先日、ペルナのジュニアユースとOBの選手が所属する中学の試合を観に行きました。
前日から降り出した雨は、試合当日になってもやむことはなく、グランド状態は最悪でした。
ペルナ出身らしく中学でも「ショートパス」と「ドリブル」がやりたい選手たちは、悪いグランド状態に悪戦苦闘していましたが、徐々に工夫が見えてきます。
アップのときから中学の先生は、ドリブルにしろパスにしろボールを「浮かす」ことを意識させていました。
ショートパスを浮かせて1回2回とパス交換していきます。
浮き玉のパスで中盤を突破にかかります。
他のチームには見られないパス回しに「やっぱりこのサッカーはおもしろいなぁ」って改めて思い、またそれを実現させる選手たちに感心させられました。
この日も2試合して2勝。先日の新人戦ブロック優勝に続き、今回のリーグ戦でもブロック優勝!
選手たちを見て「巧く・強く」なったなぁって思いました。
今の中学1・2年の選手たちも小さい時は結構バカにされてたんですよ。
ビトル(ペルナではマルセイユ式ルーレットのことをこう呼ぶ)をやれば「クルクル回らせとけ!」とか、ドリブルすれば「(ボールを)いいから持たせとけ!」とか、3・4年生がドリブルで仕掛けていくと、相手の6年生に笑いながらボールを奪われたりとか・・・
くやしい思いをしながらも我慢してやり続けたことと、本人たちが努力し続けた結果が、やっと今になって花が咲いてきたんだなってうれしく思います。
これからもペルナのこだわりを持ち続けながら、試合にも勝てるようにがんばれ!!
中学生の試合を観て、ペルナのジュニアも引き続き我慢・我慢で将来、きれいな花が咲くように努力していきたいと、さらに強く思いました。
Coachしみず
28日の日曜日は、U-12が愛知で練習試合、U-11が三重で練習試合と二手に分かれて試合に行きました。
U-11を他の2人のコーチに任せて私は愛知に行ってきました。3試合のうち1チームはいつも御世話になっている「足技」のチーム。
相変わらず「めっちゃうまい!!」勉強になりました。
他の2チームは「愛知ベスト4」と「愛知ベスト8」位の力を持つ「強い」チームでした。
対する我がペルナは5年生が別でゲームなので3・4年生が常時4人出場している「小ぶり」なメンバーでした。
6年生を中学に向けて勉強させようと、大ゴール・大コートで行われたので点数はたくさん取られましたが内容的には・・・
愛知ベスト4・8に入るようなチームなので、パスが巧く、恐らく全員6年生でしょう。
そんな強いチーム相手に6年生はこだわりのDFを見せ、簡単には1対1で抜かれません。
MFの6年生の選手は、病み上がりだったり軽く足首を捻ったりと、十分な体調でないにもかかわらず、3・4年生の分まで必死に走っていました。
「なかなかがんばってるな」と思っていましたが、なによりコーチを「にやけ」させたのは、3・4年生の選手たちでした。
ボールを持つと必ずと言っても過言じゃないほど1人は相手を抜きます。中には2人3人と・・・
最後まで(ゴールまで)は行ききれませんが随所で魅せてくれました。
確かにたくさん点を取られて、1点も取れませんでしたが、3・4年生はもちろん、6年生にも良い経験となり、満足な遠征になりました。
Coachしみず
先日、U-12を連れて愛知に遠征に行ってきました。
そこは、足技に魅せられた者たちが集まる「聖地」と呼ばれるグランドで、知る人ぞ知る場所です。
相変わらず素敵な足技を披露してもらい、大変勉強になりました。
そのチームはジュニアユースも持っており、このジュニアユースもジュニアに輪をかけて足技で観る人々を魅了します。
そのジュニアユースに元ペルナのOBが通っています。試合を観ていると「こんにちは。どう?ペルナは?」って声を掛けてくれました。そこで少し話しをしました。
その日はジュニアが試合だったので、ジュニアユースは周りの空いたスペースで70人程が9時から17時まで弁当持ちで練習ということでした。
「練習はいっつも1日なん?」と聞くと
「そう。時間が長いけどさぼっとる人はさぼっとるし、やっとる人はちゃんと練習しとる」とのこと。
そうなんです。ジュニアでもここの系列のチームはまさにそんな感じです。
「来るもの拒まず、去るもの追わず」で試合も学年に関係なく、努力している選手を連れて行き出場させます。
だからこそ「こだわりのドリブル」が身に付くのです。
結局、選手が巧くなるかどうかは、本人のやる気次第!
