今年も高校選手権の季節になりました。
中学なら中体連、高校なら選手権がそれぞれ3年生にとって『負けたら引退』となる場合が多いようです。
それまで、生活の重点をサッカーに置き、常に『どうすれば勝てるか?』を考え、努力を続けて1試合でも多く仲間とプレーをしたい。
そんなふうに考えても最後まで戦うことができるのは2チームだけ。
ほとんどのチームが負けて、ほとんどの選手がそのカテゴリーの引退となるわけです。
そこで起こるのが『燃え尽き症候群』
一気に目標を失い、脱力感から全てのことに『やる気』が無くなります。
果たして、それはダメなことでしょうか?
そこまで本当に全身全霊を掛けてサッカーに取り組んできました。
燃え尽き症候群に陥るのは、『その先の目標がはっきりしていないから』と言いますが、本気の夢が破れたときは燃え尽きても仕方がないんじやないかな。
って言うか、燃え尽きてもいいんじやないかな。
ただ、燃え尽きたままその後の人生を過ごすわけにはいきません。
どこかで『再点火』する必要があります。
その火は、燃え尽きた火と同じ色かもしれませんし、違う色かもしれません。
ポイントは色ではなく、『自分で点火する』ことです。
再点火は自分でしかできません。
選手が燃え尽きたとき、マッチを渡したり、くすぶった火をうちわで扇いだり、再点火のお手伝いを寄り添ってできる、そんな指導者になれたらって思います。
つたえびと しみず
国際親善試合で欧州遠征中の日本代表が、ほぼベストメンバー(と思われる)でベラルーシに0―1で破れました。
FIFAランキングで言えば日本が42位、ベラルーシが80位なので、新聞の見出しは『格下ベラルーシ・・』となっていますが、果たしてベラルーシは『格下』だったでしょうか?
実際、ベラルーシってどこ?
ベラルーシって何市?(すいません!)
って感じでしたが、やってみたら『強いし上手いやん!』
まぁ、FIFAランキングの付け方が、試合をすればするほどランキングが上がる計算方式なので、純粋にランキングが上なら力も上とは言えませんが、今回の試合はどう見てもランキングに倍ほどの力の差があったとは思えません。
どうやらここらで『日本の実力』について考える必要があるようです。
それは選手だけの問題ではなく、監督・コーチ、ファンにメディア、再三このコラムで言っている『サッカー文化』の問題ではないでしょうか。
サッカー文化の成熟・・
難しいとは思いますが、なんとかしないと・・
今の実力から考えると、自分の中では2つの方向性があると思います。
一つ目は勝つことを最大の目標にすること。
アジアでの明らかに格下相手との戦いでは、ボールを回しながら崩して得点を狙い、勝利を目指す。
一方、格上の相手と戦うときは守ってカウンターで勝利を目指す。
二つ目はどんな相手であってもボール回しながら崩すサッカーを貫く。
自分は後者を支持します。
後者が支持されるためには、メディアを含めたファン(国民全体)のサッカーを観る目、サッカー感の成熟度が必要になってくると思いますが・・
こういう退屈なゲームを観た後にはいつもこの言葉を思い出します。
クライフのサッカー哲学。
『敗れるときは美しく』
つたえびと しみず
いつも一緒にゲームを楽しむ仲間チーム『アズー滋賀』のピピ(通称)のレアル入りが決定しました。
びっくりしたなあ(>_<)
1・2年の頃にはバルサが興味を持っていたし、幼稚園の頃からリフティング1000回できてたようやし、普通じゃないとは思っていたけど、ここまでとは・・
やるなぁ(^o^)
この先、グランドでピピの顔が見れへんのはちょっと寂しいけど、スペインでがんばってほしいなぁ(^o^)
言葉の壁や生活面での苦労を苦労と思わず楽しむことができたらえーんちゃうかな(^o^)
毎年、レアルに残るためにはセレクションがあって、それに合格せなあかんけど挑戦することに意義があるし、そのチャンスを与えられた特別な選手であることは事実やし、自分の持つ力を惜しみなく発揮できれば何かが開けるはず。
楽しみやわぁ!
