中学年代

  • 2007年11月30日(金)

「ジュニアユースって本当に難しいな」っていうのが正直な感想です。

この年代は体格的にも精神的にも大きな個人差があります。中学2年生になってもまだ小学生の体型の選手もいますし、高校生と見間違える程の選手もいます。

精神的にも不安定な時期で、小学生のときとは友達も変わってきますし、親ともあまり話しをしたがらなくなるのもこの時期です。異性も意識し始めます。成長期なので身体もアンバランスです。負荷をかけすぎるとケガをしやすくなります。

我々少年の指導者は、選手を低学年や早い選手だと幼稚園・保育園のころから見ています。
ジュニアユースの指導者はこの難しい時期の選手を、中学1年生のできるだけ早い時期に、プレースタイル・性格等を見抜かなければなりません。なかなか難しいことだと思います。
そんな時選手を小さい頃から見てきている我々ジュニアの指導者の助言って結構重要なんじゃないかなって思います。そこでジュニアとジュニアユースの指導者のコミュニケーションが取れてることがまさに「一貫指導」なんじゃないかなって思います。
もちろんサッカーのプレーに関して一貫して指導することも重要な「一貫指導」ですが、選手個々の内面的な部分の引継ぎもこの「一貫指導」に含まれていると思います。プレーの部分の一貫指導はよく言われますが、内面的な一貫指導はあまり言われないように思われます。

今の「ペルナサッカークラブ」と「八風中学校サッカー部」の関係はこの部分では結構コミュニケーションは取れていると思います。しかし、中学校の先生はいつまでも同じ中学にはいられないので、今の先生がいなくなった後に同じような関係が、後任の先生と取れるかどうかというと・・・
難しい問題もありますが、いろいろと考えなければならない時期に来ていることは確かだと思っています。
      Coachしみず

監督

  • 2007年11月28日(水)

オシム監督の次の日本代表監督に、98年フランスW杯で指揮を執った「おかちゃん」こと岡田監督に日本サッカー協会はオファーを出しているようです。
ほぼ内定しているようで後は条件面で合意次第決定、発表となりそうです。

日本代表はW杯予選を来年の早い時期に控えているためオシム監督の後釜を探していましたが、経験・求心力・リーダーシップ、そして何より時間がないことから第一に「コミュニケーションの取れる人材」ということで岡田監督が候補にあがりました。

オシム監督は「人もボールも動き、リスクを冒してでも攻撃する」サッカーを展開してきましたが、岡田監督は自身がDF出身者であることからも「守備重視で、相手の長所を消しながら戦う」サッカーを好みます。この時期に新たな代表選手の人選は難しいことから、現代表選手を中心にチーム作りをしていくことになると思いますが、2人のサッカースタイルの違いがどうでるか楽しみです。

もう一つ監督といえば、グランパスの監督にストイコビッチ氏が内定しました。
すでに仮契約もすませており、ストイコビッチ氏が来年の1月以降でJリーグの監督をするうえで必要な「指導者のS級相当のライセンス」を取得後正式契約となる見込みです。
一時期はこのライセンスがネックとなりもめていましたが、取得の見込みが付いたため「ピクシーグランパス」の誕生の運びとなりました。

ストイコビッチ氏は94年から8年間グランパスに在籍し「ピクシー(妖精)」の愛称でファンに親しまれていたので監督として古巣に復帰となります。
彼のプレーは本当に妖精のように華麗で芸術的なものでした。
ただ良い監督かどうかとなると??です。
「良い選手良い監督にあらず」といいますが、良い選手というのは他の選手にない“独特の感覚”を持っています。その感覚を他の選手に伝えることは・・・

J発足当初のガンバの練習を観に行ったとき、当時の監督である釜本さんに「どうしたら点が取れますか?」と雑誌社の人がインタビューしている場所に一緒にいたことがあります。
その答えが「点の取り方?そんなもの“キュッ”と止めて“ドン”だよ」って言ってました(苦笑)
練習終了後、選手が居残りでフリーキックの練習をしていればそこに行って「こうだよ」って言って蹴って見せていました(これがまた巧いんだ)
自分で出来る分、人に伝えるのはあまり上手くないようです(笑)
ピクシーもこうならなければいいですけどね・・・

