上のカテゴリーとの対戦

  • 2007年12月27日(木)

ペルナのジュニアユースの選手の一部が、高校生と試合をする機会があったので観てきました。

その日は小雨の降る中でしたが人工芝のグランドだったため、それほど問題なく試合はおこなわれました。
高校生はフィジカル的に強くスピードもあるので、自由にプレーすることは簡単ではありませんでした。
その中で思ったことが2つありました。
1つはキックの正確性を上げること。パスの精度であったり、パススピードであったり、シュートの正確性であったりとかキックにもいろいろありますが、まだまだ“未熟”であると感じました。ジュニアでたくさんドリブルを練習したように、キックも練習しないと上手くなりません。上のカテゴリーに行けば行くほど「パスサッカー」になっていくのでキックは最も重要な技術の1つだと思います。
もう1つはボールの置き場所を間違わないこと。相手のレベルが上がれば当然プレッシャーは速く厳しくなります。同年代を相手にしていたときはボールを取られなかった場所に置いたつもりでも、高校生相手には通用しない場合もたくさんあります。実際、コントロールの瞬間にボールを失うシーンも何度かありました。まだまだ“甘い”ですね。

時にはこのように自分達より「速く」「強い」相手と試合して、中学生相手では気付かなかったことを発見することもいいことだなって思いました。
もっともっとトレーニングして上のカテゴリーの選手と“普通”にやれるようになってもらいたいものです。
        Coachしみず

事故

  • 2007年12月26日(水)

先日、関東地区で走行中のマイクロバスのドアが開き、乗っていた小学5年生の男児が路上に投げ出され、後続のトラックにはねられ頭を強く打って死亡する事故が起きました。

このバスに乗っていたのは埼玉県の少年サッカーチームの選手と指導者で、茨城県で練習試合をおこなった後帰宅途中でこの事故にあいました。
通常は自動開閉のドアもこのときは手動でも開閉可能だったらしく、なんらかの原因で開いてしまったようです。
当初、左側の前から2番目の席に座っていた少年は、事故当時ドア近くのステップの上に立っていたらしく、なぜそんな所に立っていたのか非常に悔やまれるところです。

ペルナも同じようにマイクロバスでの移動も多く、事故に遭遇する可能性も高いのですが、指導者として一番大切なことである「選手の安全」を常に考えなければと再認識させられた事故でした。

サッカーが大好きだったであろうこの少年の、志半ばでこの世を去った無念さ、両親をはじめ友達・周りの人々の悲しみ・・・残念でたまりません。
二度とこのような事故が起こらないことを願いつつ、ご冥福をお祈りします。
        Coachしみず

ダンゴサッカー

  • 2007年12月25日(火)

22・23日はU-10で名張へ遠征に出掛けました。
私は仕事の都合で二日目しか行けませんでしたが結構おもしろいゲームができていました。

1試合目は相手チームの棄権で不戦勝となったので紅白戦をおこないました。
「ペルナ朝上」対「ペルナ朝上以外」でやったのですが、これが大盛り上がり!
昔からペルナの紅白戦は異常なほど盛り上がるのですが今回もやってくれました。
以前は三重郡のリーグ戦でペルナ同士が当ることもありましたが、その時なんかは負けたチームの選手が泣きながらベンチに戻って来るくらい盛り上がってました(笑)

2・3試合目は予定通りのゲーム展開でした。試合中の多くの時間ボールを持っているのですが、いかんせん「ダンゴサッカー」なため「逆サイドへパス」→「ロングシュート」で失点。
試合には負けましたが選手・指導者共に楽しめた内容でした。

この2日間「ダンゴサッカー」を楽しんだU-10の選手たちももうすぐ5年生になります。少しずつダンゴサッカーから「サッカー」に変わっていきます。今まで「感覚」でやってきたものが「頭を使う」ものに変わっていきます。今の選手たちがどう変化していくか?楽しみなところです。
       Coachしみず

22日土曜日

  • 2007年12月22日(土)

今日(22日)と明日(23日)はU-10で名張に遠征です。

名張市内のチームが合同でおこなう「ウインターカップ」に参加させてもらいます。県外からもたくさんチームが来て、たいへん大きな大会で、選手たちも楽しみにしている大会です。

うちのチームはこの年代は、まだドリブルのみの「だんごサッカー」をやっています。試合になってパスを回されるとあっというまに失点。0-10なんて試合もめずらしくありません。
ペルナはこの年代の得点での勝負にはまったくこだわりません。しかし、局面での勝負にはこだわります。それが「内容の勝負」っていうことになるのですが、そこはゆずれません。
今日はひでコーチと赤松コーチが行ってくれているので、帰ってきてからゲーム内容を聞くのが楽しみです。
「内容はどうだったか?」
「練習してることはだせたか?」
そして何より「楽しめていたか?」

私はなぜこんな時間にコラムを書いているのか?そうです。今日は仕事です。チームは名張遠征、(私事ですが)長男は松阪で試合、二男は伊勢で合宿、私は仕事・・・たまりません・・・
       Coachしみず

小→中

  • 2007年12月21日(金)

