少しずつですが、サッカーの『理解度』が上がってきました。
先日のジュニアユースのリーグ戦でのこと。
前半が終了し、ハーフタイムで選手がベンチに戻って来ます。
そうするとベンチが騒がしくなります。
そのゲームは前半あまり良い内容ではありませんでした。
出ていた選手は水分補給しながら、出ていなかった選手は待ってましたとばかりに(^ω^)、前半の話をし始めます。
『○番が速いからおれは上がれやん。ボール持ったら近くに来て欲しい』
『相手の攻撃は右からばっかやし、裏へどんどん蹴ってくるから、前から蹴らさんよーにせなあかん』
観に来ていた中3もここぞとばかりにアドバイスします。
はい、コーチの出る幕ありません(^ω^)
このままにしといたらハーフタイム終わってしまいますので、『そろそろえー?』って感じで話し始めます。
ほんの少しだけ話して後半のメンバー発表します。
全員出るので5人交代。
今度は交代する選手同士が言われる『引き継ぎ』を始めます。
あっという間にハーフタイム終了。
ここへ来てぐっと成長してきました。
サッカーってそんなスポーツなんですよ。
コーチの言うこと、ベンチで話してること、参考にはなりますが、ピッチに入ったら『自分の意思で』プレーしなければならないスポーツです。
日本人は『言われたことを守る』のが得意で、『自分で考えて行動する』ことが苦手だと言われます。
しかし、いつまでも『指示待ち』では、この先厳しい社会に出てやっていけないでしょう。
ハーフタイムで意見を交換するには、しっかり自分の頭で考える必要があります。
サッカーだけにかかわらず、本当に大切なことだと思います。
負けてるハーフタイムでしてが『成長したなぁ』って嬉しく思っていました(^ω^)
チームとしてもまとまってきましたね(^ω^)
中3の選手は、公式戦なんで出れないにもかかわらず、『審判や見学だけでもいいので行ってもいいですか?』って言って来てくれます。
保護者の応援も熱いものがあり、選手のパワーにもなっています。
OBもそれぞれ次のカテゴリーでがんばっています。
いい感じになってきました(^ω^)
引き続きがんばっていこー!
COACHしみず
12月20〜25日で4泊6日のハワイ遠征に行ってきました。
これはゆうとコーチの大学の先輩が毎年ハワイで企画しているもので、希望者を募り参加してきました。
実は去年も企画していて、参加希望者も確認していましてが、その頃まだコロナコロナと言っており、最終的には2人の希望に・・
帰国時や入国時にも様々な制限があり、去年は断念しました。
今年は、夏に来てくれてホームステイの受け入れをしたので非常に盛り上がり、最終的には18名の選手と3名のスタッフでの一行となりました。
さて、初めてのハワイ遠征はどうだったかと言うと、控えめに言って『最高』でした!
今回のウィンターキャンプ、実は来年夏に沖縄で行われる大会のセレクションを兼ねていました。
日本行きを決めるセレクションということです。
約100人のハワイの選手とペルナの18人、合計120人でのセレクションでした(残念ながら今のところペルナからは選ばれていません)
ハワイ全土から選ばれた選手たちはレベルが高く、滞在2日目にガチンコで勝負しましてが、あっさり惨敗。
ハワイ州選抜、さすがです(^ω^)
また、アメリカの指導者に4日間、じっくりうちの選手を観てもらうことができました。
うちの選手の評価を、日本人と違った目で観てもらったのは初めてのことだったので、非常に興味深くもありましたし、我々指導者も反省することがたくさんありました。
選手・指導者共に本当に勉強になりました。
そして、選手たちは全てホームステイ。
ホストファミリーのおもてなしは暖かく、びっくりするぐらい良くしてもらいました。
サッカー中は基本英語。
普段の生活にも英語が溢れる経験は全員初めて。
でも、トレーニング2日目には、コーチが説明していることもだいたい分かるようになり、子どもたちの成長スピードの速さには驚きましたし、トレーニング中ハワイの子どもたちがうちの選手を、どんどん名前で呼んでプレーしてるのにも感動しました。
サッカーの無い時間にはホストファミリーと共に観光をして、クリスマスパーティーや誕生日パーティーに参加したり、本当に楽しく充実した遠征になりました。
来年の夏には再び来てくれる予定がありますし、来年の冬にもまた行きたいと思っています。
興味のある方はどんどんコーチに質問してくださいね。
確かにお金はかかりますが、金額以上のものが得られる自信があります。
子どもたちの経験は『プライスレス』です(^ω^)
ホストファミリーの皆さんや現地スタッフ、うちの選手に今回の遠征に関わってくれた全ての人、そして何より快く選手を送り出してくれた保護者の皆さんに心より感謝します!
