【4日目・8/27(日)】
日曜日のこの日、シュツットガルトから往路と同じくICEでケルンへ。
ケルンにて世界遺産の『ケルン大聖堂』を寺井監督と観光。
日曜日は観光の地ケルンでもカフェ以外はほとんど休み(>_<)
カフェで片言のドイツ語でケルン名物料理を注文しビールで乾杯。
と、ここまでは良かったのですが、ここケルンからスポーツ・シューレの最寄り駅『ジークブルク/ボン』までのローカル電車が難しかった!
まず、券売機でキップが買えません(>_<)
当然券売機はドイツ語ですから何がなんやらさっぱり!
自転車は乗り込んでくるし、驚いたのは電車内『犬』OKなこと。
その犬は小型犬ではなく、結構な大型犬。
びっくりしました(^_^;)
駅員(圧倒的に日本より人数が少ない。駅員を探すのに一苦労)に身振り手振りで聞きながらなんとかジークブルク到着。
後はタクシーという余裕から夕食がてら街ブラへ。
ここで食べたソーセージがドイツで食べた中で一番美味かったです(^O^)
無事スポーツ・シューレに到着後はこの別行動がみんなに結構本気で心配されていたことを知り、自分たちでもよく問題なく帰って来れたなぁと安心からか疲れがどっと・・・
1時間程誰かが持ってきた日本酒『松竹梅』を飲みながら報告会。
最後は意識が遠のくのを感じながら眠りにつきました。
COACHしみず
【3日目・8/26(土)】
この日からSCアーヴォリの寺井監督と別行動でたく(浅野拓磨)のゲーム観戦のため陸路シュツットガルトへ。
ドイツの新幹線『ICE』で2時間の長旅です。
私も寺井監督もドイツ語はおろか英語もほとんどしゃべれません。
前日行き方を教えてもらった今回のアテンド役・長道さんに『チャレンジャーですねぇ』と言われるほど無謀な計画は、奇跡的に大きなトラブルもなく、たくとの待ち合わせ場所のホテル(シュツットガルトの選手がホームゲームのときに前泊するホテル、今回私たちもこのホテルに宿泊)に無事到着。
しばしたくと懇談後、たくはチームのバスでスタジアムへ、我々はタクシーでスタジアムへと向かい、ゲームを楽しみました。
たくは後半15分から出場。
キレキレでしたねぇ(^O^)
帰国後どこかの新聞に『日本代表合流前のブンデスリーガ第2節の浅野の動きは良かった』と書いてあるのを目にしましたが、まさにその通り。
もしかしたら、このゲームのキレでオーストラリア戦のスタメンが決まったのかもしれません、それぐらいいい動きをしていました(^O^)
ゲームは武藤擁するマインツに1-0の勝利。
ブンデス1部初勝利の後はたくと一緒に食事し、たくは次の日の朝7時の飛行機で日本代表に合流するため飛び立ちました。
今回Jリーグとの大きな違いを感じたことが一つ。
Jリーグではゲームの前に前泊のホテルからバスでスタジアムに入り、ゲーム終了後は同じくバスでホテルまで戻り解散となることが多いですが、シュツットガルトでは入りは同じようにバスですが、出はスタジアム隣に併設されている練習場・クラブハウスまで徒歩で移動し、自分で車を運転して帰ります。
ゲーム後のミーティングはありませんし、Jリーグのようにファン・サポーターから隔離されることもありません。
スタジアムを出た瞬間(たくと一緒に私たちも出ました)、『出待ち』のファンに囲まれサイン・写真責めにあいます。
一人一人丁寧に接するたくの姿に『成長したなぁ』って思いました(ペルナの練習に来てくれたときも丁寧に対応してくれますが、まったく同じでした)
ブンデスでは『ファンあってのチーム』という感覚が根付いていると感じました。
日本でもそうなればいいのに・・・
これはチーム側の問題だけでなく、ファン側にも少なからず問題があるかもしれません。
文化の違いもあるでしょうし・・・
食事の後は少したくにシュツットガルトの街を案内してもらい、リーグからの代表合流というたくにとって色んな意味でハードな日程の、つかの間の時間を寺井監督とともに過ごし、2人の癒しが代表でのゴールにつながったんじゃないかなって勝手に思ってます(>_<)
ありがとう!たく!