毎週火曜日にジュニアユースとジュニアのU-11・12が、合同で練習するようになって9ヶ月が過ぎようとしていますが、やっと狙っていたことの1つが出てきました。

先日7対7のゲームをやったとき中学生の中に小学生を3人入れました。合同練習を始めたころから同じように少数小学生を入れていたのですが、最初は付いていくのにいっぱいいっぱいでボールを失ってばかりでした。それが最近では中学生を「ダシ」に使えるようになってきました。中学生にパスを出す「フリ」をして自分でドリブルしていけるようになってきたのです。
「1つ上のカテゴリーに混じっても“普通に”やれる選手になってもらいたい」という狙いの部分がやっと出てきました。

中学生になってすぐのころは小学生の体型だった1年生たちも、この時期になると「おっきなったなぁ」と思わず言ってしまうほどの変化を見せます。その中で普通にやれるようになってきたということは、小学生も進歩しているし何より中学校に上がる準備ができてきたということじゃないかなって思います。

きっちりしたジュニアユースを持っているクラブは、この時期になると小6はすでにジュニアユースでのトレーニングを始めます。ペルナのジュニアユースは週1回のスクールなのでそんなわけにはいきませんが、少しでもプラスになればと思って始めたことが、本当に少しですが形になってきたように感じています。

これからも、小学校から中学校に移行する段階が、スムーズにいくように工夫していきたいと思います。
       Coachしみず
PS 昨日このコラムでお伝えした「秋田選手現役復帰」について、今日の新聞で「やっぱりトルシエに断った」って書いてありました。残念です。

FC琉球

  • 2007年12月20日(木)

JFL(日本フットボールリーグ)に所属するFC琉球の総監督に、02年の日韓W杯で指揮をとった元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏が就任しました。

記者会見の席上でトルシエ氏は「私のキャリアを生かしてチームを完全なプロにし、エリートへの道に導きたい」と抱負を語りました。
総監督という立場から、試合の指揮を取るつもりはないようですが、トップチームの監督人事から少年の育成まであらゆる部分にタッチするようです。

FC琉球の社長は「3年以内にJ2、5年でJ1、そしてJ1に居続けられるチームにしたい」と語っていますが、その目玉として元日本代表の秋田豊選手を獲得しました。
秋田選手は先日このコラムでも紹介したように引退を表明していました。トルシエ氏はチームを強くさせるために、自身の考えを熟知し、高いプロ意識を持っているベテランが必要不可欠であると考え、共に02年W杯を戦った秋田選手に白羽の矢をたてました。秋田選手もトルシエ氏の情熱に心を動かされ、引退を撤回し快諾しました。
誰でも「君の力が必要だ。手を貸してくれ」と言われれば心が揺れますよね。

秋田選手は第二のサッカー人生として「沖縄のチームでプレーする」ことを選んだんですが、数年先は選手兼監督、もしくは監督という道を歩むかもしれません。

J1でもなくJ2でもないJFLのチームを選んだことは、彼にとって大きな冒険でありチャレンジでもあります。様々な経験を積んで人としてさらに大きく成長し、どこかのチームで監督をしている秋田選手を何年後かに見ることができれば、この決断も有意義なものとなることでしょう。
応援します!
     Coachしみず
PS トルシエ氏といえば通訳のダバティ氏が強烈でしたよね。明らかにトルシエ氏が言ってないことを、興奮して選手に言うような“熱い”通訳だったようです(笑)

中東の笛

  • 2007年12月19日(水)

ハンドボール界ではびっくりするようなことがおこっています。

男女の北京五輪予選を再開催する異例の決定を国際ハンドボール連盟が下しました。

原因は「中東の笛」と呼ばれる不可解な判定によるもので、日本・韓国は長年にわたって泣かされてきたもののようです。
疑惑の歴史は10年にもおよび02年のアジア大会男子では、決勝戦の後コートを警官隊が取り囲む大荒れの試合になったりとか、04年の男子アジア選手権準決勝では、日本が地元カタールを前半リードしたが、シリアの審判員がハーフタイムに関係者に拘束され、後半開始まで2時間半かかったりとか、女子では今年の北京五輪予選では、証拠隠滅のためか全ての試合でカメラ・ビデオの撮影が禁止され、映像の記録が一切ないとか。細かいものまでひっぱりだせばきりがないようです。

1度終わった試合が無効になる、やり直す、信じられないことですが現実に、しかも五輪予選でおこなわれるということはそれだけ「中東の笛」が重大な事件であることを物語っています。

以前このコラムでも書きましたが、サッカーにも多かれ少なかれそのようなことがあります。そしてそれが「ホームの有利さ」「アウェーの不利さ」の1つに繋がりますが、ここまでひどいことはないでしょう。

審判も試合を「裁く人」ではなく、一緒に試合を「運営し楽しむ人」になってはどうでしょう。
我々指導者は日頃から「審判・相手の選手に敬意を払おう」といってますが、審判も選手に「敬意」を払う必要があると思います。そして、審判が「そうしなければならなくなった」外部からの圧力が無くなることを心の底から願います。
        Coachしみず

秋田選手引退

  • 2007年12月18日(火)