ありがとうございましたm(__)m
COACHしみず
面白い記事がありましたので是非読んでみてください(^ω^)
https://gendai.media/articles/-/117801
書いているのは私の師匠『池上正』さん(『サッカーで子どもをグングン伸ばす11の魔法』他多数の作者でサッカー指導者)が、たくさん出されている著書のライターさんです。
SNS上で、スポーツをする子どもを持つ保護者の方の、さまざまな相談にのったりもしています。
日本にはいっぱい良いところがあります。
安全だったり、みんながルールを守ったり、清潔だったりと本当に暮らしやすいところだと思います。
ただ、サッカーに関しては、今回の記事のようにマイナスになっている部分も確かにあると思います。
サッカーというスポーツの性質上、日本の良さが弱点になることもあるということです。
将来、今ペルナに所属している選手たちが大人になるころには、AIの発達等により社会がガラッと変わっている可能性もなきにしもあらず・・
私が20才頃には携帯電話なんてショルダー式で、とてもとても普通の人が持てるシロモノではなかったんですからね。
サッカー面に関してだけでなく、そんな10年・20年後、今と全然変わった世の中でたくましく生き抜くためにも、日本が変わるのを待つのではなく、こちらからアクションを起こして、なんなら『先取り』したい。
子どもたちの未来のために・・
そんなことをペルナでチャレンジしていきたい!って思わせる記事でしたので、紹介させていただきます。
是非読んでみてください(^ω^)
COACHしみず
今日は、コートの中でぐちゃぐちゃでプレーすることについてお話します。
ペルナでは、1対1や2対2なんかの練習のときに、コートを個別に作らず、全員がひとつのコート(体育館なら全体)の中で一斉にやることがあります。
もちろん、小さなコートを作る時もありますが、作らない時も結構多いです。
これにも理由があります。
一つは、コートを作って順番にやると休みが多くなるから。
長い時間練習することを良しと思っていませんので、できるだけ短い時間を集中してやりたい。
並んで順番を待っている時間がもったいないということです。
『サッカーはサッカーをプレーすることで上達する』ので、並んで見ていても上手くならないんですよね(笑)
もう一つは、わざとぐちゃぐちゃでプレーして、ぶつからないようにするためです。
年齢が小さくなればなるほど、ボールのみに集中してしまいがちです。
周りに目がいかない状態ですね。
ボールだけを追いかけてしまうので、ぶつかってしまうこともよくあります。
そうならないように、ぶつからないように、周りに気を配りながらプレーしてほしい。
なぜか?
それは、『サッカーってそんなスポーツだから』です。
例えば、ドリブルしながらボールを奪いに来る相手を観て、パスを出す味方とその周りの状況を観ながらプレーする。
サッカーってそんな器用な非常に難しいスポーツです。
たくさんのことに気を配れる、周りがしっかり観れる選手が良い選手の条件ですから、多くの人が思い思いの方向へプレーしていても、ぶつかることなくボールをキープする。
そんな選手になって欲しいという想いがこめられています。
だから、おうちの人と一緒に見学に来ている小さい弟や妹が乱入してきても、気を配って上手くよけてね(笑)
だいたい、お兄ちゃんやお姉ちゃんが練習してたら、思わず混じりたくなるような、そんな『楽しそう』な練習じゃないといけないと思っていますから(^ω^)
これが、ぐちゃぐちゃで練習する理由です。
COACHしみず
7月25〜27日、ハワイから14〜10歳の選手がペルナにやってきました。
選手14人、スタッフ5人。選手の家族17人、総勢36人の団体でした。
団体の団長的な立場の人(日本人)が、ゆうとコーチの大学の先輩で、この先輩から『ハワイの選手を日本に遠征させたい』とオファーがあり実現しました。
結果は大成功!
