9月9日はU-11(5年生)の四日市のリーグ戦でした。5年生の試合はこの時期結構少なく、久しぶりのゲームとなる選手もいてみんなはりきっていました(笑)
ペルナはこの年代あたりから少しずつ“パス”が出てくるので選手達は、今までの「ドリブルのみ」からの変化で戸惑うこともあります。
一番小さい頃は「自分」と「ボール」だけの関係なので、よく友達とぶつかります。それから、「相手」が出てきてドリブルで相手を抜くことを考えます。そして、この年代でパスが出てきて「味方」が出てきます。もう少しすると「スペース」も出てきます。
いろいろなキーワードが出てくるにつれ、ゲーム中たくさんの情報を仕入れる必要があります。一般的に言われる「観る」ということがこれに当たると思うのですが、ペルナではこの「観る」ということにも、ドリブル同様こだわっていきたいと考えています。
いろんな所を観て、創造性あふれるプレーが出来る選手を目標に、日々トレーニングをしていきたいと思います。
ペルナの目標である「観る人を魅了するプレー」を目指して・・・
Coachしみず
先日、4年生の四日市北部トレセンのトレーニングを見学させてもらいました。
5・6年生はそれぞれ三重郡と四日市の選抜されたメンバーで「四日市トレセン」として活動しているのですが、4年生は四日市を東西南北に分けて各地区で活動しています。ペルナSCはその北部に所属しているのでうちの選手も数名参加させてもらってます。そこで驚いたことが1つ・・・
全部で5〜6チームから35名程の選手がいるなかで、1人すばらしいリーダーシップの選手がいました。練習の先頭に立ち、「分からない人はこっち来て」と声をかけて見本を見せる。後片付けも他の選手に指示を出して進めていく。4年生でそんなことが出来るんやぁって感動しました。
サッカーの技術以上に大切なことを、この選手は学んでいるんだなって思いました。
社会に出てからもきっとリーダーシップを発揮できるでしょう。でも、みんながみんなリーダーでも困ってしまいます。言われたことをコツコツとやり続けることのできる人も貴重です。
子どもは決して同じタイプではありません。顔が違うように性格も違います。リーダータイプもコツコツタイプもいます。
我々指導者は選手1人1人をよく見てその選手に合った指導をしていきたいものです。
Coachしみず
最近、年長組が熱い!
うちのチームは幼稚園・保育園の年長児から入部可能で、現在8名が所属しています。
入部当初は緊張気味で、お母さんも心配らしくたくさん練習を見学していました。ところが最近は絶好調!体育館の中を元気いっぱいに走り回っています。コーチに対しても「なんか怖いクマみたいなおっさん」のイメージから、今では目が合うと“にやぁ〜”と笑ってくるほど慣れてきました。
この年代からたくさんボールに触って、たくさんの遊びを経験すればいい選手になれるんやろな〜
とにかく、元気で楽しいのが一番!
小さいうちから楽しんでたくさんボールに触れる環境を、我々指導者は作っていきたいと思います。
Coachしみず
私が中学生のころ、今から20ウン年程前ですが、当時高校サッカー界にスターがいました。関東の選手でHさんといいますが、そのころJリーグがあれば確実にプロになっていた選手です。
そのHさんが高校卒業後すぐに、交通事故で二度と歩くことができなくなったと知ったのは、その事故から10年程たってからでした。
そのHさんが最近サッカーの「S級コーチ」の資格を取得し(Jリーグの監督をするのに必要な資格)、事故からS級コーチ取得までの様々な出来事をまとめた本を出版しました。興味があったので読んでみたのですが・・・
もっと大変なことばかりが書いてあるのかと思いきや、結構前向きな発言も多く楽しく読み終えることができました。
事故当初は想像できないほど苦労もあったようですが・・・
選手というのは必ずケガがつきまといます。当然ペルナの選手もケガをします。親は自分の子どもがケガをしてサッカーができず、みんなのサッカーを見ている姿を見ることほどつらいことはありません。それも日にちが経てば治るケガならまだしも・・・
親は時として変な「色気」がでてしまい、「もっと巧くなってほしい」「もっと試合に勝ってほしい」などの気持ちになり子どもに要求してしまいます。