岡田監督もストイコビッチ氏も魅力的で日本中を感動させるようなサッカーを展開してもらいたいものですね。
      Coachしみず
PS 実は岡田監督と一緒に食事をしたことがあります。
02年日韓W杯決勝戦のすぐ後の打ち上げのような場所で、他にも加茂さん・長谷川健太さん・宮澤ミッシェルさん等ビックなメンバー達の中で緊張している私に、優しく言葉を掛けてくれたのが岡田監督でした。細かい気配りのできる素敵な人でした。
個人的に応援します!!

「選手」より「戦士」になれ!

  • 2007年11月27日(火)

No1.「選手」より「戦士」になれ
こんばんは。ひでコーチです。
はじめて掲載します。
個々人の技術があるのに試合結果が伴わないのは何故???年が上に行けばいくほど
当然、内容より結果が求められる傾向が強くなってきます。
私の経験上、結果を出す(勝つ)には「絶対止めたる!!」「絶対入れてやる!!」等のいわゆる
『気持ち=ハート』があるか無いかにかかってくると思います。私も清水コーチも選手として決してレベルの低くないところでサッカーをしてくる中でこの気持ちを持ってサッカーをしてきました。だからこんな年になっても大人の試合なんかでは正直、私はサッカーする時、性格が変わります。普段のおちゃらけモードから目つきの鋭いサッカーモードへ。
試合中、時には相手に罵声を、時には反則をしたりする事もありました。決して許されることではないかも知れませんがそれだけ「負けたくない」という気持ち表現していたのでしょう。性格は十人十色、個々人で異なりますが「こいつサッカーやってる時とやってない時とぜんぜん違うな〜」と言われる選手が出てくればと私は思っています。

ドーピング

  • 2007年11月27日(火)

J1川崎フロンターレの我那覇選手のドーピング問題で、文部省がJリーグから事情を聞くことになりました。

Jリーグは5月、発熱と下痢の症状を訴えた我那覇選手がビタミン入り生理食塩水の点滴を受けた処置をドーピング違反とし、我那覇選手に公式戦6試合出場禁止、川崎フロンターレに1000万円の制裁金を科しました。
同クラブの前チームドクターは、我那覇選手の処分取り消しを日本スポーツ仲裁機構(JSAA)に求めましたが、Jリーグがこの仲裁申し立てに合意しなかった問題について文部省がJリーグから事情を聞くことになりました。

ドーピングとは競技能力を高めるために薬物などを使用することで、ルールで禁止されています。実際には、リストで表示された禁止薬物などを使用することがドーピ ングに当たり、尿検査で禁止薬物が検出されると処罰されます。
ドーピングの意図がなく、治療目的で禁止薬物を使用しても処罰されるので注意が 必要で、まさに我那覇選手はこの後半部分に当たった訳です。しかし、我那覇選手は「自分がドーピング違反を犯したとは思えない」と発言しています。

ドーピングが禁止される理由としては
1.選手の健康を害する:ドーピングが問題となったのは、興奮剤の使用により数々の死亡事故が発生したからです。薬の副作用からも、選手の健康上問題です。
2.スポーツのフェアプレーの精神に反する: 薬物を使用することは公正な競争を損ね、フェアプレーの精神に反します。また、スポーツが薬物に汚染されることは、スポーツの社会的価値を損ねることになります。
3.社会に悪影響を与える: 欧米ではドーピンクが青少年や一般の人にも広がり、社会問題になっています。また、薬物の入手過程で違法行為がからむ場合が多く、ドーピンクが犯罪につながることもあります。