大変喜んでもらい、『是非、冬はハワイに来てください』と言っていただきました(^ω^)
ホームステイで10人受け入れてもらったり、食事会でゲームをやってもらったり、スイカを切り分けてもらったりなど、保護者の皆様には大変お世話になりました。
保護者の皆様のご協力があったからこその大成功です。
本当にありがとうございました。
サッカーの内容をはじめ、文化の違いというか、生活習慣の違いみたいなのも経験できて勉強になりました。
『あ〜、これがハワイ流か、っていうかアメリカ流か』
なんかすごくおもしろかったです!
27日の最後にはみんなで写真(トップの写真)を撮りました。
別れに涙ぐむ人もいるぐらい仲は深まりました。
やっぱりホームステイは距離を縮めます。
なんか、このまま長く関係が続くといいですね(^ω^)
今は携帯もありますし、継続して連絡を取り合うことは難しいことではありませんから、20歳ぐらいで再会なんてのもロマンがあっていいかもしれません
これからもいろいろチャンスがあれば、様々な経験ができるようにチャレンジしていきたいと思います。
お楽しみに(^ω^)
お世話になった皆さん、ありがとうございました!
COACHしみず
今日は、学年をごちゃ混ぜにして活動する訳についてお話します。
ペルナでは、練習や試合のときに1つの学年で活動することはありません。
少なくても2学年、多いときは中3から幼稚園まで、一緒に練習することもあります。
雨でグランドが使えずやむを得ない場合もありますが、意図して多学年で活動するようにしています。
それはなぜか?
上の学年も、下の学年も、圧倒的にメリットがあるからです。
下の学年の選手は、明らかに自分たちより大きく・強い相手に、立ち向かっていくことになります。
もちろん、簡単にやっつけられませんから、自然と工夫したり、多人数で戦いを挑んだりして、何とかして『やっつけよう!』としますし、年上相手にプレーしていると、いつの間にか技術やアイデアが身についてきます。
自分より上手い選手と普通にプレーしていれば、自然と上手くなるのは当たり前ですよね。
逆に年上の選手は、同学年とやっているときには気がつかないことに気づきます。
普段は少々パスがズレても通ってしまうのが、ちびっ子相手では通らない。
パスの精度を上げる必要がありますね。
ルールややり方も分かりやすく説明しないと理解できない。
これは、自分がルールややり方・技術をしっかり理解していないと、人に特に小さい子に伝えられないということです。
インプットしたものをアウトプットして、始めて自分のモノになると普段から言っていますので、そこの部分のいい練習になる。
何より、末っ子で下の子の面倒を見るようなタイプの子ではないのに(失礼・笑)、意外やすごく面倒見が良かったりして・・・(笑)
下の子の面倒を見ていると、人に対して『優しく』なれますよね。
これが一番かな。
同じ学校の選手も多いですから、ペルナで縦の関係を作っておけば、学校生活でもプラスになるんじゃないかなって思ってます。
多学年であったり、同じ位の学年であったり、様々な環境をバランス良く提供し、サッカー面でも精神面でも、ペルナで成長できたらいいなっていつも思っています。
これが学年ごちゃ混ぜでやる理由です。
COACHしみず
8日(土)に中体連の予選がありました。
今まで中体連というと、中学校の部活のチームが、地区予選から全国大会までを戦うレギュレーションとなっていましたが、今年から変更になりペルナも出場することになりました。
八風中も以前には、東海大会3回、県大会5回出場経験のある名門校です(笑)
今中学生でサッカーをしている選手は、
@中体連所属(中学校の部活)
Aクラブ連盟所属(Jリーグクラブの下部組織など)
Bその他クラブ所属(@Aどちらにも所属していない)
C無所属に分類されます。
最初にも説明しましたが、今まで中体連は中学校の部活のみの大会でした。
そこに、今年から『その他クラブ』の出場が認められるようになりました。
恐らく、中学校の部活の地域移行の関係と思われます。
そんな理由から、その他クラブ所属のペルナも中体連の大会に出場できることになり、その最初の予選が8日にありました。
参加クラブは4チーム。
4チーム中1位になれば県大会出場です。
通常中学3年生は、この夏の中体連の大会が終わると引退になります。
ペルナの3年もこの大会で公式戦の出場はなくなります。
ただ、ペルナに『引退』はないので、『中体連』に全然こだわりはなく、今回も『いつも通り』にプレーしました。
結果は残念な結果に終わりましたが、得るものはたくさんありました。
