先日、久しぶりの順位を付ける大会に出場して『思うこと』があったので書きます。
U12とU10にエントリーしました。
U12は3戦3敗、U10は2戦2敗。
いつも通りです(^_^;)
U12はいつも通りの自ゴール付近でのドリブルからのボール奪われやパスミスからの失点か、コーナーキックやサイド攻撃からのヘディングシュートでの失点。
ペルナではヘディングはやらないようにしているので、どうしても横からの浮き玉の攻撃には弱いですね(^_^;)
ディフェンスラインでのドリブルやパスのミスは、どんな時も『ボールをつなぐ』ことをチームの約束事にしているので、いつも上手くいく訳もなく仕方ないですし、ポジティブなミスととらえています。
自ゴール近くで『蹴って逃げる』ことは上のカテゴリーでは必要なことですが、ペルナのジュニア、ジュニアユースではあり得ません。
なんとか『つなぐ』ことにチャレンジしましょう。
大丈夫です、そのミスが成長につながりますよ(^○^)
U10の選手は確実に成長しています。
1試合目、3ー0からのまさかの逆転負け!
3チームのリーグ戦の1敗。
優勝は難しくなりました。
勝ち負けより内容にこだわってはいますが、スポーツである以上『勝利』のために全力を尽くすのは当然のことです。
1人の選手が泣いていました。
悔しかったようです(^○^)
この気持ち大事ですね。
この『勝ち負け』が曲者で、子どもたち自身から沸き上がる『勝ちたい』は大切にする必要がありますが、大人の『勝ちたい』が表に出てするとチーム内に『歪み』が出てきます。
まあ、ここでは詳しくは書きませんが、この選手は感情が溢れてきたようです。
ここで我々大人な何も手を出しません。
見守るだけです。
その30分後ぐらいにU10の選手全員が集まってミーティングを始めました。
ここでも知らんぷり(^○^)
2試合目の前に『何話とったん?』って聞いたら、『ポジション決めとった』と。
なるほど・・
逆転負けの理由がポジションを決めずにみんなで攻めて守りの人がいなかったことと思い、2試合目はポジションを決めて戦おうという作戦を決めたようです(^○^)
キックオフ時には不自然なほどピッチに散らばっています。
ピーっと試合が始まりました。
ものの数分でいつものだんごになりました(^○^)
確かにだんごでボールを奪われた後のカウンターに間に合わないのが失点の原因です。
大人が修正することは簡単なことです。
しかし、そこに自分たちで気が付き、自分たちでポジションを決める、100点満点ですよね(^○^)
そして、すぐにだんごに戻る、120点です(^○^)
『おれが何とかする!』という気持ちが強すぎて、ボールに向かうからだんごになるんです。
まだ10歳。
そんな溢れ出す気持ちを否定せずにプレーしたらいい。
もう少ししたらポジションの本当の大切さ、ポジションを無視することの大切さが分かります。
そこに気が付いたら初めてチームとして動けるようになります。
我々大人は子どもたちが気付くのを待つだけ。
できるだけ手を出さないように待つだけ。
時間はかかりますが、身に付くものの質が違うと思います。
社会に出て『指示待ち人間』にならないためにも、子どものうちからトレーニングです。
子どもたちの未来のために大人は待ちます。
本当に将来が楽しみになってきました(^○^)
COACHしみず