9日はナイターでジュニアユースの練習試合でした。
夏の大阪遠征に続いて2回目でしたが、今回は八風中との合同チームで行いました。
八風中の選手のほとんどはペルナのOBなので、みんな良く知っている選手たちです。
相手は県下でも指折りの強豪チームだったので、なかなか思うようにボールを扱わせてもらえませんでしたが、みんながんばっていました。
正GKがケガをしていたので、中学からGKを始めた選手がゴールを守りました。まだまだ不慣れな様子でしたが、決して大きくない身体で必死にゴールを守る姿を見て「成長してるな」と感じました。
三重のトップのチームとゲームをして、彼も良い経験になったんじゃないかなって思います。
グランド・帰りのバスの中で顧問の先生と、今日のゲームで出た八風中の課題について話をして、明日からのトレーニングに繋げていく確認をしました。
帰りに先生が「明日の朝練は自主練にするわ」と言うと「オレ行こ」「オレも行こ」の声がそこらじゅうから上がります。
全ての選手にとって、三重のトップレベルの選手とゲームができたことは良い刺激になったようです。
「みんなやる気になっとるなぁ」
と先生に言うと、先生は
「オレも行くけどな」
と言って笑いました。
先生にも刺激になったようです(笑)
Coachしみず
8日は4年生の試合でした。
午前中は小雨が降ることもありましたがグランド状態も良く、選手達は元気にボールを追いかけていました。
四日市の公式戦で予定では2試合のみでしたが、他の指導者と「後でもう少しやりますか?」と打ち合わせをして全チームで10分1本をぐるぐる回しで、たくさんゲームをしました。
どうしても普段あまりゲームの機会の少ない学年なので、予定の2試合が終わってからもまだゲームがあることを知ると
「やったー」
の声が選手達から上がります。
やっぱり子ども達はゲームが大好きです。
ゲームの中ではまだまだ課題はたくさん見えましたが、コーチの話を聞いてすぐに「やってみよう」とする姿を見て「成長したな」って思いました。
内容も1試合目より最後のゲームのほうが格段に良くなっていました。
「ゲームは最良の指導者である」とよくいいますが、まさにその通り!
子ども達はたくさんゲームをすることにより成長していきます。もちろんサッカーの技術だけでなく、生活面でも成長していきます。
これからも良いゲームをたくさんプロデュースして子ども達の成長の手助けをしていきたいと思います。
Coachしみず
「サッカー」はある程度の接触プレーが許されているスポーツなので、「ケガ」はどうしても避けられません。
うちのチームでも実際プレー中にケガをしてしまった選手もいます。
子どもだから当然「遊んで」いてのケガもあります。
ペルナでもケガでサッカーができない選手が数名いたり、最近やっとケガが治って活動に参加している選手もいます。
親として、大好きなサッカーをすることができない子どもの姿を見ることは本当につらいことです。
普段は、なかなか上達しない子どもに「もっとうまくなれ」「もっと練習しろ」などと考えてしまいがちですが、実際ケガでサッカーができなくなると、そんな考えは吹っ飛んでしまいます。
親にとっては子どもが「うまくなる・ならない」より「元気でうれしそうに」サッカーをしていることが一番の幸せであり、原点でもあります。
お父さん、お母さん、お互いもう一度原点に戻って子どもを応援しましょう。
Coachしみず
昨日、昔からの友達と一緒にサッカーをしている夢を見ました。
朝、久し振りにメールを入れると「俺も電話しようと思っとったところや」という返事。
普段は少し離れているので年に数回しか会うことはできませんが、定期的に連絡を取っている親友です。
中学のときからの友達でいつも一緒に悪いこと(?)をしていた仲間です。
高校は私は四日市工業、友達は四中工。2年・3年の高校選手権では2年連続三重県大会の決勝戦を戦って、2年のときは四日市工業が3年のときは四中工がそれぞれ勝利し、選手権出場を果たしました。(2年のとき私は補欠でしたが・・・)
その後、友達は関東を経て関西へ、私はずーっと地元でと別々の道を歩んでいます。
他にも何名かは「親友」と呼べる友達もいますが、全てサッカー関係者です。もともと子どものころから一緒にサッカーをやってきた仲間ばかりです。子どものころの友達がいまでも大切な友達・・・
ペルナでサッカーをやることによって、サッカーの技術を付けることはもちろん、一生サッカーに何らかの形でタッチしている「サッカーファン」になって欲しい。
そしていつまでも一緒にバカなことができる「親友」・「仲間」作りをしてもらいたいもんです。
その友達がポツリと一言。
「また一緒にサッカーやりたいな」
Coachしみず
3日は4年生以下の練習でした。
やっぱちびっ子はおもろいわ〜。
練習が終わってみんなが帰っていき、残り数名となったところで1年生の選手が歩いてきて
「コーチ、タオル落ちとった」
「名前ないの?」
「ない」
そう言うと自分のかばんを下ろしなにやらごそごそ・・・
「僕のかもしれん」
な・なんやねん!
