5/13に元Jリーグ・ジェフ千葉や京都サンガで育成部長をされていた子育てのプロである池上正さんをお迎えして、ペルナ主催のサッカー教室を開催しました。
私と池上さんとの出会いは池上さんの著書『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』という本でした。
題名に引かれて購入。
読みはじめて内容に引き込まれ瞬読!
今までの指導の未熟さ。
子育ての根本的な勘違い。
人間の器の小ささ。
ショックが大きすぎて・・
と同時に『池上正』という人間にすごく興味を持ちました。
本を読んでこんな気持ちになったのは初めて。
Jリーグ関係の友人に『池上さんに会わせてくれ!』と無茶振り!
運良くジェフ千葉時代の池上さんと千葉駅前の居酒屋で対面!
8年ぐらい前になるかなぁ・・
それ以来の付き合いで今回のサッカー教室が2回目になります。
何人かの保護者の方は池上さんの指導を見ていただいきましたが、池上さんの指導は見た目より非常に奥が深いです。
サッカーの上達はもちろん、コミュニケーション能力や自主性、判断力や思いやりの気持ちなど社会に出て必要な能力を付けること、サッカーの根本、スポーツの本質など、メニューの中にあらゆるメッセージが込められています。
指導者として本当に勉強になります。
やっぱりペルナは池上流でいきたい!
池上流をベースにペルナらしさを入れてペルナオリジナルを作りたい。
やっぱり指導者は学び続けなければいけない。
子どもたちの笑顔のために・・
ここでは書ききれません。
いつでも聞いてください。
私で分かること、私の想いならいつでもお話しますよ(^O^)
これからもがんばります!
本当に勉強になった、子どもたちの笑顔溢れた、幸せな週末でした(^O^)
ありがとうございましたm(__)m
つたえびと しみず
今年も3/31を迎えました。
卒業のシーズンです。
ペルナでは3/31までが旧学年での活動になりますので、最後の最後までペルナのジュニアとして活動してもらいます。
今年の6年は25人!
驚きの人数ですが、そのままジュニアユースに上がるのが20人!
これまた驚きの、すごくうれしい人数です(^O^)
3/28にはペルナのジュニアとしての最後のゲームでした。
ジュニアユースに上がってくれる選手が多いので4月以降も一緒にトレーニングできますが、この選手たちでこのユニフォームを着てプレーするのはこの日が最後です。
そのピッチにキャプテンの姿がありません。
3月頭に腕を骨折してしまい、3週間に渡る最後のゲームに全くでれませんでした。
最後のゲーム、いつも通り前半と後半総入れ替えで戦います。
前半に出場した選手はゴール裏で後半の選手を応援しています。
雨が強くなってきました。
何かが足りない。
今年の6年、全員の仲が良く、みんなで楽しくプレーしてきました。
何かが足りない・・・
この1年、多くを語るタイプではありませんでしたが、みんなを行動で引っ張ったキャプテンの寂しそうな姿。
最後、どうしてもキャプテンを出場させたくて・・・
ペルナのジュニアとしての最後のタイムアップのフエの瞬間、キャプテンにピッチに立っていて欲しくて・・・
相手チームの協力を得て、5分間だけピッチに立つことができました。
出ている選手も、出ていない選手も、一体になった最後のゲーム。
忘れられないと思います。
保護者の皆さま、大切な宝物をお預りしました。
こちらが教えられることばかりで、何もできませんでしたが、この選手たちと一緒に過ごせて幸せでした。
本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
PERNA SC しみず
3/18・19・20のホームゲームに、はるばる仙台から来てくれたチーム『FC Enable(エフシー エナブル)』の代表さんが、自チームのブログに三重の感想を『JR卒業遠征 総括』として書いてくれました(^O^)
よかったらどうぞ>^_^<
http://fcenable.seesaa.net/s/article/448229092.html
つたえびと しみず
やがて2月も終わり。
卒業のシーズンがやってきました。
今年のU−15の選手は5人。
全員本当に思い入れの強い選手ばかりです。
幼稚園からペルナで10年。
あっという間でした。
この5人には感謝しかありません。
本当にいろんなことを学ばせてもらいました。
サッカーの楽しみ方、この5人のプレーから指導のヒントをもらいましたし、圧倒的な練習への参加率の高さ、この選手たちのプレーからは喜びがあふれていました。
なんか寂しいなぁ・・
全員4月からはステージを高校サッカーの場に移して、厳しい戦いにチャレンジするようです。
がんばってもらいたい!
