宿題しないと練習行かせないのこと

  • 2023年07月06日(木)
アップロードファイル 128,340 byte

先日少しお話した『宿題しないと練習行かせないよ』の件について、お話したいと思います。

大人がよく使う『伝家の宝刀』ですよね。

私はまったく意味がないと思っています。

意味がないというより、親子関係にマイナスをもたらすと考えています。

なぜなら、『宿題をする』ことと、『練習に行く』ことは、まったく関係がないからです。

これが、『練習の準備をする』ことと、『練習に行く』ことなら、関連性があるので、まだいいかと思いますが・・・

練習に行かなければ宿題するようになりますか?

練習の時間を宿題の時間に充てるというのなら、宿題の時間を練習の時間以外で作ればいい。

それは、曜日によってや、宿題の量、友達と遊ぶ約束の有無などによって、いつ宿題の時間が取れるかはわからないと思いますが、3・4年生になれば学校帰ってきてから寝るまでの自分の時間をマネジメントする、そんなことに親子でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

最初から上手くはいかないのが当たり前。

『やり始め』ないと『できる』ようになりませんよ。

では、そもそも宿題はなぜしなければならないのでしょう?

なぜ勉強はしなければならないのでしょう?

親に嫌なこと(宿題)を強要されて、好きなこと(サッカー)を取り上げられる。

親子の関係はマイナスになりませんか?

『なぜ勉強は必要か?』そこを整理して、子どもと話ししなければ、根本的な解決にはなりません。

私は、勉強は、『することによって先の選択肢が広がる』から、したほうがいいと思っています。

高校をAからCのランクに分けたとします。

入試時に、Aランクの成績の生徒は、AはもちろんB・Cランクの高校に行くこともできますが、Cランクの成績の生徒は、Cランクの高校にしか行けません。

自分の可能性が広がるということです。

『そうならないために今から勉強しとかなあかんよ』って、ことあるごとに言ってはいますが・・・

なぜ勉強しなければならないか?どうして宿題は必要か?だから、いつ宿題をするか?そんなことを子どもなりに理解し、自発的に勉強に取り組むようになるように、我々大人は工夫したり、環境を作ったり、時には待ったりすることが必要なようです。

あくまでも私個人の意見ですが、宿題って必要ないような気がします。

自分の自由な時間を『宿題』という『強制』アイテムで縛られる。

それって子どもの自主性を奪うことになりませんかね?

時間を奪い、自主性を奪い、子どもの無限の可能性を狭めてあるような気がします。

勉強って本来、強制されてするもんじゃないですよね(笑)

サッカーも一緒ですが(笑)

とにかく、『宿題やらない=練習行かせない』と短絡的に考えるのではなく、『勉強をする』ということについて、根本的な解決を目指した方が、間違いなく子どもの将来のためになりますよ。

COACHしみず