世界のトップ10

  • 2008年02月08日(金)

日本サッカー協会では2015年の世界トップ10入りを目指し様々な活動を展開しています。

世界トップ10入りをすることがゴールではなく、トップ10入りし常にW杯で優勝を争えるチームにしたいというのが真の狙いです。
そのために「キッズ(U-10・8・6)」の部分が非常に重要だとも言っています。
育成というものを突き詰めていけばいくほど、下の年代での良い準備ができているかが重要になってきます。ただしそれは「年齢・成長に応じた」良い準備ということになります。

指導者が良い準備のためのトレーニングを工夫して、保護者や関わる大人がポジティブ(前向き)な声掛けをしてやって子どもを育成していく。生涯サッカーに関わる、スポーツに関わるベースをチームで作っていく。そしてその子ども達が2015年以降の日本のサッカーをトップ10に引き上げてくれる。

我々大人は非常に重要な役割を担っていることになります。

         Coachしみず

定期的

  • 2008年02月06日(水)

2月2・3日は松阪遠征の予定でした。

2日は予定通り大会がおこなわれたのですが、3日は松阪地方にしてはめずらしく雪が積もったため中止になりました。

2日の3試合中2試合は年間を通して数回試合するチームとの対戦だったので非常に楽しみでした。
初めて対戦するチームには「どんなサッカーしてくるかな」っていう楽しみがありますが、年に何回も対戦するチームは「あいつ上手くなってるかな」「チームとしてどうなってるかな」っていう前回と比べる楽しさがあります。
今回対戦した滋賀のチームも愛知のチームも期待通り上手くなっていてチンチンにやられました。

いつもお世話になっている大阪のチームもそうですが、定期的にゲームをするようなチームの指導者とは結構ぶっちゃけトークができます。
ペルナを定期的に見てもらっているので、選手が「伸びてるな」とか「伸びてないな」とか、普段ずーっと観ていると気が付かないことを言ってくれたりします。「あの選手はこんなところが出来るようになったら怖いよね」など参考になる意見ももらって次からの指導に役立てることができます。

今回招待してもらった松阪のチームを始めいろいろなチームの皆さん、これからも定期的にお付き合いよろしくお願いします。

         Coachしみず

カルナヴァル

  • 2008年02月04日(月)

ブラジル・リオでカルナヴァル(カーニバル)が始まっています。

リオのカルナヴァルはリオ・デ・ジャネイロのサンボドロモというサンバのための会場でおこなわれます。
サンバパレードのコンテストで、日本人がリオのカーニバルと呼んでいるのはこれにあたります。

今年は2月2日〜5日の4日間の開催で2日は2軍、3日は1軍14チーム中前半の7チーム、4日は1軍の後半7チーム、5日は3軍になっています。
コンテストで1軍の下位の2チームは2軍の上位2チームと翌年入れ替わることになっています。サッカーみたいですね(笑)

チームは3000〜4000人の団体で200名以上の打楽器でのパレードになります。
夜9時に始まるカルナヴァルは翌朝5時までとなっていますが、いつも8時頃まで踊り続けているようです。

私も会場となるストリートの横を通りかかったことがありますが、僅か数百メートルの直線の両サイドに観客席があるだけの狭い場所で、そこに延べ70万人もの観光客が期間中押し寄せ、何千人もの人達が踊りまくることなど、とても想像できるような場所ではありませんでした。

カルナヴァルの期間中は街のあちらこちらでパレードがおこなわれており、リオの街はお祭りムード満点だそうです。1度は観てみたいですね。

        Coachしみず

PS しかし日本人にはどうしても「サンバのリズム」がきざめません(苦笑)

神の手

  • 2008年02月01日(金)

アルゼンチンサッカーのスーパースター、ディエゴ・マラドーナが“神の手”で初の謝罪を発表しました。

マラドーナは1/31付の英誌サンで「過去にさかのぼって歴史を変えられるなら、そうしたい」と英国民に初めて謝罪しました。

“神の手”とは1986年メキシコW杯準々決勝対イングランド戦で決めたゴールの1つで、GKとペナルティーエリア内で競り合った際、ボールを左手で素早く叩きゴールに押し込んだプレーで、GKはマラドーナのハンドをアピールしましたが審判はゴールを認めました。
後にマラドーナが「あれは神の手とマラドーナの頭から生まれたゴールだ」と発言したため、“神の手ゴール”と呼ばれるようになりました。

圧巻なのはそれから4分後、センターライン付近でボールを奪ったマラドーナは、イングランドの選手を次々とドリブルで抜いていき、最後のGKをもかわして無人のゴールにボールを蹴り込みました。
このとき抜いた人数はなんとGKを含めて5人!しかもタッチは左足のみの派手なフェイントなし!このゴールは「伝説の5人抜き」と呼ばれ、我々指導者仲間でも度々話に登るプレーとなりました。

