クラシコ

  • 2011年01月06日(木)

少し古い話になりますが、『クラシコ』観ました?

去年おこなわれた『バルセロナVSレアル・マドリッド』の試合で、5-0でバルサが完勝したやつです。

しかし、『バルサやばいなぁ!』
当時、リーグ1位がレアルで、2位がバルサ。
スペイン国内での下馬評も、その順位通り『レアル優位』が予想されていました。それが、フタを開ければ5-0でバルサが圧倒。調子の良かったレアルをバルサがチンチンに・・・
試合終了時には感動に近い感情さえ沸いてきました。

流れるようなパスワークに針の穴を通すようなスルーパス。全てのプレーの精度とスピードが絶妙。シャビ・イニエスタ・メッシを中心にした攻撃陣にファイター・プジョール!90分間全く目が離せませんでした。

ショートパスとドリブルで中盤を支配し、スルーパスでゴールを狙ったかと思えば、ドリブルで仕掛けてのゴール前でのワン・ツー。

『やりたい!このサッカーをペルナでやりたい!』

試合終了時に思った感想です。
スピード・精度は格段に落ちるでしょうが、バルサのサッカーを目標にします!

しかし、レアルもこのままでは終わらないでしょう。次のクラシコが楽しみです。

      Coachしみず

世界共通語『フットボール』

  • 2011年01月05日(水)

『サッカーは世界で一番競技人口が多いスポーツだし、最高のコミュニケーションの方法なんだ。言葉が喋れなくてもサッカーをやれば仲良くなって、お互いを知ることもできるし、その相手が大人だろうが子どもだろうが関係ないし、おれは、日本語もしゃべるし、イタリア語と英語も少ししゃべるけど、それ以上に豊かなサッカーという言語を持っている。サッカーというスポーツができることが、おれにとって一番の大きな財産だったと思っている』

現役を引退した中田選手は、直後から世界中を旅しました。
目的はありません。
世界中を旅することが目的でした。その先々でサッカーをすることで、その国の人たちとコミュニケーションを取った中田選手は、『どこに行っても、出会う人たちとはサッカーで繋がっているんだと実感できる』とも言っています。
10年以上、戦いの手段としてサッカーをやってきた彼は、そのスポーツが人々の心の扉を開き、言葉が通じなくても強く結びつくことができる力を持っていることを、改めて感じました。

『どんな国に行っても、どんな場所を訪ねても、サッカーはそこにあり人々を夢中にさせている。そんな光景を何度となく目にしたし、気がつくとボールを無心で追いかけている自分に驚いたこともあった。サッカーをする子どものいきいきとした瞳に触れていると、サッカーが持つ可能性を信じることができる』

今年からペルナのトップチームを立ち上げ、老体(!?笑)にムチ打ちながらサッカーをプレーすることを楽しんでいます。
小学生・中学生の子どもたちとサッカーを通じて交わっています。
なにより、世界の共通語“フットボール(サッカー)”に携わっていることを誇りに思いながら、“世界”を感じに海外に行きたくなってきました!!

     Coachしみず

初蹴り

  • 2011年01月04日(火)

3日はペルナと八風中の合同『初蹴り』でした。

2年生以下はトップチームとのミニゲーム大会。
3・4年生はお父さんとの『親子サッカー』。
5・6年生は八風中のBチームと、八風中Aチームはペルナトップチームとそれぞれ試合を楽しみました。

2年生以下はトップチームの選手にチンチンに回されながらも、必死にボールを追いかけて逆にゴールする場面も。楽しそうでした。

3・4年生はお父さん相手に本気モードです。ただ、お父さんチームも多少の経験者がいて負けるわけにはいきません。ゴールを取ったり取られたりのシーソーゲームとなりました。

5・6年生と八風中Bチームの試合は意地のぶつかり合い。中学生は小学生に負けるわけにはいかないし、小学生も簡単には負けません。熱い戦いになってました(笑)