元日本代表DFの秋田選手が今季限りでの引退を表明しました。

93年のJ発足時から鹿島などで活躍してきましたが、今季はJ2の京都での出場機会が激減し、京都移籍時に「年間48試合のうち24試合に出られなければやめる」と決めていたため引退を決意しました。

98年フランス大会・02年日韓大会と2度のW杯を経験し、J1・J2通算405試合に出場。気迫あふれるプレーとリーダーシップで「闘将」と呼ばれ現役生活は15年間という長い間でした。
毎年、100人以上の選手が“年俸ゼロ円提示”(戦力外通告)されるなか15年間もの長い間現役生活を続けられたのには理由があります。
J発足の93年に鹿島入りし、当時まだ現役だったサッカーの神様ジーコから多くのプロ魂を学びました。「いくらでもいけた」という酒を1滴も飲まず節制。まゆ毛がすり切れて薄くなるほどヘディングの練習をしたそうです。

この秋田選手、な・なんとうちの“チョロコーチ”の大学時代の後輩にあたります。チョロコーチの話によると当時からヘディングは彼の武器だったらしく、練習でGKが蹴ってくるパントキック(手で持って蹴るやつ)をヘディングでGKに返していたそうです。恐るべしゆっさん(チョロコーチはこう呼んでいたらしい)・・・

引退後は指導者を目指し「鹿島や代表で監督をやりたい」と話しているそうです。

毎年100人以上がクビを切られるなか、誰でもチームに残り、また他のチームに移って指導者になれる訳ではありません。チームに残れる人、残れない人、サッカー関係の仕事に就ける人、就けない人、理由はいろいろあるでしょうが最終的には「人間性」じゃないでしょうか?
会社(チーム)のトップとして引退する選手がいくら望んでも「人間性」に問題があれば再度“雇う”訳にはいかないでしょう。そう考えるとサッカーの技術を磨くことも大切ですが、それと同じくらい人間性を磨くことも大切だと思います。だって選手は引退してからの人生のほうが長いんだから・・・

秋田選手の第二のサッカー人生がすばらしいものになるよう、陰ながらチョロコーチと一緒に応援したいと思います。
         Coachしみず

VIVA!KAKA!

  • 2007年12月17日(月)

今世界で最も“旬”な選手はやっぱり「カカ(25)」でした!

クラブW杯決勝が16日横浜国際競技場でおこなわれ、欧州代表のACミランが南米代表のボカ・ジュニアーズを4-2で破り「トヨタカップ」時代から通算4回目の優勝を決めました。

カカは1得点2アシストの活躍をみせMVPに輝きました。これでカカは、欧州年間最優秀選手(バロンドール)・英ワールド・サッカー誌選定MVPと合わせてMVP三冠目の受賞となりました。

しかし、「カカはすごい!」ですね。当然ボカは一番カカを警戒していたでしょうし、マークもきつかったはず。その中であれだけの仕事をするとは・・・

最近までは「ホナウジーニョ(ロナウジーニョ)」だったのにすぐにまた別のスーパースターが「生えて」くる。本当にブラジルって国はどうなっているんでしょう。日本との違いを見せつけられます。

ブラジル人ってどうして本名よりあだ名で呼ぶのが得意なんでしょう?「ジーコ」(痩せっぽち)・「ホナウジーニョ」(小さいホナウド)・「カカ」もあだ名です。
本名は「リカルド・イゼクソン・ドス・サントス・レイチ」といいますが、現在ACミランにDFとして所属する弟ジガン(22)が幼かったころ、「リカルド」と呼べず、「カカ」と呼んだことから愛称になったようです。そのあだ名を現在まで選手名として使用しているのもすごいですよね。

これからもブラジルからは「枯れる」ことなくスーパースターが生まれてくるんでしょうね。
日本からは文化・習慣・教育など様々な部分を見直さないと「スーパースター」は生まれてこないでしょうね。
その分「平均点」は高いんでしょうけど・・・
        Coachしみず

U-11のリーグ戦

  • 2007年12月17日(月)

こんばんは。ヒデコーチです。
12/15の土曜日は東橋北小学校にてU-11の試合がありました。5年生も残り3ヶ月でU-12(六年生)になります。U-12になるとサッカーのスタイルも個→組織へシフトします。この時期はその為のいわば準備期間です。組織とは簡単に言うとパスを使ったサッカーです。
パスの出し手と受け手、複数の仲間とのボールのやりとりが必要になる中、清水コーチが練習で選手に教えている『出し手の優先順位』や『受け手の動き』を試合前に選手へ伝え、試合に臨みました。試合中の彼らには失敗はするものの(勿論OK)それをやろうとする意識がはっきりと出ていました。(私としてはこの時点でニヤリです。)二試合ありましたが、うちの得点は相手の守りを崩し切ったペルナこだわりのGOALでした。得点は二試合で4得点でしたがGOALのチャンスはその何倍あったことか。(うーん、あともう少しっていったところです)試合には負けたけど、満足のいく試合内容でした。今後、彼らがU-12になりペルナのサッカーを実践していく為に必要なことは『周りを見る』『ボールを保持しているポジションで第一にすべき事を理解する』と言ったところでしょうか。その為に試合中(ON THE BALL、OFF THE BALLのどちらの状況でも)は常に自分が何をしなければいけないのか?頭を使ってサッカーをする事が必要になると思います。