しかし、その選手が帰った後にはタオルが・・・
手に取って見てみると「○○○(名前)」お前のとちゃうやんけ!思わずツッコミを入れてしまいます(笑)
うちのチームは7人年長児がいます。
その年長児や1・2年の選手はなかなか上手くボールを扱えません。
ましてリフティングは5回以内いつも2〜3回で落してしまいます(2年生で1000回超えている選手もいますけど)
それでも落しては拾いを繰り返し、一所懸命やっている横顔を見ると、その選手が将来サッカーが巧くなることを確信します。
いつまでも元気で楽しくボールを追い掛け続けてくださいね。
Coachしみず
以前もこのコラムで紹介しましたが、この4月からJFA(日本サッカー協会)が「JFAこころのプロジェクト」の活動として「夢の教室」を始めました。
「夢の教室」とは、現役のサッカー選手やOBが小学校5・6年生の教室で「夢先生」として教壇に立ち、プロサッカー選手になる「夢」を実現した体験を語り、「夢を持つ」ことの大切さを知ってもらう活動です。
内容は1限目は体育・2限目は教室で「夢」を話して、すでに約50回程開かれているそうです。
話の授業では「夢先生」がどうやって自分の夢をかなえたか、それまでの道のりはどんなだったかなどについて語ります。
サッカーができる学校を探し、どんな遠距離でも通う。
入学に学力が必要なら必死に勉強する。
両親を説得して下宿する。
プレー中大けがをしてしまったこと。そして、その激痛に耐えて治療し復帰するまでのこと。
過酷な練習。
試合にでれない日々、等々。
「夢はプロ選手になりピッチに立つこと」
悩むこともあるけれど、絶対にくじけない。
やがて「夢」がかなう。
夢先生は教えの素人です。
子ども達に上手く伝えることはできなかったかもしれませんが、夢をかなえた者の、夢をかなえる努力をした者の真の心は子どもたちに届いたことでしょう。
ペルナの選手のところにも「夢先生」こないかな?
ペルナの選手から「夢先生」でないかな・・・
Coachしみず
30日のゲームについてもう少し・・・
当日は雨でグランド状態が悪く、思うようにボールが運べませんでした。その中でもなんとか「ペルナらしさ」を発揮しようと、必死に選手たちはプレーし続けたのですがやっぱり思うようにいきません。
そこへボール扱いには定評のある「A」チームが登場。
魅せてくれましたねぇ〜。
グランドの状態が悪いから上手くボールが運べないのではなく、単に技術不足であることを思い知らされました。
普通にボールを扱われ、簡単に2人・3人の間を割られます。
やっつけられましたねぇ〜。
遊ばれました。
選手・指導者共に勉強になりました。
いろんなチームからいろんな技術を学び、それにペルナの色を混ぜて、どんどん成長していきたいなって改めて思った「雨の日のゲーム」でした。
Coachしみず
30日は全員対象のゲーム予定日でしたが朝から雨が降っていました。
グランドが雨天使用可だったのと、遠方より複数チームが来てくれるのとで予定通りゲームを行いました。
ペルナの多くの選手は雨の中で試合をした経験がなく(特にちびっ子)始まるまでは不安そうでした。
「寒いな」「汚れる」などと口で言いながら、泥をはねさせないようにゆっくり走ります。そうこうしているうちにゲームが始まりました。
「いけーっ!」
さっきまでの上品さが嘘のように水しぶきを上げて走りだします。
「ベチャーン」
足がひっかかってこける選手がいます。ユニフォームも顔までもドロドロになります。
ハーフタイムに帰ってきた選手の顔つきがさっきまでとは違います。人数の都合上前後半選手は総入れ替えだったんですが、明らかに「もっとやりたいな」オーラが出ていました。
前にもこのコラムで書きましたがサッカーは雨では中止になりません。
なかなか普段から雨降りにゲームをしたり、外で遊ぶことのない子ども達はいい経験をしたんじゃないかなって思います。
雨の日は普通の日以上に疲労します。
「大分子どもが疲れているので、バスじゃなくて自分の家の車で帰っていいですか?」
そんなちびっ子選手が続出!