もう一度原点に戻りましょう。親の一番の幸せは「子どもが元気に楽しんでサッカーすること」ですよね。指導者ももう一度その部分を思い出して指導したいと思います。
Hさんは「歩けなくなって失ったものは多いけど、逆に得たものも多い。歩けたときには分からなかった人の優しさをたくさん感じることができた」と最後のほうで言っています。
胸が熱くなる言葉ですね。
Coachしみず
9月の1・2日と八風中の伊勢遠征に同行してきました。
選手のうち約半分はペルナのジュニアユースに所属している選手で、それ以外もペルナのOBがほとんどです。何人かは「顔は見たことあるけどしゃべったことのない」選手もいましたが、みんな楽しそうにボールを蹴っていました。
1日目には、中学最後の大会をまだ勝ち進んでいるチームと2試合をしましたが、どちらのチームも3年生がメインなので、内容は散々!悔しく寂しい思いをして宿舎に着きました。
当然選手にそんな敗戦のショックはなく、風呂・夕食とペルナらしく(?)楽しく過ごしていました。
2日目も私の目には調子が上がっているようには見えず、2年生はこの遠征のラストゲームを迎えました。相手は前半は2年生主体のチーム、後半は3年生主体でこれまた最後の大会に勝ち進んでいるチームです。
八風中は2年生のチームといっても2年生5人・1年生が6人の超小型チームです。この年代の1年と3年、2学年の違いは大きくなかなか1年生は対応できません。体の大きさが、足の速さが全然違います。
シンプルにウラを取られ失点を重ねるのか?昨日の悪いイメージが頭を横切ります。
ところが昨日とは全然違いました。全員が集中して120%の力が発揮されています。相手のでかくて速いFWをこちらの1年生のDFが止めます。中盤でもボールを支配されてはいるものの局面では負けていません。FWはドリブルで突破し、何度か相手のDFラインを壊しにいきます。点数こそ2点入れられ、1点も取れませんでしたが非常に良いゲームでした。年間を通してもそう何回も見れるゲームではないそんな内容でした。
このゲームが1年生も、2年生にとっても大きな自信になることは間違いないでしょう。久しぶりに感動的なゲームを見せてもらいました。
選手の成長を見ることは指導者にとって至福のときです。ましてそれがペルナやペルナのOBの選手であれば・・・
これからも時間を見つけていろいろなカテゴリーの選手のゲームを見に行きたいと思いました。
Coachしみず
指導者って本当に難しいですね。
以前、本で最近の指導者の「教え過ぎ」と「教えなさ過ぎ」について書いてありました。今の指導者はこの両極端になりつつある。みたいなことが書いてありました。
全ての指導者はそれぞれ指導の勉強を、多かれ少なかれしていることと思います。その勉強したことを選手に教えるのか、それとも知っていて知らんふりをして選手に考えさせるのか、やらせた後で教えるのか、いろいろな方法があると思いますが、どれが正解でしょうか?
多分全て正解でしょう。その時・その場・その選手に応じてやり方・伝え方を変える必要があるでしょう。やはり選手個人をしっかり観ることが一番大切なことになると思います。
選手の数も10人位なら目も届きやすいでしょうが、たくさんいるとやっぱり時間がかかります・・
Coachしみず
PS でもまず勉強することが大切ですね(苦笑)
サッカーは楽しくなければ上達しません。しかし、ある程度の“量”のトレーニングも必要になります。
上達への近道はこの「量」にプラスして「質」も必要です。この「質」には、もちろんトレーニングの内容も大切ですが、それ以上に単調なトレーニングを高いモチベーションで行うことが大切です。
例えば「ボールリフティング」を「ボールを落としても気にしない」やり方と、「絶対ボールを落とさない」と思いながらやるのとでは、同じ時間・同じ回数やった場合どちらが上手くなるか? 答えは明確ですね。
我々指導者は、1つのパス・1回のドリブルなど全てのサッカーの技術練習を、選手達が高いモチベーションで取り組めるよう努力しなければなりません。しかも、それを「強制」ではなく、子ども達が「自主的」に行えるように導かなければなりません。
子ども達に「もっとやりたい!」っておもわせれば、ほぼそのトレーニングは成功でしょう。
