試合前には何がいいか?

  • 2010年02月06日(土)

前回の続きです。

《サッカー選手の具体的な栄養の取り方について教えて下さい》

 サッカー選手の食事は普通の人のものとほとんど変わりません。エネルギー摂取量の全体を100とすると、ご飯やパンなどの主食から取れる糖質で60%、肉や魚などから取れるたんぱく質で15%、調理に使う油、バター、肉・魚に含まれる脂肪からとれる脂質で25%という割合が理想です。具体的な食品に置き換えてみると、主食が一番多く、次に野菜・果物、その次に肉・魚・大豆製品・乳製品などのたんぱく質を多く含む食品となるようにします。

《野菜が多いのですね》
 
 野菜や果物はたくさん食べてほしいです。あとは油や砂糖はひかえめにすることを心がけること。そして一日牛乳をコップ3杯は飲んでほしい。サッカー選手にとっては、食事全体のバランスを考えるだけでなく、たくさん食べることが重要です。食べる量が少ない選手が多いんですよ。間食はしてもかまいません。でも、できれば、補食になるようなものを食べてほしいですね。そうやって食事量を増やせるといいと思います。

《試合前に食べるメニューってありますか? 》

一般的に言われるのが、『試合前には筋グリコーゲンになる糖質を食べる』ということ。筋グリコーゲンって運動中のエネルギーになるんですよ。だから試合前には効果的といわれています。具体的には、ご飯やパン・麺などの主食、果物にも含まれていますね。甘いものに関しては、和菓子など脂肪が少ないものはまあOK、ケーキなどクリームを含むものはNGですね。砂糖は脂肪になる部分も多いのですよ。

《試合前は気分転換で甘いものを食べる選手もいるそうです》

でもこれを食べれば試合で活躍できるという食事はありません。プロ選手の中にはげん担ぎで試合前に食べるものが決まっているという人もいると聞きますが。食事からの効果は急にあらわれるものではないので、毎日継続することが重要です。