理想の選手像

  • 2007年12月15日(土)

先日整体に行ったのですがそこの先生がユニークな人で、診察中おもしろい話を聞くことができました。

サッカーに関してはシロウト(失礼!)ですが職業柄様々なスポーツを観ることが好きなようで、サッカーのこともいろいろと知っているようでした。
興味深かったのは日本人のサッカー選手は「もっと走らなくてはいけない」と言っていたことです。
日本人が世界の強豪と互角に戦うためには、相手が後半疲れてきてからどれだけがんばれるかがキーだというのです。
先生曰く「日本が世界のトップレベルでいられるスポーツはマラソンと柔道位でしょ。マラソンのようにスタミナが必要とされるスポーツが日本人は得意で、瞬発力なんかでは外国人には絶対勝てない。だからもっと走る力を付けなければいけない。柔道は外国の選手に比べ日本の選手は相当多い量の練習をしている。でも外国人が日本人と同じ練習をしたらどうなるか分からない」と。
なるほどと思いましたね。

しかし、我々指導者は「技術も世界のトップレベルに近づけたい」という願いがあります。将来は日本人のファンタジスタがピッチ内を駆け巡る、そんな姿を夢見ています。
この整体の先生と我々指導者の考えが一緒になると、最近仲間の指導者とよく話している「ハードワークのできるテクニシャン」ということになるんじゃないでしょうか。

来年のペルナッサカークラブのキーワードはこの「ハードワークのできるテクニシャン」にしよっと!
        Coachしみず

世界トップ

  • 2007年12月14日(金)

13日のクラブW杯準決勝で、欧州チャンピオンのACミランがアジアチャンピオンの浦和レッズを1-0で破り決勝進出を決めました。

チームの練習があったので後半15分からのテレビ観戦となりましたが、直後の後半23分、左サイドをドリブルで突破したMFカカが、センターで待つMFセードルフにラストパス。これがピンポイントのパスでセードルフが落ち着いて左足で決めました。セードルフも簡単なシュートではなかったように思いましたが、正確に確実にゴールをゲットしました。
ミランは1点先取した後、イタリア伝統の「カテナチオ(ゴールに鍵をかけるの意味)」で浦和に得点を与えません。イタリアで最も評価の高い「1-0」という結果になりました。

後半しか観ていないのですが「遠いなぁ」って感じでした。何が遠いかっていうと「ゴールが」「ミランの背中が」「世界のトップと日本のトップとの差が」遠いように思いました。
先制点を与えてからの浦和はまったく「ゴールのにおい」がしませんでした。点差以上に実力の差はあったでしょうし、恐らく実際戦っていた浦和の選手が一番「遠いな」って感じていたと思います。
「パスの質」「コントロールの質」「フィジカル」全ての面で浦和は劣っていたでしょう。それをカバーするために「気合い」で望んだため前半「がんばりすぎ」てしまいました。そのツケが後半に回ってきて前半に比べると足が止まっていました。

我々指導者は、この世界との差を謙虚に受け止め少しでも縮めるために「今何を少年にしなければならないか?」を常に考えながら指導にあたらなくては、いつまでたっても世界とは戦えない。
改めてそう思ったクラブW杯での日本のクラブの世界への初挑戦でした。
       Coachしみず

クラブW杯

  • 2007年12月13日(木)

クラブW杯準決勝の第1試合が、12日東京国立競技場でおこなわれ、南米王者のボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)がアフリカ代表のエトワール・サヘル(チュニジア)を1-0で破り、16日の決勝進出を決めました。

前半に先制ゴールを決めたボカは、後半20分退場者を出し1人少ない状態でしたがそのまま逃げ切り見事勝利を手にしました。
私は試合を観ていないのですが、恐らくボカは南米らしい「試合巧者」ぶりを発揮して「勝ちきった」んじゃないかなって予想しています。

さぁいよいよ今夜、ACミラン対浦和レッズの準決勝もう1試合がおこなわれます。
ACミランはブラジルの怪物ホナウド(ロナウド)が左ふくらはぎの故障のため登録を外されました。
浦和の赤きサポーターは強力なパワーを選手達に与えるでしょうが、ミランもアウェーでの戦い方は心得ているはず。
現在セリエAで10位と低迷しているミランは、ここで試合を落とすようなことがあればアンチェロッティ監督の解任もありえます。
ミランにとって簡単な試合にはならないでしょうが、それは浦和にとっても同じこと。
ドイツW杯の決勝のように後味の悪いゲームにならず随所に「おぉーっ」って叫べる好ゲームになってもらいたいものです。
練習終わってから観よっと!
      Coachしみず

久しぶりです。チョロです。

  • 2007年12月13日(木)

ご無沙汰です。チョロです。面白い夢を見たので久しぶりに書き込みます。それでは、お楽しみ下さい!!

