夏バテ対策

  • 2012年08月12日(日)

食欲不振、倦怠感、ヤル気減少・・・暑さに負けそうになっていませんか?夏バテしてしまうのは気温の変化による自律神経のアンバランスが原因です。強い日差しの中での運動は普段よりも体力を消耗します。さらに、暑いからといってグランドから急に冷房の効いた部屋に入ると、確かに涼しくて気持ち良いのですが、急激な温度の差は予想以上に体に負担をかけます。体のバランスを調節する自律神経は、外にいる間は汗をかいて体温を下げようとフル活動しているのに、急に冷房の効いた部屋に入ると慌てて熱を保つ体制に切り替えなければなりません。このようなことを繰り返すうちにバランスを崩してしまいます。自律神経は、体温の調節以外にも呼吸や睡眠、消化吸収など体のいろんな働きを調節しているので、このバランスが崩れると眠れなくなったり、食欲が落ちて栄養不足になり、次第に体力が落ち、元気もなくなって夏バテ状態に陥ってしまうのです。

夏休みの活動では、厳しい暑さ以外にも、試合や合宿など生活のリズムが普段とも異なることが多くなります。夏を元気よく乗り切るためには、冷房をかけすぎない、夜更かししすぎないなどの生活面での工夫も大切ですが、食事で自律神経の機能を助けるビタミンやミネラルが豊富な夏野菜をしっかりと食べるのも効果的です。
しかし「食欲がなくて、ご飯が食べられない・・・」というときには、スパイスを活用してみましょう。スパイシーな香りは胃液を分泌させて食欲を増進させる効果があります。さらに胡椒やカレー粉、唐辛子、生姜などのスパイスに含まれる辛味成分は代謝を活発にし、発汗作用によって体温調節を助けてくれます。インドなど暑い地方の料理が辛いのは、少しでも涼しくなろうとする人間の本能が生んだものだともいえるわけです。ただし香辛料の成分は胃や小腸で吸収されやすく、胃腸を痛める原因になりかねないのでとり過ぎには注意しましょう。

さらにスタミナをつけるためには、糖質をエネルギーに変えるためのビタミンB1を摂るとよいでしょう。とくにオススメしたいのが、ビタミンB1がたっぷりのにんにくやねぎ、豚肉を使った料理です。昔からスタミナ食と言われるにんにくやねぎには糖質をエネルギーに変えてスタミナをアップさせるビタミンB1が豊富です。また豚肉にはビタミンB1と良質なたんぱく質が含まれており、汗で失われるミネラルが豊富な野菜をたっぷり補えば成長期のサッカー選手のスタミナ食にぴったりのメニューです。暑い夏こそしっかり食べて、体の中からパワーアップを目指しましょう。


豚肉とたっぷり野菜のスパイス炒め
塩、胡椒、好みのスパイスで下味をつけた豚肉をオリーブオイルで炒めます。色が変わったら野菜を加えて強火で手早く火を通せばできあがり。


今回も吉川珠美さんの栄養コラムからです。
夏休みも前半終了。まだまだ暑い日が続きますが、しっかり食べて夏を乗り切りましょう!