今日は、コートの中でぐちゃぐちゃでプレーすることについてお話します。
ペルナでは、1対1や2対2なんかの練習のときに、コートを個別に作らず、全員がひとつのコート(体育館なら全体)の中で一斉にやることがあります。
もちろん、小さなコートを作る時もありますが、作らない時も結構多いです。
これにも理由があります。
一つは、コートを作って順番にやると休みが多くなるから。
長い時間練習することを良しと思っていませんので、できるだけ短い時間を集中してやりたい。
並んで順番を待っている時間がもったいないということです。
『サッカーはサッカーをプレーすることで上達する』ので、並んで見ていても上手くならないんですよね(笑)
もう一つは、わざとぐちゃぐちゃでプレーして、ぶつからないようにするためです。
年齢が小さくなればなるほど、ボールのみに集中してしまいがちです。
周りに目がいかない状態ですね。
ボールだけを追いかけてしまうので、ぶつかってしまうこともよくあります。
そうならないように、ぶつからないように、周りに気を配りながらプレーしてほしい。
なぜか?
それは、『サッカーってそんなスポーツだから』です。
例えば、ドリブルしながらボールを奪いに来る相手を観て、パスを出す味方とその周りの状況を観ながらプレーする。
サッカーってそんな器用な非常に難しいスポーツです。
たくさんのことに気を配れる、周りがしっかり観れる選手が良い選手の条件ですから、多くの人が思い思いの方向へプレーしていても、ぶつかることなくボールをキープする。
そんな選手になって欲しいという想いがこめられています。
だから、おうちの人と一緒に見学に来ている小さい弟や妹が乱入してきても、気を配って上手くよけてね(笑)
だいたい、お兄ちゃんやお姉ちゃんが練習してたら、思わず混じりたくなるような、そんな『楽しそう』な練習じゃないといけないと思っていますから(^ω^)
これが、ぐちゃぐちゃで練習する理由です。
COACHしみず