最も盛り上がったのは八風中Aチームとトップチームとの試合。八風中は3年生も混じって本気です。対するトップチームは1本目完全若手チームで対抗します。残念ながら全国高校選手権で敗れてしまい、予定外に初蹴りに参加できることになってしまった(苦笑)高校生3人。その高校選手権の県大会で惜しくも敗れてしまった高校生。現役バリバリの大学生など平均年齢17・8歳の選手で構成されたチームは、中学生をチンチンに(笑)1本目を2―0でおじさんトップチームにつなぎました。
一気に平均年齢が30代後半になった2本目も熟年の技(?)で2点を追加し4―0に。
3本目は若手・年寄り(笑)合同チームで中学生を寄せ付けず。トップチームの完勝でした。

しかし、おもしろかったですねぇ〜(笑)
ゴール前では5メートル四方に5人ぐらいが入ってショートパスを面白いようにつなぎます。ワンタッチだったり、狭い場所でもドリブルを入れたり、ほとんど歩きながらサッカーしています。やっぱり、このスタイルを身につけておかないと年取ってからサッカーが楽しめないな(笑)
新年早々『ペルナらしい』サッカーを楽しむことができて、今年もいい年になりそうです。

その後みんなでカレーを食べました。
食べ終わったら自由解散。しかし、多くは残って自分たちでゲームを楽しんでいます。飽きることなくOBの高校生・大学生も含めていつまでもゲームは続きます。

『そらサッカーうまなるはずやわ』

どうやら、本当にサッカーが好きな選手、サッカーの楽しみ方を知っている選手、楽しんでプレイできる選手が上手い・いい選手になれるようです。

いつまでも終わることのないゲームを眺め、うれしく思いながら、おじさんチームの新年会もエンドレスでした(笑)

      Coachしみず

おめでとうございます!

  • 2011年01月03日(月)

Feliz ano novo!!
(ポルトガル語:あけましておめでとう!)

今年はペルナサッカークラブに携わる人たちにとって、どんな1年になるでしょう?なにか楽しいことが待っているようでワクワクしますね(笑)

選手たちが去年よりサッカーが上手くなり、何より楽しんでプレーできるように、今年も指導者一同がんばりますので、よろしくお願いします。

ペルナサッカークラブに関係する全ての人々が、この1年健康で笑って過ごせますように!

       Boa sorte!!

Coachしみず

自律と自立

  • 2010年12月30日(木)

26・27日と中学生に帯同して伊勢遠征に行ってきました。

ほとんどが元ペルナの選手で、現ジュニユースに所属している選手も、他校の選手を除いて全員参加していました。

試合内容は、全体的に良く、観ていて非常に面白い内容でした。

DFにボールが入った多くの場合、ボールを奪いに来た相手選手を外して前線の選手にパス。そこから攻撃を組み立ててフィニッシュに持っていく。イメージは大きくなったペルナって感じでした。

Bチームも少し大きいペルナで、ポゼッションは上手くできるんですが、フィニッシュに持っていくところが少し甘く、これから練習で改善していく余地はあるでしょう。

グランドでは問題なかったんですが、宿では問題がありました。
今回の遠征は顧問の先生が1人参加できなかったので、どうもその分『ゆるかった』ようです。
中学生という難しく、不安定な年代の選手たちは、『楽しむ』の本当の意味が分かっていないようでした。
『ペルナのときはできていたんやけどなぁ・・・』
ミーティングの仕方・サッカーノートの書き方・宿での約束事・・・小学生のときはあんなに完璧やったのに・・・
顔ぶれは何も変わってないのにできなくなってるところに中学生の難しさを感じました。

結局、自律と自立です。
何度も失敗を繰り返しながら、少しずつ自分で理解しながら変わっていくしかないかなぁ・・・
ペルナの選手は絶対できると思うけどなぁ・・・
再度中学生にもペルナスピリットを注入していきたいと思います。

      Coachしみず

25日

  • 2010年12月30日(木)

