8日(土)に中体連の予選がありました。
今まで中体連というと、中学校の部活のチームが、地区予選から全国大会までを戦うレギュレーションとなっていましたが、今年から変更になりペルナも出場することになりました。
八風中も以前には、東海大会3回、県大会5回出場経験のある名門校です(笑)
今中学生でサッカーをしている選手は、
@中体連所属(中学校の部活)
Aクラブ連盟所属(Jリーグクラブの下部組織など)
Bその他クラブ所属(@Aどちらにも所属していない)
C無所属に分類されます。
最初にも説明しましたが、今まで中体連は中学校の部活のみの大会でした。
そこに、今年から『その他クラブ』の出場が認められるようになりました。
恐らく、中学校の部活の地域移行の関係と思われます。
そんな理由から、その他クラブ所属のペルナも中体連の大会に出場できることになり、その最初の予選が8日にありました。
参加クラブは4チーム。
4チーム中1位になれば県大会出場です。
通常中学3年生は、この夏の中体連の大会が終わると引退になります。
ペルナの3年もこの大会で公式戦の出場はなくなります。
ただ、ペルナに『引退』はないので、『中体連』に全然こだわりはなく、今回も『いつも通り』にプレーしました。
結果は残念な結果に終わりましたが、得るものはたくさんありました。
ペルナにとって、『負けたら終わり』の公式戦に出場するのは15年ぶりのことでした。
我々指導者は『いつも通り』を努めましたが、選手たちはそうではなく、明らかに緊張している様子。
硬かったですねぇ〜(笑)
いつも通りのプレーとは程遠く、後半になってやっと普段通りになったかな。
本当に選手・指導者ともにいい勉強になりました。
特に私は普段口にしている『メンタルトレーニング』について、選手たちにとっての『本当のメンタルトレーニングとは何か』が少し分かったような気がしました。
試合終了後、努めていつも通りにしていましたが、選手の1人が頭からTシャツをかぶって動けない姿を目にして、思わずグッときてしまいました。
その涙は本気だった証です。
その選手には、この大会に秘めた(そんなタイプの選手です)思いがあったのでしょう。
でもね、大切なのはここからなんだよ。
この中体連でサッカー辞めるんなら、落ち込み続ければいい。
でも、この選手にとって、中体連は目標ではあったかもしれないが、夢ではなかったはず。
それなら、酷なようですが、終わってすぐからやらなければならないことがある。
そのことが、この選手は分かっているようでした。
次の日のパーソナルトレーニングはもちろん、自由なゲームにも参加していました。
OB浅野拓磨を見ていれば分かります。
人生いろいろなことがあります。
どちらかと言えば上手くいかないことのほうが多いです。
だからこそ、どんなことが起こった後も、変わらず淡々と自分がやるべきことをやり続ける。
それこそが本当に大切なことで、できる人が強いメンタルの持ち主と言えるでしょう。
今回、残念な結果に終わりましたが、これからもペルナらしさを失わず、夢の実現のためともに努力を続けていこう。
君の涙を決して無駄にはしないから・・
COACHしみず