誕生日

  • 2009年04月28日(火)

今日は以前中日新聞に掲載されていた詩人のきむさんの記事を紹介します。

僕がいつも誕生日にすること、日課ならぬ年課とでもいうんかな。僕は、子どものころからおかんに「誕生日は親に感謝する日なんやで」と教えてもらって育ちました。
だからいつも自分の誕生日には実家に電話して「ありがとう」と言います。去年は電話したら親父が出てくれて、ちょっと照れくさいけど「産んでくれてありがとう」と言うと親父も恥ずかしそうに「生まれてきてくれてありがとう」と言ってくれました。
それから十分後くらいにおかんから電話がかかってきて「私らの子に生まれてくれてありがとう」という言葉から始まり、いっぱいのありがとうを言うてくれました。
そうなんです。僕は自分で言うのもなんですが、愛あふれる親にほめて育ててもらいました。本当に親父とおかんが僕の親でよかったと思ってます。
ちなみに今年は短い手紙とプレゼントを贈りました。去年と同じく「生まれてきてくれてありがとう」の言葉がまた返ってきました。
〜中略〜
誕生日っていうのはあらためて大切な人や大切なことに気づける日なんやなあって思います。そしてそれに感謝できることもまた幸せやなあって思います。みんなもすてきな誕生日を!


誕生日ってプレゼントをもらう日じゃないんですね。わが子が生まれた特別な日。1年たち、初めて迎えた誕生日のうれしさ・・・。子どもが元気で、当たり前のように大きくなっていくと、だんだん忘れていってしまう感覚ですね。
きむさんのお母さんのように「感謝する日なんやで」とは言えませんが、子どもが大きくなって親から巣立っていくとき、この子のお陰でどれ程の喜びを与えてもらったか、もちろん大変なこともあったけれど、それ以上に『生まれてきてくれてありがとう』の気持ちでいっぱいになります。
子どもの誕生日はお母さん、お父さんの誕生日でもありますね。子どもが10歳でお母さん10歳です。子どもが生まれてすぐ「お母さん」と言われますが、いきなり『お母さん』は無理です。子どもが大きくなるにつれて、少しずつ『お母さん』になっていくような気がします。お母さん・お父さんが子どもを育て、その子どもがお母さん・お父さんに育てていくんでしょうね。
誕生日・・・たくさんのありがとうとおめでとうを。