25日はU−11と10で四日市で練習試合でした。

『なんか久しぶりに4年生の試合観たなぁ』って感じでしたが、相変わらずエキサイティングな学年やなぁって思いました(笑)

5年生はペルナらしい試合ができるようになってきたし、4年生は全く何も考えないイケイケドンドンやし(笑)、来年度5・6年生になるこの学年をどうやって調理していこうかなぁって感じで楽しみです。

今年の5年生は4年生のときから、しっかり頭で理解しながらサッカーをしていくようなタイプの選手が多く、『考えながら』プレーできる選手たちでした。

それに比べ今年の4年生は、どちらかと言うと『全く考えない』タイプ。感覚でサッカーをやる選手が多いので、この先どう化けるか予想がつきません(笑)まぁ5・6年になれば、少し大人になるので(笑)言葉を理解できるかなってあんまり心配していませんけどね(笑)

毎年いろんなタイプの選手がいて非常に楽しみです!

       Coachしみず

23日

  • 2010年12月28日(火)

23日はU−12で伊賀遠征でした。

8チームのトーナメント戦で、大阪のいつも仲良くしてもらっているチームと、毎年一緒に参加する大会です。

例年、大阪の仲良しチームとはいつも下のほう(負けてから試合する)でゲームすることになっていて、下の1位2位が定位置でしたが、今回はなんと(笑)両チームとも勝ってのゲームとなりました。
結果はPKでうちが負けて、勝った大阪のチームはそのままの勢いでなんと優勝してしまいました!

うちも大阪のチームも勝つことが目的ではないので、大体いつも負けてしまうのですが、今回はいつもと同じことをしながら『勝つ』という価値ある結果となりました。
コート2面での大会だったので、決勝戦と同時進行で3位決定戦をやっていたので、決勝戦の内容を観ることはできませんでしたが、決勝戦の相手チームのベンチからの声を聞いていると、『チンチンにやっとるなぁ』というのがよ〜く分かりました。
大阪のチームもめったに決勝という舞台に上がることはないと思いますが(失礼!)、雰囲気にのまれることなく実力を発揮できたことは、自分のチームのことのようにうれしく感じました。

これからもお互い切磋琢磨し、内容+点数でも勝てるようにがんばっていきたいと思います。

Coachしみず

サッカー教室

  • 2010年12月25日(土)

18日の夕方、愛知遠征の帰りにそのままサッカー教室に参加しました。

U−11・12は17:15〜18:45、ジュニアユースは19:00〜20:30で、講師は元日本代表・ジュビロ磐田の吉田光範さん。『ドーハの悲劇』のときの代表選手です。

ジュニアもジュニアユースも約30人程の選手だったので、吉田さんにきっちり観てもらうことができ、大変有意義なクリニックになりました。

両カテゴリーともテーマは『観て、自分で決める』こと。
ジュニアユースのほうは、プラス『ボールホルダーのために選択肢を作ってあげる動き』も強調されていました。
ペルナで言い続けていることでも、少し違った表現方法を使われると新鮮で、選手の心に響いていたようです。

ペルナの選手は非常に積極的で、発言もしていたし進んでプレーの見本もやっていて、なんだか指導者として誇らしい気持ちになりました(笑)

最後に『しっかり夢を持って、その夢に向かって努力しよう』と結んでクリニックは終了しましたが、普段接することのできない偉大な元選手と接して、ジュニア・ジュニアユースの選手共に刺激を受け、また今よりさらにもう少しサッカーが好きになったようでした。
本当に吉田さん、このような経験をプロデュースしてくださった○○先生、そして準備等にかかわってくださった全ての人に感謝です!