彼らの成長を見続けたいし、彼らのプレーを観たい。
いつでも練習に遊びに来てくれ!
そして、高校サッカーの後、大学サッカーかプロサッカーか、どの道へ進むか分かりませんが、またペルナに戻ってきて欲しい。
トップチームで待ってます(^O^)
これからも、周りの人に感謝を忘れず、がんばれ‼
いつまでもペルナサッカークラブは応援します!
今まで本当にありがとう!
つたえびと しみず
自分の子どもがサッカーをやることについて、親としてどんなかかわり方をすればいいでしょう。
子育てにつながることですから正解はないと思いますし、同じ親から生まれ育った兄弟でも全く違う性格に育つ場合もあります。
ある調査によると、双子の兄弟が成人になって全然違う性格になった、生まれ持っている資質よりも育った環境がその人物の人格を作るという調査結果もあるようです。
自分の子どもがサッカーを始めたら、『上手くなってほしい』とか、『活躍してほしい』と願うのは親として当然だと思います。
そのために『過干渉』になっていませんか?
私の尊敬する指導者は、『子どもに干渉し過ぎる親の子どもは選手として伸びない』と言い切ります。
親は子どもにサッカーを通じて本当に学んでほしいことはなんでしょう。
その一つに『自立』があると思います。
自分で進んでなんでもできる。
そんな子どもに育ってほしいと思いながらも、世話を焼いてゲームの準備をしていませんか?
結構しっかりしている子どもが2年生のゲームのときに青いストッキングをはいていました。
他の選手は全員白です。
忘れたそうです。
理由を聞いたら、『自分で準備をしている。自分が忘れた』と言います。
『えらいなぁ。次は両方持ってこようぜ!』と声を掛けて終わりです。
これお母さんが準備してたら、『なんで忘れたん?僕だけ違う色で恥ずかしかったやん!』って文句の一つも言いそうですが、自分でやったミスは仕方がないし納得するでしょう。
私の記憶では、その選手はそれ以来一度も忘れていません。
『人と違うと不安になる日本人』と『人と一緒だと不安になる外国人』の違いではないですが、子ども心にみんなと違うストッキングは結構なストレスだったんじゃないかって思います。
大丈夫ですよ(^O^)
ペルナではユニフォームが違ってたり、ましてやストッキングぐらい違ってもでれないゲームはありませんし、忘れたからと言ってバツを与えてゲームに出さないようなことはしませんから、安心して子どもにやらせて失敗させてください(笑)
ゲームから帰ってきたら話を聞いてあげてください。
『勝った?』『点取った?』ではなく、まず『楽しかった?』って聞いてあげてください。
そこから何が楽しかったのか、何が楽しくなかったのか、どうすれば良くなるのかと話を広げていってください。
アドバイスを求められるまでは聞き役に徹してください。
子どもには子どもの考えがあり、思わぬ子どもの成長に笑顔になれるかもしれませんよ(^O^)
常に干渉し過ぎないように、でも何かあればいつでも手を貸すよというスタンスで見守ってあげれれば、子どもたちは安心してプレーできると思うし、そんな親の姿から思いやりのある自立した子どもに育ってくれるんじゃないかって思います。
私自身もまだ子育ての途中ですし、あくまでも個人の意見ですので参考にしていただければと思いますし、何かあればいつでも相談してください。
微力ながらご協力させていただきます(^O^)
以上、ペルナの考える『親のかかわり方』についてでした。
『サッカー楽しさ』って何でしょう?