がんばれ!!ピピ!!\(^-^)/
つたえびと しみず
小学生年代の日本一を争う『全日本少年サッカー大会』がいつのまにか終わってました。
各都道府県の47代表と前年度優勝チーム枠1つを足した48チームが参加したこの大会は、全参加チームが公式戦5〜最大8試合を8人制で戦う大会方式でした。
この大会の 総括をJFAが『テクニカルスタディ』としてまとめた記事のなかに次のような一文がありました。
『本大会は多くの選手にプレーの機会を与えるため、自由な選手交代が採用されている。・・中略・・登録選手全員が試合に出場したチームは参加48チーム中26チームで・・中略・・その中の13チームでは、選手全員が10分以上プレーした。一方、82名の選手が一度も出場機会を与えられなかったことは、非常に残念である』
1チームの登録人数が何人だったかは知りませんが、参加48チーム中22チームでは、平均4人弱が最低5試合あったにもかかわらず全く試合に出ず・・
『全員が出場した26チーム中13チームが全員が10分以上の出場』とありますが、逆に言えば残りの13チームの何人かは10分以下・・20分ハーフの試合で最低の5試合として、総試合時間は200分。その内出場10分以下って・・
これを『育成』って呼びますか?
全日には興味が無いので、試合も見たことありませんが、たまに記事を読んだらこんな話です。
やっぱり変わらなければならないのは『大人』
こんなことが昔から変わらず続いていることに違和感を感じません?
やめたらえーのに・・
やめれへん訳?
そんなもん、やることによって『得する』人がおるからでしょ。
この記事の最後はこう締められていました。
『本大会がU―12年代という、可能性を秘めた子どもたちの大会であるということを忘れないでいただきたい』
つたえびと しみず
最近、近所の芝生公園でアジア人が集まってサッカーを楽しんでいます。
多いときには20人ほどが、自転車でどこからともなく集まって、ペットボトルをゴールにしてゲームをしています。
先日、家に帰ったら三男が『公園でサッカーしとるんベトナム人やで』と教えてくれました。
『なんで知っとんねん?』
『今日一緒にサッカーした』
ま・まじか!?
『最初自分1人でボール蹴っとったら来たで、1人に「一緒に蹴ろ」って言って蹴っとった。そしたら沢山集まってきたら「一緒にゲームやろ」って言ってきたで一緒にゲームした』
なるほど・・
やるなぁ(^o^)
『あいつらめっちゃ削ってくるで。でもそれが【楽しい】みたい』
どうも、日本の【楽しい】とベトナムの【楽しい】は、種類が違うらしい。
遊びのゲームでも削り合うほどプレーするのがベトナムの【楽しい】
削ることはなしやけど、笑顔でプレーするのが日本の【楽しい】
どっちがいいとか悪いとかじゃなくて、これが人間性の違いだったり文化の違い。
考えなければならないのは、日本人の性格・日本の文化・日本人の適正などに合った『サッカー』の構築。
しかも、それで世界のトップを取る。
『世界のトップ』とは、単にワールドカップで優勝することではないし、ましてやFIFAランキングで1位になることではありません。
サッカー文化も含めた『世界のトップ』です。
そのために自分は何ができるでしょう?
なんかワクワクしてきました。
日本が世界のトップを目指す第一歩をペルナが踏み出します。
みんなで協力して世界のトップを目指しましょう!!
つたえびと しみず
21日はジュニアユースの大阪遠征でした。
スタンド付きの人工芝のピッチで、中3にとってはペルナでのおそらく最後のゲームになるであろうこの遠征に、ジュニアユースに所属するほとんどの選手が参加できました。
中体連で負けてから約1ヶ月、中3はコンディションを維持するのに非常に苦労しましたが、ラストゲームのタイムアップの笛は、全員がピッチ上で聞くことができました。
小1から長い選手で9年、一緒にサッカーを楽しんできましたが、最後まで『ペルナらしさ』を追求してプレーする姿に感動しました。
自分は、ペルナは彼らのサッカー人生に何か残すことはできたか?
役に立てただろうか?
ある選手が言いました。
『中体連が終わってからほとんどサッカーができませんでした。その結果、戻らなければいけないときに守備ができず、ボールを持っては失ってばかり。もう一度高校へ向けてしっかりトレーニングしたい』と。
いずれ選手たちは新しいチーム、新しい世界へと旅立っていきます。
そこでも『ペルナ出身』であることが誇りであるように、残された者がするべきこととは?・・
今まで本当に楽しかった。
ありがとう。
ペルナSCはいつまでも君たちを応援し続けます!!