以前Jリーグの選手に「市販の風邪薬ダメ、市販の栄養ドリンクの類もダメ、ドーピング検査は突然来るし大変だ」という話を実際聞いたことがあります。
「知らなかった」ことが大きな問題に発展する可能性もあります。
ただし、サッカーもスポーツである以上ルールは知っていなければならないし、ルールは守らなければならないものです。その中で技を出し合い、勝敗を争う姿に観る者は感動します。
どっちにしろ、この問題を解決することがJリーグ・クラブ・ファンそして我那覇選手本人のためになると思うので、1日も早い解決を望むところです。
       Coachしみず

11月23・24・25日

  • 2007年11月26日(月)

この3連休、腹一杯サッカーを楽しむことができました。

こだわりの塊のようなチームがたくさん集まり、“濃い”指導者とサッカーの話他(!?)をしながらすごせた3日間は、選手・指導者共にいい勉強になりました。

他のチームの指導者と話をしていて「全日の大会をなんとかできませんかねぇ」みたいな話になりました。
「あんな勝ち負けにこだわった大会をやるから、今のジュニアのサッカーがJの下部組織を含めて、シンプルでシステマチックなサッカーになっているんじゃないですか。点数での勝ち負けにこだわらない『裏全日』っていうのをやりませんか?」
「裏全日?」
「はい、点数で勝ち負けを付けず、内容で勝負する大会です」
おもしろいかもしれません。
両チームのベンチの間に数名の審査員を入れて「アイデア」「技のキレ・美しさ」「技の難易度」「年齢と技術」など様々な項目をチェックしていく。総合優勝・努力賞・ちびっ子賞・・・そんな話をしながら笑っていました。

3日間の中で試合をさせてもらった全てのチーム・指導者は、選手の将来を見据えた指導をおこなっており大変刺激になりました。
ペルナももっともっと努力して「巧く」なりたい、そしてもっともっとサッカーを「楽しみたい」と強く思った3日間でした。
       Coachしみず

祝五輪出場!

  • 2007年11月22日(木)

北京五輪出場を目指す反町ジャパンは、21日ホーム国立競技場にサウジアラビアを迎え0-0で引き分け、96年アトランタ大会以降4大会連続8回目のオリンピック出場を決めました。
すでに女子サッカーも2大会連続3回目のオリンピック出場を決めており、日本サッカー界にはうれしいアベック出場となりました。

当日は練習があったのでゲームを観ることはできませんでしたが、大方の予想通り簡単なゲームではなかったようです。
前半はサウジに攻め込まれ決定的なチャンスがあったようですし、後半は日本にも決定的な得点機があったようです。
0-0という結果が妥当なところで、今の日本のアジアの中での実力ってとこじゃないでしょうか。

『ドーハの悲劇』(94年アメリカW杯アジア最終予選、日本対イラク戦で日本が終了間際のロスタイムに失点し引き分けでW杯初出場を逃した試合を、試合が行われたドーハにちなんでこう名付けられた。ちなみに、この試合に引き分けたためW杯出場を逃したイラクの選手達は、当時のサッカー協会会長のフセインの息子によって、鞭打ちなどの拷問を受けていたことが近年判明した)をリアルタイムでテレビ観戦していた者としては、21日の試合もタイムアップの笛を聞くまでは安心できませんでした。

試合後、涙ぐみながらインタビューに答えていた反町監督も、先日倒れたオシム監督と同じように“代表監督”というプレッシャーに悩まされ、五輪予選が始まってからは睡眠薬を常備するほど精神的に追い込まれていたようです。
そのインタビューの中で反町監督は、「五輪の『参加することに意義がある』というのは気に食わない。出場するからにはメダルを狙いたい」と語っていましたが、それも大事でしょうがそれ以上に若い五輪代表の選手達が、上のA代表に呼ばれるためにも多くの経験をしてきてもらいたいものです。
それも南米・ヨーロッパの世界トップクラスの国々と1試合でも多く試合をし、経験を積んできてもらいたい。
まぁそれができれば、結局メダルにつながるのでしょうけどね。
そしてそれが日本サッカー界にとって必ずプラスとなるでしょうから。
がんばれにっぽん!!
       Coachしみず

