2010W杯

  • 2008年01月25日(金)

南アフリカが今ものすごく「熱い」ようです。

2010年のW杯を開催する南アフリカを最近訪れた人によると、会う人会う人が「ようこそ南アフリカへ」という言葉を口にし、かつてこれほどまでに歓迎の言葉を聞いた国はなかったようです。
滞在中に観戦した南アフリカのリーグ戦でサポーターは他国のサポーター以上の盛り上がりをみせ、南米やヨーロッパのサポーターさえもおとなしく感じるほど熱狂的なようです。ゴールが決まったあとの歓喜のダンスが5分以上続く光景はアフリカでしか見ることができないと言っています。

熱烈な歓迎ムードがあり、熱狂的なファンがいる。そしてスタジアムを離れればテレビや雑誌でしか見たことのない大自然が広がっている。治安面での不安や様々な問題を残しながらも、どんなW杯となるのか非常に興味深いところです。

        Coachしみず

フーリガン

  • 2008年01月24日(木)

イタリアセリエA(イタリアプロサッカーリーグの最高峰。JリーグでいうJ1。)の人気チーム「ローマ」のサポーターと、同じく「カターニャ」のサポーターとの間で試合開始前に暴動が起こり、カターニャのサポーター3人が刺傷する事件がありました。

これによりイタリアの反フーリガン組織は、1/23におこなわれるイタリアカップ(イタリア杯)準々決勝第1戦のサンプドリア戦でのローマサポーターの入場禁止を発表しました。

毎年起こる悲しい事件ですが、「フーリガン(暴力的な行為を行うサッカーの応援団・サポーター)」の暴力行為は、単純なサッカーの応援形態という問題だけでなく、国によっては失業問題や民族、人種、宗教間の対立など様々な問題が根底にあるようです。

フーリガンには大きく3つの種類があるといわれています。
1つは試合の観戦が目的ではなく、暴れることそのものが目的となっている者。
もう1つは自分は暴動に加わらないが、騒ぎを煽る者。
さらにもう1つは自分から騒ぎを引き起こすことはないが、他人が騒ぎ始めればその場のノリでそれに加わる者(アルコールが入っている場合が多い)と分類され、特に1つ目と2つ目のタイプは警察から厳重にマークされているようです。

昔から死者を出すこともあるフーリガンの暴動には、人種差別などの直接サッカーに関係のないものが、引き金になっているものも多いとなると、スポーツって何がなんだかよく分からなくなります。

7年程前にパラグアイで「パラグアイ対ウルグアイ」のW杯南米予選を観戦したことがあるのですが、小さい「暴動」のようなものはスタジアムの内外を問わず起こっていました。
ゲーム観戦中にもかかわらずガラスの割れる音や、レンガが目の前を飛んでいったり、頭から血を流して医務室に運ばれる女性がいたりと、とても試合観戦に集中できる状態ではありませんでした。

それを思うと日本のJリーグや代表の試合を観戦する日本のサポーターのマナーは大変良く、安心してスタジアムに向かえることは世界に誇れることだと思います。

ペルナのベストサポーターである保護者・関係者の皆さん、良い観戦マナーでペルナを応援してください。選手たちにものすごい「勇気」と「パワー」を与えることになります!!

       Coachしみず

ゲームという指導者

  • 2008年01月23日(水)

最近つくづく「ゲームって選手を育てるなぁ」って思います。

普段からどうしてもゲームはU-12が多くなってしまうんですが、時々他のカテゴリーのゲームも入ってきます。
U-12以外のカテゴリーだと比較的多いのがU-10。
これから年度末にかけてはU-11が多くなってきます。
U-11は来年度に向けて活動が増える訳で、その理由の1つに「全日本少年サッカー大会」の県予選が4月末から始まるところが多いからというのがあげられます。
ペルナはこの全日の予選をまったく気にしていないのでU-12を最後まで引っ張りますが、他のチームはどうも「勝ちたい」ようなのでU-11の活動が増えてきます。

ペルナでは選手の人数の都合上いつも下のカテゴリーの選手が上のカテゴリーのゲームに参加します。時には2つ上のカテゴリーに参加することもあります。
そのゲームではなかなか下のカテゴリーの選手は通用しません。少しでも「やらせて」もらえればまだマシですが、まったく「やらせて」もらえないこともあります。
そうすると選手はくやしい思いをした分練習にはげみます。一番分かりやすいのは「ボールリフティング」です。
ゲームに出場してくやしい思いをした選手の中で急にボールリフティングが上手くなった選手がいます。「努力してるんだな」って感じる瞬間です。

やっぱり選手はゲームが好きで、楽しみたいから上手くなりたくて、上手くなりたいから練習する。結局「ゲームが選手を育てる」ってことになりますよね。

これからもどんどん上手くなっていくようにたくさんゲームしたいと思います。

        Coachしみず

セリエAの実状

  • 2008年01月22日(火)