そして周りの大人がその本人をやる気にさせる手伝いができるかどうか?が大きなウエイトを占めていると思います。
そのペルナのOBの選手も両親が送迎できないときは、電車で2時間かけて通っているといいます。
時間・労力・お金を莫大に使ってでも足技を身に付けたい、ここにも1人足技に魅了された選手がいました。
心から応援したいと思います。
Coachしみず
PS OBがしゃべりに来てくれるとうれしいですね(笑)
今、ボクシング界が揺れています。
原因は例の亀田選手の反則問題です。
ボクシングも1つのスポーツである以上ルールがあります。はっきりとは知りませんが「相手を殴りあう」スポーツなので、非常に細かいルールが存在すると思います。
スポーツとはそのルールに乗っ取って行うもので、苦しいトレーニングを積んで、試合ではお互いが全力を尽くして戦う。だからこそ、試合が終わるとさっきまで殴り合っていた者同士が抱き合い、勝敗に関係なくお互いを称えあうことができるんじゃないでしょうか?
亀田選手の試合は見ていませんが、TVで報道されているのを見るとあれはスポーツではなく「けんか」ですね。
あれじゃボクシングのイメージが悪くなるのも当然だと思います。
しかし、亀田選手とは対称的にチャンピオンの内藤選手は立派でした。試合後のコメントも「大人」でしたし、正に「スポーツマン」って感じでした。
まぁ家族を含め本人も反省しているようですし、この辺でこの件は終わりにしてもらいたいですね。
Coachしみず
PS 視聴率重視のマスコミにも少なからず問題はあると思いますけどねぇ。
先日、中学の県トップレベルの選手と、某高校(三重県ベスト4クラス)の試合を観る機会がありました。
体格的には様々で、高校生と遜色のない中学3年生もいれば、明らかに小さい中学1年生もいます。
スピードとパワーに勝る高校のチームが終始押し気味でしたが、中には「普通に」やれてる中学生も何名かいました。
ペルナも時々1つ上のカテゴリーと試合をすることがありますが、下のカテゴリーは上を「やっつけたろ」って思ってプレーするし、上のカテゴリーは「負けるわけにはいかない」って感じで結構白熱したおもしろいゲームになるんですよね。
上のカテゴリーといえば、ガンバ大阪の(いつもガンバの話で・・・大ファンなもんで)中学3年のある選手が、年間を通して1つ上のカテゴリーの高校3年の試合に出場しています。
ガンバの高校のチームで試合に出場しているんですからすごいことですが、どうも最近はトップチームの練習にも顔を出しているそうです。
そこで「普通に」やってるらしいんです。
モンスター出現ですね(笑)
非常に将来が楽しみです。
ペルナでもどんどん力のある選手は上のカテゴリーで経験を積ませて、大人の中に入っても物怖じせずに「普通に」できる選手を育てていきたいと思います。
Coachしみず
23日のジュニアユースとU-11・12の練習を、偶然通りかかったペルナOBの高校生2人が見学にきました。
2人は同じ高校でもう1人のOBとともに高校サッカーに青春を燃やしています(笑)
2人がペルナを卒業してから数年たっており、昨日やっていた練習は当時のペルナではやっていない練習でした。
彼らは非常に興味持って練習を見ています。おそらく初めて見るであろう練習を見ながら何か2人で話しています。
(きたきた。めっちゃ気になってきてるでぇ〜)
そのうちに立ち上がってマネし始めました。
(食いついた!)