気が付くとそこは、大きなスタジアムのピッチとロッカールームをつなぐ通路だった。
チームメートは、すべて外国人で青いユニホームを着ていた。
チョロは、どうやらサブメンバーらしくユニホームと同系色のジャージを着て後ろの方を歩いていた。
前を歩いていた黒人が振り返ってこう言った。
黒人    「ニホンカラキタ、アカッテ、オマエカ?」(片言の日本)  え、えっ〜ドッド、ドログバ〜  胸のマークを見るとちぇ、チ    
       ェルシ〜!!びっくりしていると、続けてドログバは話しかけてきた。
ドログバ  「オマエ、イクラデ、ヤトワレタ?」  そんなん言われても分からんし、まとりあえずチョロの方が年上やし、タメぐちで・・
チョロ   「知らん・・・」
ドログバ  「フッ オマエナンカ、ドウセ、500エングライヤロ」  何やこいつ、完全にチョロのことなめてる、チョロもちょっと言うた
      ろ、ちょっと怖いけど
チョロ   「ドログバってお前、ポケモンみたいな名前やの〜、ジャパニアニ〜、ズポケモン、知ってるかぁ〜」
ドログバ  「ドログバ? なんやそれ!俺は、鈴木や、鈴木雅之や、お前俺のこと知らんのか?友達になったらんぞ」 えええ〜〜???
      そう言うと、「ガラス越しに消えた夏」を歌いながらピッチの方に向かって歩いていった。追いかけようとすると前の方からチョ   
      ロを呼ぶ声がした。
      「チョロマッチ〜、チョロマッチ〜 こっちに来とったん」 (バリバリの日本語) んっ?バ、バ、バラック!バラックがチョ  
      ロに話しかけてる〜、わ〜絶対友達になっとこ、第一印象大事やで〜
チョロ   「おっ、おう、多分今日からと思う、いや〜光栄だよ君から声をかけてくれるなんて、君の活躍は、テレビでよく見ているよ」
      あんまり見たことないけど、なんかチョロすらすら喋ってた。
バラック  「チョロッマチ、何言うとんの?俺や俺、カイリやで〜」  カイリ〜?なっ何〜と思いながら背中お見ると、背番号の上にはバ
ラックと書てある・・・
チョロ   「バラックって書いてあるやん、本物はどうしたんや」  おっランパードが横を通り過ぎてった。
カイリ   「声がでかい声が、本物は、バカンスやバ・カ・ン・ス」
チョロ   「ええんか、大丈夫なんか?今から試合やぞ〜」
カイリ   「大丈夫やで、俺もう4試合目やで、次の試合も出てくれって」  なっ何やそれ、日本代表になるより難しいやん。
カイリ   「わっ、やば、監督や、もう行くわ!チョロマッチ、晩飯おごったるわ、その代わりコロッケ頼むわ〜」                  
      ちょっと、わけの分からん事を言いながらカイリは、元気よく走って行った。んっ、あれが監督かぁ〜!!えっななんや〜清水や
      ないか〜。  その姿は、異様だった。オールバックの白髪のカツラそして大きな付け鼻、何やっとんのや、あいつ・・・
      目があった、わっそらしやがった!絶対気付いとる。
チョロ   「お〜い、清水、しみず〜」  わ〜無視しとる〜完全に無視しとる〜 肩に手をかけて振り向かせた
監督    「知らん」  と言いながら振り返ると、鼻がとれた!! やっぱり清水やないか・・・でも顔を見せようとしない、もう一度、
      肩を持ち振り返らそうとした時、体が1.5倍に膨れ上がり、ゆっくりと仰向けに倒れていった・・・その顔を見てビックリ
      オ、オ、オシム!!
チョロ   「オシムさん、オシムさん、しっかり〜、しっかりして〜〜」

ここで目が覚めました。ちゃう・・ちゃうで〜、オシムを入院させたのはチョロのせいとちゃうで〜・・罪悪感・罪悪感・・・

長々とすいません・・・悩めるチョロの明日は、どっちだ!!

本気モードのACミラン

  • 2007年12月12日(水)

FIFAクラブワールドカップで10日、アジアチャンピオンの浦和レッズが、アジアの第二代表のセパハン(イラン)を3-1で破り準決勝に駒を進めました。
これで欧州チャンピオンのACミランとガチンコで戦うことができます。浦和レッズだけでなく日本のサッカー界にとって大きな意味を持つゲームになるでしょう。

対するACミランも本気モードになってきました。
10日の練習では、報道陣を締め出し非公開の練習をおこないました。150m先のフェンス越しにその風景を見ていた記者によると、11対11の紅白戦をおこない、要所要所でゲームを止めて戦術の確認をおこなっていたようです。チームバスの専属運転手ですら「バスの中に緊張感が出てきた。ムードが高まっている」と言っており本気で優勝トロフィーを狙っていることがうかがえます。

代表チームと違いクラブは選手同士が長く一緒にプレーしており、コンビネーションの部分では代表チームの比ではありません。ましてやACミランは各国の代表クラスが揃うスターチームです。攻撃の部分がクローズアップされがちですが、守備の部分も相当レベルが高いはず。

本当にそんなDFを日本のチームは崩せるのでしょうか?
浦和レッズはホームのアドバンテージをフルに活用しどこまで通用するか?
本気のACミランとの実力の差は?