「どうぞ。いいですよ」
車の中で、また家に帰ってから選手達は今日のゲームの感想をどう話したのかな?楽しかったって言ってたかな?コーチ達は観ていてめっちゃおもしろかったよ(笑)
Coachしみず
先日、火曜日の練習で新しい技をやってみました。
さすが中学生、すぐにコツをつかみます。それに対して小学生はなかなか上手くいきません。それでも必死に中学生についていこうとします。
中学生のほうは形がさまになってくると「コーチ、コーチ、見て見て」「こんな感じやろ」とアピールしてきます。中学生がつかんだコツを分かりやすく小学生に伝えるのがコーチの仕事です。小学生の練習している中に入って行き「こんな感じやな」と言いながらゆっくりやってみせます(正しくは“速く”できないのですが・・・)そうこうしている間に中学生はシチュエーションの話をしています。
「DFがこっちにおるときに、こうやろ」「ゴールがここにあったら、こうDFをかわしてシュートやろ」
時にはミスが偶然にアレンジを生み出します。
時間を忘れてあーでもない、こーでもないとやっています。
「そろそろゲームやろか」コーチの声でチーム分けをしてゲームが始まります。早速先ほどの技をやってみる選手がいます。予定通り失敗しました(笑)
本当に楽しそうです。
これがサッカー本来の姿かな。
上手い年上のマネする下の選手。
上の選手はいろいろ考えて技を編み出していく。
失敗を繰り返しながら成長していく。
いつまでもこんなサッカーを続けれたらいいなって思いました。
Coachしみず
サッカーの話ではありませんが、今「相撲界」が揺れています。
某横綱の母国での「サッカー事件」よく訳の分らない事件で、現在も母国で治療・療養中です。
以前には「八百長事件」っていうのもありましたよね。
そして今回の「新弟子リンチ死亡事件」 17歳の少年が1人亡くなっているだけに大きな問題になっています。
角界には新弟子にけいこを付ける「かわいがり」というものが存在していて、その「かわいがり」には2種類あるそうです。1つは1人の弟子に集中的にけいこを付けるもの。もう1つは脱走などの罰としておこなうもの。前者はある意味トレーニングになるのでしょうが(私は認められませんが)後者はリンチ以外の何物でもありません。
関係者は社会のルールを教えるためや、しつけのためと言い訳していますが、まともな団体なら脱走する前に話し合って辞めることができたんじゃないでしょうか?まったく話になりません。
サッカーの世界はどうでしょう。それこそ昔は根性・根性の時代でした。
夏休みは9時から17時まで練習。昼の1時間と午前・午後に1回ずつ休憩があるだけで、それ以外に水を飲むことは許されていませんでした。よくトイレに行って手洗い場の水を飲んだものです。先輩も怖かったし理不尽なこともいっぱいありました。
最近とはほぼ正反対ですよね。今はある程度短い時間で集中してやるのが当たり前になっています。だらだら長くやっても疲労がたまるだけでトレーニングの成果は期待できません。
自分の学生時代を思いだしてみると・・・あんまり楽しかった思い出はないなぁ。楽しかったのは少年の1時期と高校の1時期だけかなぁ。人間関係もいろいろ難しかったし・・・
ペルナでは何よりみんなが楽しめるようにしたいですね。
Coachしみず
PS 大切な自分の息子さんをリンチで亡くした親の気持ちを考えると許せない事件ですね。