『ゴールを決めること』
『試合に勝利すること』
『相手を抜くこと』
『ボールを奪うこと』
いろいろあるとは思いますが、ペルナではその全てにおいて『自発的に』というのが、頭に付きます。
シュートを決めました。
周りから『(シュートを)打て!』と言われたので打ったら入りました。
相手を抜きました。
周りから『ドリブルで行け!』と言われたのでドリブルしたら抜けました。
両方とも成功で終わっていますが、なにかおかしいような気がします。
サッカーの楽しさは『自分でプレーを選択し、そのプレーが成功する』ことではないでしょうか。
もしかしたら、その選手は自分でシュートを打つよりも、隣の選手が見えていてパスを出したかったかもしれませんし、そもそもアシスト好きかもしれません。
もしかしたら、その選手がドリブルではなくパスを選択したら、そのパスを受けた選手がゴールを決めるかもしれません。
結果がどうなるかは誰にも分かりませんが、例え失敗に終わったとしても自分で選んだ先の失敗は、『先につながる失敗』になるのではないでしょうか。
自分で選んだプレーが、相手を欺くかのようなプレーができれば、我々指導が、『おーっ!!』って感動のお叫びをあげるようなプレーができたら、それは選手自身大満足でしょうし、それこそが『サッカー楽しい!』って瞬間だと思います。
『自分で選んだ・・・』にはたくさんの失敗がついて回ると思いますが、そこは我々大人が目をつぶりましょう。
子どもたちがサッカーの『本当の楽しさ』を知るまでは・・・
以上、ペルナの考える『サッカーの楽しさ』についてでした。
ペルナでは『バツゲーム』はありません。
例えば、『負けたらグランド5周』とか、『シュート外したら交代』とかは全くありません。
以前、ゲームに出る順番をリフティングで決めるお話しをしました。
制限時間内でできたリフティングの回数を競い、多い回数の選手から1番2番と番号をつけていきます。
その番号がゲームに出場する番号です。
1試合目の前半は1〜8、後半は9〜5(当日参加11人の場合)、2試合目の前半は6〜2、後半は3〜10、3試合目の前半は11〜7、後半は8〜4となります。
そうすると、1〜4まではハーフを5本、5〜11はハーフを4本となります。
うまく割り切れないのでいつもこんな感じですが(これが以前紹介したゲーム出場本数の差は最大『1』ということです)、ペルナでは5〜11が1本少ないと解釈するのではなく、1〜4が1本多く出れると解釈しています。
それは、5〜11がリフティングができなかったので1本少ないのではなく、1〜4がリフティングをがんばったので1本多く出場できるということで、結果的には同じ意味ですが、前者は『バツ』的な要素が強く、どちらがポジティブに取り組めるかは明らかです。
ペルナでは『努力した者が得をする』システムです(笑)
私が指導者をやって15年、非常に気になっていることの一つに『○○できたら○○買ってあげる』というのがあります。
よく保護者の方が子どもに使う『手』です。
例えば、『点取ったらボール買ってあげる』とか、『勝ったらゲームソフト買ってあげる』とかで、よく似たものに、『宿題しなかったら練習行かせない』などがあります。
ゲームで活躍したら何かを買ってあげることを約束して、子どものモチベーションを上げる作戦ですが、これは一時的に効果は発揮されますが、長い目で見ると決してプラスにはなりません。
子どもに『サッカーが好きになってもらいたい』とか、『サッカーが上手くなってもらいたい』という気持ちの表れであることは理解できますが、この作戦で子どもが満たされるのは『物的欲求』だけで、サッカーには全く関係がありません。
『宿題しなかったら練習行かせない』という作戦を使って、自発的に宿題をするようになった例を私は見たことがありません。
なぜなら、『宿題をする』ということと、『練習に行く』ということは全くの別物だから。
保護者は、子どもの好きなものと引き換えにすれば、嫌なこともやるだろうと思うかもしれませんが、これも『やらされているだけ』で、子どもにとってサッカーがそれほど重要じゃなくなったとき(他に興味を持ち始めたとき)はなんの意味も持ちません。
また次に興味のあるものを取り上げますか?