ナイトゲーム

  • 2007年11月21日(水)

20日火曜日は通常の練習を変更して八風中とナイターでゲームをしました。

ペルナのジュニアユースの約半分は八風中に所属しているので、混合チームを2つに割ったような感じでしたがなかなか楽しかったです。

中学生・小学生を交互に計3本ずつおこないましたが、中学生は今度の1年生大会に出場するメンバー対それ以外。小学生は均等に2つに分けておこないました。

中学生のほうは、ナイターの照明が薄暗い中よく集中し、激しい当りも観られ同じチーム同士とは思えない程バトルしていました。

小学生のほうは、間近で観る中学生の激しさと速さに刺激されたのか、若干プレーが速過ぎてボールウォッチャーになってしまい、周りを観る余裕がなくなりミスも出ていました。

非常に寒い中、また照明が薄暗く、少しの気の緩みがケガに直結しそうな状況で、選手達の指示の声、「はぁはぁ」という息使いがグランドに響き渡る。

素敵な時間でした(笑)
       Coachしみず
PS 今回は校舎側からの照明のみでしたのが、逆側からの照明が付けば完璧なんですけどね(笑)

オリンピック代表の不安

  • 2007年11月20日(火)

北京オリンピック出場を目指すU-22日本代表は、17日アウェーでベトナムと戦い4-0で快勝しました。

18日におこなわれたカタール×サウジアラビア戦で、カタールがサウジアラビアに1-2で敗れたため、21日におこなわれるホームでのサウジアラビアとの直接対決で引き分け以上なら五輪出場が決まります。
ホームでの直接対決で引き分けでもOKという有利な状態ですが・・・

17日の試合をテレビで観ていたのですが「なんか違うなぁ」って感じです。っていうか今の日本のサッカー全体に言えることだと思うのですが、一言で言うと「サイドの選手が突破できない」、「突破しない」のほうが正しいですかね。
どんな時でも突破しに行けとは言いませんが・・・

後半25分頃ベトナムが攻めてきました。
日本代表は自陣ペナルティーエリア付近でボールを奪いました。
すぐにサイドの選手にフィードし速攻へ。
ベトナムの守備は整っていませんが日本の攻撃も整っていません。
サイドの選手が中を観ます。
スルーパスが出せる、もしくはトップの選手に当てることは無理だと判断したこの選手は、後ろの選手にボールを戻し、そこからボールをポゼッションしながら遅攻が始まりました。

A代表やJリーグでもよくある1コマです。

サイドの選手がボールを受けた時点でベトナムの選手は1人対応に来ました。
ハーフウェーラインを少し越えた場所です。
そのDFの背後には大きなスペースがありました。

「なんで抜きにいかへんねん!」

思わず一緒にテレビを観ていた息子と吠えてしまいます。
1人抜いて縦に突破していけば真ん中のDFを引っ張り出すことができ、センターで数的優位な状態になったはず。
一気にチャンスになったはずです。

今の日本のサッカーは「リスクを犯して突破を図りミスしてボールを失うくらいなら、確実に横・後ろにパスしてポゼッションしよう」って感じになってると思います。
しかし、この場面でもし突破にいってボールを失っても、攻撃の形が整っていなかったってことは守備の形は整っていた、もしくは守備の人数は足りていたということでしょう?
格下のベトナム相手にそんな消極的なサッカーをやるなんて・・・っていうか普段からそんなサッカーをやってるから、いざというときもチャレンジできないんじゃないかって思います。

「ポルトガルのCロナウドやったらいってたやろな」って息子と話しながら残りの試合を観て、ちょっと不安な気持ちになりました。
       Coachしみず

18日のゲームを観て

  • 2007年11月19日(月)