「なかなかおもしろい練習でした」と感想を言って帰っていきました。
こんなふうに何歳になっても興味が持てるような、そんな練習が続けれれば・・っていうか続けれるように勉強していきたいと思います。
Coachしみず
ガンバ大阪の寺田選手が絶好調です。
先日のJリーグ、対甲府戦では先発出場し、2得点を挙げる大活躍!チームを逆転優勝につなげる勝利に貢献しました。
この寺田選手、実は少年時代を大阪の「T」というチームで過ごしました。ペルナが大阪に遠征に行ったとき度々御世話になるチームです。そこから、ガンバのジュニアユース・ユースと過ごし、現在トップチームで活躍しています。
ペルナのジュニアユースが今年の夏、大阪遠征に出掛けたとき、夜ホテルの私達のフロアーを訪問してくれて選手達にサイン・握手をしてくれました。
印象は、非常にフレンドリーでファンを大切にする好青年って感じでした。
このまま好調をキープし、チームで結果を出して、現在チームメイトで1つ下の家長選手・2つ下の安田選手らと共に、北京オリンピック出場を目指す「U−22日本代表」に選ばれれば、我々ファンとしてはうれしいことです。
がんばれ寺田チン選手!!
Coachしみず
21日は6年が招待大会、3・4年が練習試合にと分かれて出掛けました。
3・4年生はひでコーチが指導にあたったのですが、聞くところによるとみんなのびのび楽しんでいたようです。
6年生は相変わらず試合には勝てませんでしたが、内容は良くニヤニヤ笑って帰ってきました。
6年生の6月頃から「パス」に取り組んできましたが、ここへ来てやっとショートパスがつながるようになってきました。
ドリブルとショートパスを組み合わせてゴール前まで運べるようになってきたのですが、あと少しでゴールにつながりません。
相手が一番必死になってくる「相手ゴール前」で、どれだけアイディアが出せて、どれだけ相手の逆が取れて、どれだけ遊べるか?
なかなか難しいところではありますが、指導者が答えを出さず、ヒントを与えて最後は選手の「感覚」に期待したいところです。
いろいろなことにチャレンジして、失敗して、そこから学んでいく。そうして成長していく選手を見守るのが、指導者の幸せです。
Coachしみず
19日八風中の新人戦1回戦がおこなわれました。
相手は少年時代ペルナと何回もやっているチームが、上がっていく中学校でした。
少年時代は勝ったり負けたりで、そのチームの指導者とは個人的に仲良しなので、定期的に試合をやっていました。
内容は聞いた話なので、なんともいえませんが、非常にシンプルなサッカーを展開してきたそうです。
前に1トップを残して徹底的に守る。そしてカウンターが狙いだったようです。傍目には「7人ディフェンダー」がいたように見えたそうです。
中学のチーム戦術もここまでくると「へぇ〜」って感じで感心します。噂によるとこのチームは中体連のときも同じような戦い方で、数々の強豪チームを破っていったそうです。
ホンマ日本のサッカーはどうなるんでしょうね(苦笑)
Coachしみず
PS 今日(20日)も八風中は引き続き新人戦があります。がんばれ八風中!!
ペルナのジュニアユースの選手・ペルナのOBの選手が所属している八風中学校の公式戦である「新人戦(中学2年以下)」が今日から始まりました。
新チームになっての最初の公式戦で、選手たちはやる気まんまんです。
ほとんどがペルナ出身の選手なので、「ペルナ色」が濃く残っているところへ、中学の先生がどんな味付けをしてくれたのか?観る人を「ワクワクドキドキ」させることができるのか?非常に興味深いところですが、残念ながら私は仕事の都合で観に行くことはできません。
こだわりのサッカーを展開して、内容のいいゲームをすれば、当然後から「勝利」はついてくると思います。
まだまだ新チームになって日が浅く、ましてこの新人戦や中学年代の大会に勝つことが目標ではないので、階段をゆっくり登るように個人個人の目標に向かって、今やらなければならないことをやっていってもらいたいと思います。
がんばれ八風中!
Coachしみず
PS 今日の中日新聞の三重版の「少年新人大会」のチーム紹介の欄にペルナSCが載っていました。是非ご覧下さい。
先日、中学3年生の最後の県大会がありました。
ペルナの選手のお父さんが監督をしているチームが3位に入りました(祝)
そのお父さんとは別の人に決勝戦の模様を聞いたのですが・・・
試合結果としては準優勝になったチームが2点先制し、その後3点入れられて逆転された、ということでしたがその内容が・・・
話によると優勝したチームは、試合開始直後からロングボールを多用して相手の裏のスペースを付くサッカーを展開し、40分ハーフという中学年代では、あまり経験したことのない試合の特性をフルに利用したチーム戦術で戦ったそうです。
このチームは普段からロングボール主体のサッカーをやっていたのでしょうか?