ちょいワルおやじの代表「ジローラモ」さんが非常に興味深い記事を書いていました。

「華やかな裏にはびこる悲しいイジメ」と題された文章は、普段から「サッカーをやることと観ることが趣味」と公言しているイタリア人らしく「セリエA(イタリアのプロサッカーリーグの最高峰。日本のJ1にあたる)」に関するものでした。
彼の情報によると、チームにいじめがあるため、最近セリエAでは選手協会というのが、ようやくしっかりした組織になってきたというのです。
セリエAの中でもスター選手というのはごく一部の選手。そういう選手は給料も高く知名度もあります。もしチームの監督がその選手を嫌いだとしても、監督が我慢して使ったりします。それでも監督とうまくいかなければ、他のクラブに移籍することは可能です。
ところが、有名ではない選手はチームから嫌われると強烈な嫌がらせを受けて、チームを去らざるを得ない状況に追い込まれるといいます。
たとえば、監督がその選手を別で練習させて仲間外れにする。練習自体に参加できないこともあります。その空気を感じると、チームメートは一緒に帰らないようにするなど距離を置き始める。そういう仕打ちを受けた選手は心に傷を負って病気になったりしてしまいます。
有名な選手は何とかなるかもしれませんが、そういう嫌がらせで消えていく選手もいるんです。
セリエAとはとても華やかな世界に見えますが、実際はこのような悲しい事実もありますよ、とジローラモさんは言っています。

イタリアを始めヨーロッパ・南米の国々では、サッカーが賭け事の一つになっており、マフィアとの黒い関係の噂は後を絶ちません。
日本でも実力はイマイチでも人気のある選手の起用方法がしばしば問題になっているようです。
人気選手を試合に出して客を呼びたいスポンサー側と、勝利のために人気選手をサブに回したい現場側の対立。
結局はスポンサーに「人気選手を出して勝て!」って言われるらしいですけどね(笑)

華やかなプロの世界にも相当多くの難しい問題があるようです。

        Coachしみず

PS ジローラモさんってホリプロに所属しているんですけど、いったい何をやっている人なんですかねぇ。タレント?モデル?エッセイスト?かっこいいけど怪しいです(笑)

ラストスパート

  • 2008年01月21日(月)

20日はU-11と12で愛知へ試合に行ってきました。

U-12はペルナのジュニアとしての最終段階を迎えて「チームでボールを失わないようにしよう」を目標にプレーしましたが、内容的にはまあまあだったと思います。
ただ、攻撃の部分で「崩す」ことがなかなかできなかったり、パスのイージーなミスであったり、少しのズレがあったりとまだまだな部分もたくさんあったので、今後の課題となりました。

6年生はペルナのジュニアとして後何試合できるか分かりませんが、個人として少しでも「技術」を付けて上のカテゴリーに進めるよう選手と一緒に努力していきたいと思います。

        Coachしみず

北京五輪に向けて

  • 2008年01月18日(金)

中国が北京五輪に向けて「意識」の部分の改革に着手しました。

昨年8月から五輪のテスト大会となる「グッドラック北京」シリーズ大会が続々と開催され、その大会は本大会の競技場を使用し、試合の進行、ボランティアや報道の対応などすべてが「五輪仕様」でおこなわれています。
大会運営をスタッフが競技場ごとにチームを結成し、北京五輪ではそのチームが実際に運営することになっているようです。
いろいろなプレ五輪大会の中で、もっとも応援が整っていて、観戦マナーが良かった「競技場チーム」を表彰しようという動きもあり、北京五輪に向けて市民のマナーアップをテーマに掲げる中国ならではの取り組みといえるでしょう。

しかし、当局の思いとは裏腹に観戦マナーの悪さを指摘されているようです。テニスの大会では、ゲーム中に立ち歩いたり、トスを上げる瞬間や試合のポイントとなる場面で携帯の着信音が鳴ったり、話し声が止まらないなど多くの問題点が指摘されました。

中国としては、単にスポーツの観戦マナーを向上させるだけでなく、市民の生活マナーそのものを向上させたい狙いがあるようです。
電車・バスの列に並ばない、信号を守らない、道路にツバを吐くなど中国でのマナーの悪さを耳にすることがありますが、中国・北京の人たちは「北京五輪」をきっかけに変わることができるでしょうか?
競技場・交通網などのハード面とともにマナーなどのソフト面の向上にも期待したいものです。

       Coachしみず

PS 同じような問題が2014年のブラジルW杯でも出てくると思います。まず中国が良い手本になってビッグなスポーツの祭典を成功させてもらいたいものです。

いい選手・指導者とは?