18日はU-11・12で滋賀県に練習ゲームに行ってきました。
私はJr.Yのほうへ行っていたので他のコーチから聞いた話ですが・・・

いつもよくやる3チームと初めての2チームとやってきたのですが、「ちんちん」にやられてきたようです。
いつもよくやる3チームは「クセ」のあるチームなのですが、その3チームともそれぞれの特徴を、より一層伸ばしていてうちは「やられた」みたいです。
うちも最近はちょこちょこ点も取れるようになってきていたし、ショートパスもつなげるようになってきていたので、「やれるかな?」って思っていたのですが、他のチームのほうが1枚も2枚も上で歯が立たななかったみたいです。
しかし、久々に個性の強いチームとやれて良い勉強になって帰ってきたようです。
そんな「クセのある」「個性の強い」チームに置いていかれないようもっともっと努力しなければと思いました。

Jr.Yのほうは、攻撃はチャンスは作るし決定的な場面も演出できるのですが、フィニッシュの精度が低いことに問題があるように感じました。
守備のほうは、守備の原則の基本的なことを頭では分かっているものの、実際には実行できていない部分があったように思われました。
この辺の課題を中学の先生とコミニュケーションを取りながら改善していきたいと思います。
しかし、局面ではペルナらしさも十分発揮できており、観ていてワクワクする場面もたくさんありました。
良いところはもっと伸ばし、改善するところは徐々に改善していき、もっともっとスペクタルで楽しいゲームを展開してもらいたいものです。
      Coachしみず

オシム倒れる

  • 2007年11月17日(土)

現日本代表監督のオシムが16日脳梗塞で倒れ入院しました。

日本サッカー協会の川淵会長は「かなり厳しい状態で病状は不安定。日本代表の今後がどうのこうのより、ともかく一命をとりとめてほしい」とのコメントを緊急記者会見で発表しています。

「考えて走るサッカー」
「人もボールも動くサッカー」
「俊敏でアグレッシブな日本らしいサッカー」
このようなサッカーをコンセプトに次回W杯を目指して日本代表の強化をしてきましたが、就任当初から、高齢であること・心臓に持病を持っていることなど健康面での不安が指摘されていました。それがこのような最悪の結果として表れてしまい非常に残念です。

あの野球の長島監督も日本代表監督時代に病に倒れたことからも、いかに日本代表の監督という仕事が重労働で大きなプレッシャーがかかる仕事であるかが分かります。それだけにやりがいもあるでしょうが・・・

W杯予選を来年2月に控えたこの時期に、代表監督不在では大きな不安が残りますし、育成年代の指導にも代表監督であるオシムの「オシムイズム」は大きな影響を与えていますので1日も早い復帰が望まれます。
       Coachしみず

楽しみは「将来」

  • 2007年11月16日(金)

ある指導の本にこんなことが書いてありました。

「親が自分の子どもを『今さえよければそれでいい』というような育てかたをしますか?将来のことを考えて育てませんか?」

簡単に言うとこんな内容だったと思います。
まさにサッカーの指導もその通りだと思います。
今がよければ次やその次のステップに行って苦労してもかまわない、苦労してもかまわないは言い過ぎかもしれませんが、先のことは先で考えたらいいみたいな・・・

少年サッカーの指導に携わっているコーチの全ての人は、選手の将来を考えて指導に当たっていると信じています。
ただ、やっかいなのは指導には明確な正解が存在しないということです。
数年前までは主流だったことが、最近ではまったく耳にしなくなったものもあります。

結局、我々指導者は日々勉強を重ねながら、選手以上によく考え、そして何より情熱を持って指導に当たるしかないのでしょう。
選手の「今」ではなく「将来」を楽しみにしながら・・・
      Coachしみず

レッズ優勝!