三重県でチャンピオンになるほどのチームが、どんな状況でも、どんな相手でも同じ戦いかたで3年間トレーニングしてきたのでしょうか?
多分答えは「NO」でしょう。普段は格下のチームとやることも多かったでしょう。そこではポゼッションをやろうとしていたんじゃないかな?
ロングボール主体のサッカーが悪いとはいいませんし、否定もしません。
当然、選手は勝利を求めます。今回も上位2チームは東海大会に出場できます。そこで選手が得るものもたくさんあることでしょう。
でもそれなら「勝つ」ことにこだわって3年間やり続けて、勝つためのサッカーのトレーニングを日々やり続ければいいですよね。
それが「指導者のこだわり」ですよね。
もし私が想像しているようなゲーム展開・普段のトレーニング風景であったなら、選手たちは3年間何のためにトレーニングしてきたんでしょう?
同じ「育成年代」の指導者として悲しくなります。
Coachしみず
毎週火曜日は中学生と小学5・6年生が合同で練習しています。
16日の練習では様々なボールタッチをやっていたのですが、やっぱり中学生は幅が広いし速いですね。
繰り返し練習をしているうちに、中学生はボールタッチに自分のオリジナルをアレンジしていきます。2つの技を合わせてみたり、ボールを持ってくる位置を変えてみたり。時には失敗から“新技”が生まれることもあります。
その様子を小学生が「じーっ」と見ています。
まねしてみます。上手くいきません。
隣の選手もやってみます。イマイチです。
何回かやっているうちに結構サマになってきました。
小学生にしろ中学生にしろ、こういう意識の選手が上手くなるんだなって思います。
多くの選手は小学生のときは、こんな意識を持っていると思います。
それが中学生になると「必死にやってるのがはずかしい」とか「だるいし、適当でえーやん」みたいな感じに変化していくことがあります。
中学生は思春期を迎え、勉強に苦しみ(笑)、恋をして、反抗期にもなります。
精神的に難しい年代になってきますが、いつまでもうちのジュニアユースの選手のように、「サッカーがうまくなりたい」「サッカー大好き」の気持ちを失わずにいてくれれば、立派な大人になれるんじゃないかな(笑)
ボールタッチの練習を工夫してやっている中学生、それを必死にまねしている小学生、それをコーチは“にやぁー”っと笑いながら見ています。
Coachしみず
先日、某チームのブログを見ていたらこんなことが書いてありました。
「週末、新チーム(5年生以下)を連れて三重に試合に行きました。内容は散々で、正直今のチームは親にも他のチームにも見てもらいたくありません。もう一度、一からやり直しです。がんばります」
要約するとこんな感じです。
結構、少年の指導者は毎年新チームに入れ替わるときこんなふうに思います。
このチームはジュニアユース(中学生)のチームを持っているので、比較的早い時期に6年生を送り出します。それと今の6年生がだいぶ“キレて”いるので余計にそう感じるのでしょう。
少年時代の1学年は身体的にも精神的にも大きな差があります。
今の5年生が来年の今頃、6年生と同レベルもしくは少しでも上になっていればいいことです。
それを目指してまた一からやり直すのが、我々指導者の仕事です。
選手同様に、指導者もモチベーションを上げてトレーニングすることが、選手のプレーの上達に最も大切なことの1つかもしれませんね。
Coachしみず
この週末、久しぶりに宿泊の遠征に行ってきました。
毎年お世話になる大会でゲームの内容は・・・
まだまだ課題がいっぱいで、でも慌ててやっても上手くいくはずもなく、少しずつやっていくしかないなって感じです。
2日目が予想以上に早く終わったので、帰ってきてから少しだけ練習しました。上手く時間を見つけては、ゆっくりのんびりやっていこうかなって思っています。
今回、いつもと違う宿舎に宿泊したのですが、そこはおじいさんとおばあさんが2人でやっているアットホームな感じの宿でした。
食事も子どもの好きなものばかりでおいしく食べることができました。
普段から自分たちで出来ることは全てやるようにしているので、洗濯も自分たちでOK!食事の支度もお手伝いします。夜遅くまで起きているようなこともなく、宿泊に関してはパーフェクトでした。