ペルナにとって、『負けたら終わり』の公式戦に出場するのは15年ぶりのことでした。
我々指導者は『いつも通り』を努めましたが、選手たちはそうではなく、明らかに緊張している様子。
硬かったですねぇ〜(笑)
いつも通りのプレーとは程遠く、後半になってやっと普段通りになったかな。
本当に選手・指導者ともにいい勉強になりました。
特に私は普段口にしている『メンタルトレーニング』について、選手たちにとっての『本当のメンタルトレーニングとは何か』が少し分かったような気がしました。
試合終了後、努めていつも通りにしていましたが、選手の1人が頭からTシャツをかぶって動けない姿を目にして、思わずグッときてしまいました。
その涙は本気だった証です。
その選手には、この大会に秘めた(そんなタイプの選手です)思いがあったのでしょう。
でもね、大切なのはここからなんだよ。
この中体連でサッカー辞めるんなら、落ち込み続ければいい。
でも、この選手にとって、中体連は目標ではあったかもしれないが、夢ではなかったはず。
それなら、酷なようですが、終わってすぐからやらなければならないことがある。
そのことが、この選手は分かっているようでした。
次の日のパーソナルトレーニングはもちろん、自由なゲームにも参加していました。
OB浅野拓磨を見ていれば分かります。
人生いろいろなことがあります。
どちらかと言えば上手くいかないことのほうが多いです。
だからこそ、どんなことが起こった後も、変わらず淡々と自分がやるべきことをやり続ける。
それこそが本当に大切なことで、できる人が強いメンタルの持ち主と言えるでしょう。
今回、残念な結果に終わりましたが、これからもペルナらしさを失わず、夢の実現のためともに努力を続けていこう。
君の涙を決して無駄にはしないから・・
COACHしみず
先日少しお話した『宿題しないと練習行かせないよ』の件について、お話したいと思います。
大人がよく使う『伝家の宝刀』ですよね。
私はまったく意味がないと思っています。
意味がないというより、親子関係にマイナスをもたらすと考えています。
なぜなら、『宿題をする』ことと、『練習に行く』ことは、まったく関係がないからです。
これが、『練習の準備をする』ことと、『練習に行く』ことなら、関連性があるので、まだいいかと思いますが・・・
練習に行かなければ宿題するようになりますか?
練習の時間を宿題の時間に充てるというのなら、宿題の時間を練習の時間以外で作ればいい。
それは、曜日によってや、宿題の量、友達と遊ぶ約束の有無などによって、いつ宿題の時間が取れるかはわからないと思いますが、3・4年生になれば学校帰ってきてから寝るまでの自分の時間をマネジメントする、そんなことに親子でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
最初から上手くはいかないのが当たり前。
『やり始め』ないと『できる』ようになりませんよ。
では、そもそも宿題はなぜしなければならないのでしょう?
なぜ勉強はしなければならないのでしょう?
親に嫌なこと(宿題)を強要されて、好きなこと(サッカー)を取り上げられる。
親子の関係はマイナスになりませんか?
『なぜ勉強は必要か?』そこを整理して、子どもと話ししなければ、根本的な解決にはなりません。
私は、勉強は、『することによって先の選択肢が広がる』から、したほうがいいと思っています。
高校をAからCのランクに分けたとします。
入試時に、Aランクの成績の生徒は、AはもちろんB・Cランクの高校に行くこともできますが、Cランクの成績の生徒は、Cランクの高校にしか行けません。
自分の可能性が広がるということです。
『そうならないために今から勉強しとかなあかんよ』って、ことあるごとに言ってはいますが・・・
なぜ勉強しなければならないか?どうして宿題は必要か?だから、いつ宿題をするか?そんなことを子どもなりに理解し、自発的に勉強に取り組むようになるように、我々大人は工夫したり、環境を作ったり、時には待ったりすることが必要なようです。
あくまでも私個人の意見ですが、宿題って必要ないような気がします。
自分の自由な時間を『宿題』という『強制』アイテムで縛られる。
それって子どもの自主性を奪うことになりませんかね?
時間を奪い、自主性を奪い、子どもの無限の可能性を狭めてあるような気がします。
勉強って本来、強制されてするもんじゃないですよね(笑)
サッカーも一緒ですが(笑)
とにかく、『宿題やらない=練習行かせない』と短絡的に考えるのではなく、『勉強をする』ということについて、根本的な解決を目指した方が、間違いなく子どもの将来のためになりますよ。
COACHしみず