  • 2007年11月15日(木)

浦和レッズがアジアチャンピオンズリーグ(ACL)を制し、アジアチャンピオンに輝きました。

最終戦、ホームの埼玉スタジアムにセパハン(イラン)を迎え、多くのレッズサポーターの見守る中2-0で破り、先日行われたアウェーでの戦いと合わせ3-1で勝利し、日本勢初のアジアチャンピオンに輝きました。
これにより、12月に日本で行われる「トヨタクラブワールドカップ」にアジアチャンピオンとしての出場が決まりました。

7年前J2降格を味わったレッズは、J発足当時「Jリーグのお荷物」とまで言われ、年間3勝しかできない時代もありました。そのチームが日本屈指のチームに成長するには、関係者の並々ならぬ努力とサポーターの応援があったからでしょう。すばらしいことです。

トヨタクラブワールドカップでは1つ勝つことができれば、ヨーロッパの強豪「ACミラン」と戦うことができます。もし実現すれば関係者・選手達はすばらしい経験をすることになるでしょう。
サッカーファンとして非常に楽しみです。
がんばれ浦和レッズ!!
       Coachしみず
PS このレッズ優勝によりガンバ大阪が、来年のACLに出場することが決まりました。個人的には来年の今頃「ガンバACL優勝!」で勝利の美酒に酔いたいものです(笑)

組織プレー・個人プレー

  • 2007年11月14日(水)

「組織プレー」と「個人プレー」のバランス。

魅力的なサッカーを展開する上で、もっとも大切な要素の1つではないでしょうか。

2タッチアンダーぐらいでシンプルにパスを回す。細かくパスを回すことにより、自チームのリズムを作りチャンスをうかがう。
相手DFのちょっとしたズレを見つけたらスイッチオン!
攻撃のスイッチが入り一気にゴールを狙いに行く。

前半部分が「組織プレー」後半部分が「個人プレー」といったところですかね。

ゴールを狙いに行くところが「ドリブル」であったり「意外性・アイディア溢れるプレー」であったりすると思います。

ペルナでは中学年代で「グループ」高校年代で「チーム」と発展させて「組織プレー」をやっていくのが理想であると考え、小学年代では「個人プレー」を重視してやっています。

そして将来、全てが身に付いたときスペクタルで魅力的なサッカーができれば最高だなって思います。
そんな選手の将来像を夢見ながら今日も指導にはげんでます。
        Coachしみず

W杯ブラジル開催決定!

  • 2007年11月13日(火)

気の早い話ですが、2014年W杯開催国がブラジルに決定しました。

2010年の次回W杯は南アフリカに決まっていますが、各大陸の持ち回り開催の原則に基づき(早くも少々ルールが変わってしまいましたが・・・)2014年は南米と決まっていました。しかし、ブラジル以外どこも立候補しなかったため、1950年以来64年ぶりの開催が決定しました。

聖地「マラカナンスタジアム」は、この50年大会に作られたもので、改装を重ねてきましたが老朽化は激しくなっています。
実は私、このマラカナンに実際に行ったことがありまして・・・

観客動員20万人とも30万人とも言われるこのスタジアムは、50年W杯の最終戦が行われ、地元ブラジルはウルグアイを迎えて、引き分け以上で優勝が決まるという圧倒的有利な状況にもかかわらず、1-2で破れ優勝を逃した場所でもあります。
この結果を「マラカナンの悲劇」といい、信じられない結末にその場で自殺する者2名、ショック死2名、失神20名以上というブラジルサッカー史上最大の事件となりました。

このスタジアムの観客動員数はピッチの周りにコンクリートのトラックのようなものがあり、そこが立見席となっているため何人入るか把握できないので20万人とも30万人とも言われます(現在は安全上このコンクリートのトラックは立入禁止になっている)

実際現地に行ってみて確かに「古い」と感じました。
FIFAの会長が現地を視察した際も不満気味だったようです。
ブラジル一の都市「サンパウロ」でさえW杯を開催するようなインフラは整っていないようです。

しかし、ブラジルには他の国にはない「サッカーを愛する」心があります。
決して裕福な国ではありませんが、国民のサッカーに対する気持ちだけは間違いなく世界トップクラスです。
その気持ちを集結させ、ブラジル独自のすばらしいW杯を成功させてもらいたいものです。
       Coachしみず
PS ブラジルW杯観戦貯金でも始めますか(笑)