非常に興味深いところです。
13日の試合は練習日なのでリアルタイムで観ることはできませんがめちゃくちゃ楽しみです!
       Coachしみず

得点力不足

  • 2007年12月11日(火)

15・16日はU-11が四日市で招待試合でした。

うちは当らなかったのですが「えーっ、でか!」っていうチームはすでに大人のサッカーをしていました。身体能力が高く、サイドを崩してクロスを入れて中でシュート!「へぇー、すごいなぁ」って感じでした。

うちのチームは1つ上のU-12でプレーしている選手も多く、結構ショートパスをつないだりもしておもしろいサッカーができていました。しかし、U-12同様「得点力不足」でなかなか点が取れません。
うちのチームはなんでも点を取ればいいということはなく、取り方にもこだわりがありますが深刻な得点力不足はなんとかしなくてはいけません。
しかし「点を取る」ということはなかなか教えられません。
たくさんゲームをして、たくさん失敗して、その中から少しずつ成功させて点を取る「コツ」みたいなものを身に付けていく。これしかないのかなぁ。
ただ子ども達が持っている「柔軟な発想」は大事にしていきたいので、あまり言い過ぎるとおもしろくなくなるし・・・

U-11の選手はまだ1年数ヶ月ペルナのジュニアでの時間があるので、じっくりやっていきたいと思います。
       Coachしみず

卒業生たちとのふれあい

  • 2007年12月11日(火)

こんばんは。ヒデコーチです。
12/8の土曜日にペルナの卒業生2名(コーチになってから2年目、当時の朝上サッカースポーツ少年団時代)が高校(清水コーチとヒデコーチの母校、従って彼らは直属の後輩に当たる)を無事卒業するとの事で祝いの場を設けました。クラブ活動は終わったものの、やはり高校生ですね。食べるわ食べるわ、ま〜見事な喰いっぷりでした。私も清水さんもそれにつられ、つい食べ過ぎたかも・・・(腹が一段と立派に・・・)彼らの小学生時代の思い出話、彼らの高校時代でのサッカーの事を清水さんと自分との思い出話を引き合いに出しながら楽しい時間を過ごしました。彼らももう18歳。これから新しい人生を歩むわけですが、話している時のそぶり・表情は小学生時代と変わっておらず可愛いいものです。(体格的には立派な大人ですが・・・)小学→中学→高校とサッカーを続け、今後彼らの新しい人生において学生としていわば型にはまった形で関わってきた今までと、その型が取り払われた中で今までやってきたサッカーとどう関わっていくのかが非常に楽しみです。いつか彼らがサッカーの指導者となり、その上でペルナサッカークラブと何らかの形で関わりを持って欲しいなあ〜って思いました。それにしても久しぶりにペルナの元選手と会えるっていうのはほんと良いもんですね。今後も彼らを影ながら応援しています。

コーチング

  • 2007年12月10日(月)

9日はU-12が「中日旗」という大会に参加しました。
この大会は四日市市の4チームと三重郡の4チームが、トーナメントで優勝を競うもので毎年この時期におこなわれる大会です。

結果は8チーム中8位でしたが特に1試合目は大変良い内容でした。
相手は四日市市の1位のチームで明らかにうちより身体能力の高いチームでした。
試合開始前には「良くて6〜7点、へたすると10点位入れられるかな」って思っていたのですがフタを開けてみると・・・
0-3で負けましたが選手達は本当にいいゲームを展開してくれました。
選手全員の守備の意識が高く、前線から激しくプレスをかけて自由にプレーさせません。何回かいい形も作りましたがゴールは遠く得点には至りませんでした。最終的には力負けって感じでしたが魂に入ったいいゲームでした。
1試合目でパワーを使い果たしたのか2・3試合目は内容もいまひとつでしたが・・・(苦笑)

試合を観ながら他のチームの指導者と話をしていて、試合中の指導者のコーチングの話になりました。サッカーをやるのは選手なので自由にやらせるべきですが、指導者が試合中だまって座っているのはどうかなって話で、私は「今練習でやっている課題をやってみるのが試合の場で、恐らく最初は失敗するだろう。失敗するからその原因を究明するのが我々指導者の仕事で、それをそのプレーが選手の頭に残っているうちに選手に伝える。すなわち失敗してすぐに教える。そして選手に理解させて再度チャレンジさせることが大切だ」と言いました。もう一人の指導者も「そうですね、子どもってすぐ忘れちゃいますからね」って言ってました。そうするとおのずと試合中に指導者がコーチングするのは当たり前ってことにならないですかねぇ。

選手が成功するまでいいアドバイスを送り続けることができる、そんな指導者になりたいものです。
      Coachしみず
PS 選手の判断を失くす、又は先に答えを言ってしまうようなコーチングは避けなければなりません。指導者も人間ですからゲーム内容によってはエキサイトすることがあります。自分を含めそんな時は要注意ですね。

FIFAクラブワールドカップ

  • 2007年12月07日(金)

いよいよ「FIFAクラブワールドカップ」が始まります。
優勝は南米代表アルゼンチンの「ボカ・ジュニアーズ」か?それとも、欧州代表イタリアの「ACミラン」か?(それ以外のチームには興味がありません。すんません。)