準々決勝のイングランド戦をマラドーナの2ゴールで2-1と破り勢いに乗ったアルゼンチンは、そのまま優勝を果たし、この1986年のメキシコW杯はマラドーナの大会とまでいわれました。

今回、このW杯のキーポイントとなった「神の手」をハンドであったと認めたマラドーナは、その後「ベッカムと同じレベルの選手は世界に何百人もいる」とコメントし、またもや英国民を敵に回したようです(笑)

        Coachしみず

ボスニア・ヘルツェゴビナ戦

  • 2008年01月31日(木)

日本代表が30日ボスニア・ヘルツェゴビナと東京・国立競技場で親善試合を行い、後半上げた中澤と山瀬の2得点を守り切り3-0で勝利しました。

ペルナの練習日だったので最後の5分位しかテレビで観ることはできませんでしたが、3-0という結果はまあまあだったんじゃないかなって思います。しかし、両監督のコメントやマスコミの寸評を総合すると、「前半は互角」「後半は日本」っていう感じでしょうか。

国内リーグの選手を中心に来日したボスニア・ヘルツェゴビナの選手は、現在ウインターブレイク中でトレーニングを再開してから10〜20日しかたっていないこと、時差・気候の点などを考慮すると、後半終了間際での日本の得点は明らかにコンディションの差であるといえるのではないでしょうか。

それでも3点取れて無失点であったことは、岡田監督もコメントしていますが、チームとしては非常にいい雰囲気になっているようですし、6日に埼玉スタジアムで行われるW杯アジア3次予選に向けてプラスになったことは間違いないでしょう。

王者ブラジルでさえW杯の南米予選は簡単に勝てません。日本も難しい戦いになるでしょうが是非予選を突破して本戦出場を決めてもらいたいものです。

        Coachしみず

大阪国際女子マラソン

  • 2008年01月29日(火)

大阪国際女子マラソンすごかったですねぇ〜。

3000m・5000mの日本記録を持ち、ハーフマラソンでは日本・アジア記録を持つワコール所属の、トラックの女王・福士加代子選手が北京五輪出場権を賭けて、大阪国際女子マラソンに挑戦しました。

結果は中盤の25km過ぎまでは、2位以下に2分以上の差を付けての独走でしたが、終盤失速し19位に終わりました。

約1ヶ月という短い準備期間と、練習方法はトラックレースのものでマラソン練習は行わず、最長で32kmしか走ったことがなく練習も含めて初めての40km走破。
全てにおいて常識破りの初挑戦は結果的には「失敗」ということになるんでしょうが、私的には大変評価のできる挑戦だったと思いました。

昔の練習方法に「うさぎ跳び」があったように「昔の常識」は「今の非常識」になっていることもたくさんあります。常識を変えていくのは、福士選手のような一見無謀ともとれる挑戦からではないでしょうか?
このレースで福士選手がマラソンに対して興味を以前にも増して持ち、情熱が沸いてきたなら今後のトレーニング次第ではひょっとするとひょっとするかもしれません。

何より驚いたのは4回も転倒したにもかかわらず、直後の顔をTVで見ると必ず「笑って」いるんですよね。
「苦しいときほど笑顔で」が福士さんのポリシーだそうですが、恐らく意識がほとんどなかったであろうあの状態で、笑える精神力は並大抵のものではないと思います。
大きな口がチャームポイントの彼女の「心の強さ」は、感動に値するものでこれからも応援していきたいと思いました。

福士選手のチャレンジを見て自分自身「もっとがんばろう」と思ったし、ペルナの選手がいつも「笑顔」でプレーできるように環境をしっかり整えようと思いました。

        Coachしみず

26日

  • 2008年01月28日(月)

26日はU-10・12が伊賀市へ、U-8が長島町へ試合に出掛けました。

U-8はひでコーチが行ってくれたので、そちらの状況は近々ひでコーチからコラムに書き込みがあると思います。

私はU-10と12の感想を・・・
道路を挟んで2ヶ所に別れた会場だった上に試合時間が重なっていたり、審判をやったりと今回はゆっくり観ることができませんでしたが、雪がちらつく中選手達はよくがんばっていました。

U-10は高い身体能力の選手相手に、「強烈なシュート」を浴びながらもなんとか自分達のサッカーをやろうとしていましたし、U-12は最近練習していることを結構グランドで表現していたと思いました。

しかしまだまだ課題も多く、もっともっとボールを扱えるようにならなければいけないし、1対1の部分ももっとこだわらなければならないし、強く速い相手でもブレない技術を身に付けなければなりません。

これからもたくさん練習して、いろんな経験をして、どんな相手に対してでもグランド上で「ペルナのサッカー」を表現できるように努力していきたいと思います。

        Coachしみず

2010W杯

  • 2008年01月25日(金)