  • 2008年01月17日(木)

2008年になって早くも2週に渡って大阪遠征をおこないましたが、その全てのゲームが大変勉強になり、ペルナが成長していくために大切な何かを考えるいい機会となりました。

その2週の間に多くの指導者といろいろな話をしました。
その全ての指導者が選手の将来を第一に考え、熱い情熱を持って指導に当っている人たちばかりでした。
どのチームもペルナより大きな組織・大きな規模のチームで、チームの特色を出しながらプロ選手を輩出したり、大学生になってそのチームに指導者として戻ってくる選手の育成をしたり、「サッカー指導者」という仕事を確立しようと努力をしていたりといろいろですが、その全てにその人なりの太い幹・サッカー理論があって楽しく話を聞かせてもらいました。

よく「いい選手とは?」「いい指導者とは?」という話によくなりますが、議論していくと結局は「いい人」っていうことになると思います。
サッカーだけでなく会社でもそうでしょ?
ペルナの保護者の皆さんも、そろそろ会社では中間管理職など重要なポストになっていく年齢になられていると思います。新採で入ってきた新入社員のなかで「いい社員」って「いいヤツ」でしょ?

我々指導者はサッカーを通じて「いい人」の育成を目指し、将来社会に出ても上の人にかわいがられ、しっかり仕事のできる人の基盤を作っていきたい、実はそうすることが「いいサッカー選手」を作る一番の近道であるといろいろな人との話から再認識しました。

これからも「いい人作り」を目指して、他の大阪の指導者に負けないようにがんばっていきたいと思います。

         Coachしみず

3・4年の経験

  • 2008年01月16日(水)

14日はU-11で大阪に遠征してきました。

本当はU-12で12チームが集まる大会だったのですが、12日の四日市少年サッカー大会が雨で14日に順延となったため、U-12は四日市少年サッカー大会に行きその代わりにU-11での参加となりました。

結果は12チーム中12位でしたが内容的にはまずまず満足して帰ってきました。
非常に身体能力が高い相手に対し(しかし大阪の選手はなぜにこんなに身体能力が高いんでしょう)5年生主体に4年生・3年生までが入っていたペルナは、点数こそたくさん取られましたが局面では戦えていたと思います。
日頃から『一学年上とは普通にやれなあかん』と言っているので5年生は意地とプライドでがんばります。
3・4年生は足元にボールが入ればかなり高い確率で一人目を抜きます。ただし3・4年生には「パス」という感覚がまだないので二人目・三人目にはボールを奪われてしまいますが・・・

ペルナではこの「3・4年生のときに6年生と戦う」ことが非常にその選手にとっていい経験になると考えているので、今回急遽試合に呼ばれた選手たちはラッキーだったと思います。

いろいろな経験をたくさんして将来いい選手になってもらいたいと改めて思いました。

          Coachしみず

『全国高校サッカー選手権 決勝』

  • 2008年01月15日(火)

こんばんは。ヒデコーチです。
1/14に行われた決勝戦、流通大柏vs藤枝東の試合をテレビで観ました。流通大柏のコーチには清水コーチの友人である滋賀県Aチームの元コーチが在籍しているという事で、どの様なサッカーをしてくるのだろうと興味深く観ていました。結果は4−0と流通大柏の一方的な試合となりましたが、流通大柏の印象は@非常に組織のバランスがとれている(ポジション毎の役割を選手たちがきちんと理解している)A個々人のディフェンスの意識が非常に高い、B余裕を持ってプレーしている(個々人の技術が非常に高い、背番号8番の選手なんかラボーナしてましたよ!)でした。FWの大前選手、すごかったです。決勝の大舞台で決めるところをきちんと決めてましたから。高校生の試合でしたが正直、プロ顔負けの内容と感じました。これで全日本高校ユース選手権(間違っていたらごめんなさい)
との2冠に輝いたわけですが、Jリーグの下部組織が参加する全日本高校ユース選手権で高校のチームが優勝する事は非常に難しいとの事。(逆を返せば全国高校サッカー選手権で
優勝するべく優勝した)『すげーチームおるんやな〜』と感心、感動した一日でした。

13日の大阪遠征

  • 2008年01月15日(火)

13日はU-10で大阪遠征に行ってきました。

人工芝のきれいなグランドで6チームが集まっての交流試合でしたが、楽しい1日を過ごすことができました。

一応優勝とかってのもあったので決勝戦もありましたが、非常に身体能力が高く驚きました。
うちのチームは全6チーム中3チームとゲームをしたのですが、その3チームともドリブル勝負のチームだったのでおもしろかったです。
なかなかドリブルで相手を抜いてゴールまではいけませんでしたが、所々は「ペルナらしさ」も発揮できて見所もありました。

まだまだボール扱いが甘く、ボールを失う場面も多く見られましたが選手によって「今やれていること」「今やれていないこと」がある程度見えてきて大変勉強になりました。

もっともっと練習して「ペルナらしいサッカー」をやりながら「点数でも勝てる」ようになりたいと思います。

         Coachしみず