朝、宿を出発する際に「先生(よく間違われる)いいお子さんばかりですね。挨拶もきちんとできるし、元気で明るいし楽しかったです」と言ってくれました。
宿の人からすれば自分の孫みたいなものだったと思います。
バスが出発してからも、見えなくなるまで手を振り続けている姿をミラー越しに見て、何だか暖かい気持ちになりました。
Coachしみず
先日、ホナウジーニョ(ロナウジーニョ)のインタビューが小学校で配布されました。
「子ども達に夢を」という内容のインタビューで、その中でホナウジーニョは何よりもサッカーを楽しむことが大切であると言っています。
ブラジルの名門「グレミオ」でプレーするプロサッカー選手を兄に持っていたホナウジーニョは、その兄から様々なことを学んでいます。サッカーを愛すること・サッカーを楽しむこと・サッカーのすべてを教えてくれた兄ホベルト(ロベルト)がホナウジーニョにとっての、子どものころのアイドルだったと言います。
身近にプロのサッカー選手がいるというホナウジーニョの子どものころの夢は、当然「プロ選手」 かと思いきや、そんなことは1度も考えたことはなく「大好きなサッカーをずっとプレーし続けたい」だったそうです。この考え方が彼のプレーに反映されているような気がしますね。
最後にホナウジーニョはこんなメッセージを残しています。
「何よりもサッカーを楽しむこと。そして、より楽しむためには、うまくなる必要がある。そのためには、少しでも多くサッカーボールに触れ、そして常に「もっとうまくなりたい」という気持ちを持ち続けること。たまに「ホナウジーニョの動きは魔法だ」なんて言われることがあるけど、そんなわけがない。当たり前だけど、僕のテクニックはすべて練習で身につけたものだよ。それだけは忘れないでほしいね」
その通りだと思います。
大切なのは「楽しむためにうまくなること」です。
この「うまくなる」というのはみんながホナウジーニョやプロになるということではなく、昨日の自分より今日の自分、今日の自分より明日の自分、少しずつ自分のなかでうまくなるということです。
誰でも経験があるはずです。
解けなかった数学の問題が解けるようになったとき、鉄棒で逆上がりのコツが分かってできるようになったときなど、うまくいったときは楽しくてしょうがないはずです。
楽しい→うまくなる→楽しい→・・・無限に楽しいとうまくなるが広がっていきます。
気が付いたら「プロ」も夢じゃないかも!?
ペルナでもこのサイクルが狂うことのないよう活動していきたいと思います。
Coachしみず
ちびっ子の練習での1コマ。
年長児がワンバンリフティング(ボールを地面にワンバンさせて行うリフティング:普通のリフティングが技術的に難しい選手が行う練習)をやっていました。
今までは2回位でボールが変な所へ飛んでいって、すぐ拾いにいかなければならなかったのですが、その日はちょっと違いました。
5回位続いて、明らかに今までより「安定」しています。
「うまなったなぁ、最高何回できるようになった?」
と声を掛けると
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜(長っ)分からん!」
と言い、うれしそうな顔をして練習を再開しました。
やっぱり子どもは褒めて育てるのが一番やな。
今まで以上にすごい集中力で練習を続けます。
子どもは誰でも練習すれば確実に上手くなります。
指導者は子ども1人1人、個人をよく見て、少しの変化にも気付いてあげ、見逃さずに褒めてあげたいですね。
Coachしみず
9日はナイターでジュニアユースの練習試合でした。
夏の大阪遠征に続いて2回目でしたが、今回は八風中との合同チームで行いました。
八風中の選手のほとんどはペルナのOBなので、みんな良く知っている選手たちです。
相手は県下でも指折りの強豪チームだったので、なかなか思うようにボールを扱わせてもらえませんでしたが、みんながんばっていました。
正GKがケガをしていたので、中学からGKを始めた選手がゴールを守りました。まだまだ不慣れな様子でしたが、決して大きくない身体で必死にゴールを守る姿を見て「成長してるな」と感じました。
三重のトップのチームとゲームをして、彼も良い経験になったんじゃないかなって思います。