まぁ、3月いっぱいは通常のジュニアユースの活動は行いますけどね(^o^)
つたえびと しみず
四日市社会人選手権・決勝が18日、四日市市の中央緑地公園で行われ、ペルナSCのtopチームが優勝を目指して戦いましたが、惜しくも破れ準優勝に終わりました。
登録しているメンバーのほとんどが集まったこの日、ペルナは決勝にもかかわらずいつもと同じ戦いかたを選択しました。
ジュニアと同じ『全員出る』戦いかたです。
確かに『勝利』のためなら40代、50代の出場は『?』かもしれません。
しかし、毎週の練習や小学生のころから一緒にプレーしてきた仲間同士のこと、勝つためにメンバーを固定することはできないとの結論になり、みんなが交代して出場することにしました。
結果は負けてしまいましたが、今回は貴重な経験をさせてもらいました。
会場はホームスタンドだけですが、観客席のあるスタジアム。
そこに約100人ほどのペルナのジュニアの選手・保護者が応援に駆けつけてくれました。
選手は黄色のユニフォームを着て、保護者のかたもブラジルのユニフォームなど黄色のシャツを着用して応援してくれました。
『スタンド満員』という訳にはいきませんが、スタンドの観客はほぼ黄色一色。
完全ホーム状態でした。
自分がプレーしていた前半は全く気付きませんでしたが(必死にプレーしていたので(^_^;))、後半ベンチに座っているとすごく感じました。
『ホームの力』を。
ペルナが攻めてシュートまでいくと『わー!』という歓声。
逆に失点すると『あー↓』という落胆の声。
『これがホームか』
『サポーターの後押しか』
全てのプレーがペルナ目線の歓声で、初めての経験でした。
topチームがピッチで戦い、小学生が同じユニフォームを着て応援する。
まるでJリーグのチームのような光景に、もちろん規模・レベルは違いますが、感動しました。
これからも今あるtopチーム、ジュニア、ジュニアユースのチームを充実させていくことはもちろん、チャンスがあればフットサル・レディース・シニア・ママさん辺りにもチャレンジしていきたいと思います。
応援に駆けつけてくれはみなさん、本当にあがとうございましたm(__)m
これからもよろしくお願いします!!
つたえびと しみず
7月20・21・22日の3日間、中体連三泗地区予選が行われ、ペルナのジュニアユースの選手のほとんどが所属する中学校は、残念ながら準決勝で敗れてしまいました。
21日の2回戦から登場したこの中学校は、ジュニア時代に定期的に試合していたチームの選手が多く所属する中学校と対戦し、なんとか1―0で勝利。
続く3回戦も接戦を1―0でものにして、22日の準決勝に駒を進めました。
準決勝は1―1のまま延長戦に突入。
そこでもゴールが決まらずPK戦へ。
残念ながらPK戦をものにすることができず敗退。
3年生の選手たちは中学校の公式戦を終えることになりました。
自分は21日の2試合を見に行きましたが、内容的にはまあまあかな(^_^;)
どうしても『負けたら終わり』の気持ちが強く、守備の一番は『セーフティ』だったので、リスクを負わず大きく蹴ることが多かったのは不満ですが、攻撃は基本サイドからのクロスではなく、ショートパスとドリブルからの崩しだったので『らしさ』が出ていて良かったと思います。
大会前の練習で選手たちには話をしましたが、これで全てが終わるわけではなく、この先も今まで以上に『サッカー人生』は続きます。
多くの選手が高校でもサッカーを続けると思いますが、そこでワンランク上の選手になるために、今やらなければならないことがあるし、経験しておくことがあります。
選手たちが個人個人、何を思って何を感じたか?
サッカー選手として、また人間として成長するチャンスです。
そのチャンスを掴むも逃すも自分次第。
人生は自分で切り開くもの。
選手たちの話を聞くのが楽しみです(^o^)
ペルナでは今日もジュニアユースの練習をいつもと変わらず行います。
そして、この先も来年の3月末まで変わらず活動を行います。
みんなと1日でも長くプレーするために・・
みんな、今日も楽しもうぜ!!(^o^)
つたえびと しみず