ペルナらしいサッカー

  • 2007年11月12日(月)

11日はU-12のリーグ戦とU-11の練習試合がありました。

U-12のほうは、パスをやり始めて約半年がたってやっと形になってきたかなって所です。
パス・コントロールの精度、動きながらのプレーの質など、まだまだ課題はたくさんありますが、何本かパスがつながり始めて攻撃の形になってきました。
後は、このショートパスにドリブルを加えた「ペルナらしいサッカー」をどこまで今の6年生が表現できるかですね。楽しみです。

U-11のほうはU-12に比べてまだまだですが、慌てずもう一度1対1の部分がしっかりできるように指導していきたいと思います。

6年生のペルナJr.でのサッカーは残り半年をきりました。来年3月にどんなサッカーを展開し、私達を感動させてくれるのか非常に楽しみです。
        Coachしみず

傘マーク

  • 2007年11月09日(金)

週末の天気が心配です。

この時期、雨が降ると気温も下がり、雨に濡れると震えるほど寒くなります。

サッカーは雨でも行われるスポーツなので基本的には雨天決行ですが、雨に濡れて選手が風邪をひいてもよくないし少年サッカーでは中止になることもめずらしくありません。

今週末も週間天気予報では「傘」のマークが付いていました。せっかくゲームの予定が入っているのに・・・

平日は雨が降ってもかまいませんが、週末だけは晴れて欲しいと思うのは勝手すぎますかね(笑)
      Coachしみず

背比べ

  • 2007年11月08日(木)

ちびっ子は観ていて楽しくなります。

昨日の練習のWアップとしてやった練習(遊び?)での1コマ。

縦に並んで前の人の肩に手を置いて、4〜5人むかでのように繋がってやる練習だったので、身長を合わすために「大体でえーから背の順に並んで」と言いました。
45人程が縦一列に並んでいくのですが、どーも子どもには「大体」を理解するのが難しいようです(笑)
そこらじゅうで「オレの方が高い」「○○(名前)の方が高い」などと変な“こだわり”を持って並んでいきます。

その列の一番後ろで年長児が最後尾の争いをしています。二人並んで「背比べ」をしています。それも背中合わせじゃなく二人が向き合って・・・

(おいおい、それ以上ひっついたら“ちゅう”してまうぞ!)

思わずつっこんでしまいそうになります(大笑)

この子たちは高学年になったらどんな選手になるのでしょう?
今から非常に楽しみです。
        Coachしみず

美学

  • 2007年11月06日(火)

ブラジル人はサッカーを見るとき、そこに美学を求めるといいます。

94年のW杯で22年ぶりに優勝したセレソン(ブラジル代表)を帰国した空港で待っていたのは、「歓声」ではなく「罵声」だったそうです。
理由は守備的で「勝つ」ことだけにこだわったサッカーを展開したからです。

ブラジル人はただ単に「勝つ」ことだけを求めていません。
技を極め「美しく勝つ」ことを求めています。
そこにブラジル人の「こだわり」があり、それこそが「美学」なのでしょう。

ブラジル人は1人1人が「サッカー哲学」を持っています。
お気に入りのチームの試合があった夜は「バール(日本でいうバーのような所)」で夜遅くまで語り合います。ときにはけんかや暴動に発展することもあるようですが・・(苦笑)

この辺が日本と違うところで「歴史」「文化」の違いなのでしょう。

まだまだ日本は「野球」文化じゃないかなって思います。
年配の人はサッカーのルールは分かりませんが、野球のルールは分かります。
30歳台の人はどうでしょう?
だいぶサッカーが分かるようになってきたんじゃないでしょうか?
うちのチームでもサッカー経験者の保護者が増えてきたような気がします。

今の子どもたちが大人になるころ、日本代表やJリーグの試合の後には、町中のいたるところでサッカー談義に花を咲かせる。そんな光景が当たり前になれば日本のサッカーも世界に近づくかもしれません。
      Coachしみず

