長していたし、自分たちの持ち味を出そうとしていたし、なにより『メンタル』の部分で大きく成長していたので、見ていて感心しました。
選手たちには、今度の練習のときになにか少しでも感想を伝えられたらと思います。

大阪のチームからもいろいろ学ばせてもらいました。
このチームが四日市の結構強いチームと試合しているのを観て『なるほど』と思うところも多かったし、その部分をうちの選手にも伝えたいとも思ったし、いろんな部分で考えさせられるところがありました。
勉強になります!

今回、いろいろ思うことがあったので、『あれもこれも伝えたい』と多くのことが頭の中で混乱しています。
ゆっくり整理してからではないと、選手の頭の中も混乱する可能性があるので要注意です。
慌てず少しずつやっていこうと思います。

       つたえびと しみず

G大阪新スタジアム

  • 2011年10月29日(土)

Jリーグ・ガンバ大阪(G大阪)の新スタジアム計画が大きく前進したようです。

最大4万人収容の専用競技場の建設地を吹田市にある万博記念公園内に決め、13年度末までの完成を目指す方向で、来年1月にも建設に向けた募金活動を開始することとなりました。

03年4月に高槻市で『新スタジアムでG大阪誘致』を公約に掲げた候補者が市長に当選し、建設の構想が持ち上がった新スタジアムでしたが、高槻市内の候補地の確保がうまくいかず停滞。
08年には吹田市の万博公園敷地内を最有力候補として再挑戦しましたが、年間2億円を超えるといわれる土地賃借料や修繕費の負担を巡り1度は交渉が中断。
再度G大阪側が仕掛けて正式に吹田市長に報告書を手渡しました。

私も年間数回万博でG大阪のゲームを観戦しますが、陸上トラックがありピッチが遠い上に、スタンドに屋根があるのは一部のみ。
優勝がかかったシーズン後半に2万人しか入らないホームでは、人気チームとして寂しい限りでした。

なんとか実現して『安全』『快適』に多くの人が観戦できるようになれば、また一歩日本の『サッカー文化』が進むことになるでしょう。
1日も早く完成することを望みます!

       つたえびと しみず