COACHしみず
【2日目・8/25(金)】
2日目はまず池上さんを含めた今回の参加者15名による自己紹介を兼ねたディスカッション。
その後、スポーツ・シューレに合宿に来ていた地元チームのU-9・8のトレーニング見学と指導者へのヒアリング。
このチームの指導者はおそらくドイツの指導者ライセンスを取得しておらず、今回見学した他の全てのコーチと違い、ゲーム中もずーっと指示を出して選手を追い立てていました(日本ではよく見られる光景ですが、ドイツでは全く見られませんでした。ドイツではほとんどの時間指導者は選手を見守り、話す場合はポイントを短く伝えているようでした)
ドイツにもいろんな指導者がいますね(>_<)
昼食後『FC ヘネフ』のU-15のトレーニングを見学。
このクラブの施設も前日のアンデルナッハと同レベル。
クラブハウスの前には屋根付きのバーベキュースペースがありました。
トレーニングは6対6のミニゲームとパスをつないでゴールまでのパターン練習。
6人3グループに分けてのトレーニングで、6対6では大ゴールにGKを付けてやっており、今回見学した全てのトレーニングに言えることですが、最後は『ゴール』で終わるトレーニングがほとんどでした。
この日、『サッカー年代別トレーニングの教科書:世界王者ドイツの育成メゾットに学ぶ』の著者でドイツ在住の中野吉之伴さんが合流。
中野さんは17年ドイツで暮らし、地元チームで育成年代の指導をされ、ドイツサッカー協会A級ライセンスを取得。
中野さんによると、ドイツはブンデスリーガだけでなく10部まであり、それぞれが地元に密着しており、10部のゲームでも3〜5ユーロの入場料を払って観戦し、ビール等を売る売店も出るようです。
少年のリーグは高学年リーグ(U-12・11)と中学年リーグ(U-10・9)でU-8以下はなし。
高学年リーグは30分ハーフで中学年リーグは25分ハーフ、1日1試合の1シーズン・ホーム&アウェーが基本のガチンコ勝負で、ヨーロッパでは15年前に『勝利至上主義廃止』のため全国大会は廃止されているようです。
う〜ん・・・
現地の生の話が聞けて楽しかったです(^O^)
COACHしみず
【1日目・8/24(木)】
当日は8時関西国際空港・国際線出発ロビー集合だったので、前日より大阪に入りテンションの非常に高い一夜を過ごし空港に向かいました。
ルフトハンザ航空(LH)741便は定刻通り10時に関西国際空港を離陸し、現地時間の15時(時差7時間のため約12時間の空路)予定通りフランクフルト国際空港に着陸しました。
空港到着後、専用バスで宿舎へ。
今回の宿舎は『ヘネフ・スポーツ・シューレ』
日本のJヴィレッジやJグリーンといったサッカー専用の合宿所のようなところで、宿舎の他に天然芝のピッチが3面、人工芝のピッチが1面、体育館に雨天練習場、プールといった施設が山の中に建っており、サッカーの合宿には最適な環境でドイツ代表はもちろん、メキシコ代表やコンフェデ杯にはアルゼンチン代表が合宿をするなど、サッカーに集中できる場所でした。
その宿舎へ向かう途中、今回の研修最初の訪問先『SG 99 アンデルナッハ』のU-10のトレーニングを見学。
このクラブはトップチームがドイツ6部リーグに所属(日本では県リーグ1部に相当)、 女子はドイツ2部リーグ所属で、大人から子ども、男女合わせて22チームが登録されています。
設備は小さな観客席付の天然芝ピッチが1面、天然芝ピッチ1面、人工芝ピッチ1面、子ども用人工芝ピッチ1面にクラブハウスとカフェ。
この設備は市が土地を提供し、市がグランド・クラブハウス等を建設し、市による管理のもと、クラブに無料で貸し出されています。
クラブの運営費は、地元企業によるスポンサー費と行政からの補助。
コーチの就職先は地元スポンサー等で、例えばトレーニングが18時からだとすると仕事は16時まで等、コーチであることで優遇されることも多いようです。
※今回見学したいくつかの街クラブでは、ハード面ソフト面ともに全て同じような状況でした。
トレーニングの内容は、特に目新しいものではありませんでしたが、トレーニングに対する考え方、例えば『U-10年代ならこんなコンセプト』みたいなところは微妙に違っているのではないかと感じ、 そこはドイツが良いか日本が良いかではなく、両方の考え方を理解したうえで、日本人に合ったやり方を模索していく必要があると感じました。