アルゼンチンのブエノスアイレスに本拠地を置くボカは100年以上の歴史を持つ名門チームです。日本代表の高原も在籍したことがあり、FIFAクラブワールドカップと名前が変更される前のトヨタカップでは3回の優勝を経験しています。

一方、ミランは今回17年ぶりの優勝を目指して、欧州のチームとしては異例の試合の1週間前に来日しました。通常は数日前に来日することが当たり前になっているなかの早めの来日は、ミランのこの大会に賭ける気合いの表れではないかと思います。

2003年のトヨタカップもこの2チームの戦いでしたが、ボカがPK戦の末ミランを破り優勝しています。
リベンジに燃えるミランか?
南米のプライドボカか?
個人的には・・・   ボカには行ったことがあるしなぁ・・・

どちらにしても観る人を「ワクワク」させるような試合を展開してもらいたいものです。
      Coachしみず
PS 決勝観に行きたいなぁ(笑)

禁止薬物

  • 2007年12月07日(金)

先日このコラムで紹介した川崎フロンターレの我那覇選手のドーピング問題で、我那覇選手は処分を不服として第三者機関に仲裁を申し立てる決断をしました。

この事件の概要は、今年5月発熱と下痢の症状を訴えた我那覇選手が、ビタミン入り生理食塩水の点滴を受けたことがドーピング違反と判断され、同選手に公式戦の6試合出場停止、川崎に1000万円の制裁金を科したというものでした。
スポーツはルールを“守る”ことと同時に“知る”ことも大切だとこのコラムに書かせてもらった事件です。

日本の反対側のブラジルでも似たような事件が・・・
元ブラジル代表で、現在ブラジルリーグの名門「バスコ・ダ・ガマ」に所属するホマーリオ(ロマーリオ)選手(41)が、試合後の薬物検査で陽性反応が出て問題になっています。
ホマーリオは「最近、頭が薄くなってきたので育毛剤をしばらく服用している」と述べ、その育毛剤の中に禁止薬物が入っていたことを明らかにしました。
育毛剤の使用が禁止されていることは知らなかったというホマーリオは、記者会見の席で「頭がはげた人達があの薬は良く効くと言っていた。見てのとおり本当に良く効く」と陽気に答えていたそうです。

日本・ブラジル2件のこのドーピング事件は両方「無知」が招いた同じような事件ですが、なんとなくブラジルのほうは笑っちゃいますよね(笑)
       Coachしみず

全員ゲーム

  • 2007年12月06日(木)

ペルナの練習は最後に「全員ゲーム」というのを入れることが多くあります。
多いときは40人以上が、全員コートの中に入って2チームに分かれてゲームをおこないます。ボールは人数に合わせて5〜7個入れます。
当然、「全員」なので弟と一緒に来たお兄ちゃんや、その逆で来た弟、遊びに来ていた中学生も混じります。もちろんコーチも入ります。
選手を迎えにこられた保護者のかたや、たまたま練習を見に来た他の指導者には、誰がどっちに攻めて、誰と誰が同じチームなのかさっぱり分からないと思います。

このゲームの中で、大きい選手は小さい選手を“いなす”練習をして足技を磨きます。
しかし、モタモタしているとたくさんのちびっ子に囲まれてボールを失ってしまいます。
小さい選手は大きい選手を“やっつけよう”とがんばります。
大きい選手も油断して小さい選手に抜かれてしまうこともあります。
果敢にコーチに挑んでくる選手もいっぱいいます。コーチもやっつけられないようにがんばっているんですが・・・

この“遊び”のようなゲームから自然と何かを得てくれれば・・・
指導者側は明確な狙いを持ってこの「全員ゲーム」をやってるんですけどね(笑)
       Coachしみず

ホーム&アウェー

  • 2007年12月05日(水)

サッカーの世界で非常に重要な要素の1つに『ホーム&アウェー』というのがあります。
リーグ戦でよく使われるもので、同じ相手と2回試合し1回はホーム(自チームのホームグランド)、もう1回はアウェー(相手チームのホームグランド)で試合するというものです。

ヨーロッパや南米などでは「ホーム」で負けることは許されず、逆に「アウェー」では引き分けでもよいというような戦いかたをするのが一般的です。あのバルセロナでさえもアウェーではディフェンシブに戦うといいます。

では日本ではどうでしょう?
諸外国に比べるとまだまだ「ホーム」「アウェー」の感覚は薄いように思いますが・・・

こんな話を聞いたことがあります。
Jリーグではボールボーイ(コート外にボールが出た時そのボールを拾って渡す、もしくはチェンジボールを渡す人)がプレーヤーとして試合に参加しているチームがあるというのです。
例えば、ホームチームが攻め込まれアウェーチームのスローインになったとき、ボールボーイはホームチームのDFラインが整うまでボールを渡さない。あくまでも露骨にならないように、さりげなく。逆の場合はアウェーチームのDFラインが整う前に素早く渡す。
ちなみにこのスタジアムのボールボーイは、ホームチームのユース(高校生)の選手達。当然、試合の“流れ”も理解できます。
得点はA選手、アシストはB選手、そして“起点”はボールボーイとなることもあり、まさしくボールボーイが試合に“参加”していることになります。

また、他のスタジアムでは、ボールボーイを公募し抽選に当たった中学・高校生でおこなっているところもあります。
どちらが良いかは一概には言えませんが、後者はホームのアドバンテージをひとつ放棄していることになるでしょう。

生でゲームを観ることで、決してテレビには映らないこんな楽しみ方ができます。まだスタジアムでゲーム観戦したことのない人は一度足を運んでみたらどうでしょう。
       Coachしみず
PS 最大のホームでのアドバンテージは“ファン”の応援です。ペルナの選手の保護者・関係者の皆様、是非ペルナのホームゲームのときは会場に足を運んで応援してください。選手に“勇気”を与えることになります!