U-11

  • 2007年11月05日(月)

3日はU-11の地区の新人大会でした。

最近、U-12とU-11が同じ日に別の会場でゲームだったりして、なかなか5年生のゲームを観れなかったのですが、久しぶりに純正の5年生だけのチームのゲームを観ました。

感想は「まあまあかな」ってとこです(笑)

例年のこの時期のU-11より「できている」ところもあったし「できていない」ところもありました。
この学年は結構個性的なので、来年の今頃にはおもしろいチームができているんじゃないかなって思ってます。

毎年そうですが、6年生になると最上級生になり、自分のことだけでなく下の選手の面倒をみたり、チームを引っ張っていかなければなりません。
そういった意味でU−11の試合は、選手達の自覚を促すためにも重要な意味を持っています。

後半年もすれば、5年生の選手達は「ペルナのトップチーム」としていろいろな場所にゲーム・遠征に出掛けることになります。そこで今までの選手以上に、良いパフォーマンスが発揮できるように、いろいろなトレーニングを行っていきたいと思います。
      Coachしみず

プロ選手

  • 2007年11月02日(金)

指導者を始めて8年目になりました。

私の指導者としての大きな目標は2つ。
1つは一生サッカーにかかわっていくことのできる人「サッカーファン」の育成。
もう1つは「日本代表・プロ選手」の育成。
今日は後者のお話を・・・

指導者も8年目にもなるといろいろな選手に接してきました。中にはプロになった選手もいます。Jリーグの下部組織(ジュニアユース・ユース)に進んだ選手もいます。
そんな選手たちの少年時代はどうだったでしょう?
確かに「上手いな」「やるな」っていう選手もいましたが、中には「そこそこ上手かったけどあの子が!?」っていう選手もいます(失礼!)

今思っているのは「サッカーをやっている少年の多くはプロになれる可能性がある」っていうことです。
じゃあその中でプロになれる人は、ほんの一握りなのはなぜでしょう。
プロになった人はみんな少年時代を良い環境で過ごしたかというと決してそうではありません。
じゃあなぜ?
変な言い方ですけどやっぱり「気持ち」ですかね。
「サッカーが好き」「うまくなりたい」という気持ちを強く持って、何事もサッカーのことを思って行動できる。練習を一所懸命やることは当然ですが例えば、サッカーがうまくなりたいから丈夫な体を作りたい。そのためには好き嫌いなく何でも食べるとか、早く寝るとか。将来どこでサッカーをするか分らないから、どんな高校でも入れるように勉強もしっかりしておくとか・・・

いつもサッカーをやってろっていう訳じゃなくて、遊ぶときは遊んでもいいんです。っていうかいっぱい遊びましょう。でも気持ちはプロになるための準備をする。
おもしろいTVがあってもサッカーのためなら早く寝れる。そんな気持ちを「持ち続けれる」人にビックチャンスが訪れるのでしょう。そしてうまくそのチャンスをつかむ「運」があればプロになるのも夢じゃないかも・・・
      Coachしみず

子育て

  • 2007年11月01日(木)

ある雑誌に長く少年サッカーに携わっている指導者の興味深いコメントが載ってました。

「子どもの身体能力は年々著しく低下してきている。15年前は年少児に逆上がりをやらせると、70%の子どもができたが、今は20%もできない。それは、もしかすると子ども自身の身体能力が落ちているのではなく、親の子育ての能力が低下しているのではないか?」という内容のものでした。

私自身、子育ての真っ最中ですが本当に「子育てって難しい」と思っています。

ペルナサッカークラブでは、サッカーで子どもを育てよう、ペルナを通じて子育てのお手伝いをしようと考えています。グランドや体育館での指導を含めた子育てはもちもん、このHP上で保護者の方への子育てのヒントや支援ができればいいなって思っています。
「コラム」「BBS」そしてペルナのサポーターズクラブalegro(アレグロ)の「めざせベストサポーター」などが少しでも保護者の方の参考になれば幸いです。
      Coachしみず