前回はペルナでのホームゲーム『Jogo com PERNA』についてお話しさせてもらいましたが、今回はそのホームゲームでなぜノーレフリー(審判なし)なのかについてお話しさせてもらいます。
理由の一つは『ルールを理解してもらいたい』ということ。
そのプレーはファールなのかノーファールなのか?
もし、意図せずファールを犯してしまった場合は、フェアに相手チームにボールを渡せるかどうか。
当事者は必死にプレーしていて分かりにくい場合もあるでしょうから、そこは周りの選手が言ってあげられるかどうか。
サッカーというスポーツに『フェアプレー』が絶対必要である以上は、しっかり理解してもらいたい。
もう一つは『自分たち基準でプレーしてもらいたい』ということ。
ボールの奪い合いをやっていてボールが少々タッチラインを割っても、その2人がファイトを続けていればそのまま続けましょうってこと。
変に大人の審判が『アウトボール』を宣告(フエ吹いて)して、ファイトの邪魔をしてほしくない。
ボールが出たかどうかではなく、そこの1対1はどうなったかのほうに興味がある大人の集まりだということ。
もちろん1人がボールがラインを割ってプレーを止めたらアウトボールですし、オフサイドトラップをかけてオフサイドの罠にかけたらそれは『オフサイド』
そこら辺のところも含めて自分たち基準でできるだけ長くプレーしてほしい。
『できるだけ長く』プレーするためにもこだわりがあります。
多くのJogo com PERNAではゲーム時間を25分1本で設定してあります(真夏の時期、低学年のゲームなどは15分ハーフにすることがありますが)
その理由はたくさんゲームができるから。
15分ハーフでやると1ゲーム入れ替えの時間も入れると40分でプレー時間は30分。
25分1本ならプレー時間は25分ですが、1ゲーム30分でいけます。
プレー時間は5分の差ですがたくさんゲームができます。
もちろんゲーム途中の水分補給は重要ですから、ゲーム中自由に水分を取ることができますし、ゲームしながら水分を補給するのも練習でテクニックの一つと考えています。
とにかくプレー時間を長くしたい。
サッカーはサッカーをプレーすることで上達するから。
何コートあってもフエは本部で一括終了時のみ。
最初のフエは吹きません。
早く準備できたチームがすぐ始めて、少しでも長くゲームできるように、25分1本が30分1本に限りなく近づくように、準備の早いチームが得するように。
全てはプレーヤー(子どもたち)のために!
以上、『審判なし』についてでした。