ゴールデンエイジ

  • 2007年12月04日(火)

子どもを指導する上で重要なポイントの1つに“ゴールデンエイジ”というのがあります。
あらゆることを短時間で覚えることのできる「即座の習得」を備えた、10歳前後の年代のことで一生に一度だけ訪れます。
この時期は神経系の発達がほぼ完成に近づき、形成的にもやや安定した時期なので、動きの巧みさすなわち「技術」を身に付けるのに最も適した年代だといわれています。
一度習得した技術は大人になってからもずーっと身に付いています。この時期にたくさんのテクニックを身に付けることが将来大きく伸びるポイントになるのです。

昨日のU-8・9の練習でそのことを痛感しました。
ミニゲームをしているとき選手達に少し「こんな時こんなフェイントもおもしろいんじゃない?」みたいな“ヒント”を与えました。
すると自分の順番を待っている間にその練習をしています。
自分の順番が回ってくると一番に今練習していたフェイントをやってみます。うまくはいかず失敗してボールを奪われました。
当然「ナイスプレー」ですよね。
まず一番に“トライしたこと、チャレンジしたこと”を褒めます。そうすると子ども達は何回でもチャレンジし、失敗します。
そこで再び指導者の登場です。なぜ失敗しているのかを分析し、選手にヒントを与えます。そして成功するまで続けさせます。

ひとつひとつこんな感じの連続で「即座の習得」である「ゴールデンエイジ」の年代に技術を身に付けさせていきたい、これこそが指導者本来の姿だなって再確認できた昨日の練習でした。
       Coachしみず

指導者講習会

  • 2007年12月03日(月)

2日の日曜日は練習を永木コーチにお願いして指導者講習会に行ってきました。

日本サッカー協会の指導者の資格は、4年間で40ポイントを取得する制度で資格の更新をしていきます。
私は、今年が最後の4年目にあたっているのですが、ポイントが足りないのでこの2日の講習会と来年にもう一度講習会に参加しなければなりません。

今回の講習会は午前がU-16の三重選抜のトレーニングを日本サッカー協会の人が、午後は暁高校のトレーニングを数名の受講者が行う方法でした。
いずれもトレーニングそのものは、大人のサッカーの入口に立っている年代のものなので、我々少年の指導者にはすぐに利用できるものではありませんでしたが、局面での細部は少年にも活用できるものもあり勉強になりました。

今回の講習会に参加して思ったことは、常に逆算してトレーニングを構築していかなければならないということ。
小さい単位では、ゲームでいいプレーをするために今こんなトレーニングをしておかなければならない、とか、大きい単位では、選手の将来のために今やっておかなければならないことは?など。
そのためには、日本の現在の各カテゴリー(小学生・中学生・高校生)の現状を把握し、そして世界のサッカーのトレンドを知らなければならない。
そこから自分の指導しているチーム・選手達に今何をやらなければならないのか?を考えトレーニングをしていく。そのためにはなにより指導者自身が勉強をしなければならない。そう強く今回の講習会で感じました。

選手達と同じように、指導者も日々成長していけるようがんばります!!
       Coachしみず

会話

  • 2007年12月01日(土)

ペルナでは試合が終わって解散場所に集まったとき、必ずその日来ているコーチが一言ずつ選手に話をします。
その中で必ず言うことがあります。それは「今日の自分はどうだったか?ゲームは楽しかったか?」など、その日の感想を家で話すようにと言っています。

ゲームを観にこられた方は、自分が観た感じと合わせながら選手の話を聞くことができるでしょうし、観れなかった方は、その話を聞くことによって、当日の状況を想像することができるでしょう。

そこで一つ、おうちの方にお願いがあります。
選手が帰ってきてすぐ

「今日は勝った?」

と聞くのはやめてください。
最初に勝敗の部分から話が始まると、その部分がどうしてもクローズアップされてしまいます。

「今日は勝った?」

「負けた。ぼくはがんばったんやけど」

「でも負けたんやろ」

「・・・・・」

極端な例ですが、これでは次第に選手はおうちでゲームの話をしなくなるでしょう。
それに、ペルナでは「今の勝敗」にはまったくこだわっておらず「選手の将来」を視野に入れながら指導を行っています。
過去の県大会の準決勝ですら選手に「点数での勝ち負けはまったく関係ないよ」と言ってきています。
選手達もその部分はしっかりこだわって内容で勝負してくれています。
ですからおうちの方も

「今日はどうだった?」

「練習していることが出せた?」

と聞いてあげてください。
そして、時間があれば観にきてあげてください。
選手達はいつも全力でプレーしていますよ(笑)
       Coachしみず