宿題とサッカーは根本的に違うのです。
そこを大人が理解しないといつまでたっても子どもは宿題をしないかもしれませんね(苦笑)
以上のことから、ペルナではあめやバツなどの『外的欲求』にアプローチするのではなく、心の中から湧き上がる『サッカーが好き』とか『上手くなりたい』などの『内的欲求』にアプローチして指導するように心掛けています。
以上、ペルナの考える『あめとムチ』についてでした。
17日は地元の幼稚園と保育園に行ってサッカー教室をやってきました(^O^)
今年度に入って2回目で、『あっ!サッカーのおじさん!』って感じで覚えていてくれて、なかなかの盛り上がりでした(^O^)
なんか、ちびっ子いいなあ・・(^O^)
周りは全く関係なし!
自分とボールだけの関係で、わき目も振らずボールを追いかける姿は、原点を思い出させてくれました。
こっちが楽しませてもらいました。
次は2月頃に行く予定です。
お楽しみに!>^_^<
COACHしみず
ゲームを観ていると、『もっと考えて!』とか、『そうじゃないやろ!考えろ!』というふうに、『考える』というキーワードがよく出てきます。
最近のトレンドでしょうか(笑)
JFA(日本サッカー協会)がそういうことを言うからかなぁ(苦笑)
もちろんペルナでも、『自分で考え、判断して、行動(プレー)できる選手』の育成を目指しています。
しかし、闇雲に、『考えて!』という言葉は使わないようにしています。
指導者は、『考えて!』という前に、『考える材料』は与えてあるでしょうか?
特に低学年に対しては、サッカー年齢(経験年数)が低い選手が多いので、『考えて!』と言ったところで、何を考えたらいいかすら分からないことが多いと思います。
なので、サッカー年齢が低い選手(高学年でも経験年数の少ない選手はこれに当たります)に対しては、『考えて!』は使いません。
何を考えたらいいか分からないうちは、考える材料を与える(経験させる)ことも重要な一つであると考えます。
高学年(サッカー年齢が高い選手)に対しては考えてもらいます。
具体的には指示を出さず、『どうするか?』を見守ります。
この作業は時間がかかります。
基本的に日本の社会は幼児教育からの『指示』により、子どもを『管理』しています。
みんなと同じが『正』であり、その『正』は上からの(大人からの)経験に基ずく『指示』によって子どもたちに伝えられ、それ以外のことをするとおこられるので、賢い子どもたちはその指示通りに行動します。
これがいわゆる『指示待ち』の子どもを作成するレシピですね(笑)
この不変のレシピによって作成された子どもたちに、『考えて!』と言ったところで、現実にはなかなか自分で考えて行動に移すことは難しいようです。
ペルナではこれではダメな気がしています。
何とか自分で考え行動できる選手にならないものか・・・
様々なアプローチでこの問題に取り組んでいます。
まず、『待つ』こと。
子どもの考えは時に大人より幼稚で浅いものかもしれません。
失敗するのが見えているかもしれませんし、時間がかかるかもしれません。
しかし、子どもの考えが大人より浅いのは当たり前ですし、失敗から学ぶことが非常に多いことを大人は知っています。
しかし、時間的な問題であったり、『子どもに失敗させたくない』という思いから、大人が先回りしてしまうことが多い気がします。
指示待ち子どもの出来上がりですね(苦笑)
待ちましょう!
今時間がかかっても将来の成長のために。
二つ目は、『大人がやってみせる』こと。
子どもには『自分で考えて!』と言いながら、自分は他の保護者に聞いたり、複数で一緒に行動しないと不安になったり・・
子どもたちは本当に大人の姿をよく見ていますよ(苦笑)
時間はかかると思いますが、常に自分で考えるクセをつけて、行動できる人になってくれれば、それは必ずプレーにも反映されると思います。
以上、ペルナの考える『考えて!』についてでした。