グランド・帰りのバスの中で顧問の先生と、今日のゲームで出た八風中の課題について話をして、明日からのトレーニングに繋げていく確認をしました。
帰りに先生が「明日の朝練は自主練にするわ」と言うと「オレ行こ」「オレも行こ」の声がそこらじゅうから上がります。
全ての選手にとって、三重のトップレベルの選手とゲームができたことは良い刺激になったようです。
「みんなやる気になっとるなぁ」
と先生に言うと、先生は
「オレも行くけどな」
と言って笑いました。
先生にも刺激になったようです(笑)
Coachしみず
8日は4年生の試合でした。
午前中は小雨が降ることもありましたがグランド状態も良く、選手達は元気にボールを追いかけていました。
四日市の公式戦で予定では2試合のみでしたが、他の指導者と「後でもう少しやりますか?」と打ち合わせをして全チームで10分1本をぐるぐる回しで、たくさんゲームをしました。
どうしても普段あまりゲームの機会の少ない学年なので、予定の2試合が終わってからもまだゲームがあることを知ると
「やったー」
の声が選手達から上がります。
やっぱり子ども達はゲームが大好きです。
ゲームの中ではまだまだ課題はたくさん見えましたが、コーチの話を聞いてすぐに「やってみよう」とする姿を見て「成長したな」って思いました。
内容も1試合目より最後のゲームのほうが格段に良くなっていました。
「ゲームは最良の指導者である」とよくいいますが、まさにその通り!
子ども達はたくさんゲームをすることにより成長していきます。もちろんサッカーの技術だけでなく、生活面でも成長していきます。
これからも良いゲームをたくさんプロデュースして子ども達の成長の手助けをしていきたいと思います。
Coachしみず
「サッカー」はある程度の接触プレーが許されているスポーツなので、「ケガ」はどうしても避けられません。
うちのチームでも実際プレー中にケガをしてしまった選手もいます。
子どもだから当然「遊んで」いてのケガもあります。
ペルナでもケガでサッカーができない選手が数名いたり、最近やっとケガが治って活動に参加している選手もいます。
親として、大好きなサッカーをすることができない子どもの姿を見ることは本当につらいことです。
普段は、なかなか上達しない子どもに「もっとうまくなれ」「もっと練習しろ」などと考えてしまいがちですが、実際ケガでサッカーができなくなると、そんな考えは吹っ飛んでしまいます。
親にとっては子どもが「うまくなる・ならない」より「元気でうれしそうに」サッカーをしていることが一番の幸せであり、原点でもあります。
お父さん、お母さん、お互いもう一度原点に戻って子どもを応援しましょう。
Coachしみず
昨日、昔からの友達と一緒にサッカーをしている夢を見ました。
朝、久し振りにメールを入れると「俺も電話しようと思っとったところや」という返事。
普段は少し離れているので年に数回しか会うことはできませんが、定期的に連絡を取っている親友です。
中学のときからの友達でいつも一緒に悪いこと(?)をしていた仲間です。
高校は私は四日市工業、友達は四中工。2年・3年の高校選手権では2年連続三重県大会の決勝戦を戦って、2年のときは四日市工業が3年のときは四中工がそれぞれ勝利し、選手権出場を果たしました。(2年のとき私は補欠でしたが・・・)
その後、友達は関東を経て関西へ、私はずーっと地元でと別々の道を歩んでいます。
他にも何名かは「親友」と呼べる友達もいますが、全てサッカー関係者です。もともと子どものころから一緒にサッカーをやってきた仲間ばかりです。子どものころの友達がいまでも大切な友達・・・
ペルナでサッカーをやることによって、サッカーの技術を付けることはもちろん、一生サッカーに何らかの形でタッチしている「サッカーファン」になって欲しい。
そしていつまでも一緒にバカなことができる「親友」・「仲間」作りをしてもらいたいもんです。
その友達がポツリと一言。
「また一緒にサッカーやりたいな」
Coachしみず
3日は4年生以下の練習でした。
やっぱちびっ子はおもろいわ〜。
練習が終わってみんなが帰っていき、残り数名となったところで1年生の選手が歩いてきて
「コーチ、タオル落ちとった」
「名前ないの?」
「ない」
そう言うと自分のかばんを下ろしなにやらごそごそ・・・
「僕のかもしれん」
な・なんやねん!