トレーニング見学後、途中ドライブインで夕食をすませ宿舎到着。
宿舎に併設されているバーで1杯飲んで眠りにつきましたが、日本を発ってから約24時間寝ずに活動していたにもかかわらず、3時間程しか眠れず『時差ボケ』を経験することになりました。
COACHしみず
2017年8月24日(木)〜2017年8月31日(木)の間、COACHしみずが指導者研修でドイツに行って来ましたので、ご報告させていただきます。
お楽しみください(^O^)
【始めに】
今回のドイツ指導者研修の始まりは、2017年2月25日(土)大阪府狭山市のガストで懇談中、池上さん(池上さん:池上正氏『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』他著書多数、YMCA大阪→ジェフ千葉→京都サンガ→現在に至る)からの『一緒にドイツに行きませんか?』というお誘いからでした。
以前より池上さんからは海外のサッカー事情、とりわけドイツの事情についてお話を聞かせていただいており、現在圧倒的な強さを誇るドイツ代表を作る土台、文化、街クラブの活動など興味深い部分を自分の目で確かめたい、そう思い『行きます!』と返事して今回の指導者研修が実現しました。
ドイツ指導者研修の話を仲間の指導者にしたところ、高校からの同級生であるSCアーヴォリの寺井監督も同行することとなり、今回のドイツ指導者研修が珍道中となることが決定しました(^O^)
今回の狙いは、ブンデスリーガの下部組織のトレーニング見学等ではなく、自分たちと同じような立ち位置にある街クラブの現状、ドイツと日本のサッカー文化の違い等、通常の海外指導者研修とは少し違った視線から『ドイツを観る』ことでした。
それと私のもう一つの狙いは、たく(浅野拓磨:ペルナSCOB・シュツットガルト・ブンデス1部)のゲームを観戦すること。
これは池上さんに無理を言って、寺井監督と行程中2日間別行動にて実現しました。
ドイツの興奮と感動が鮮明な今、1日目より順を追ってご報告させていただきます。
『旅行記』みたいになっていますが、お付き合いのほどよろしくお願いしますm(__)m
COACHしみず
先日、ペルナのジュニアユースのほとんどが所属し、選手のほとんどがペルナOBである八風中の中体連を観に行きました。
結果は残念ながら敗退となりましたが、この大会は選手たちにどんな教訓を残したでしょうか。
『言ったようにはならない。やってきたようになる』とは仙台の仲良し指導者の口癖。
3年生は最後の公式戦に向けての準備は完璧だったでしょうか。
1年前に新チームになってから、この日のために積み重ねてきた準備は完璧だったでしょうか。
ある選手は『緊張のためいつも通りのプレーができませんでした』と語りました。
リーグ戦やトレーニングマッチで中体連のゲームのような『緊張感』を持ってプレーしていたでしょうか。
非常に難しいことです。
難しいからこそ、それができる人・チームが勝ち負けに限らず何らかの『結果』が間違いなく出ます。
その結果を感じ取ることはできたかな。
今回のゲームは、長いサッカー人生の中のほんの少しにしかすぎません。
これからも前を向いて進んで行きましょう。
まだまだ始まったばかりです。
引き続きがんばっていこー!!
当然ペルナのジュニアユースは通常通り練習をやっていますよ(^^)
つたえびと しみず
7月2日(日)に『シナプソロジー』の研修会に行ってきました。
『シナプソロジー』とは『シナプス=脳神経細胞同士の結びつき』と『ロジー=○○理論』の造語で、遊びの中で脳神経を刺激し、手先が器用になったり、判断するスピード・反応するスピードがあがったり、脳の認知機能(思考・言語・注意・空間視野・記憶)の向上、爽快感の向上などの効果が出ると言われています。
ある人を通してシナプソロジーの存在を知り、以前から興味があったのですが、今回研修会のチャンスがあったので大阪まで行ってきました。
なかなか面白かったです(^O^)
これから練習の最初に5〜10分程入れていきたいと思います。
選手たちには遊んでいるように感じさせといて、脳が活性化されたらサッカーだけでなく勉強にと利用できるんじゃないかな(^O^)
選手とともに学んで、がんばります!>^_^<
COACHしみず