      Coachしみず

18・19日

  • 2010年12月21日(火)

18・19日は2ヶ所に分かれて大会に行ってきました。

U−12は愛知遠征、U−10は名張遠征で、愛知は48チームの大会、名張は16チームの盛大な大会でした。

私はU−12のほうに行って来たのですが、U−10のほうの話を聞くと相当おもしろかったようです(笑)

愛知の大会は48チーム・8会場での大会で、ペルナが参加する大会としては最大規模の大会です。

1日目は3チームのリーグ戦のあと順位決定戦をおこない、その会場で1位〜6位を決め2日目はそれぞれ6会場での決勝トーナメントをおこなう形式でした。
1日目を4位で終えたペルナは2日目4位トーナメントに進みましたが、この大会2日目に少し問題があります(ペルナ的にですけど・・・)
2日目のトーナメントは8チームで戦うのですが、決勝に進まない限りは1日2試合で終わってしまいます。決勝を戦う2チームのみが1日3試合やることができます。
1日2試合・・・3試合でもペルナ的には少し寂しいんですが、2試合となると・・・選手は完全に不完全燃焼です。
なので、毎年2日目の目標は『3試合目を戦おう』です。大体毎年2試合で終わってしまいますが・・・(苦笑)
今回も1試合目からPK戦になるという展開でしたが、奇跡のPK勝ち!(笑)
勢いを付けて2試合目に臨みましたが、前半終了で0−1。ハーフタイムに『後半逆転して3試合目を戦おう!』と話をしたら、選手たちは後半開始前に円陣を組んで気合いを入れていました。今まで前半が始まる前には円陣を組んでいましたが、後半開始前に円陣を組んでいる姿は初めて見ました。
『えらい気合い入ってるなぁ(笑)』
その気合いのかいがあってか(?)後半逆転して決勝に進むことになりました。
ただ、決勝と言ってもペルナ的には『もう1試合できる』だけのことで、特別になにかを変えることはありませんから、相手チームの気合いに負けてあっさりやっつけられてしまいましたが(笑)
1−6ぐらいでしたかねぇ・・・(はっきり分かりません(苦笑))まぁ点差ほどの差はないと感じたので全然問題ありませんでしたけど(笑)

今回も選手たちは多くのことを経験しました。
PK戦では緊張で足が震え、『ドッカーン!』と大きく枠を外してしまった選手(笑)、決勝戦という独特の緊張感。
もちろん選手だけでなく、指導者も多くのことを学びました。
決勝では大きく負けてしまいましたが(点数では)、手ごたえも十分でしたし、課題もはっきりしました。そして何よりみんなが笑いながら帰ってこれたことが一番良かったことでした。
これからも『ペルナらしさ』を出しながら、内容・点数共に勝てるようにがんばっていきたいと思います。

      Coachしみず

検証

  • 2010年12月15日(水)

最近、06年ドイツW杯を終えて引退した中田選手の本を読みました。

そこには興味深いことが書いてありました。

『このドイツで日本代表がどんな問題に直面し、何を見失ったのか、その検証だけは忘れちゃいけないと思う。次の戦いのためにね』

07年6月に発刊された本なので、W杯終了後1年たったころの話です。

『自分たちのサッカーをついに実践できなかった今回の経験から、次に目指すサッカーが導き出されるはずだよ。敗北を前へ進むための力にすることが、きっとできる』とも言っています。
4年後の10年W杯南ア大会に向けて、惨敗に終わった06年ドイツ大会直後の中田選手の素直な感想です。

日本人は分析することが大好きです。実際、各世界大会が終わると『テクニカル・レポート』と称して、世界と日本の差、世界に通用していること・足りないことなどを検証してDVDにまとめ、その後の各代表・トレセンでの活動に役立てています・・・。

10年W杯が終わって5ヶ月が過ぎ、日本国民にはW杯そのものが完全に忘れ去られてしまいましたが(苦笑)、中田選手が語ったように、日本サッカー界は惨敗したドイツ大会から4年間、その検証をおこない、南ア大会で実践することができたでしょうか・・・。
確かに直前の合宿地でのトレーニングマッチまでは、実践していたし、しようとしていました。しかし、実際はどうだったでしょう・・・。
ベスト16という結果は残しましたが、それは4年前の検証に基づく強化の賜物だったでしょうか。
みなさんはどう思われますか?

しかし、岡田監督というのは非常に頭のいい、すばらしい監督でしたね。