南アフリカが今ものすごく「熱い」ようです。

2010年のW杯を開催する南アフリカを最近訪れた人によると、会う人会う人が「ようこそ南アフリカへ」という言葉を口にし、かつてこれほどまでに歓迎の言葉を聞いた国はなかったようです。
滞在中に観戦した南アフリカのリーグ戦でサポーターは他国のサポーター以上の盛り上がりをみせ、南米やヨーロッパのサポーターさえもおとなしく感じるほど熱狂的なようです。ゴールが決まったあとの歓喜のダンスが5分以上続く光景はアフリカでしか見ることができないと言っています。

熱烈な歓迎ムードがあり、熱狂的なファンがいる。そしてスタジアムを離れればテレビや雑誌でしか見たことのない大自然が広がっている。治安面での不安や様々な問題を残しながらも、どんなW杯となるのか非常に興味深いところです。

        Coachしみず

フーリガン

  • 2008年01月24日(木)

イタリアセリエA(イタリアプロサッカーリーグの最高峰。JリーグでいうJ1。)の人気チーム「ローマ」のサポーターと、同じく「カターニャ」のサポーターとの間で試合開始前に暴動が起こり、カターニャのサポーター3人が刺傷する事件がありました。

これによりイタリアの反フーリガン組織は、1/23におこなわれるイタリアカップ(イタリア杯)準々決勝第1戦のサンプドリア戦でのローマサポーターの入場禁止を発表しました。

毎年起こる悲しい事件ですが、「フーリガン(暴力的な行為を行うサッカーの応援団・サポーター)」の暴力行為は、単純なサッカーの応援形態という問題だけでなく、国によっては失業問題や民族、人種、宗教間の対立など様々な問題が根底にあるようです。

フーリガンには大きく3つの種類があるといわれています。
1つは試合の観戦が目的ではなく、暴れることそのものが目的となっている者。
もう1つは自分は暴動に加わらないが、騒ぎを煽る者。
さらにもう1つは自分から騒ぎを引き起こすことはないが、他人が騒ぎ始めればその場のノリでそれに加わる者(アルコールが入っている場合が多い)と分類され、特に1つ目と2つ目のタイプは警察から厳重にマークされているようです。

昔から死者を出すこともあるフーリガンの暴動には、人種差別などの直接サッカーに関係のないものが、引き金になっているものも多いとなると、スポーツって何がなんだかよく分からなくなります。

7年程前にパラグアイで「パラグアイ対ウルグアイ」のW杯南米予選を観戦したことがあるのですが、小さい「暴動」のようなものはスタジアムの内外を問わず起こっていました。
ゲーム観戦中にもかかわらずガラスの割れる音や、レンガが目の前を飛んでいったり、頭から血を流して医務室に運ばれる女性がいたりと、とても試合観戦に集中できる状態ではありませんでした。

それを思うと日本のJリーグや代表の試合を観戦する日本のサポーターのマナーは大変良く、安心してスタジアムに向かえることは世界に誇れることだと思います。

ペルナのベストサポーターである保護者・関係者の皆さん、良い観戦マナーでペルナを応援してください。選手たちにものすごい「勇気」と「パワー」を与えることになります!!

       Coachしみず

ゲームという指導者

  • 2008年01月23日(水)

最近つくづく「ゲームって選手を育てるなぁ」って思います。

普段からどうしてもゲームはU-12が多くなってしまうんですが、時々他のカテゴリーのゲームも入ってきます。
U-12以外のカテゴリーだと比較的多いのがU-10。
これから年度末にかけてはU-11が多くなってきます。
U-11は来年度に向けて活動が増える訳で、その理由の1つに「全日本少年サッカー大会」の県予選が4月末から始まるところが多いからというのがあげられます。
ペルナはこの全日の予選をまったく気にしていないのでU-12を最後まで引っ張りますが、他のチームはどうも「勝ちたい」ようなのでU-11の活動が増えてきます。

ペルナでは選手の人数の都合上いつも下のカテゴリーの選手が上のカテゴリーのゲームに参加します。時には2つ上のカテゴリーに参加することもあります。
そのゲームではなかなか下のカテゴリーの選手は通用しません。少しでも「やらせて」もらえればまだマシですが、まったく「やらせて」もらえないこともあります。
そうすると選手はくやしい思いをした分練習にはげみます。一番分かりやすいのは「ボールリフティング」です。
ゲームに出場してくやしい思いをした選手の中で急にボールリフティングが上手くなった選手がいます。「努力してるんだな」って感じる瞬間です。

やっぱり選手はゲームが好きで、楽しみたいから上手くなりたくて、上手くなりたいから練習する。結局「ゲームが選手を育てる」ってことになりますよね。

これからもどんどん上手くなっていくようにたくさんゲームしたいと思います。

        Coachしみず