結局は「楽しく」が一番の上達法なんですが、“楽しさ”には、みんなとワイワイやる“楽しさ”と、「得点を決めた」「相手をフェイントで抜けた」等の「達成感」の“楽しさ”の2種類があります。もちろん両方大切なんですが、年代が上になるにつれ後者のほうが大切になってくると思います。
両方の“楽しさ”のさじ加減を大切にしながら、「気が付いたら上達していた」を目標に日々トレーニングしていきたいと思います。
Coachしみず
先日は、世界水泳。そして今、世界陸上が、大阪の長居陸上競技場で行われています。各選手、誰もが、世界で良い記録、又は、メダルを取ろうとして、日々トレーニングを積んで、この日の為に頑張って来ました。
たとえば、走るという動作は、誰もが、小さいころから行っています。だから、今では、科学的理論に基ずいて、トレーニングを行えば、ある程度の好タイムを生みだすことが出来るようになりました。 また、選手の素質により、スーパーな選手も生まれます。だから、中学、高校から、陸上を始めても世界に通ずる選手は、育つと考えます。
しかし、サッカーというスポーツは、不器用な足に、技を覚えさせるため、中学、高校からでは、スーパーな選手は生まれる方が難しいと考えます。特に、ゴールデンエイジと呼ばれる、10歳前後の子供たちは、筋肉は未発達ではありますが、神経系が発達する時期であり、一生のうちで一度しか訪れない時期であり、ボディーバランスや、ボールリフティング、フェイントなどといったテクニックを身に着けるには、一番大切な時期なのに、いなべ運動公園での試合を観ていて、「少年期のサッカーのあるべ姿とは、これで良いのか。」と、考えさせられます。
ほとんどのチームは、ボールを扱うというよりも、ボールを蹴ることの方が、多く見うけられます。蹴ることも一つの技術ではあるものの、ボールを自分が思うように扱えることが出来れば、身体能力が上がってくる、中学、高校では、遠くへもボールを正確に蹴ることが、出来ると思います。
確かに、子供の頃から、世界を見据えてというのは、難しいかもしれませんが、指導者の考え方で子供の将来が変わると思えば、子供との関わりを大切にしたいと思うはずです。
私達は、時には厳しく、時には優しく。
しかし、常に、サッカーの面白さを伝える、案内人でありたい。
ペルナSCで育った選手が、世界でプレーする姿を見たいものです。
Coach ながき
この週末は25・26日とたくさんゲームをしてきました。5・6年は25日が愛知遠征、26日が滋賀遠征、4年は25・26日共にいなべ市でした。
子ども達は何よりゲームが大好きです。1日3〜4試合するのですが「疲れた」とは言いません。子どもは本当に楽しいことには“疲れ知らず”です。それに、子どもはゲームを通じて成長していきます。知らないグランドへバスで出掛けます。うちのチームは基本的に保護者会がないので大人は手を出しません。全て自分達でやる努力をします。自然とリーダーも生まれてきます。みんなで協力していろいろなことをやりますが、もちろん成功ばかりではありません。失敗もあります。その繰り返しで子ども達は成長してきます。
今年の夏もたくさんの遠征がありました。みんないろんな意味で成長できたと思います。ペルナで経験した良い部分を学校でも発揮してもらいたいものです。
Coachしみず
PS 3年生以下のちびっ子もたくさんゲームの機会を作ってあげたいですね(笑)
先日、日本代表の試合が同じ日に2試合日本でありました。1つはA代表の「キリンカップ」、もう1つは「オリンピック予選」でした。
同じ日の日本での開催ということで、キックオフをA代表18:30、オリンピック代表を20:30と重ならないようにずらして行われました。しかし、20:30キックオフってどうなんですかね?終了が22:30頃になり、ファンがスタジアムを後にするのは23:00を過ぎることでしょう。
どこのスタジアムで行われたかは覚えていませんが、車で観戦に出掛けることって結構難しいのが現状で、いったい当日はどれだけのファンが応援に出掛けて、どれだけのファンが時間の問題で観戦をあきらめたのでしょう?
少しでも多くの人に生でサッカーを観戦してもらい、1人でも多くサッカーファンを作るためには今回、少々マイナスだったのではないでしょうか?
日程調整には様々な問題があり非常に難しいことではあると思いますが、日本サッカー協会にはもう少し配慮してもらいたいものです。
Coachしみず
PS 何かテレビ放映が関係してるみたいですよね。