しかし、その選手が帰った後にはタオルが・・・
手に取って見てみると「○○○(名前)」お前のとちゃうやんけ!思わずツッコミを入れてしまいます(笑)
うちのチームは7人年長児がいます。
その年長児や1・2年の選手はなかなか上手くボールを扱えません。
ましてリフティングは5回以内いつも2〜3回で落してしまいます(2年生で1000回超えている選手もいますけど)
それでも落しては拾いを繰り返し、一所懸命やっている横顔を見ると、その選手が将来サッカーが巧くなることを確信します。
いつまでも元気で楽しくボールを追い掛け続けてくださいね。
Coachしみず
以前もこのコラムで紹介しましたが、この4月からJFA(日本サッカー協会)が「JFAこころのプロジェクト」の活動として「夢の教室」を始めました。
「夢の教室」とは、現役のサッカー選手やOBが小学校5・6年生の教室で「夢先生」として教壇に立ち、プロサッカー選手になる「夢」を実現した体験を語り、「夢を持つ」ことの大切さを知ってもらう活動です。
内容は1限目は体育・2限目は教室で「夢」を話して、すでに約50回程開かれているそうです。
話の授業では「夢先生」がどうやって自分の夢をかなえたか、それまでの道のりはどんなだったかなどについて語ります。
サッカーができる学校を探し、どんな遠距離でも通う。
入学に学力が必要なら必死に勉強する。
両親を説得して下宿する。
プレー中大けがをしてしまったこと。そして、その激痛に耐えて治療し復帰するまでのこと。
過酷な練習。
試合にでれない日々、等々。
「夢はプロ選手になりピッチに立つこと」
悩むこともあるけれど、絶対にくじけない。
やがて「夢」がかなう。
夢先生は教えの素人です。
子ども達に上手く伝えることはできなかったかもしれませんが、夢をかなえた者の、夢をかなえる努力をした者の真の心は子どもたちに届いたことでしょう。
ペルナの選手のところにも「夢先生」こないかな?
ペルナの選手から「夢先生」でないかな・・・
Coachしみず
30日のゲームについてもう少し・・・
当日は雨でグランド状態が悪く、思うようにボールが運べませんでした。その中でもなんとか「ペルナらしさ」を発揮しようと、必死に選手たちはプレーし続けたのですがやっぱり思うようにいきません。
そこへボール扱いには定評のある「A」チームが登場。
魅せてくれましたねぇ〜。
グランドの状態が悪いから上手くボールが運べないのではなく、単に技術不足であることを思い知らされました。
普通にボールを扱われ、簡単に2人・3人の間を割られます。
やっつけられましたねぇ〜。
遊ばれました。
選手・指導者共に勉強になりました。
いろんなチームからいろんな技術を学び、それにペルナの色を混ぜて、どんどん成長していきたいなって改めて思った「雨の日のゲーム」でした。
Coachしみず
30日は全員対象のゲーム予定日でしたが朝から雨が降っていました。
グランドが雨天使用可だったのと、遠方より複数チームが来てくれるのとで予定通りゲームを行いました。
ペルナの多くの選手は雨の中で試合をした経験がなく(特にちびっ子)始まるまでは不安そうでした。
「寒いな」「汚れる」などと口で言いながら、泥をはねさせないようにゆっくり走ります。そうこうしているうちにゲームが始まりました。
「いけーっ!」
さっきまでの上品さが嘘のように水しぶきを上げて走りだします。
「ベチャーン」
足がひっかかってこける選手がいます。ユニフォームも顔までもドロドロになります。
ハーフタイムに帰ってきた選手の顔つきがさっきまでとは違います。人数の都合上前後半選手は総入れ替えだったんですが、明らかに「もっとやりたいな」オーラが出ていました。
前にもこのコラムで書きましたがサッカーは雨では中止になりません。
なかなか普段から雨降りにゲームをしたり、外で遊ぶことのない子ども達はいい経験をしたんじゃないかなって思います。
雨の日は普通の日以上に疲労します。
「大分子どもが疲れているので、バスじゃなくて自分の家の車で帰っていいですか?」
そんなちびっ子選手が続出!
「どうぞ。いいですよ」
車の中で、また家に帰ってから選手達は今日のゲームの感想をどう話したのかな?楽しかったって言ってたかな?コーチ達は観ていてめっちゃおもしろかったよ(笑)
Coachしみず