『ペルナの想い』 その15 『親のかかわり方』について

  • 2016年11月21日(月)
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自分の子どもがサッカーをやることについて、親としてどんなかかわり方をすればいいでしょう。

子育てにつながることですから正解はないと思いますし、同じ親から生まれ育った兄弟でも全く違う性格に育つ場合もあります。

ある調査によると、双子の兄弟が成人になって全然違う性格になった、生まれ持っている資質よりも育った環境がその人物の人格を作るという調査結果もあるようです。

自分の子どもがサッカーを始めたら、『上手くなってほしい』とか、『活躍してほしい』と願うのは親として当然だと思います。

そのために『過干渉』になっていませんか?

私の尊敬する指導者は、『子どもに干渉し過ぎる親の子どもは選手として伸びない』と言い切ります。


親は子どもにサッカーを通じて本当に学んでほしいことはなんでしょう。

その一つに『自立』があると思います。

自分で進んでなんでもできる。

そんな子どもに育ってほしいと思いながらも、世話を焼いてゲームの準備をしていませんか?


結構しっかりしている子どもが2年生のゲームのときに青いストッキングをはいていました。

他の選手は全員白です。

忘れたそうです。

理由を聞いたら、『自分で準備をしている。自分が忘れた』と言います。

『えらいなぁ。次は両方持ってこようぜ!』と声を掛けて終わりです。

これお母さんが準備してたら、『なんで忘れたん?僕だけ違う色で恥ずかしかったやん!』って文句の一つも言いそうですが、自分でやったミスは仕方がないし納得するでしょう。

私の記憶では、その選手はそれ以来一度も忘れていません。

『人と違うと不安になる日本人』と『人と一緒だと不安になる外国人』の違いではないですが、子ども心にみんなと違うストッキングは結構なストレスだったんじゃないかって思います。


大丈夫ですよ(^O^)


ペルナではユニフォームが違ってたり、ましてやストッキングぐらい違ってもでれないゲームはありませんし、忘れたからと言ってバツを与えてゲームに出さないようなことはしませんから、安心して子どもにやらせて失敗させてください(笑)



ゲームから帰ってきたら話を聞いてあげてください。

『勝った?』『点取った?』ではなく、まず『楽しかった?』って聞いてあげてください。

そこから何が楽しかったのか、何が楽しくなかったのか、どうすれば良くなるのかと話を広げていってください。

アドバイスを求められるまでは聞き役に徹してください。

子どもには子どもの考えがあり、思わぬ子どもの成長に笑顔になれるかもしれませんよ(^O^)


常に干渉し過ぎないように、でも何かあればいつでも手を貸すよというスタンスで見守ってあげれれば、子どもたちは安心してプレーできると思うし、そんな親の姿から思いやりのある自立した子どもに育ってくれるんじゃないかって思います。

私自身もまだ子育ての途中ですし、あくまでも個人の意見ですので参考にしていただければと思いますし、何かあればいつでも相談してください。

微力ながらご協力させていただきます(^O^)

以上、ペルナの考える『親のかかわり方』についてでした。 

『ペルナの想い』 その14 『サッカーの楽しさ』について

  • 2016年11月12日(土)
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『サッカー楽しさ』って何でしょう?


『ゴールを決めること』

『試合に勝利すること』

『相手を抜くこと』

『ボールを奪うこと』 


いろいろあるとは思いますが、ペルナではその全てにおいて『自発的に』というのが、頭に付きます。


シュートを決めました。

周りから『(シュートを)打て!』と言われたので打ったら入りました。

相手を抜きました。

周りから『ドリブルで行け!』と言われたのでドリブルしたら抜けました。


両方とも成功で終わっていますが、なにかおかしいような気がします。


サッカーの楽しさは『自分でプレーを選択し、そのプレーが成功する』ことではないでしょうか。

もしかしたら、その選手は自分でシュートを打つよりも、隣の選手が見えていてパスを出したかったかもしれませんし、そもそもアシスト好きかもしれません。

もしかしたら、その選手がドリブルではなくパスを選択したら、そのパスを受けた選手がゴールを決めるかもしれません。


結果がどうなるかは誰にも分かりませんが、例え失敗に終わったとしても自分で選んだ先の失敗は、『先につながる失敗』になるのではないでしょうか。


自分で選んだプレーが、相手を欺くかのようなプレーができれば、我々指導が、『おーっ!!』って感動のお叫びをあげるようなプレーができたら、それは選手自身大満足でしょうし、それこそが『サッカー楽しい!』って瞬間だと思います。


『自分で選んだ・・・』にはたくさんの失敗がついて回ると思いますが、そこは我々大人が目をつぶりましょう。

子どもたちがサッカーの『本当の楽しさ』を知るまでは・・・


以上、ペルナの考える『サッカーの楽しさ』についてでした。